裁判傍聴芸人・阿曽山大噴火が語る「大阪弁護士会が作ったゲームが良く出来てるんです」

2012/08/29

ゲーム デイキャッチ 阿曽山大噴火 裁判員制度

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今回は、2012年7月16日放送「荒川強啓 デイ・キャッチ!」
「メキキの聞き耳」阿曽山大噴火さんの回を起こしたいと思います。

音声は、こちらから

荒川強啓(以下、強啓)
今回は、裁判レポートじゃなくてゲームだそうで。

阿曽山大噴火(以下、阿曽山)
はい、そうですね。
パソコンゲームの話をさせていただこうとか思っておりまして。
そのゲームのタイトルがですね、
「ゲームで裁判員 スイートホーム炎上事件」
というゲームなんですよね。

これはですね、タイトルで分かる通り
裁判員に関するゲームなんですけど。
なんとですね、大阪弁護士会が作ったゲームなんです。
大阪弁護士会のホームページでダウンロード出来るんです。
しかも無料です、誰でも出来るんですけど。

なんと公開から2ヶ月経って1万5千人がダウンロードするという
それなりに地味なブームになってる裁判員のゲームです。

ちなみにこれ作った人が弁護士さんで
その人が脚本が書いて、プロのアニメーターにイラストを依頼して
本当に良く出来たゲームなんですけど。

これを大学で課題として出したところもあるらしいんですよ。
だから単なるお遊びじゃないっていう・・。

強啓
深いんだねぇ・・。

阿曽山
「勉強にもなるし・・」っていうゲームなんです。
で、実際どんなゲームなのか?っていうと、
自分が裁判員の1人になってその裁判に参加するゲームなんです。
だから自分の選択肢・行動によって被告人が
有罪にもなるし無罪にもなる。どうなるかわからない。

自分が裁く事件っていうのが、中村さんっていう被害者なんですけど。
その家が火事になりまして、そこの奥さんが死んじゃうんです。
被告人が放火しただろうと疑われていると。
ゲームなのに人が死んでたりして重いんですね。

いきなりゲームが始まるのが、評議室というところから始まるんです。
自分が裁判員に選ばれたっていうところなんですよね。
そこに裁判官3人がやってきて自己紹介するわけです。

裁判長が西条裁判長。
女性の番場裁判官、若い菅野裁判官ですね。
そしたら、ここに選ばれた裁判員が6人いるわけですけども。
一番若い男、緑の髪の毛をした男なんですけども。
その人が「3人の頭文字を合わせたら、西・番・管(さいばんかん)やんけー!」と。
こういうツッコミが入るんですよ。



強啓
必要なの、それは(笑)



阿曽山
さすが大阪弁護士会原作だな!って感じはしますよね。
その評議室の中でこういう感じで裁判の流れが進んでいきますよって
ちゃんと勉強になるようなことを裁判官が説明するんですよね。

その時に、裁判員に対して「1番さん」「2番さん」って数字で呼ぶんです。
そしたら裁判員のみんなが「ちょっと数字で呼ばれるの気持ちが悪いね、気分がわるいね」って
みんな「本名で呼んだらどうですか?」って言ったら。
「じゃあ希望者は本名で呼びましょう」ということでみんな自己紹介し出すんですね。

まず、「6番」は自分なんです、プレイヤー。
俺も名前も呼ばれたいということで、「阿曽山」っていう名前を入れまして、
するとゲーム中ずっと「阿曽山」って呼ばれるんです。
名前を登録すると。

次、裁判員5番の方のピンクの髪の毛をした
可愛いらしい萌え系の女の子ですよね。
まぁ不思議ちゃんキャラなんですけども、この人が「桃谷さん」っていう人なんです。

で、4番の人は主婦の人なんですけども、名前は明かしたくないということで
この人はずっと「4番」

3番の人はロマンズグレーの男性ですけども、元・中学教師
この人が「藤井寺さん」。まぁ大阪のゲームですから。

2番のこの丸いオバちゃんがお好み焼き屋経営の「梅田さん」

で、1番の人がボケもツッコミも出来るということで、
このゲーム中ずーっとボケたりツッコんだり。

強啓
これ全部アニメになってて・・

杉浦舞(以下、杉浦)
キャラクターがしっかりしてますよね。

阿曽山
プロのアニメーターが書いてますから。

で、一番はじっこにいるのが、さっきの「西・番・管やんけー」って
ツッコミを入れた緑の男ですけども。
この男は「俺は数字なんかで呼ばれとう無いわ!俺は緑橋 グリーンや!!」
とても本名とは思えない名前を名乗ったんですけども。
よくよく聞いたらこの緑橋グリーンさんはお笑い芸人という設定なんですね。
だからこの人は芸名でずっと呼んでくれということですね(笑)

で、話はどんどん進んで行くんですけども。
法廷のシーンは被害者であるとか、目撃者の話をずーっと聞くだけなんです、
やることは基本的に無いんですけども。
裁判員が質問する時になったら、こっちからも質問することが出来る。

質問が10個くらいあって、その中から3つだけ質問を選べますよと。
そのどれを選ぶかによって有罪・無罪が変わってきたりするんですよ。
そこがゲームっぽくなってるんですね。

そこはシリアスなんですけども、
裁判終わってみんなが話し合いのために
評議室に戻るわけですけど。
そしたら急にコメディータイムになるわけですね。

何かというと、さっきの萌えキャラの桃谷さんが
急にリンゴを取り出して、リンゴをくんくんくんくん嗅ぎ出すんです。
「何やってるんですか?」っていうと、
「この匂いが落ち着くんですよ」って(笑)

みんなが「じゃあリンゴ貸して!リンゴ貸して!」って言って
みんなで回し嗅ぎするんですよ!わけ分かんないでしょ(笑)

で、翌日の評議室に戻ったら、
みんなリンゴ持ってきてるんです。
桃谷さんに影響されて、「私も持ってきました!」「僕も持ってきましたよ!」なんて。
「みんな持ってきたから、じゃあ次の日はリンゴ料理を持ってきましょう!」って(笑)
なんかね、事件よりもリンゴメインになってるんです!

そしたら、お笑い芸人の緑橋グリーンが
「これは大阪冬のリンゴ祭りや!」とか言い出して

杉浦
意味わかんない(笑)

阿曽山
全く意味が分からないんですけど。
翌日みんなでリンゴ料理を持ち寄るんですよ。
それがお好み焼き屋の梅田さんなんかは「サバ入りアップルパイ」
わけ分かんないでしょ?

元・中学教師の藤井寺さんは「リンゴの豚巻きオイスター炒め」とか
えらい凝ったやつを持ってくるわけですよ。
それを見た裁判官が「ちょっと私たちもその『冬のリンゴ祭り』入れて下さい!」って言って
裁判官の部屋からリンゴジャムとアップルティーを持ってくるという
リンゴ尽くしのお祭りをやってるわけです。

そこで、今までは全部イラストだったじゃないですか?
アニメにも関わらず、ここで出てきた「サバ入りアップルパイ」とか全部写真なんですよ。
そこだけは力入れてるんですよね。

で、ずーっと進んでいってみんなで話し合いをして有罪か無罪かを決めると。
全部で9人いますから、何人が有罪になったか無罪になったかで
エンディングが5つ用意されてるんですね。

凝ってるんでしょ?だから俺も全部のエンディングは見てないんですけども。
俺が見たエンディングはみんなで無罪判決を出した後で、
梅田さんが経営しているお好み焼き屋に行って打ち上げです。
メーリングリストを作って今後も仲良くやろう!と。

なんと半年後ですよ!緑橋グリーンのお笑いライブが行われるということで
みんなで見に行って、緑橋グリーンが裁判員で裁判に入る
要するに「裁判員で裁判in」っていう一発ギャグをやって終わるっていう
よくわかんないゲームなんです(笑)

強啓
どう、これ良く出来てる?

阿曽山
良く出来てます本当に!
今から帰ってまたやりますから!!やってください!!

(了)

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