今回は、
ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル
2011年6月11日 (音声はこちらから)
2011年6月18日 (音声はこちらから)
放送分のオープニング部分を起こしました。
2011年6月9日に行われた
「AKB48第3回選抜総選挙」を現場に観に行った感想と
それを踏まえてのアイドルの表裏一体な構造について語っています。
■2011年6月11日分
こういう事を言ったからといってすぐに
「宇多丸はAKBにころんだ」とか言わないで欲しい
ライムスター宇多丸です。
えー今日はね、お伝えしなきゃいけない事があるんだけど。
AKBの総選挙、日本武道館に行かせて頂きました。
あのー、なんで行ってたかというと、雑誌「BUBKA」ですね。
私もずっと連載してますが、「BUBKA」で特集をやるということで、
それで座談会する用に、まぁ取材ですよね。
で、なんかその取材陣が500人来てる?150メディア?
とかなんとかそんくらいで、来てる中で。
なかなかまずさ、オフィシャルで「BUBKA」を入れてくれるっていう
太っ腹なところがあまり無いんですよ!
俺、その一点においてAKBは偉いって思うんですけどね。
本当に駄数のごとく嫌われてるね「BUBKA」ですからね。
その編集長のサミュエル氏、以前ねSKE特集でも登場して頂きました。
あと、この番組でも「ア↑コガレ師匠」としてお馴染みの高橋芳朗さんらと
行って来たんですけども。
なんていうんですかね。すごいAKB好きの皆さん、もしくはSKE好きの皆さんに
囲まれながら見つつ、その中で僕は比較的温度は低い方なですよ。
ご存知かどうかしれませんけど、そこまでじゃないんですよ!
理由に関してはいろいろあるんですけど、
基本的には、「好きな曲の割合がそんくらい」ってとこからくることなんです。
でも、最近はだいぶ好きなの本当増えて来ましたけどね。
あるところからシフトがかわって、どんどんいい曲増えてるなって。
僕好みのというか、増えてきてるなっていうのはあるんですが、
言っちゃえば、一般の人でAKBに持ってる興味程度ですよね。
そんくらいの好き感ですよね。そんなかんじだったんですよ。
去年僕、総選挙を見てるんで、すごい面白かったわけですよ!
例のその、前田敦子と大島優子の逆転劇みたいなのがあって、
もう本当にその瞬間、
「今日冷めてるからさぁ・・。」とか言ってたのに
「ええっっ!!」って!言って席からガターン!って立ち上がったっていう(笑)
それでAKB興味を持ったんですけど、
えーとそこまで1年で深みにはまるってことも
結局無く、ただ!ただ!一般の人と同じとの興味って言うけど、
それがもう既に去年と比べものになってないですよね。
「前田敦子は知っている。」とかそういうのじゃないですか。
もうみんな結構一般の人も上位の10名くらいは全然知っているみたいなさ。
そういうムードがあって、そんくらいですよ。
でもまぁねこうね・・。淡々と。
「淡々と」と言う割には、ガッツリ双眼鏡持って・・(笑)
座ってるメンバーの反応とか比べながら、
キャッキャキャッキャやってたんですけど。
だんだんね、やっぱりね。これ去年も言いましたけどね。
これはですね・・。いや、面白いですよ!無類に面白いんですよ!!
とにかく俺くらいのスタンスで行ってもどんどん引き込まれちゃって!
どんどん感情移入しちゃうし、どんどんもらい泣きしちゃうし!
無類に面白いけど、「面白いね!面白いね」って言いながら
隣にいる高橋芳朗くんに僕はずっと、
「許せん!こんなのどういうエンターテイメントなんだ!(怒)」
「んー、面白い!」って(笑)
完全にそれが表裏一体っていうか一体なんですよ。
要は、残酷ショーだから面白い。生身の十代の女の子たちの精神をさぁ
言っちゃえば、いたぶってさぁ、それがグラグラするさまを見て、
応援してるってのもあるにしてもね、
でもまぁ面白がるエンターテイメントなわけだから。
去年の総選挙の時の「BUBKA」の座談会の僕の結論は、
「法律で取り締まるべき!!」っていう(笑)
「面白すぎ!法律で取り締まるべき!」って感じだったんだけど。
その思いはある意味、加速してるんですけどね。
同時に、「ってことは、やっぱより面白くなってる」っていうか、
ぶっちゃけ去年より全然面白かったですよ。やっぱそれは。
えーとSKEも含めて、去年より更に知識が、それぞれの人に対する知識が
もうちょっと増してたってのもあるけど、それ以上になんなんだろうな・・。
で、残酷度は増して、たとえば皆さんご存じの通り、
板野友美さんがですね、それこそ、3位はいるかも!?なんて言われてとこで
8位だったっていうさ。で、その彼女の特に席に着いてからの、
本当に茫然自失というか心ここにあらずぶりというか・・。
それで前のね、まゆゆのコメントとかとね、
「これは神経逆撫でされてるぞ!これは!!」
「ひどい!!面白・・。ひどい!!」(笑)
ウォッチング中の望遠鏡、こういうことですよね。
それ見てて、いたたまれないやら、まぁでも正直面白いやら・・。
だから、ものすごい複雑な気持ちになりつつ、
ある意味アイドルというもののカルチャーの、
いっちゃえば残酷ショー的なところが、ほんと、AKB究極だよな。
ここには最早、音楽とかパフォーマンスですらないわけだからなって見てて
で、色々思うところはあったんですが、次号BUBKAで本当に細かいところまで
双眼鏡で見てた結果をね。言ってると思うんで見て欲しいんですけど。
最終的には、前田敦子さんが王座に返り咲くという結果のとき・・。
まぁそこもさぁ・・、テレビで結構やってたのかな?
とにかく、10位か8位かそれくらいのところで、
もう前田さんが席に着いている段階から、もうおかしいんですよね。
小刻みに揺れてるというか、もう目は虚ろでこうなんか・・。
で、逆に大島さんはなんか覚悟を決めてるみたいな感じの。
去年とはすごく対照的な感じでしたね。
去年は、2位、前田敦子って言われた時に
あっちゃんは出来るだけ崩れないように凛としてたわけなんですよ。
そこにまた「うわー、役者!!千両役者やで!!」って思ってたんだけど。
今年はもう既にこんなんなっちゃってる。
つまり、この1年どんだけ苦しめてたんだよ!!っていう!!
「一人の生身の女の子を1年間こんな顔にさせるまで苦しめて面白がるってこれ、
法律・・禁じる・・・・べき、べきだろうっ!!」と思いながら、
「許せん!(怒)」みたいな感じで見てて(笑)
前田さんがあの状態なのを見ていると、今年もダメだったなんてことになったら
これどういう状態になっちゃうんだ!
「AKB辞めちゃうよ!下手すると・・。」って
思いながら見てたから、「まあ良かった、良かった」と落ち着いた。
大島さんも2位でスッとたつ時の「これでいいんだ。」っていう感じもいいですね。
あのものすごい格好良かったです、大島優子さん。
一方の前田敦子さん。前田さんのあんなとこ見たことないわけでしょ。
1位・前田敦子って言われた時に慟哭じゃないですか、ワーッっていう。
あんなのゴッドファーザーPART3の最後の方のマイケル・コルレオーネですよ。
「えっ!マイケルがこんな顔をする!」
あそこですよ!オペラの会場の階段のとこですよ。こっちは嬉しい方ですけどね!
あの前田敦子がこんな慟哭を!って
「容疑者Xの献身」の映画の方のクライマックス見習って欲しいですね。
AKB総選挙の演出を。慟哭演習。これが慟哭演出だ!!(笑)
もう挨拶とかも全然・・。すごかったですね。
「私のことは嫌いでも・・。」ってこれ優勝した人が言うことですかっていうね。
あー、そこまで言わせますかねぇ・・。
王座に就いてからもさ「あしたのジョー」の20巻目の最後のコマみたいでしたよ。
これですよ!これって言っても分かんないと思うけど・・。
これって言ったらこれだろうそれは、言わせんな(怒)
だからまぁ、ハッピーエンドだしすごい見せてもらった・・
最後の大島優子と前田敦子のやりとり、前田敦子が大島優子に
「一個も勝てるとこ、ある気がしない!」みたいなことまで言うんですよ。
それがあって、「あっちゃんが前を向いて笑ってくれてれば良いんだ」なんつって
抱き合って、完璧じゃないですか!
ちなみにこのあと合流したんですけど、コンバットRECって。
皆さんご存じですかねぇ?映像コレクターの男がいて、
意地でも来なかったんですけど現場に。
「お前来てたら死んでたぞ!」と散々挑発してね(笑)
「いやー、信じられないね」と、
「あなたの好きなもの全部は言ってるんですけどね」みたいなね。
友情・同性間・精神的に不安定(笑)、あともう神話感すらありました、もうね!
ギリシャ神話ですよ。神話感ですよ!
下位の方ですったもんだしてるのか、
なんかあれ「下々の話」だったねって感じがする、
悪いけどね!悪いけどそんな感じがする。
細かいところでも、思うところ合ったんですけど、
やっぱあれはすごかった。
そこに至っては、ぶっちゃけ双眼鏡見てるのは、
見てるより泣いてるのを隠すためでしたよ。完全に!
調節するフリしながら、拭いてるみたいな(笑)
そういう状態ですよね。
でも口では「許せん!(怒)」とか、「最高だ!」とか(笑)
言いながらっていう感じでしたね。
その後も、中華料理屋でですね。「有吉AKB」ですか?
あれを見るために合流して、朝までああでもない、こうでもない
やってしまいましたね。
だからちょっとその、僕はAKBのハードなファンというわけではないですが、
どうかな?総選挙を通じて僕がこんななっちゃうくらいだから、
テレビとかでも通じてあの一端でも見た人は、
「やっぱ更に思い入れちゃったな」って思う人が増えたと思うから
「まだ続くんじゃねぇか、これ」っていう感じがしたぐらいでしたね。
「マジすか」のDVDとか買うべきかな?ぐらいまで来てしまいましたね・・。
来てしまいましたね!!
だからといって、僕を簡単に「AKBにころんだ」みたいな
そういうカテゴライズは心外です(笑)
あと、そうそうそう「法律で取り締まれ!!許せん(怒)!最高だ!!」
って言ってましたけど、これマジな話、
あれをやるんだったら最低限ちゃんとカウンセラーとかつけてあげてる?
みたいな感じですよね。
例えば、板野さんとかあのまま一人でうちに帰らせていいの?とか思いますけどね。
それはちょっと周りの大人達の問題というか、
最低限やってる上だよな?上だよな!って思うぐらい。
じゃなかったら、動くべきでしょうね、法がね。法権力が(笑)
まぁでも、私のテンションで分かったと思いますが、
本当に大いに楽しんでしまったことは事実でございます。
残酷ショーなのも、承知な上で。ここが難しいんだよなぁ・・。
「最高だ!最悪だ!最高だ!最悪だ!」っていいながら、
「だから現場来たくないんだよ!!」みたいな。
生身の彼女たちを見ると、
俺はこういう状態になるということが分かっているんだよ!
あと、好きになっちゃうこともな!(笑)
■2011年6月18日分
先週、総選挙に行ってきたと。
で、その感想をオープニングトークでしたと思うんですけど。
いろんな他のメディアでも総選挙について、
いろんなことを言ってる人もいたりして、
意見はそれぞれあると思うんですけど。
僕が先週言ったことを、おおむね掻い摘んで言うならば、
「最高だ!最低だ!最高だ!最低だ!」って言うね。
要は、むちゃくちゃ面白いけど、超残酷だし・・。
でも残酷だから面白いのは分かってるけど、でもひどい!みたいな。
で、せめて彼女たちにカウンセラーとかつけてあげたりしてんのかなぁ?
みたいな話をしたんですけど。
で、あのそれに関してですね、
それを聞いてたプロインタビュアー吉田豪さんがですね。
twitter上で俺の「最高だ!最低だ!最高だ!最低だ!」っていう鼻息の感じが、
「フーゾクに行って風俗嬢に説教をするオヤジのようだ」
っていう嫌な感じのツイートを(笑)
まあまあまあ、言わんとしてる部分は分かるんですよ。
全然アンビバレント(二律背反)な部分っていうのは、そうだろうな!っていう。
ライムスターの曲でいう「けしからん」ですよね。
「けしからん!」って言いながら、顔がニッコニコみたいな。
全然そうなんです。吉田さんにもね、
「いやいや、それを言うなら」と反論を送ってたりして。
どういうのかというと、「風俗嬢には説教しないですよ」と。
それを言うなら、
「普段あんまり風俗行かないんだけどなぁ・・。
だけどこんなサービスすんの!すごい!」
「ちょっとお店の人!!サービスが過ぎるんじゃないか、
これ!嬢が疲弊してんじゃないか!!」って(笑)
お店に説教をしているおじさんですよ。みたいなことだと思うんですよね。
ここはでもね、僕の中で線引きというか、矜持があるんですよ。
風俗のたとえで申し訳ないんですけど、
「嬢に説教はしないです!嬢を非難は絶対しない!」
僕の中で、アイドルとかに何かする時のスタンスなんですよ。
僕のアイドル評論、アイドルソング評の中でも、
基本的にはその作り手・送り手みたいな言い方をしてるんですよ。
要するに、曲を作っている人とかプロデュースしている人とかってことであって、
アイドル本人たちが悪いって言わないようにしてます。
ただ、吉田さんがご指摘なさってるようなね、
そういう構造の中にあるじゃないかっていうのは、まさにその通りかもしんなくて、
改めてそういわれてみれば、
何故アイドルに対して自分はこういうスタンスになったのか?っていうのは、
「それに関係してるなぁ」なんて思ったりして。
アイドルファンっていうのは色んなタイプいて、
一番正統派で言えば、現場に行ってコンサートとかに足繁く通って、
グッズもガッツリ買って握手会も並んでみたいなのは
正統派なアイドルファンと言えるでしょう。
それに比べると全然正統派じゃない、
というかアイドルファンとすら言えないぐらいだと思うんです。
「アイドルソングファンだ!」って言ってんだけど。
曲聞いてそれこそ「ア↑コガレ」じゃないですけど、
曲聞いて勝手に妄想拡げてる方が好きだっていうね。
で、なんでそのスタンスに至ったかというと、
要は、風俗に、「俺風俗はちょっとほらー、風俗には行かないよ-。」っつって、
風俗雑誌をみる方が好きみたいな、
「風俗雑誌で抜けばいい!」みたいな(笑)
「でもその子、現場では人気ないよ」とか言われて、
「知らないよ!」みたいな「写真見てるだけ」みたいな。
たとえが分かりやすいかどうか分かりませんけど・・。
なんでそうなったかというと、
元は言えばアイドルファンというのをずっと辞めてたんですね。
直接的・間接的どっちって言えば分かんないですけど、
1986年の4月8日にですね岡田有希子さんっていうアイドル歌手の方がですね、
全盛期に亡くなられて自殺っていう
考え得る限りもっとも痛ましい感じでなくなられて、
なんていうかそこで、丁度ヒップホップが好きになってきたり色々あって、
アイドル産業的な構造にファンとしてでも
加担するのが「なんか嫌だな」って風に思って来ちゃった
っていうのがあってずっと離れてた。
早い話が、アイドルってファンタジーをメディア上で生身の人間が体現する、
しかもまだまだ未熟な少女が体現するって言う意味で。やっぱりちょっとこう・・。
総選挙なんかやらなくたって残酷な乖離というかですね、
生身とファンタジーの乖離っていうのは絶対にあって、
である以上はそこをこう応援するにしたって加担するっていうことは、
「アイドルを苦しめるって事にならないか?」みたいな・・。
まぁ思春期特有の考え過ぎかもしんないけど・・。
何かそんな気もしてきて、「嫌だな」ってふうになっちゃって。
結局、モーニング娘。とかの一連の盛り上がりの中で、
「でもアイドルソングでないと味わえないものとか、やっぱあるなぁ」と思って
ある程度は戻ってきたんだけど、
でもやっぱり人と話してて気づいたのは、
俺があんまり現場とかに行くのを嫌がるのは、
「生身とファンタジーのギャップっていうのに気づきたくない」
っていうところにあるんでしょうね。
だから「楽曲派だ!」って言い張ってんのもある意味、
僕の退却気味、妥協的スタンスなんですね。
楽曲というバーチャルなところでなら、
アイドルも応援してて後ろめたくない!みたいな。
あくまで僕個人の葛藤の問題だったりするんですね。
だからたまにいざ現場に行くと、
「最高だ!最低だ!最高だ!最低だ!」「イクーっ!最低だ!」
ってことになっちゃう(笑)ってのがわかってるから、
「だから俺、風俗行きたくなかったのに-!」みたいな感じなんですよ。
僕は別にこのスタンスが自分の中で正しいとか全然思って無くて、
そういうことだな!って思ったって事ね。
「ア↑コガレ」とかもバーチャルに想像そてっていう。
要は生身の女の子に負担をかけないやり方ないかな?
まぁどうだろうね・・。それだってわかんないけどさ。
とにかく、アイドルを応援するにあたって、
先週の放送で言いたかったのは、
「応援してる側だってモヤモヤしてないわけじゃない!!」っていうところには
意識的であるべきだみたいなころかな?
これが正しい結論かどうか分かりませんけど・・。
「アンビバレントな所を隠さず出してみました」みたいなっていう
ところが先週のオープニングトークだったって言うところだったと思うんですけど。
ただですね、アイドルは残酷な面があるとか、
ある種矛盾を体現しちゃったような存在なんだけど、
それがたまにさ生身としての女の子が本来だったら
青春として追求したい恋愛だったりとか
それこそ、迂闊な発言とかさ。そりゃするわ、十代の子なんだからさ。
でもそういうのがきっかけで、ワーッと叩かれちゃったり・・。
それって「アイドルはこうあるべき」っていう幻想と
生身の十代の子のギャップが出ちゃってるって事なんだけど、
だからアイドルは負の面しかないのか?っていうと
AKB総選挙はそういう面でも批判されたりするじゃないですか?
わかるよ!そういう面はあるけど、
「それだけじゃないんだよ!!!」っていうことだと思うんです。
たとえば、アイドルというエンターテイメントでしか
表現し得ない輝きみたいなのは絶対あるし、
アイドルソングだってそうなんですけどね。
「完成度の中のほつれ」なんて言い方してますけど、
僕は周りにさ、高橋芳朗さんだってもう色々グッドミュージックを
知ってる友達なんかいくらでもいて、
「良い音楽」だったらいくらでも知ってるけど、
その良さっていうことと、
「アイドルなんて歌下手じゃん!!」なんて言う人いるけど、
「歌の上手い下手は、音楽の良い悪いに関係ないから!!!」みたいな。
アイドルでしか表現できない領域、
アイドルソングでしか表現できない領域があって、
そこって理屈を超えた部分であって。
音楽的にはこういうところは好みだから、アイドルソングはこういうのが好み、
たとえばハウスっぽいのが好きとか、
ディスコっぽいのが好きってのはあるんですけど、
でも意外とそれだけじゃなくて、
「え!俺なんでこんなロックっぽい曲とか全然ジャンルとして好きじゃないのに
なんでこんな聞きながらあまつさえ泣いているのは何故だ!!」みたいな。
それは恋じゃないですか。恋にも似た飛躍じゃないですか。
そういう暴力的にまでにですね
「なんか知らんが惹かれてしまった!」みたいなのが
あるのはね、なかなか無いんですよ!!
だから、ダークサイドがあるところも含めてって事なのかな?
まだ答え出てないですけど。
ただ自分が「楽曲派だ!」って言ってるところにはひとつそういう
一種の臆病さがあるなってことに気づかされたりですね。
AKB総選挙がそれをすごく改めて考えさせられるきっかけでもありましたね。
まぁイったのは確かです。文句言いながらもイったのは事実なんで(笑)
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