今回は2015年12月8日放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」
オープニングの一部を起こしたいと思います。
大竹まこと(以下、大竹)
昨日は各局合同でTBSとニッポン放送と私たち(文化放送)と2時間半ぐらいの生放送をFM開局記念っていうのをやらせていただいたんですけどもね。
いやーね、目の前にお客さんがいるのね。まあ60人ぐらいね。俺、目の前に客がいるとラジオ忘れちゃうの。客のことばっかり考えて「ここをなんとかしなくちゃ」っていう芸人の性があってね。
しかもそれが昔、営業をやっていたときみたいにね。ビルの踊り場の途中みたいに俺には思えたのね。
太田英明アナ(以下、太田)
東京スカイツリーの展望デッキからやったんですよね。
大竹
350メートルのところからやってるんだけどね。まあでもよく陽が当たるしさ、昔を思い出しちゃって(笑)「やったな、こういうところで営業」なんて、そのノリになるくらいでね。
でも各局の社長なんかもお越しになって、大きいイベントなのか小さいイベントなのか俺にはよく分かんなかったの(笑)
まあでもねたぶんちょっと俺、張り切っちゃったんだろうね。昨日帰って朝起きたら、こんなことライブのときには滅多にない・・まあちょっと品のない話なんだけど、おしっこが昔ものすごい徹夜で疲れたときとかに真っ茶色になるじゃない?
なったりしてたんだよ昔。近ごろそんなことトンとなかったんだけど、まあ男の人なら分かるかね?けっこう茶色くなって、いやー俺分かんないけど自分じゃ気が付かなかったけど思った以上にはしゃいだんだなって後で気が付いてね、ちょっと反省しているんだけどね。
倉田真由美(以下、倉田)
なんかね、すごくハジけていらしたっていうのは、割と。
太田
いや相当飛ばしていただいて。
大竹
いやいや本当に、まあラジオをお聞きの皆さんよく伝わらなくて申し訳なかったと思ってるんですけどね。まあそれにしてもね、あれだよ各局まとめたのを全部太田さんが仕切ったのよ。
太田
一応、進行のお手伝いを私がやらせていただいたんですけど。
大竹
まあ普段こうやって10年も一緒にやってると、なかなか太田さんの鋭いところとか当たり前のようにキャッチボールができているから気が付かないんだけど。
あういうところに行って新たに太田さんが仕切っていて、こっちは赤江とかカンニングの竹山とか俺とか大谷くんとかいるわけじゃない?これの仕切りの見事さ!もうね「ああ!そうか!」とびっくりしてこういうことだったんだと思ってね、改めて仕切りのすごさっていうの?
なんかつまらないものは捨てて、面白いものにはすぐ喰いついて。広げられそうだったら食い下がる。
倉田
しかもそんなクセのある人たちをね。
大竹
それでその後にしかもタイムテーブルをしっかり頭の中で計算してて次のコーナーに行くタイミングを図ったるなんて、やっぱり只者じゃないっていうことが部長!よく分かりました!
太田
いやいや、このコンビネーションで培ったものですからね。
倉田
いや、でも大変だと思います。暴れ馬がいっぱいいて。
大竹
だってこっちは何にも気にしないでやっているから。
倉田
そうですよね?進行とか全然考えていらっしゃらなそうですもんね。
大竹
いっつも気にしないで、ここでもそうだけどやっているから。やっぱね、相当大変なんだろうなっていうのはね。
太田
で、ビックリしたのが赤江珠緒さんが局アナ出身なのにまあ出来ない出来ない!そういうことが。
倉田
ああ、そうですか!(笑)
太田
もう凡ミスだらけ、もう本当にビックリ仰天しました(笑)
大竹
まあニッポン放送の大谷くんはやっぱり若いっていうのと、ちょっと俺なんかに気を遣っちゃったのね。
太田
大ファンらしいんですよ。
倉田
それちょっと萎縮しちゃいますね。
大竹
大谷くんはもうちょっとイジり倒しても良かったなと思ったんだけど、気を遣っちゃったのが俺も分かってね。ちょっとなんかやった後に「ちょっと追加で私は笑わせますよ」みたいなそこに収まっていたから。
ちょっと実力を大谷くんはもっと本当はすごいんだけど、ちょっと遠慮していた感じだね。
倉田
まあそんなぶっつけで。
大竹
そこに行くと、赤江のバカ!このバカは、これもう「赤江バカだな」と俺もう終わって帰ってきて、ずーっと「あいつは何だったんだ?」って考えている。俺、ずーっと考えて昨日「バカ」っていう結論に達したのね。
倉田
全然そんなイメージじゃないですけどね(笑)なんか上品そうな・・。
太田
お顔立ちがすごく綺麗ですからね。
大竹
だって新聞の記事にもなっているんだけど、俺がね「タマキン」みたいなことを言ったのよ。そしたら太田さんがフォローで「FMで初めて『タマキン』と言ったのは大竹さんになりますよ」って太田さんが拾った。(サンケイスポーツ)
そのすぐあとに赤江珠緒が「イエーイ!『セカンドタマキン!』」って言うんだよ!
太田
「『セカンドタマキン』は私!」みたいな(笑)
倉田
赤江さんがあのキャラで!
大竹
セカンドタマキンは私がもらった!みたいなことを・・こいつバカ!
倉田
女子アナ出身の、あの赤江さんが!
大竹
でも別に正確に言うと、俺が叫んだのを太田さんがリピートしたからセカンドではないの。
倉田
あ、そうですね。サードですね。
大竹
まあここもバカなんだけど、だけどそれに乗ってきて「もらった!」って言いながら「タマキン」叫んでいるのを見て「ああ、こいつちょっとイッちゃってるな・・」っていう話をして。
それでその後にFMになったからFMらしいノリでやろうよみたいな話を太田さんが振ったわけよ。それで誰だっけ、何だっけ?
太田
クリス・ペプラーさんへの挑戦状みたいなの、なんかやって下さい!って言ったんですね。
大竹
俺はなんかそれ上手くできないから、クリス・ペプラーもよく知らんしFMもあまり知らんから。俺は厚切りジェイソンの真似で「Why Japanese people!」って言おうと思ったときに一番最初に「What!」って言って失敗しちゃったよ(笑)
「しまった『What!』『why?』どっちだったかな?」ってつって太田さんにツッコまれて、「すいません、厚切りジェイソンのを英語でやろうと思ってちょっと失敗しました」って。
倉田
よく知らないのに頑張るから(笑)
大竹
その前に赤江が・・
太田
FMっぽくやるには「STAY TUNE!」とか言うなんてことを言ってたんですよ。
大竹
それで太田さんとちょっとなんかやりとりあってツッコまれたら「俺を誰だと思っているんだ?斎藤さんだぞ!」って言ったんだよ、あいつ!背広の襟出して。それはトレンディエンジェルのマネなんだよ。
太田
前の日のM-1で優勝した。
倉田
ああーっ!あの!
大竹
そのマネをしたんだよ、その話はどういうことでつながりがあるか?っていうと始まるほんの5,6分前に楽屋の裏で昨日のM-1見た?と。トレンディエンジェルが選ばれたねと。
他の人たちはとっても構築度の高い、最後の3組構築度が高い密度が濃かった。だけどそのトレンディエンジェルはそういう構築度から何から自分たちで作ったものをもう1回自分たちで破壊していってあんなになっちゃって、
どこに行くか分からないようなネタになってて、そういう意味ではどっちがすごいか分からないけど俺らなんかはその破壊する方がちょっと面白かったんじゃないの?って。まあ優勝したんだけどね。
それでしかも楽屋での話は、銀シャリと・・まあこれは俺が言ったと思うんだけどジャルジャルだっけ?
彼らは前向きなネタっていうかね、ネタ自体が上を向いているんだ、先を。トレンディエンジェルは落っこっていこうとしている(笑)こいつらなんか破滅していこうとしてるなっていう俺はもうそれが大好きなんだけどね。
それはあるんだけど、そんな話をしてて。赤江もそれが好きだったらしくてなんかこう思わず・・で、トレンディエンジェルのハゲてる人もともと二枚目なのね。
「俺を誰だと思っているんだ!斎藤さんだぞ!」っていうのは彼はとっても二枚目思考があったときの名残のギャグなのね。
倉田
そういう意味なんですか!
大竹
だからあれはギャグでもなんでもなくて、これ言うと笑っちゃうっていうのはけっこう彼にとっては不本意なことなんだよね。
だけどそれを逆手に取って、じゃあまあ俺は分かるけどみんなその経緯を知らずにそのギャグだけで笑っているんだけど。
それをクリス・ペプラーに対してってやってるときに赤江珠緒が「俺を誰だと思ってるんだ!斎藤さんだぞ」ってやってダダスベリしたんだよ。
倉田
ちょっとなかなか急にそれ振られたら訳分からないですね。
大竹
客がポカーンとしたんだよ、それを見て「この女、本当のバカだ」と思って。
太田
だってカンニング竹山・大谷ノブ彦・大竹まことがいる前で誰も振ってないのに自分からそれやっちゃったんです。
大竹
まあだから赤江とか俺の頭の隅にトレンディエンジェルの「誰だと思っているんだ!斎藤さんだぞ」っていうギャグがもう面白いって残っちゃったのね、楽屋で話したんで。
それで思わずやっちゃったんだけど、それを知る由もない客は「この人、急に何したんだろう・・?」って(笑)
倉田
ちょっと心配しますよね、むしろ。「大丈夫?赤江さん!」っていう(笑)
大竹
おれはその場で「感動した!」って言ったんだけどね(笑)
倉田
なかなかでも意外なキャラですね。ちょっとイメージと違うな。
大竹
まあだからね、大谷くんはちょっと遠慮がちだったけど赤江さんは良い感じで飛ばして。年に1回くらいやってもいいなっていう感じになって。
太田
ラジオを好きな方にとってはすごく楽しい番組だったんじゃないですかね?いっぺんに3つの番組のエッセンスが聞けたっていうのはね。
(了)
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