今回は、2013年5月8日放送「大竹まことゴールデンラジオ!」
オープニングを起こしたいと思います。
大竹まこと(以下、大竹)
いや邦丸さんにね、本当に申し訳ない
ちょっと忙しい時間を割いて出て頂いたのはね
僕、今日邦丸さんの番組聞いてたのね。
そしたらね、くっだらないことやってるんだ。
毎週木曜日が人間国宝みたいなコーナー?
野村邦丸アナ(以下、邦丸)
「おもしろ人間国宝」って加納も一緒にやってますけども。
要するに人間国宝とは違う、人が「何だいそれは!」っていうことを
真剣にやり続けている人たちを毎週お呼びして。
「コンビニアイス評論家」とか、
あとは何ですか?コンビニで売っているラーメン店主の顔が出ている
カップラーメンだけを集めている人とか。
大竹
そんな人ばっかりが邦丸さんの番組で
人間国宝としてゲストに迎えるわけよ。
今日はあれだね、アイスクリーム1000本食って、
大好きで1000本食ってコンビニアイスの評論家になっちゃった人だよね。
すごいよ!邦丸さんのやっている「バカサミット」が
日本を救うと思うよ。
だってバカなのよ、「からあげ評論家」は何?
邦丸
ありとあらゆるからあげを食べて、
そのいろんな系統立ててやってるんですけども。
最終的にはからあげ屋さんが意見を聞きたいっていうふうにして
今日出てくれたアイスマン福留さんもコンビニだけで売っているアイスクリームを
1000種類食べ続けて、
今度コンビニの方がコンビニでこれから売る
コンビニ限定のアイスの潮流ってのを教えて下さいって。
それがビジネスになってくるんですよ。
大竹
だからバカのかたまりなんだよ!だから!
太田英明アナ(以下、太田)
毎週木曜にその「おもしろ人間国宝」にバカばっかり集まってきて
それがサミットを開くということなんですか?
邦丸
そういう人たちももちろんそうなんだけど、
ものを作っている先進バカ企業っていうのがあって。
例えばの話、社員の給料でサイコロで決めている会社で
「カヤック」という会社とか。
(面白法人KAYAC KAYACスタイル3:サイコロ給とスマイル給)
いとうあさこ(以下、いとう)
ハハハハ、何その会社知りたい!
何の仕事してんだろう、それ?
大竹
そんなもんAKBのじゃんけんの上、行くよね?
サイコロで給料を決められて、1なんか出ちゃったら・・(笑)
邦丸
あと子どもにプレゼントするロボットっていうのはそれなりのロボットでしょ?
でも子どもがもらって泣き出すようなロボットだけを作る会社とか。
(コレジャナイロボ:ザリガニワークス)
いとう
泣き出すのは怖いのかな?
太田
嫌がるロボットってことですか?
邦丸
あとあの「インド人完全無視カレー」オモコロのバーグハンバーグバーグとか。
まぁいろんなその世の中的には「バカじゃねぇか?」っていうような会社ばっかりが
でもちゃんとビジネスとして成り立っている企業が集まる「青春バカサミット」というのが
今週の土日にあります。(放送当時)
大竹
俺あの回も聞いてるんだよ。
マグロ漁船に乗って・・
太田
あの方、一度ゴールデンラジオにいらっしゃったですよ。
邦丸
斉藤さん、マグロ漁船評論家。
大竹
来たっけ?
太田
1回来ました。
すごく大竹さん気に入ったんです、その人のことを。
いとう
じゃあやっぱなんかシンパシー感じるんですね。
大竹
バカ言ってんじゃないよ!
俺は知的なデージェー・・デージェーじゃないし(笑)
知性のかけらの方にちょっとなんか頼り切ってる感じがするけどね、俺は。
だけど俺、知性はないけど・・。
邦丸
斉藤さん、もう200回くらい企業の講演やってるんですって。
大竹
あの人最初は会社に入って行ったら会社で
「マグロ漁船乗ってこい!」って言われるわけでしょ?
なんか身体の弱そうな人なのよ。
で、マグロ漁船乗って、そこで現場の話たくさん聞いてきて
それがノウハウとして生きちゃって。
この人の持論は、
「命令に逆らうな 流される人生」っていうね。
人に逆らわない、流される人生を肯定するっていう。
いとう
そこに行き着いたんですね、答えが。
大竹
「人は流されろ!」って言うんだもん、この人。
すごいでしょ?
いとう
だってどんどん最近になってこそ
「自分の意見を言え!」みたいなのがどんどん強くなってきたじゃないですか?
日本もみんな自分の意見を持とう!みたいな。
その真逆をもう一度!
(中略)
邦丸
大竹さんもおしゃってた通り、
バカから閉塞感を・・
大竹
そう!頭のいい奴はもう官僚になったり、そういうことになってくわけでしょ?
で、その人たちは日本のことを一所懸命考えてるようなこと言ってるけど
だけど結局その入った矢先は各省の既得権益を守るところに入ってるわけだよね?
君たちもこういうレールの上に乗っかって、
そっからは何にも生まれないよね?
例えば考えようとしたって、
「君、そんなことするの?」と言われちゃうわけだよ。
例えばここに入った人がだよ、
「給料をサイコロにしましょうか?」って提案したって(笑)
「お前、頭おかしいのか?」と、「国家公務員の給料をサイコロ?」最高じゃない!!
邦丸
誰もやんなくなっちゃうかもしれないけどね。
大竹
俺、今月何にも仕事しなかったんだけど、150万円だったとか(笑)
いとう
「だって6が出たもん!」
邦丸
サイコロのおかげで(笑)
その会社では堂々としていられるわけですよ!
だから「次回は頑張ろう!」って気になるわけですよね。
太田
練習しちゃったりして、仕事もせずに(笑)
大竹
地べた見ててミミズがゴルフ場に沢山出てきて死んでるじゃない?
あれ何かの役に立たないかな?って考えてる人だっているじゃない!
いとう
こんだけミミズ出て来てんだもんなって感じるってことですよね?
大竹
俺はすごい量のミミズの中、ゴルフをするわけよ。だから。
いとう
そんなに出て来るんですか?
大竹
出て来るんだよ、分かんないんだけど。
いとう
季節じゃなくてですか?
大竹
季節じゃないんだよ、雨の降った・・
いとう
確かに家のちっちゃい庭にもよく出てましたもんね。
邦丸
だからどこでそれをちゃんとやるか?ってことですよね。
見過ごしてないんだよね。真剣に見過ごして無くって。
で、周りからはみんなに「バカ」って言われるわけなんだけども。
いとう
でも紙一重ですね。
邦丸
でも今でっかい会社なんかもそうじゃないですか?
昔は、「お前はバカか?」「アホか?」とか言われてる人が
もう諦めずにずっとやり続けたらいつの間にか経済界の大物になったり。
誰って言われても分かりませんけどね・・
大竹
うちのきたろうなんかさ、あれだよ。
今までにカラスに2回襲われてるんだよね。
いとう
そんなラッキーボーイいます?
大竹
ラッキーボーイじゃないだろ!怖いんだからカラスは!!
太田
そこにビジネスチャンスがあるかもしれないですね(笑)
大竹
そうなんだよ、だから2回襲われて
2回目は帽子を取られたんだけどね。
それで1回目は頭をカーンってやられたんだけど。
それまできたろうは心の中でどう思ってた?っていうと
「こんなところでゴミ箱漁って、お前らしょうがねぇな」って思った途端に
カラスと目が合ったんだって。
それでその次からカラスと目が合うと
何か襲われそうになるっていうことが。
で今、きたろうが何を考えてるか?っていうと
カラスと遭遇したときは「君はきれいな黒い濡れ羽色っていうのかな?綺麗な鳥だね」って
心の中で思うんだって。
いとう
いやそこじゃないんじゃないですかね?
目を合わさないようにするとかが普通なんですよね。
大竹
褒めるんだって、だからカラスを。
「僕も黒くなりたい」とかっていろいろ褒めるんだって。
それからカラスに襲われなくなっただって!!本当、本当!!
いとう
カラス界の「サトラレ」みたいな感じですか?
気持ちが伝わってるんですね、カラスにね。
太田
で今、みんな「きたろうさんってバカだなぁ」って思ったと思うんですけど(笑)
大竹
まぁ今みんな「きたろうはバカ」って思われてるよね。
邦丸
これからどう発展していくか?っていうのは分からないですよね。
ただのバカで終わる可能性も・・
大竹
俺はね、きたろうに何かバカのヒントがあるような気がするんだよ。
邦丸
でも笑い事じゃないところでヒントを見つけるかどうか?ですよね。
いとう
もしかしたら、きたろうさんのおかげで
カラスが生ゴミとかを漁らなくなるかもしれないですからね。
太田
そうですよ、コミュニケーションを取れるようになるかもしれないですね。
いとう
「漁っちゃダメだよ」って言ったら、「カーッ」って言って
どっか森の方帰って行くみたいな・・あるかもしれないですよ本当に。
大竹
それともあれだよ。きたろうだけをスケープゴートにするとかな。
「カラス!きたろうが居るぞ!」って俺たちが教えて
「あそこにきたろうが居るぞ!」ってバサバサバサって(笑)
いとう
すごい!これだってこれだけアイデアが出るから。
大竹
きたろうさんはあれだもの、
この間だって、やっぱり歳を取っておしっこのキレが悪くなって
前は俺たちはライブは白いパンツを穿くとおしっこの洩れが分かるから
白いパンツは禁止になったのよ。本番直前は。
で、黒いパンツを穿いてたんだけど、
だけどやっぱりトイレ行って出てきて、前びちょびちょにしてましたからね。
そしたら後ろの女の子が3人ぐらい。
うちの女の子も20年くらい裏ついてるから
「きたろうさん!おしっこついてます。びちゃびちゃですよ」って言うと。
「きたろうさん、びちゃびちゃ」「きたろうさん、びちゃびちゃ」
「きたろうさん、びちゃびちゃ」って
もうスタイリストの衣装の女の子3人ぐらいがティッシュとタオルをもって
きたろうを追っ掛けるわけだよ。
「私が拭かせて頂きます」みたいな。
「そのまんま出るんですか!ダメです!」とかね。
きたろうが下手から上手に逃げて、もう1回下手に戻ってくるんだから。
いとう
何で逃げるんだよ!拭いて貰わなきゃダメじゃないですか。
大竹
まぁそんなのでこのバカのちから?
これは何てやつがやってるんだっけ?
邦丸
ホサカ?作家のね。
大竹
ホサカって前、俺の番組でゴールデンヒストリーっていうコーナーで
あいつの台本あんまりヒドいんで、何回も直したことあんだよ。
向いてないよな!そういうことに。
邦丸
だからゴールデンヒストリーみたいな真っ当ないい話は無理でしょう。
大竹
あいついい話出来ないんだよ、だから。
書けないんだもん、そういう真面目でちょっと人の琴線に触れるようなことは書けない。
もう頭が「バカ」の方に傾いちゃってるから。
邦丸
まぁそういうバカコーナーやってながらも、
ホサカの原稿って「えっ!」っていうのはまだありますよ。
何を言いたいのか分からないっていいうのはまだありますね。
そうするともう楽しむようになってきますよね。
どうすればプロの作家がこういうような流れの原稿を書くのであろうか?という
ことで言うと笑えちゃうという。
大竹
向いてないんだよな、作家にな。
邦丸
まぁそうかもしれないね(笑)
大竹
だからこれがすごいことなの!
向いてない奴が作家になった方がすごいという。
この間抜けな結論が出て来るわけだよね。
そりゃ全部オールマイティにはなれないよ。
「ヒストリー」は書けないんだから(笑)
いとう
何か特化したものがね。
邦丸
「バカサミット」は書ける!
いとう
何故ならバカだから(笑)
大竹
誰が言ったか知らないけど、すっごい名優さん
「どうしてここまでやって来れたんですか?」って聞いたら、名前忘れたけど。
「不器用だから」って答えたの。
大滝秀治さんかな?
「不器用だから」って答えたの、すごいよね。
いとう
普通こっちからはもちろん不器用になんか思わないですけど
だってその演技しか私たちは見せて頂いてないから。
えーっ!でもその感覚・・。
大竹
大滝秀治さんとか三國連太郎さんとか
台本500回読むの。
いとう
だってもうあれだけ本数出られてるから
なんかこうふわっと役に入られる方なのかな?っていう
イメージがありますよね。
大竹
それを大竹しのぶさんにこの番組で話したら
「やだ!飽きちゃう!」っつったの。
いとう
もう天才(笑)
いろんな向きな天才がいるからやだー!
太田
バカはバカでいるし、天才は天才はいるし。
いろいろすごいですね。
いとう
大竹さんの舞台裏かなんかのロケを見させていただいたら
本当に舞台に出る1歩前まで人と談笑してるんですよ、普通に。
で、ポンって入るんです。それが超カッコ良くて。
だからそういう方なんですよね。
大竹
いやいやいや、さんまさんなんかもっとすごいよ!
本番1秒ぐらい前まで全然関係無い話してるからね。
いとう
じゃあものすごい夫婦だったんですね。
大竹
ものすごい!全部本番1秒前まで全然関係ないからね。
それで始まるんだから。
邦丸
温め方なんですか?さんまさん流の。
大竹
っていうか俺それ見てたときに、
この人病気だ!と思ったけどね。
「こういうこの人は病気なんだ!」っていう解釈。
成り立たないんだよだって。
1秒前まで別の話をしてるんだもの。
まぁいろんな人がいるけどこの「バカサミット」
これからも邦丸さんこの企画を。
邦丸
わかりました、正式名称は「おもしろ人間国宝」なんですけど(笑)
(了)
今週の人気記事
- カンニング竹山が語る「種子島ってこんな島」
- 安住紳一郎が語る「ここに来て『白鷺の姐御』という名前がドンピシャですね』
- 講談師・神田松之丞が語る「相撲の話やる前に鰻屋の話行っていいですかね」
- 宮台真司が語る「最近のナンパのやり口にもの申す!」
- 光浦靖子が語る「私と大久保さんがはじめてネタ見せに行ったら『革命が起きた!』って盛り上がっちゃったの」
- 大森靖子が語る「自分は風俗資料になりたいと思っているので自分と一緒に歌詞も古くなっていけばいい」
- 山田五郎が語る「「ザ・ピーナッツはただのアイドルじゃない」
- 安住紳一郎が会ってきた「名古屋場所の白鷺の姐御」
- IVANが語る「ラテンって本当に『マチズモ』って男尊女卑のすごい強いのがあって」
- 安住紳一郎が突撃する「そうです、これから白鷺の姐御に会いに行くのです」
関連コンテンツ
自己紹介
ラベル
ゴールデンラジオ
(92)
デイキャッチ
(50)
たまむすび
(36)
Session-22
(31)
キキマス!
(31)
タマフル
(21)
キラ☆キラ
(20)
Dig
(16)
以外
(16)
日曜天国
(14)
ももいろクローバーZ
(9)
深夜の馬鹿力
(7)
SUNDAY FRICKERS
(6)
起こし・オブ・ザ・イヤー
(6)
ビバリー昼ズ
(5)
ラジオはたらくおじさん
(5)
白鷺の姐御
(5)
夢★夢engine!
(4)
学問ノススメ
(4)
ザ・トップ5
(3)
シネマハスラー
(3)
メキキの聞き耳
(3)
ラジカントロプス2.0
(3)
日曜日のそれ
(3)
おはパソ
(2)
サタデーナイトラボ
(2)
ワークショップ
(2)
東京ポッド許可局
(2)
週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう
(2)
JUNK
(1)
くにまるジャパン
(1)
すっぴん!
(1)
アメリカ大統領選
(1)
オールナイトニッポンゼロ
(1)
不毛な議論
(1)