2017/08/30

活弁士・坂本頼光が語る「小5で水木しげるの弟子志望だったんです」

今回は、2017年5月28日配信「真夜中のハーリー&レイス」
「5.28坂本頼光(延長戦)」の回を起こしたいと思います。


清野
それでは活動弁士の坂本頼光さんとの延長戦でございます。よろしくお願いします。

坂本
よろしくお願いします。

清野
どうでした、放送の方は?

坂本
いやーもうだって全然足りないし、私の前説だけの気分でしたからね(笑)「もうあっという間だな、光陰矢のごとしだな」と思いましたよ。

清野
いやいや、まあ楽しい時間てことですよ。

坂本
ありがとうございます。

清野
僕も放送の中では言わなかったんですけどね、4月にはじめて観に行って。活動写真っていうのをはじめて観に行きまして。この歳まで1度も経験がなくて。

坂本
そりゃそうでしょ?普通はそうですよ。

清野
「いや、こういうものか!」と。やっぱりおっしゃってましたけど割と近いっちゃ近いんですよね。主役が映画というか映像でそこに音を付ける、声を付ける、しゃべりを付けるっていう。

だから自分は目立っちゃいけないんだけども、やっぱり個性は必要みたいなね。

坂本
そうなんですよね、しゃべり過ぎてもいけないし。かと言ってしゃべらないわけにもいかないんで。

清野
つまらないしゃべりだと、やっぱりダメだし。個性もいるじゃないですか?「あっ、坂本だからこうだ!」みたいなものも必要じゃないですか?

坂本
そうです、だから同じ作品でも私がやるのと別の弁士がやるのでは本当テイストが変わってくるんですよね。良い悪いは別としてですよ。ギャグとか「いれごと」って言うんですけど、ちょっとくすぐりみたいなのね。昔はよく失敗しましたよね。

清野
と言いますと?

坂本
例えばね、「グーッ!!!」みたいなの流行ったりしたじゃないですか?エドはるみさん。あういうのとかがブレイクしたときにちょっとそういうギャグとかをね入れたりしてもウケない。

「ワイルドだろぉ?」とかね、あういうのとかを入れてもウケない。それは私じゃなくてある弁士がやってドンズベりしていたのを私が見ていて「やっぱりやらんで良かった・・」とか思って。

清野
それはだからお客さんはそういうのを求めてないってことですよね?

坂本
そうですね、まあもしかしたらあとは怖々言ったからじゃないかとかね(笑)

清野
思い切ってガーンと行けば!

坂本
もっとぶっち切ってやっちゃったらね「ワイルドだろぉぉぉ!!!!」とかそれくらいやったら「お前全然元ネタとも違うじゃねえか!」みたいな。逆にそこで笑いが起こるかもしれない。そのあまりにも乱暴な使い方でね・・とかいろいろ思いますよね?

だから当意即妙にその場の情景をピシャッと上手くやれたらこんな良いことはないですね。

清野
これだから当然映画のストーリーを言うわけだから、あらかじめ台本があるわけですよね?

坂本
台本は自分で書くんですね。

清野
自分で書くんですか!?

坂本
原作があるものは原作を読んで、でも原作通りになってないですから映画ってね。やっぱり所々変わってますでしょ?だから例えば「国定忠治」とかあういうのもので「赤城の山も今宵を限り・・」とか有名なセリフとかはそのまんま映画でも使われてますけど。

ちょっと細かいストーリーが違っていたりしますから、そこは自分で考えなきゃいけない。「これはどういう感じなのかな?」とかね、やりとりとか上手くなんかしなきゃいけないっていうね。そこは苦労しますよね。

清野
うわーっ、そうなんですね。また坂本さんが面白いのはけっこうそのもともとある話だけじゃなくてご自身で新作を作ったりもあるんですね。

坂本
そっちは僕は一応B面のつもりなんですけど「いやいや、坂本くんはそっちがA面だよ」って・・すごい複雑で。

清野
ハハハハハ!そういうの言われると言われた本人はけっこう複雑ですよね(笑)

坂本
コナン・ドイルって作家がいるじゃないですか?あの人だって本当はあの人SF小説とかね、神秘小説とかの方が好きなわけですよ。だけどあの人は「本当はこっちの方が詳しいんだ」「本当はこっちが好きなんだ」って言ったって、みんな探偵小説の第一人者って思うでしょ?コナン・ドイルと同じにすると悪いけど・・

清野
いやでもそういうもんですよね。

坂本
みんなそんなもんですわね。

清野
でもオリジナルで作るって大変じゃないですか?だって道なき道っていうか・・型がないじゃないですか?

坂本
そうですね、でもそこは「この道を行けば・・」って(笑)

清野
あっ、猪木!

坂本
道はないんだけど、でもとにかく「この先を行けば!」ですよ。

清野
「迷わず行けよ」で。

坂本
迷ってますけど・・はい。でも迷いながらも行っている感じです。

清野
どうですか?でもその新作というのをやる人が他にいないから、やっぱり注目されるんじゃないですかそこで?個性が出るというか。

坂本
そうですね、自分で絵を描くということがないですからね、他の弁士はね。

清野
そうだ!だってもともと漫画家志望ですもんね。

坂本
そうです、漫画家志望というよりは水木しげるの弟子志望だったんです。水木しげる先生の弟子になりたいっていうことだったんですよね。

ですからね、もう小学校5年生ぐらいのときに水木先生のところに行ったんですよ。あのころはいいですねえ。講談社とかに電話すると家の住所教えてくれたんですから。

清野
えー!個人情報保護法がまだない時代ですからね。

坂本
それで行きました、アポイントメントも取らず。

清野
えっ、小学生のとき?

坂本
ええ、5年生のとき10歳かな?

清野
小5でアポ取らずにその住所に訪ねていった?

坂本
手紙を2回出したんですけどね、返事がなかったんですよ。「もう2回出したから行ってもいいだろう?」と思って、それで行ったんですよ。こどもの日でしたね(笑)

1990年5月5日、こどもの日であります。それで「こどもの日だからきっとアポイントメントを取らずでも会ってくれるのではないか?」という、あざとい子どもなりの悪知恵でございまして。それで行ってみたんですよ。

そしたらね、出て来たいきなり本人が!

清野
呼び鈴を押すんですか?

坂本
チャイムを押して、それで「開いてます」とか言って。それで入ったら先生がのそーって来て「あんたは何者ですか?」って言って(笑)

清野
怖くないですか?単純に大人ですよ、だって小5でしょ?小学校5年生からみて水木先生は怖いと思います。

坂本
いやーそんなことないですよ。いやでもそれは僕が好きな人ですから。全然威圧感も何もない方でしたからね。4歳からですから僕が水木先生を好きになったのは。そのころでももう既に5年越しですから。

清野
それで向こうは「あんた誰?」って感じで。

坂本
「あんたは何者ですか?」って(笑)

清野
何て返したんですか?

坂本
「いや、僕は手紙出した坂本頼光なんですけど」って言って「お返事がなかったんで来ました」って言って。

そしたら「まあじゃあ上がったらええですよ」って言って、それで応接室に通されたんですよ。応接室行ったらね、お母様がいらっしゃって琴江さんってお名前。水木先生のお母様ですよ。

清野
まだそのときはご健在で。

坂本
もう90歳ぐらいですよ。先生が確か68、9歳ですから。もうびっくりしちゃいましてね。最初「『のんのんばあ』ってこの人なのかな?」って思っちゃって「そんなわけないだろ!」とか思ったりとか(笑)

それでね「ちょっとあっち行っとれ」みたいなことを水木先生が言ってて(笑)

清野
それじゃあ1対1になるわけですか、応接で?

坂本
そう、それで水木先生はなんとなく背もたれにワーッてなってね、別にそれは睥睨(へいげい)するとか上から睨みつけるわけじゃないんですよ。普通に僕を観察していらっしゃって。

「あんたは何をしに来たんですか?」って、それで僕が「お弟子にして下さい」って言ったら「弟子っつったって、あなたはまだ少年ですからね」って言って(笑)

清野
でも、ごもっともですよね。それは漫画のアシスタントっていう解釈だったんですかね?

坂本
もちろんそうですよ、僕は絵も持って行ったんですから!つたないなりに。

清野
それはオリジナルの作品を?

坂本
いやもう先生の絵の模写ですけど。そしたら「点描が下手ですね」って。

清野
ちゃんと真似ができていないと。

坂本
そう!「キャラクターはよく描けてますけど、でもこれあなたサインペンですね」って言って「うちはGペンが使えないとダメですから」言って。非常に具体的でしょ?


清野
それもまた小学校5年生に言う感じでもないですよね?

坂本
でもうとにかく先生は点描なんですよ、水木先生の妖怪のキャラクターとかっていうのは割とシンプルな造形だったりしますけれども。背景がびっちり書き込まれている。あれはもう大変な点描をもうずっと延々と点描だけをやる人もいるわけですから。

清野
だからそういうアシスタントは欲しいけど、それができないんだったらやっぱり必要ない。

坂本
そういうことですよね。まあでも「また来たらええですよ」みたいなね。まだ子どもですからね。私も図々しいからその後はしょっちゅう行ってましたね。

清野
あっ、しょっちゅう行っていいんですか?

坂本
だからなんとなくお許しいただいた感じなんですよ。ただもう困った子だと思われたと思いますよ。

清野
それでやがてどうなったんですか?

坂本
でもさっきに戻りますけど、中学校2年のときに僕は活弁というのに出会って「面白いな」と思って1回水木熱がちょっと下がっちゃった。

清野
じゃあ水木熱に変わる熱がそこで生まれたってことですよね?

坂本
そうなんですよ、でも長いブーメランで数年前から水木先生の漫画を活弁しているんですよね。この間、見ていただいた通りですね「テレビくん」あれと同じですよ。あういうシリーズがいくつかあるんですが。


水木先生の短編を僕が説明するっていう。それは何かものすごい形が変わってますけど。なんとなく一緒に仕事ができたようなね。

清野
遠回りだけどアシスタントをしているような。

坂本
アシスタントでも何でもないんだけど、何かとにかく先生と公式に何かできたっていうのが嬉しい。

清野
きっと喜んでらっしゃいますよ。

坂本
もうちょっとというときに亡くなられちゃったんで、生で観ていただいてはいないんですよね。でも奥様の布枝さんが観て下さって。「水木が生きてたら喜んでましたわ」とか言って下さって。

清野
いやもう最高じゃないですか。やっぱりそういう子どものときの初期衝動というかね・・つながったというのはやっぱりいいですよね、年月経ってね。

坂本
そう、なんかその初期衝動のままで生きてますよね。

清野
なんか気持ち僕も分かりますよ。

坂本
好きなものが増えないんですよ。何かもうとにかく原点、しゃべること・描くこと・水木しげるとかそういういくつかの好きなものであとは全然変わりませんね。

清野
僕も割とそっち側のタイプの人間なんですよ。気持ち分かるな、増えないんですよ意外と!

坂本
だって清野さんは僕より6つくらい上でいらっしゃいますけど、清野さんの周りだってそんなにプロレスが好きな子どもがたくさんいたわけじゃないでしょ?

清野
うーん、まあ僕の時代はけっこうゴールデンタイムの時代だったんで小学校のときはいっぱいいたんですよね。それでだんだん減っていったって感じ。中学でガサッと減って高校でガサッと減って。

坂本
あとは深夜になると本当に。

清野
また減っていってって感じですね。

坂本
やっぱり芸人になると多いですからプロレス好きな人が。

清野
なんか芸人の方は多いですよね。やっぱり寄席とか行くと感じます?

坂本
感じますね、だからプロレスと麻雀だけは覚えときゃよかったと思いますね。うちは時代劇とかは観てましたけどプロレスは見せてくれなかったんでね・・。

清野
チャンネル権が・・おじいさんがあまりお好きじゃなかったと。

坂本
みたいです。

清野
まあまあプロレスは知らなくても大丈夫ですよ。知っててもいいけど知らなくてもいいっていう。

坂本
それは活弁も一緒ですけどね(笑)本当に。知っている人はよーく知っている、知らない人は知らない人は全く知らない、知らなくてもいい。そういうこと。

清野
ハハハハハ、似てますねじゃあ僕らやってること(笑)

坂本
似てますよ。

清野
今後こういうことをやってみたいっていうのはあります、ご自身の表現で?

坂本
ちょっと領域侵犯になっちゃうかもしれないですけど、僕はやっぱりニュースとかやってみたいなと。活弁としてですよ。普通のストレイトナレーションとかもう全然できませんしね。

やっぱり弁士的なしゃべりで世の中のことを説明できたら、新作としてこれはこれで面白いかなと自分で作るアニメとは別でね。それは面白いかな?と。

そうすると伝えにくいものも・・要するにエンタメとか娯楽で伝えにくいことが多いじゃないですか、最近?つまりシャレにならないことが多いでしょ?

だけどニュース映画的な体で私のしゃべりでやったら何か伝えられるんじゃないかと、面白く。でも不謹慎だとかって怒られるかもしれませんけれども。

でもその不謹慎で怒られたってことも活弁でやっちゃうとかね。どんどんどんどん重ねていっちゃう感じですね。

清野
だからプロレスですよね「リングの上でやっちゃえばいいんだ」っていうね。

坂本
だからそういうのをやってみたいかな?って。

清野
だからライブはやっぱり面白いですよね。本当に考えてもないことが起きるでしょ?

坂本
起きますね、この間も映写が途中でフリーズというか映んなくってね。

清野
あれでもすごいなと思ったのが、とっさにフォローされてたじゃないですか?

坂本
あっそうそう、あういうことはあんまりあって欲しくないけど。あのときに上手く乗り切ったらそこで拍手があったりすると「やっぱり面白いな」と思いましたよね。

「永遠の闇が続くのか?」みたいなね、だんだん最初はね「今日ご覧いただきますのは伊丹十三のお父さん伊丹万作監督の代表作『国士無双』であります」ってちょっと様式的にしゃべっていたわけですよ。

だんだんトラブルになってくるから「はあ、いったいどういうことでございましょうかね?しばしお時間を頂戴いたします」

「いやいやいや、おおこれは一体どうなっているのか?さあこのまんま映らないで一体どうなってしまうのか?」「この400人のお客さんを相手に・・」とかだんだん口調が変わって来てんの(笑)

清野
あれは面白かったですね。

坂本
「本当に・・本当でしょうか、皆さん!」とかね(笑)

清野
だから観てて僕が思ったのはあういう予定外のことが起こると観てる側はすっごく楽しいんですね。やってる側はけっこう焦りますけど。「ああ、やっぱりこれだな。観るのも観せるのもこれだよな」って思いましたね。

坂本
全部頭からしまいまでカッチリ上手くきまったものっていうのと別で本当に突発的なことがあるときに何か地肩が出るというかね。あういうのはありますわね。

清野
でも本当いろいろとライブでやっていく中であると思いますけれども期待しておりますので。

坂本
ありがとうございます、今度ぜひゲストで何かやっていただきたいと思います。

清野
何かできそうな気がするんですよね、僕も。

坂本
清野活弁っていうのは絶対あるし、ちょっと怖いけど仲間としてやっていただきたいなと。たまに(笑)

清野
いいですね、僕もぜひちょっと。僕も観てて「これはちょっと実況と重なる部分があるなと思いましたんですね」僕がやろうとしていることに近いような気がします。

坂本
ありがとうございます。

清野
そんな感じでそろそろお時間でございます。

(了)

2017/08/03

里咲りさが語る「モノを売るときに脳内物質がドバッと出る」・白川花凜が語る「元気に非正規で奨学金返してます」・凪原亜季が語る「ヤンキー時代は踏むことが得意だった」

今回は2017年7月26日放送「大竹まことゴールデンラジオ!」
「大竹まことの知りたくない世界」
起こしたいと思います。



さあ続いては「大竹メインディッシュ」です。今日は水曜日の月イチ企画として「大竹まことの知りたくない世界」と題してお届けしています。このコーナーでは大竹さんが知らないであろう世界で頑張っている人たちをお迎えしていますが。

今日はいろいろワケありなんだけど、アイドルをやっているもしくはアイドルをやっていた3人の女の子?でいいですか(笑)・・女の子をお迎えしました。

それではそれぞれお名前と年齢を教えていただけますか?

里咲
はい、アイドルシンガーソングライターの里咲りさです、24歳です。よろしくお願いします。

里咲りさ twitter 

白川
はい、3月にグラビアアイドルを卒業しました白川花凜です、23歳です。よろしくお願いします。

白川花凜 twitter 

凪原
はい、えーと2回目の24歳を迎えました(笑)明日アイドルユニット卒業の凪原亜季です。よろしくお願いします。

凪原亜季 twitter

大竹
意味が分からないんだけど(笑)


48ってことですか?(笑)

凪原
違います、今年で2回目の24歳の誕生日を迎えました。

大竹
ああ、去年も24歳の誕生日を迎えた?

凪原
そうです、今年も24歳。来年も24歳(笑)

大竹
そこで止まるわけだ。

凪原
止まってます。

里咲
24歳から止めるんだ(笑)


もうちょっと早くから止めても・・アイドルなら。

大竹
でもな、見た目がな。もっと前では止められない気がする(笑)

凪原
ごまかせない(笑)24歳だったらギリ・・「ちょっと大人っぽい24歳かな?」で済むから24歳で!


大竹さん、この3人の中でひとり大竹さんが確実に見たことがあるという方がいるんですけれども・・覚えてますか?

大竹
はい、いいや。どこで・・番組なんかのこと?それ以外は知らないからね。応援に行ったことがないからねえ。


そうですよね、大竹さんが応援していたらびっくりですよね(笑)

里咲
私なんです!


「TVタックル」の「地下アイドルの儲かるカラクリ」というので紹介されて。

大竹
あのとき、何か仮面アイドルとかな。

里咲
そうですね、吉田豪さんとかが出演されてて。そこでアイドルを3組か4組紹介するみたいなところで「ぼったくりアイドル」として出演させてもらって・・覚えていらっしゃいましたか?

大竹
ぼったくりアイドルって何だっけ?どんなことするんだっけ?

里咲
100円で買ってきたタオルにサインしてそれを1,000円で売るっていう。もう普通のタオルを作ると全く売れなくって、直筆なので一応その方が飛ぶように売れるみたいな感じで儲けているアイドルとして紹介いただいて・・。

大竹
そのグループはどうなったの?

里咲
そうですね・・その当時やっていたアイドルグループ(少女閣下のインターナショナル)に白川花凜さん一緒にやって下さったんですけど、去年終わってしまったんですよね。

大竹
終わっちゃったの?


残念な・・(笑)

大竹
もうぼったくれなくなってきた?

里咲
そうなんですよ、元々あれはソロでぼったくりをやっていて。そのアイドルグループの方では健全なグッズを超おしゃれなのを売っていたんですよ。

でも、おしゃれなのを作っても原価かかりすぎて全く儲からなくって、他にもいろいろ問題があって・・。

大竹
原価かかりすぎって何を作ったの?

白川
売れないiPhoneケースとか。

里咲
iPhone7が出たばっかりなのに、そのケースを。


でもiPhoneケースってお金かかっちゃいますよね?

里咲
もう本当に高くって、しかもほとんどandroidの方とか、もっと小さなタイプの人が多かったので全く本当に売れなくって身内に配って終わちゃって大赤字とか。

大竹
失敗したね。

里咲
失敗しました、もうぼったくっておけば良かったなと(笑)


とてもアイドルとは思えない・・「ぼったくり」をこんなに連呼するアイドルっていうのもすごい(笑)

で、一筋縄ではいかないプロフィールを、どんなわけがあるのかをちょっと簡単に紹介させていただきます。

まずは里咲さん、ぼったくりアイドルですね。

早稲田大学に入学するもお金がもったいないからという理由で中退。アイドルグループに入ったものの平日は家電量販店で働いて週末はアイドルというコンセプトのグループ(店ガール9:50)だったため、とにかく毎日忙しくて、それでいてあまりお金がもらえなかったので独立して事務所と音楽レーベルを設立。
事務所の社長としてアイドルユニットを結成するもそのユニットは活動休止に。現在はソロアイドル・シンガーソングライター、そして事務所社長として活躍中の24歳ということで。

里咲
ありがとうございます!

大竹
常に何をやったらぼったくれるかを、今でも考えてるの?

里咲
そうなんですよ!

大竹
でもなかなか財布のヒモは固いね。

里咲
本当にもう私は音楽が大好きで、自分で小学校のときから作詞作曲しているので音楽を売りたいというのはもちろんなんですけれども。

音楽はゼロ円でいいんですよ。とにかくモノを売るのが好きで、家電量販店で働いていたせいで・・

大竹
家電量販店で働いていて、なんで売るのが好きになるの?

里咲
なんかモノを売る快感みたいな、脳内物質が出るんですね。契約取れたときの「うわーっ、やったー!」っていう。

大竹
何を売ったとき、例えば?

里咲
私、プロバイダを売る担当だったんですけど。契約のプランとか何個かあるんですよ。


プロバイダはまた分かりにくいから、だまされちゃうんですよ。

里咲
それで何かこう、どうしても最安値ではなくって・・もうちょっといろいろ便利になるオプションついているものっていうのを売らなきゃいけなくって。だからそれでもっと高いプランもあるんですけど、それをおすすめして。

大竹
でも売れちゃったらドーパミンとかがドバッと出るんだ?

里咲
もうドバッと出るんですよ!私、口が上手いのか分かんないんですけど・・

大竹
いや十分上手そうだよ!お前ひとりでしゃべってるぞ!全部ひとりで、お前の番組みたいだよ!(笑)

里咲
ありがとうございます!!


じゃあ他の方も紹介しましょうか?続いては白川花凜さんのプロフィールをご紹介します。

14歳でインターネットで知ったイベントでアイドルとしてデビュー。高校生になって一度アイドルを辞めましたが、20歳になってまだやり残したことがあるとRIZAPに通って身体を絞ってグラビアアイドルとして再デビュー。 
21歳で家賃6万2千円のアパートでひとり暮らしを始めたものの、あまりにお金がなく半年で実家に戻ることに。大学を卒業した今年3月、同時にタレント活動も卒業ということで。 
24歳になった現在ウェブメディアで非正規雇用として働いて、大学進学のために借りた奨学金を返済しながらアイドルのアドバイザーなどをしているということで。

アイドルをもう1度、2度辞めちゃったと。

白川
でも1回目辞めたときと2回目辞めるときは全然気持ちが違って、2回目はこの間の3月に引退したんですけど。そのときはもう全部やりきったなと思えたので、辞めました。

大竹
えっ、RIZAP?

白川
あっ、RIZAP行きました。モニターみたいなのではなく普通にお金を払って、ウン十万(笑)

大竹
そんなにかかるんだ。今日はそれは絞った形ってこと?

白川
でも絞って一回戻っちゃって(笑)今は割と安定した体型で。

大竹
それでアイドルを辞めて、今度は身体を絞ってグラビアアイドルって?グラビアアイドルって何をするの?

白川
グラビアアイドルは水着になりますね(笑)水着になって撮影会とか出たり、あとDVDも3本ほど出していただいたり、いろいろしました。


でも稼げなかった?

白川
稼げませんでした!!

里咲
最初のやつグループのやつでDVDにバラまいてましたもんね。

大竹
バラまくってどういうこと?


売るんじゃなくて、バラまく?

白川
バラまいてました・・もう。言っていいのかな?最初にいくらってギャラがいただけて、そこから何本売ろうが関係なくなっちゃうので・・ウワァーッ!みたいな。


最初にギャラが・・。

里咲
自分が持ってた分はまいちゃったんですよね。

白川
家にあった在庫を。

大竹
バラまいちゃった?儲けなんかなくなっちゃうみたいな感じだよね。

白川
そうですね・・もうけ・・もうけ・・分からない。

大竹
でも奨学金返してるんだろ?

白川
そうなんです、奨学金がんばって返してます!


しかも非正規雇用。

大竹
そしたら就職したりしてから何年計画か何か立てて「こうやって返せば10年で返せるな」とかっていうんじゃないの?

白川
3月に大学卒業と一緒にタレント辞めるのが自分の中でバシッと決まったので、就職活動を全然してこなかったんですね。

大竹
でも借りた奨学金を返済をしてるんだろ?


かなりの額ですよね?

白川
返済してます!奨学金を返すだけでこんなに褒められるの?

大竹
いや褒めるさ、そりゃ!だって大学出たこと何の役にも立ってないんだもんな。それで奨学金返してるんだろ、だって。今だって非正規だろ?

白川
非正規ですね、元気に(笑)

里咲
「元気に非正規」パワーワードだ!


ゴロがいいですね!「元気に非正規」っていう。

大竹
ちょっと感動するような言葉だな。しかも家賃6万2千円のアパート、これはもうやめたの?続かなかった?

白川
これはそうですね、全然続きませんでした。里咲の運営したグループに所属していたときに。

大竹
払えると思っていたんだ?

白川
払えると思っていましたね、なんか背水の陣に自分を追い込まなきゃいけないと思っていて。そしたら水に飲まれてしまいました。

大竹
背水の陣の水に飲まれた?

白川
飲まれましたね(笑)

大竹
面白い言い方だ。

里咲
一番しんどそうでしたよね、そのときが。

大竹
しんどいっていうのは金がないの?

白川
お金がなくて食べるものも全然なくて。

大竹
何を食ってたの?

白川
えーと、一番言われるのが塩パスタ生活をしていて・・。パスタにかけるソースはないけどパスタはめっちゃあるみたいな。ファンの方からカップラーメンとか麺類をよくいただいていたので。

大竹
塩パスタって何だよ?

白川
塩しか調味料が家になくなってしまって。

大竹
パスタ茹でて塩かけて、美味かった?

白川
あのー、塩と小麦粉の味ですね。素材の味が。

大竹
それでも茹で方工夫すればちょっとは美味いんじゃないの?

白川
そうですね、アルデンテな感じでいい感じでした。


アイドルも簡単にもいかない。そしてじゃあもうお一方最後に、凪原亜季さん。

幼少期にお父さんが保証人になっていきなり多額の借金を負うと、かなりの貧乏生活に精神的にやられたお母さんに八つ当たりされたこともあって高校時代はヤンキーと呼ばれお祭りや海に行くたびにケンカをする日々。

大竹
すごいな(笑)


しかしある日、両親から「自分たちが貧しい思いをさせたから」とたくさん謝ってもらい、それから真面目になろうと決意。お母さんがアイドルを好きなこともあって20歳で夢を追ってアイドルになりましたと。
現在「WiLL」というアイドルグループで活動されているんですが、なんと明日このグループを卒業します。

大竹
おいおいおい、ワケありすぎだろ?

凪原
自分で読み直して「濃いなあ」と思って(笑)

大竹
でも元ヤンキーには全然見えないね。

凪原
そうなんです、画像があったら見せたい(笑)

大竹
ヤンキーってどんな服着てるの?

凪原
服ですか?基本的に戦いやすいものを(笑)


でもスカート延ばすとかそういうのじゃなくて?

大竹
ちょっと待って、戦いやすいってどんな服よ?

凪原
だからジャージですね。基本的にケンカスタイルはジャージ、全部髪の毛ひっつめてお団子にして髪の毛引っ張られないようにして。爪を全部切って、殴るときに爪刺さるんで(笑)

大竹
本当かよ、お前!今は顔が穏やかにして、あんまりそんな暴れてた感じしないじゃん?
やっぱり強い?強いの?

凪原
いやいやいや(笑)

大竹
やっぱり強いんだろ?

凪原
何がですか?(笑)


とぼけて・・(笑)

大竹
パンチの出し方とかなんか、ナックルとか今ひねって入っていたもんね。


さまになってました!

凪原
でも私、踏むことが得意だったので(笑)

大竹
踏むってどういうこと?

凪原
ラジオだと伝えられないんですけど。相手をつかんで、ひざにゴンッ!って当てて倒してから乗っかってみたいな(笑)


髪の毛つかんで、ひざに顔を当てて、下に倒して乗るっていう。

凪原
そうです!そっからマウント取ったら勝ち!みたいな感じで(笑)


アイドルで「マウント取ったら勝ち」っていう・・

大竹
お前K-1みたいなアイドルだな、格闘技に行きゃよかったのに。

凪原
後輩、女子プロなんですけど。1回問題になったんですけど、ヒール役だったんですけど殴りすぎて1回引退させられて最近復帰してきたんですよ。やりすぎちゃってボコボコにしすぎちゃって・・。

大竹
見た目じゃ分からないね。


だって全然人を殴りそうなねえ・・穏やかな。

凪原
いやもう怖いですよ、そういう人たちがいたら逃げます。

大竹
彼氏とかも殴っちゃったりした?

凪原
彼氏ですか?いや、男の服従禁止みたいな(笑)


ヤンキー時代は?

凪原
そうですね、「逆に男に負けたくねえから」みたいな感じだったから「自分より強いこと自体認めねえから」みたいな。

大竹
自分より強い男はいなかったの?

凪原
男のときはモノを使って良いみたいなシステム(笑)


自分の中のルールで、男性には武器を使っていいと(笑)

里咲
相手は使っちゃダメなんですか?

凪原
当たり前じゃないですか!そこで男が使ってきたら、もう「キャー!!」って言って警察呼びます!!


タチの悪いヤンキー・・(笑)

大竹
すごいなあ・・みんな。もうみんなそれぞれアイドルとはいえ映画作れよ、1人ずつ!すごいねえ・・里咲さんは、金いくらか貯まったの?金貯めるの夢みたいなものだろ?


事務所も経営されていてね。

里咲
はい、でも私がちょっとバカなところがあって稼げたら稼げただけ楽曲制作とMVに使っちゃうんですよ。

大竹
入ってきた金を?

里咲
そうなんです、全部自分でそこに使っちゃったせいで貯金が本当になくなっちゃって・・お洋服とか買えなくなっちゃって。

いつも同じシワシワのTシャツでライブに出ていたらファンの人たちが「お願いだから、これで服を買ってくれ」って言って物販をいつもより多めに買って下さって。

それも音楽に使っちゃったら、繰り返しライブの度にグッズ販売のときにファンの人がそういう・・

大竹
お前、途中から「このTシャツいけるな」と思っただろ?


シワ多めにしたりして。

大竹
「まだそれ着てんのか?」ってちょっと手を使っただろ?

里咲
途中からアイロンかけるの止めました(笑)

大竹
止めましたじゃないよ!!(笑)

里咲
でも本当にちょっと反省して、最近。

大竹
今日ちょっと綺麗な格好しているじゃない?

里咲
はい、買いまして。ファンの人が喜んでくれたのでお洋服にも使いたいです。

大竹
でも今度は何か企みはあるの?この先は?だって組んでいたグループもあれでしょ?そしたら次は何やるの?

里咲
今はソロでシンガーソングライターでもともとずっとそっちも並行してやっていたんですけどCD-Rが一番売れるんですよ、私の場合は。

大竹
CD-Rっていうのは?

里咲
曲を売るときにプレスしたCDを普通は売るじゃないですか?それを出しちゃうとあんまり売れなくなっちゃって。自分の家で2台のパソコンで焼き続けたCDが1千枚とか2千枚とか売れてオリコンに入ったんですよ!

大竹
じゃあ家に帰って自分でCD焼いてるの?

里咲
そうです。


頼むんじゃなくて、業者に?

大竹
工場、お前んち?

里咲
そうです。だからパソコン2台あって、内蔵のドライブで焼いてて・・デュプリケーターっていう一気に焼ける機械があるんですよ。ライブハウスとかで10枚とか一気に。あれは邪道なので、もう家でずーっと手焼きせんべいみたいに焼き続けて・・


でもいっぺんにやっても音質は同じ?

里咲
そうですね。


まあ手間をかけてるという。

里咲
・・みたいなことをやっているので、それでもうひと儲けしたいと思います。

大竹
じゃあ自分の家は工場なわけだ。

里咲
はい、CD-Rばっかりあります。ダンボールとグッズとお洋服はないんですけど・・グッズとCD-Rはある。


大変ですね、アイドルも。

大竹
失礼なんだけど、もうちょっと脱いだりケツ出したりしたら売れんじゃねえの?みたいなのはねえの?

里咲
そうなんですよ、親があまり嫌がるっぽくってですね・・小さい頃から「それは25歳を過ぎてどうしても芽が出なかったらやりなさい」って言われてまして(笑)

大竹
今、24歳で。

里咲
あと1年なんです。

大竹
これでもうどうしようもなかったら、ケツでも出すかみたいなこと?

里咲
はい、そうですね。なので今年は頑張りたいと思ってます!

白川
お待ちしております・・。

大竹
でもグラビアをやって白川さんなんかはあれじゃない?ケツ出してたってことだろ?

白川
ケツ出してましたね。でも全然お金儲からなくて。この服とか6年くらい着てるんです。


白いカーディガン、レースのカーディガンを着てるんですけど。

大竹
見たら「なんか古臭いな」と思ったんだよ。

里咲
なんかちょっと色が黄みがかっている(笑)

大竹
そういうのは誰か服を買ってくれる人を待っているわけ?

白川
いや普通にずっと着ているので。


いま大変ですもんね、奨学金返していくから。

白川
非正規だし、もう全然こんなに綺麗なお洋服買えない。


もうなんかちょっと悲しくなってきたんですけど、今後の活動を皆さんあるそうなので。

大竹
今後を聞きたいよ!


里咲りささんは9月22日にZeppDivercityTokyoにてワンマンライブを開催するそうです。こちらのチケットはイープラスで発売中。

里咲りさ空前絶後の1st全国ワンマンツアー2017特設ページ

そして凪原亜季さんは、明日卒業記念WiLLワンマンライブを開催されます。

大竹
お前荒れるなよ、卒業だからって言って。

凪原
そうですね、運営を3発くらい殴ってから辞めようと思います(笑)

大竹
白川は?


白川さんは、ブログですね。「アイドルのハッピーエンドの作り方。」というのを書いているということなんで、そちらの方をご覧いただければというふうに思います。


大竹
じゃあみんなもう卒業じゃん。

凪原
でも私まだ活動するんで。

大竹
だって明日で卒業したら、どうすんだよ?

凪原
地下の大人が信じられなくなっただけなんで、自分でやります!これから。
(2017/08/20にセルフユニット「ふたりオポジット」を結成)


というわけで「大竹まことの知りたくない世界」今日のゲストはワケありアイドルということで里咲りささん、白川花凜さん、凪原亜季さんの3人のお越しいただきました。

大竹
知りたくなかったなあ(笑)

(関連リンク)

里咲りさオフィシャルサイト



白川花凜ブログ「アイドルのハッピーエンドの作り方。」

凪原亜季セルフユニット「ふたりオポジット」

(了)

2017/07/24

高田文夫が語る「果歩サイドと船越サイドだから、NHKは」

今回は2017年7月17日放送「高田文夫と松本明子のラジオビバリー昼ズ」
オープニングの一部を起こしたいと思います。


高田
朝起きてちょっと暑いなって目が覚めちゃうから、朝テレビつけちゃうじゃない?そうするともうどこも8時9時になるとさ、あんまりやんない方がいいんだけどさ松居一代だ、松居一代だってやるじゃない?

「松居一代記」って読んじゃったけどさ、俺なんか思わずさ(笑)一代記になっちゃうもん。

松本
今すごいですよ、毎日毎日。連日アップしてるんでしょ?チーム松居。

高田
もういいと思うんだけどな。

松本
松居一代さん、先生と同じ誕生日でしたよ。

高田
またそういうことをいちいち広げるなよ、俺なんか大宮エリーみたいになっちゃうから。どんどん横に広がって行っちゃうんだ。もう大宮エリーの直筆の手紙もう俺持ってるし(笑)

松本
先生、入手したの!いつの間に!

高田
しっ!うるさいよ!大声で言うなよ!やっぱりジャーナリスト魂が動くんだよ、こういうことはさ。

松本
先生アンテナが広すぎますね。

高田
綺麗な字を書くだろ?大宮エリーって綺麗な字を書くよ。

松本
作家さんですよね?

高田
そうだよ。それでテレビ見てたんだよ、そしたら「まあいいよ。しょうがないな」とか思っていたら、その点NHKは偉いんだろうなとパッとつけたんだよ。NHKっていうのはさ、旦那の船越さんは午後からでしょ?だいたい「ミヤネ屋」の裏だから。

もう連ドラが終わって8時半過ぎにつけたんだよ。もう生放送で船越さん飯作ってたよ!(笑)

#平野レミ さん生放送69分で14品! 料理番組で「真似しないように」という前代未聞の言葉も飛び出すし“あの”船越さんも参戦 #スタミナ家族に福きたる(togetter)

松本
中山秀ちゃんと。

高田
平野レミと生放送で船越さんがご飯作っているんだよ!あれは偉い!

松本
あれすごいですね。

高田
NHKは逆手に取ってるね。このあれを全部いただき!みたいな。

松本
だってあの時間民放はワイドショー、ワイドショーで。

高田
全部、松居一代なのよ!それでNHKにしたら船越英一郎がフライパンをバーッて、秀ちゃんと嬉しそうに「あちちっ!」とか言ってて2人で戯れてたもん(笑)当分あれだね?NHKは船越と行くんだろうね、心中だね。・・たぶん紅白の司会狙ってるんじゃないかな?

松本
アハハッ!面白い!

高田
この分じゃこのまま引っ張っていってNHK的には船越を全部構えていっておさえていって、司会だよ!紅白もちろん!すごいだろ、そうしたら?

松本
壮大な計画ですね。

高田
紅組は豊田議員だろ?違うっつーの、なんで豊田議員だよ!(笑)「ハゲーーーッ」って言っちゃうだろ、そんな司会いないだろ!歌う人が歌うづらいだろっ!

松本
またそうやって、今もうややこしい情報が盛りだくさんだから!!(笑)

高田
歌う人が出づらい出づらい!本当にそういうことを言わないように!世の中大混乱しているんだから。だって渡辺謙さんもさ、やっぱり二枚目だから謝罪してもみんなやっぱり「格好良い」ってなるのね、やっぱり。

松本
格好良いなって。

高田
南果歩の気持ちも知らないでな、俺は果歩サイドなのか!(笑)

松本
果歩目線・・。先生優しいから。

高田
どんな目線なんだ、果歩目線・・教えてくれよ(笑)あれだって今あれだよ、南果歩を抱え込んでNNHKの連続ドラマ始まったからね、不倫の夫のドラマ。清水ミチコが仲間だからね、主婦仲間で。BSで始まりましたよ、いよいよ果歩で。

NHKがみんなのバーターじゃねえや、聴取率じゃねえや・・視聴率代・・なんだっけ?

松本
受信料!

高田
みんな受信料ひとつ出てこないんだから、歳取っちゃってみんな!受信料で、みんなさ果歩サイドと船越サイドだからNHKは。

松本
偉いですねえ。

高田
それもドーンっと引いたカメラで見ると、実はホリプロサイドだからこれは。分かる?船越サイド・果歩サイド、カメラがドン引きで引くと俯瞰してみると「あっこれは大変だなホリプロは」

だから全てが和田アキ子さんの50周年に向けてのキャンペーンなんだよ、秋の。

松本
先生、芸能界のウラを知ってますねえ。

高田
俺は古いよ、ウラでゴロゴロ転がすから。

松本
そっか、アッコさんも50周年だ!

高田
そうだよ、ジュリーも50周年だから。

松本
オールナイトニッポンも50周年。

高田
松村くんが来年30年だから。「いやー先生にご心配かけちゃって、大竹でございます。太田プロも考えておりました。すいません、気がつきませんで!よろしくお願いします!」

もう大変だよ、お前。松村の30周年・・小っちゃいよ!!俺が扱うものが!ブツが(笑)こっちがジュリーだアッコだってつってるのに!

松本
ファイヤーヒップスも面倒見てるんでしょ?
【公式】FIRE HIP'S(twitter)

高田
ファイヤーヒップス、今日昼間やっていると思ったら・・今パンを買いに行かせたら空振りだよ!「夕方5時からやりますから」って、待ってられないよ5時までここで。歳とっちゃうだろ!やることいっぱいあるんだから!(笑)

(了)

2017/07/21

活弁士・坂本頼光が語る「日本には活動写真弁士が馴染む土壌があったんですよ」

今回は、2017年5月28日放送「真夜中のハーリー&レイス」
「vs坂本頼光(活動弁士)」の回を起こしたいと思います。


清野茂樹(以下、清野)
さて流れてきたのは「麗しき美」という曲ですね。チンドン屋さんのイメージですけれども、さあこの曲に乗せましてリングインを果たしました今夜のゲストをご紹介しましょう。活動弁士・坂本頼光(さかもとらいこう)さんです、ようこそこんばんは。

坂本頼光(以下、坂本)
どうも、ラジオをお聞きの皆さんこんばんは。坂本頼光でございます。

清野
いいな、もうなんか曲によく合ってますね、やっぱしゃべりが。

坂本
いえいえ、もうドキドキしておりますね。

清野
お手柔らかにお願いいたします。さあ坂本さんはなんてたって活動弁士という特殊な仕事でけっこうびっくりされるんじゃないですか?

坂本
これはね、もう「活動写真弁士」というのが一応正式名称ですけれどもね。「活動弁士」ってちょっと略して、で「活弁士」っていう言い方もあり「活弁」っていう言い方もあって。それで一番縮めると「弁」って言われることもあるんですけど。

清野
えーっ!

坂本
いやこれ本当にネタじゃなくて、昔は浅草でそういうふうに言われていたっていうんですよ。要はこれですよね?皆さん「『活動写真弁士』って何じゃ?」という話になりますけれども。

いにしえの無声映画、サイレント映画ですね。すなわち写真が動いて見えるから「活動写真」って映画は昔言われていた。音声がないわけでございますね。

そこでスクリーンの横に立って、登場人物の声から物語のナレーションに至るまでを全部ひとりで喋るのが「弁士」という「活動写真弁士」っていう仕事があったわけですよ。今でも何人かが頑張ってそれをやっとると、こういうことです。

清野
日本にいま何人いらっしゃるんですか?

坂本
公称10人。

清野
10人って相当少ないですね。

坂本
少ないですね、うーん。しかも生殖能力がある人は4人くらいしかいないと思いますよ、そんなこと言っちゃいけませんけれども。

清野
あと6人は枯れた感じで?(笑)

坂本
もうパンダか何かみたいなね。でも国が助けてくれませんから。

清野
絶滅危惧種に指定されていないと。「絶滅するならどうぞ」という感じの。

坂本
「えっ!もう絶滅してたんじゃないの!?」みたいな。そんな感じですよ(笑)「活動写真弁士」って長いですしね。「落語家です」とか「漫才師です」とか「浪曲師です」とか一息で言えるじゃないですか?「活動写真弁士です」って言うとちょっと長くなるんですよ、自己紹介が。

「活動写真弁護士」って言われちゃったことがあって、司会の人に。「今日のゲストは活動写真弁護士の坂本頼光さんです」つって、「うわっ、弁護士になっちゃった!」って。

清野
いやでも本当によくぞまたその道を目指したというか、志したというかね。

坂本
もともと映画が好きだったんですよね。それでなんでも見たんですよ。ただ無声映画とか弁士っていうのは知らなかったんですけど、中学校2年生のときに王子の「ほくとぴあ」っていうところで、弁士つきのサイレント映画の上映会っていうのがあったんですよ。

清野
中2で?

坂本
学校の授業で、課外授業で。皆さん「映画鑑賞教室」とか行かれませんでした?あれで引率されてズラーッと行ったんですよ。そしたら澤登翠(さわとみどり)さんという現在でもうちの業界で一番偉い方ですけれども。その方が「チャップリンのキッド」という1921年の名画を説明されてて。

それで私はそれを聞いてカルチャーショックを受けたわけですよね。「ああ、こういう仕事があるんだ!」と。はじめて生で見たと。

清野
そうだと思いますよ、だって未だに見たことない人が多いと思いますから。

坂本
それで演奏も生演奏なんですよ。音楽がないから、サイレント映画ですからね。だからもう全部生なんですよ!声も映像も語りも全部生で完全なライブなんですよね。

清野
じゃあ逆にそれまではどんな映画が好きだったんですか?

坂本
いやもう時代劇ですね。

清野
中2で時代劇ですか?

坂本
おじいちゃんっ子だったので、おじいちゃんが家庭のチャンネル権を掌握していたもんですから。「暴れん坊将軍」とかそんなのばっかり見てましたよね。だから時代劇にはあんまり抵抗がなかったし、あと日曜日とかも昼間に古い映画とかやってましたでしょ?あういうのを見慣れていて、大好きでしたね。時代劇は。

今この仕事だから、それが役に立ってますけど。他の仕事に就いていたら、さぞ不幸な人生だったんじゃないか?と思いますよ(笑)

清野
まあまあ、ただの時代劇好きみたいな感じになっちゃってるという可能性もあったと?それで衝撃を受けて「これだ!」と思ったわけですよね?

坂本
それで自分もやってみたいなと思って。落語や講談もなんとなく興味はあったんですよ。やっぱり中学ぐらいになるといろんなものに興味が広がって行きますからね。

で、映画と演芸のハーフというか間になるもの・・そういう芸はないのか?と思ったら、活弁もうピッタリでしょ?だって映画じゃないんですよ、ライブだから。でも寄席とかに出る芸人かと言われたらそういうわけでもなかったわけです。なんかその中間が面白かったんですよね。

清野
いや僕でもその気持ち分からないでもないです。っていうか分かりますよ!やっぱり中2ってけっこうそういう時期じゃないですか?「これだ!」となったら必至に掘り下げるというか、ある意味危険とも言えますけど。僕もプロレスとか実況とかそっちでしたから、気持ちは分かりますよ!

坂本
やっぱり、あの・・舞台の下手に陣取るわけですよ。あくまでも真ん中がスクリーンですよね。だから清野さんで例えるとリングが主であり、アナウンサーは従であるみたいなね。

だからその脇役なんだけれども、縁の下の力持ちというかね。逆に言うとその人のしゃべりがマズかったら映画がダメになるみたいな。生殺与奪を握ってる感じがゾワゾワッとしたわけですよね。

清野
じゃあでもそれをやろう!と思ってもなり方が分かんないですよね?

坂本
分からなかったんですけどもね、でもそうやってライブでやってらっしゃる。つまり興行を打っていらっしゃるわけですよ。だからまあ高校2年でちょっと私、中退しまして。映画好きとかいろんな他のことがたたりまして・・

もう「弁士をやろう!」と中2のときに受けた感動がまだそのまま持続していましたんでね。それで澤登さんのところに訪ねたら、そのころに3人くらいしかいなかったんですよね。

清野
今10人なのが、3人だったんですか?

坂本
ちょっと増えたんですよ(笑)それはあとで説明しますけれども・・。

清野
さっきの生殖能力は関係なく?(笑)

坂本
それはちょっと・・すいませんねえ本当にもう。それで澤登さんが弟子をとらないって方だったんですよ、そのころは。「もう趣味でやった方がいいよ」って言うんで、最初趣味でやっていたんですよ。サークルみたいなのがあったんですよ、活弁の。

そこにいたんですけど「やっぱりプロになりたいな」「これでおまんまが食べられないかな?」と思ってたんですよ。そしたら20歳のときに「東京キネマ倶楽部」っていうのは鶯谷にできたんですよ。そこは1年365日無声映画を上映するっていうとんでもないレストランシアターだったんです。

清野
それが当時あったわけですね?

坂本
それはもう今は営業はしてません。

清野
99年当時は。

坂本
それで365日弁士付きで無声映画をずっと上映するレストランってなると、3人しかいないんじゃ足らないわけですよ、ローテーションが。

清野
3日に1回やらなきゃいけないわけですからね。

坂本
だからオーディションで役者さんだったり声優さんだったり、いろんなそういうのに興味がある人「オーディション」っていう雑誌が当時あって、それに出て。

坂本くん今度うちも経営に関わるから」っていうんでその澤登さんの会社から口をきいてもらってオーディションに参加して、それで合格してそれで弁士でデビューできたわけですよ。一応、形だけはプロということになって。

そのときに山崎バニラさんというね、今ドラえもんのジャイ子とかやられている彼女と同期という。

清野
そうだったんですね、じゃあたまたまそういう募集をしていたからやっぱり良かったもののってやつですね。

坂本
そうしないと、もう師匠がいないわけですから私は。つまり入門してその社会に入ったっていう証明がないわけですよ。

清野
なんとなくアナウンサーに近いような気もしますよ。僕らも何も免許も何もないですから。

坂本
でも入社が証明ですよ、それがやっぱりちゃんとした公的なところにね。でもやっぱりそういう素人ですから僕はね。そのころ、全然お客さんも正直言って入ってなかったんです当時。有名な人が出るわけじゃないしね。

400人入るんですよ、そこ。でも2人とか3人とかねお客さんが。2人は困りますよね(笑)例えばカップルで来たらね「今宵はあなた方2人の貸切りでございます」とか言ってごまかせるけど、ボサッとしたオジさんが2人バラバラで来て、すごい離れたところに西と東で座ったりしたら「どこ見りゃいいんだ!」っていうぐらいで。

清野
確かにこれはツラいですね(笑)

坂本
だんだん出されるまかないとかも、粗悪になってきてね。経営陣とかの視線が痛くなってくるわけです。スタッフとかも、だって客来なきゃ腐りますからね。それで結局1年を待たずして瓦解しましてね、そこは。

それで「どうしよう!?」とせっかく弁士でデビューしたのに、本拠地がなくなっちゃったわけですよ。

清野
いやー、プロレスっぽいなあなんか。団体が消滅するみたいな(笑)

坂本
かといって他の団体なんかないんだから。もう1団体しか(笑)

清野
そうか!1団体だから他に行けないんだ!

坂本
そうですよ!みちのくってわけには行かないわけですよ。それでしょうがないってそこで辞めちゃった人もいるけど、しょうがない自分たちでお金出してフィルムを借りたり小屋も借りてやろうっていうインディーズですよね。普通のバンドとかと同じで、もう自分で全部やる。

清野
自主制作、自主興行だ。それってそうどう活弁が、活動写真が好きじゃないとできないっすよね?

坂本
でもね、無声映画も好きでしたけど・・やっぱりどこかにアナウンサーさんとかじゃないですけど、語りに対する憧れというかそういうのもあったんじゃないですかね?

清野
それは何が芽生えだったんですか?語りとかしゃべりに対する憧れっていうのは?

坂本
それはですね、おそらくなんですけれども。子ども時代におじいちゃんが時代劇を見ていたり、あと演歌の番組とか見てますでしょ?

そうすると「にっぽんの歌」とかあういう演歌の番組とかありますと、番組の始まりのところにね。「浮世舞台の花道は表もあれば裏もある」とか来宮良子さんのあういうのとか。

時代劇でも最後に「親子のケンカを直したら、笑顔のまま○○路をあとにするのでありました」みたいなそういうナレーションみたいなのがあったりすると、なんかその心地よいものをね。そういうのを聞いたりして、こういうのを真似してしゃべったら面白かったりするわけですよ。ちょっとおじいちゃんたちがウケたりしてね。

清野
あー分かるなあ。そういうのいいですよね。刷り込みがありますよね。

坂本
「スベって転んでケガをした。痛さつらさにゃ泣かないが、人の情けに泣けました」とかなんかそういう完全に七五調が七・七・五とかそういう「ああ面白いもんだな」と思って。なんか子どもがそういうのをやるとお年寄りとか先生とかが珍しがって喜んでくれますからね。

清野
いややっぱりでも七五調って基本心地良いんですよね。日本人には。

坂本
どうやらそういうDNAに刷り込まれているんじゃないですかね?

清野
いや実況もそうなんですよ。「ツーストライク、ワンボール」みたいなやっぱりあういうのが気持ち良いんですよね。

坂本
だからもしかしたら、でも演芸よりでしたから。僕が子どものころに見たプロレスとかはやっぱり古館さんとか辻さんとか「おおーっと!」とかやっぱり七五調とはちょっと違うじゃないですか?

「なんということだ、これはまさに・・」とか。あれも面白いなと思ったんですけど。なんかそれからもっとさかのぼった昔の力道山のころとかの、あういうののビデオとかNHKのやつとかを見て。あのアナウンサーは面白いなと思って、全然違う。

清野
「力道、空手チョップ一線」みたいなね。

坂本
そうそう、「さあ対戦相手はルーテーズ」「六尺豊かな 大男 気合い十分 今まさに日本の力道山に果敢に挑戦してまいりました」とかそういうね。

清野
佐渡アナウンサーとかね、当時のね。

坂本
「大会開催前に 委員長であります大野伴睦氏より花束の贈呈です」

清野
ハハハ、よくご存じで(笑)

坂本
「芸能人を代表して森繁久弥さんが花束の贈呈であります」とかなんかあういうのが面白いなとか思って。

清野
いいですね!大好物ですよ僕も。

坂本
それで対戦する相手も何かエンタメ感しかない・・エンタメ感しかないと言っちゃ言い過ぎですけど(笑)ミイラ男の人とかね、ノートルダムとか。あのころに時代はちょっとあれかもしれませんけど。昭和のプロレスっていうのは外国人レスラーが怪しい人が多い。あういうのも面白いなと。

清野
興行ですよね、だからね。お金を取って面白いものを見せるよっていう、そこがやっぱりはじまりでしょうね。でも気持ちはよく分かりますよ。でもそれって観に来る人って、活動写真を誰が観に来るのか?

坂本
お年寄りでしたね。それは無声映画を好きで劇場に足を運んでいた当時で。そもそも明治29年に日本に活動写真、映画の原型っていうのは渡ってくるんですよね。アメリカとフランスからだいたい同時期にね。

そっから派生してきているんですけど。だからね昭和の10年代の前半くらいまでは無声映画っていうのはあるんですよ。昭和初期には「トーキー」って言って「トーキング」喋っているっていう意味で「トーキー映画」ってつまり現在の映画で発声している映画、普通の映画。

それまではサイレント時代、だから弁士が必要だったんですけど。昭和10年代にいらなくなった。ということは昭和10年代に産まれている人は無声映画を知っている人がけっこういる。だから今でも90歳くらいの方とか。

さっきおっしゃっていた杉山さんとかは絶対ご存じですよ。小っちゃいころに「なんとなく親に手を引かれて観たような気がする」とかね、「祭りの縁日の舞台で、神社でやっていたような気がする」とか「小学校の校庭で夏休みにやっていたような気がする」とか。

今の後期高齢者の方は覚えていらっしゃるんじゃないか?「オヤジが好きだった」とか「うちにアルバムがある」とか。

清野
じゃあそういう人に向けてやるとものすごい喜んでもらえますよね?

坂本
2000年に一応デビューして、あと自分でライブをやるようになったときは、下北沢ではじめてライブやったんですけど2001年に単独ライブを「坂本頼光単独ライブ」を。下北沢に明治43年生まれの方が来ましたからね、90いくつで!もう心配になっちゃってね。お引き取りいただいた方がいいんじゃないか?みたいな(笑)

清野
「お引き取り」っていろんな意味があるから・・(笑)

坂本
あっ!そうかそうかそうか・・お帰りということでね。でもそれは当然ですよね。だってその方が幼いころに見ていたような時代の映画をやるわけですから。

清野
だから昔はあれですよね?花形だったんですよね、この仕事っていうのはね。

坂本
もうね大正15年1926年ぐらいの調べで全国8,000人いたんですね。

清野
8,000人も活弁士がいたんですか!それが今は10人、もう激減ですね。

坂本
なんかもう火山が爆発したみたいな、隕石が落ちてきたんじゃないかというようなね(笑)

清野
ポンペイの街か!みたいな。

坂本
「何があったんだ!」みたいな、それは映画に音がついたってことですよ。そしたらもう用がないわけですから。しゃべる弁士も演奏する楽士もいらなくなっちゃった、リストラされちゃった・・。

清野
じゃあ海外は・・フランスとかアメリカはどうしていたんですか、無声映画の時代って?

坂本
MC的な人はいたんですけど、逐一説明するような丁寧に、そういうような人はいなかった。またね、ちょっと局地的に生まれても日本みたいに浸透しなかったんですね。

清野
じゃあ日本は活弁の先進国だったんですね?

坂本
先進国というか、もうそういうのに馴染む土壌があったんですよ。だってもう落語があって講談があって浪曲も明治になってあってね。おまけに人形浄瑠璃とかには必ず義太夫っていって語りの人が横にいて、要するにあれはナレーションなわけですよ。

つまり、何かに対して説明とかナレーションとか付けるっていう文化っていうのは大昔からあるわけですね。

清野
確かに日本人はそういうのが好きなんでしょうね。

坂本
「これなんで音がついてないんだ?」と、「音も声もついていないとこれじゃいかん!と何か付けようよ!」って。やっぱりアレンジャーなんです日本人というのはね。何かイジらないとどうしようもないんですね。

それをより良くしようと思ったんじゃないんですか?だって昔たぶん明治・大正は特にマイクがないですから。だから昔の弁士のレコードとか音源をちょっと聞くと・・

「ああー、そのときであった。中山安兵衛は叔父の危急に駆けつけんと出でや髙田馬場へ」とか頭の上から出すようなね。

清野
はいはいはい、高いところから。遠くに飛ばしたいからね、声を。

坂本
だからそうしないとマイクがないから、そういう口調に自ずとなるわけですよね。今のお年寄りが「『時は元禄14年』とかあれだろ?」って言われるんですけど。だからそういう刷り込みがあるんじゃないですか?

清野
でも当時の弁士ってめちゃめちゃ稼げたんじゃないですか?だってもういなきゃいけないし。

坂本
ピンキリでしょうけど、売れてた人は月に1,000円とかね。月に1,000円というのは昭和の初期とかですよ。そのころ大学卒のサラリーマンの初任給が20円とかですから。家賃が7円とかですから。そのときに月に1,000円ですからね。

清野
すごい高給取りですね。

坂本
だから「飲む・打つ・買う」ですよね。それでもうだから身体をすぐ悪くしちゃったりして、やっぱりけっこう交代が激しいわけですよ、栄枯盛衰が激しい。

清野
みんな無茶しちゃうっていうか・・プロレスラーみたいだな。

坂本
それでまさか映画に音声がつくなんて思ってない。この世の春だと思ってるわけですから、ずっと。でも何人かが生き残りましたね。やっぱりちゃんと芸があって、それが徳川夢声さんだったり。徳川夢声さん、このラジオ日本で宮本武蔵の読み語りを戦後にやっていらっしゃったんです。

清野
うわーすごいなあ。あのでも昔のそういう映像とかはどうやって手に入れるんですか?フィルムあっての弁士じゃないですか?

坂本
フィルムはですね・・戦争をまたいでも無事に残っていたフィルムなどを使って澤登さんたちもやっていらっしゃったわけです、我々の戦後の先輩たちも。それを我々はお金を払って借りるとか、そういう場合がありますね。

あとは最近はヤフオクですよね。骨董品で出るんですよ、たまに。それですごい競るんですけど。

清野
どれぐらいからスタートするんですか?

坂本
最初は2,000円とか3,000円ですよ。やっぱりいよいよ最後の日になると一気にバーッと高騰しましてね。

清野
残り15分くらいでアラームが来たりするんですよね。

坂本
「もう大丈夫だろう」なんて油断しているともうダメです。

清野
「高値更新」が来るんですよ。

坂本
去年ね、結局落札することはできませんでしたけどね。「限りなき前進」っていう映画があるんですよ。

清野
何年ごろの?

坂本
昭和15年だったか16年だったかちょっと忘れちゃいましたが。小津安二郎原作・内田吐夢監督っていう要は名作なんですよ、映画史的には。

トーキーで普通の映画なんですけど、あえてサイレント版にしてあるフィルムだったんです。ちょっとこれマニアックになっちゃうんで端折りますけれども。とにかく我々弁士がズズズッてよだれが垂れるようなものなんですけど。これがね、最終的に55万まで行きましてね。

清野
えーっ、そんなに上がったんですか!で、入札に参加して?

坂本
「えーっ、もう無理だわ」つって、だって果てしもないんですもの。これより上に行っちゃって、もうないんですからお金。

清野
それはもう弁士以外の人も参加しているということですね。

坂本
コレクターですよね。昔からコレクターの方が金持ちっていうのは常識ですから。でもコレクターの人の気持ちも分かるんですよ。まず欲しいというのは同じですから。またコレクターの方っていうのは大事にしますよ。

大事にして表に出さないんですよね。そうするとそのフィルムはもうないんで秘匿されちゃうと永久に日の目を見ない可能性もあるわけです。だってどなたが落としたか分からないから。でもやっぱりなんとかいろいろ欲しいでしょう、しかしなんとか私に!みたいな。

清野
弁士の方が持っていた方がいろいろな人の目に触れますからね。

坂本
こっちも仕事で使うというのはちょっと弱いところはありますけれども。必ず多くの人に見せられるように・・興奮するとロレっちゃうんですけど(笑)本当そうなんですよ。

清野
でも気持ち分かるもん、悔しいですよね・・財力で負けるというのはね。分かるわ。

(ゴング)

ああーっと、ここでゴングが鳴りました!えー時間切れのゴングが鳴りましたよ、坂本さん。

坂本
そんなにしゃべりました、私?

清野
もう30分なんですよ、本当なんですよ。皆さん言うんですけどね。

坂本
すいません。

清野
時間切れのゴングでございます、試合終了なんですよ。

坂本
なんかもうほとんどしゃべりませんでしたね、予定の内容をね。

清野
予定なんてないですよ!プロレスにそんなものは。

坂本
あっ、そうでした。すいません、これは失礼しました。

清野
えー時間切れ引き分けということで引き分けの場合はタイトルマッチはチャンピオン側の防衛ということになります。我々番組側が324回目の王座に防衛成功となりました。もうしわけございません、チャンピオンベルトをお渡しすることはできませんが、振り返ってみてどうでしたか?

坂本
いやーもうちょっとやりたいですね。

清野
じゃあちょっとこのあと軽く延長戦を。

坂本
やっちゃっていいですか?

清野
「いいんだね、やっちゃって」ってな感じでやりましょう。

(了)


2017/07/01

コラムニスト・やきそばかおるが語る「東京の人はなかなか地方のラジオ局の番組を聞かない」

今回は2017年5月21日放送「真夜中のハーリー&レイス」
「やきそばかおる(延長戦)」の回を起こしたいと思います。


清野茂樹(以下、清野)
それでは、コラムニストのやきそばかおるさんとの延長戦でございます。よろしくお願いします。

やきそばかおる(以下、やきそば)
よろしくお願いします。

清野
もう放送盛り上がりましたね。

やきそば
あー、面白かったですね。どこに行きたいとか言わなかったですね。

清野
ハハハハハハ、いやもういっぱいありますよ!(笑)それはもうプロレスラーと一緒で満員のお客さんの前で試合をやってみたいっていうは・・。

やきそば
まあ、それはありますよね。でも心地良いところでやるっていうのも大事ですからね。

清野
確かにね、それは大事!確かに大事ですよね。

やきそば
でも1度の人生なのでっていうところもありますよね、ハハハ(笑)

清野
だから大きい会場でマディソンスクエアガーデンとか、日本武道館とかで試合もやるけど、新木場1stRING小さいところでやるのもいい。だから両方知っているのがいいですよね?

やきそば
そうそうそう、そうなのそうなの。

清野
小さいリングだけしか知らないっていうのはちょっとね・・っていうのはありますよね。でも本当ラジオ番組ってね、よくほらたまに特集されるじゃないですか?この間も「ラジオ読本」でしたっけ?読んだんですけれども、いろいろ業界人の。

やきそば
いろんなおすすめの番組ですよね。あれね、あの番組本のポイントが1個あって・・あれを見ていると「あっ、この推薦者は本当にラジオをよく聞いているんだな」っていうラインナップのときがあるんですよ。

例えば、まあよく聞かれている放送局、AM放送局とかをラインナップしている人ももちろんいいんですけど。そうじゃなくて「おっ、このマニアックなところをついてきたか!」とか。

紹介している放送局が「bay-fm」と「NACK5」と「ラジオ日本」とかだと「おお、よく聞いてるね!」みたいな。だからそういうのを僕はもっとやりたいんですよね。

清野
だいたい皆さん赤坂の方だったりとか、集中してますよね?

やきそば
あれね、けっこう奥歯を噛んでいる人が多いと思いますよ、やっぱり。

清野
そうなんですよねえ、まあだから結局ラジオってチャンネルで聞くっていうか・・朝TBSラジオを付けたらそのまま夜までっていう人が多いんですかね?

やきそば
あのね、僕いつも思うのは関西の番組もよく聞くんですよ。

清野
それはradikoで?

やきそば
radikoで。それで傾向としましては例えば関西の人は・・関西はラジオの好きな人が多いって言われているんで関西の人は例えばネット放送とかだったりとかで東京の番組を聞くと。ところが東京の人がなかなか地方の番組を聞かないっていうんですよ。

清野
あー!確かにあんまり周りに居ないかも知れないですね。

やきそば
だからそこをなんとか曲げたいんですよね。だから別に僕は東京だけど例えば北海道のSTVラジオも聞きますし、沖縄のRBCIラジオも聞きますし、南海放送も聞くし、FMも聞くしみたいな。

だからなるべくそういうのをいろんな人に「こういう番組あるけど、どう?」っていうふうにちょっとおすすめしたいですよね。

清野
普段はどういうサイクルでラジオを聞かれるんですか?

やきそば
僕は音が無い状態が嫌なんで、絶対何か音をかけているんですよ。まず朝起きた段階で、例えば朝は日によって違いますけれども7時だったり8時だったり9時だったり、まずラジオをつけて。それで寝るのがだいたい朝の4時とか5時なので、そこまでオフタイマーをかけて。

清野
すごいですね、ほぼじゃあ1日聞いていますね。それで別に特定のチャンネルってことじゃなくて、本当にザッピングしながら?

やきそば
そう、だから僕もともと・・ラジオって割りと1県につきAM1つとFMを1局みたいなって多いじゃないですか?でも僕、山口の下関の方に住んでいたんですけど。そうすると山口のAM・FM、あとNHKですね。

あと福岡で民放が5局あるんですよ。それとNHK。あと大分放送南海放送も入るんですよ。

清野
ちょっと山口は特殊ですね、じゃあ。

やきそば
そう、「電波銀座」って呼んでるんですけどね。だから僕、小学校の時からラジオを聞いているんですけど。けっこういろいろ当時から聞いていたんですね。

清野
ああ、なるほど。松村邦洋さんとかもけっこういろいろ聞かれていたって言いますもんね。

やきそば
ああ、田布施出身のね。

清野
山口だから。

やきそば
そう、それで広島の番組のアシスタントやったりとかもしてましたもんね。

清野
そうそう、RCCでしたっけ?


やきそば
「サテライトNO.1」とかもやってたりしていてって、そんな感じなので東京の方がいろんなTBSラジオからラジオ日本からNACK5とか聞けるのと同じような状況ではあったんですよね。

清野
層だったんですね、今もう本当にチューニング回さなくてもワンタッチですからね。

やきそば
周波数知らなくてもいいっていう、だからね逆にいろんな放送局聞いて欲しいんです。例えば長崎とかってちょっと面白いことが起きていて。長崎の「創成館Wings Time」っていう番組があるんですけれども、これ15分番組で高校の校長先生がしゃべっているんですよ。(2017年7月時点では「創成館Wingsウルトラフライデー HYPER!!」金曜18:45~)

創成館っていう学校があるんですけど、ここが1社提供で。もともと実は荒れていた学校なんですよ。これを今の若い校長がいて40代の校長がいて立て直したんですね。学校の経営から全部、荒れていた奴も全部立て直して甲子園で強豪校になったんですよ。

この校長が本当にやり手の校長でラジオで喋っているんですけど、何か陽気に喋っているんですけど「明日からあれなんですよね、うちの高校は修学旅行なんですよ!ハワイ行くんですよね」みたいな(笑)

清野
そんな話をラジオでしていると!

やきそば
そんな話を、最初この方アナウンサーだと思ってたんですね。でも「修学旅行でハワイ」ってどういうこと?って思ったら、喋っている人が校長だと思って「なんて明るいんだ!」と思って。それでホームページを見たんです、創成館の。やっぱり明るいんですよ!

「ああ、この明るい校長先生の話を聞いちゃうと学校のファンになっちゃうわな」っていう感じですよね。これFM長崎で放送されているんですよ。これね、なかなか東京だとね、こういう放送ってなかったりするんですけれども地方ももっと自由なんですよね。


清野
確か甲本ヒロトさんも長崎の番組を?(「DJANGO BANGO DELUXE(ジャンゴバンゴデラックス)」土曜19:30~)


やきそば
よくご存じで、実はやっていらっしゃるんですよね。

清野
ずーっとやってらっしゃるんですよね。

やきそば
あんまり公にしていないですけれどね。実はやっているんですよね。

清野
僕もラジオの地方局出身ですけど。地方でやってもなかなか届かないみたいなところもありますからね。

やきそば
これでもね、ラジオが好きな人と話すと例えばレコード会社のプロモータさんとかラジオが好きなディレクターさんとかと話しているとけっこう聞いてますよ。

清野
そうですか?

やきそば
発掘してますね、番組を。例えば仮に福岡しかしゃべってないミュージシャンがいてその方のしゃべりを聞いて「この人しゃべりが上手いじゃん!」ってなったら「ちょっとゲストに・・」みたいな。いくらでも有り得るんで、夢が詰まってますよ。

あとね、このコンセプトがすごいなと思った番組が1個ありまいて「ドットーレ山口のドキドキラジオ'84」っていう番組なんですよ。
ドットーレ山口のドキドキラジオ'84 youtubeチャンネル


清野
どこのチャンネルなんですか?

やきそば
これ東海ラジオです。

清野
やっぱり東海ラジオはけっこういろいろありますね、伝統がありますしね。

やきそば
これね、最初タイトルを聞いたときに「なんだろう、これ?」と。まずドットーレ山口さんがどういう方なんだろう?と、でなぜ「84」なのか?と。いろいろと気になるじゃないですか?

それでちょっと調べたら、ドットーレ山口さんはまずお医者関係の方なんですね、まあ一般の方なんですけど。この「ドキドキラジオ'84」は何か?って言いますと実はドットーレさんが大の岡田有希子ファンなんですよ。

岡田有希子さんってまあ自殺しちゃった方なんですが、まあ大ファンがいっぱいいて。岡田有希子さんのことを絶対に忘れちゃいけないと。実はファンイベントも今までやってらっしゃる方なんですよ。岡田有希子さんのファンを集めて懐かしい曲を流すという。

それで岡田有希子さんを忘れさせないためのラジオをやりたいと。そこで実は岡田有希子さんが「ドキドキラジオ'84」っていう番組を名古屋でやっていたんですね、当時。

その音源を使わせてほしいというのを岡田有希子さんのご両親のところに何回も嘆願に行くわけですよ。なかなか最初はOKが出なかったんですけど、ついにOKが出まして。その音源を使った番組を作っているんですね、毎週。

清野
えっ、毎週!?じゃあ岡田有希子さんの声がそこで流れているんですか?

やきそば
まあ音源ですね、当時の。

清野
でもラジオの番組の音源ですよね?

やきそば
もちろん、もちろん。

清野
ということは、岡田さんの声も流れて?

やきそば
流れて、それでドットーレ山口さんの岡田さんに対する思い出とか。他のフリートークとかもいろいろあるんですけど、とりあえず岡田有希子さんファンが集まれる場所をということで作っているんですね。この熱意ってちょっとグッとくるじゃないですか?

清野
いや、すごい!他にないでしょうね。

やきそば
これ、ギャラクシー賞ですよ!

清野
そうですよね!いや思いますよ!

やきそば
そうなんですよ、そこなんですよ!

清野
こういう番組にやっぱりスポットを当ててほしいですよね。いやー僕だからね、やっぱり「賞」って別に「お前こだわってないって言ってる割りにこだわってるじゃねえか!」言われるかもしれないですけども(笑)

やっぱね、そのベストテンじゃなくてそのベストテンに入っていない「もうすぐベストテン」に入りそうな曲にやっぱりスポットライトを当てるというかね・・「あっ、こんな番組あったの!」っていうのにスポットライトを当ててほしいですよね。

やきそば
だから僕「本屋大賞」ってあるじゃないですか?僕はあれすごい好きで店員さんが選ぶっていう。

清野
書店が選ぶっていうやつですね。

やきそば
あれの「ラジオ大賞」をやりたいんですよね。

清野
リアルラジオ大賞!

やきそば
これ誰がどう選ぶか?っていうのがちょっと難しいところではあるんですけれども。例えば全国の本当に北海道から沖縄の番組それこそ15分番組から短い番組も全部含めた中からコンセプトだったり、内容だったり楽しさだとかだったりとかっていうのを全部含めて「これ!」っていうのを1つ出したいなと。

でもこれは大賞として1個決めるのが目的じゃなくて、そこにたくさんの作品がノミネートされることによっていろんな人が「あっ、こういう番組もあるんだ!」っていうことを認知してもらえたらいいかな?って思うのね。

清野
そうですよね「ああ、ドットーレ山口さんっていう方がいるんだ!」っていうね、それですよねえ。

やきそば
それだけね、番組って全国に眠っているんですよ。

清野
いやだから僕思うのはやっぱり・・何年か前にギャラクシー賞のパーソナリティ賞でね、FM沖縄の西向幸三さんっていう方が賞を取られたんですけれども。あれがねもう、僕が西向さんを存じあげているので・・局アナなんですよ。やっぱりすごい嬉しかったですね、彼が賞を取ったことが僕も。


やっぱり局アナの方が取ると、余計ミュージシャンとかタレントがとるよりも僕は立場が一緒だから・・今は違いますけど、なんかやっぱ嬉しいですよね。

やきそば
twitterでラジオのことをいっぱいツイートしてるんですけど、全国のいろんなラジオ局の面白い番組の話とかツイートしてるんですね。

それなぜか?っていうと、僕も地方局にいろいろ行っていろんな話を聞いていてわかるんですけど。一歩間違うと地方局の方ってスネちゃうんですよ。

清野
スネる?

やきそば
「どうせ他の人は聞いてないんでしょ?」みたいな。

清野
あー、分かる分かる!はいはいはいはい。

やきそば
なんかそのちょっとどんよりしたのって感じることが無きにしもあらずなんですよね。でもその中でもすっごいやる気がある人がいて、例えば鉄道の魅力を伝える番組とかが福岡のRKBラジオとかあったりするんですけど。

そういうのかって実は丁寧に作ってあって、これはぜひ全国の鉄道ファンに聞いてほしいなみたいなことになるとツイートしたりするんですよね。ひょっとしたらその関係者の方が見ているかもしれないじゃないですか?リサーチとかやっていて。

そのときにちょっとでも「あっ、聞いていてくれている人がいるんだ!」みたいなのを何か分かってくるとちょっとでもいいかなっていう・・本当に小っちゃいことなんですけれど。僕はラジオが好きな人がもっと「この番組面白いよ」っていうのをどんどん言って欲しいなっていうのはね、思いであるんですよ!

清野
これはもう、やきそばさんが主催して大賞を作るしかないですね。

やきそば
ねえ、やりたいですね。

清野
僕もお手伝いしますので。

やきそば
これで大賞が「真夜中のハーリー&レイス」が(笑)

清野
お前、自作自演じゃねえかよ!と(笑)

やきそば
出来レースじゃねえかって、ものが飛んできたりとかしてね。

清野
そんなことはしませんけれども、いやでもそういうがあると良いっすよね?

やきそば
本当にね、本当に眠っているんでやった方がいいと思いますね。

清野
そうなんですよ、ラジオやっている人間はすっごい励みを欲しがっていますので。あと裏方さんとかね。

やきそば
裏方さんで名物な方っていうのもいらっしゃいますもんね。

清野
ええ、だいたいどこにもいるじゃないですか?

やきそば
あと、音響効果の方とかね。

清野
放送作家さんとかね、いろいろ裏方さんとか。だから僕、安住さんとかの番組とかすごくいいなと思うのがエンディングで言うでしょ?クレジットを「あれ良いな!」と思って。

やきそば
あれ、愛があるんですよね。安住さんの番組(日曜天国)って聞いた話によると打ち合わせとか本当に綿密にやるみたいですね。だから何かね・・人間って手間が掛かっているものに対して「これって手間がかかっているな」っていうのを見抜く能力があるらしいんですよね。

「これは大変だぞ!」みたいなのを、だからできる限りそこを見せられるような番組もいいのかもしれないですけどね。「実はこの人すごくいっぱい調べているよね」とか。

清野
そうなんですよ、だからそれをスタッフ任せじゃなくてパーソナリティ自らそれをやらなきゃいけないっていうかね・・。

やきそば
だからね、さっきのradikoの話をいっぱいしてて、あれなんですけど。昔ね、西川貴教さんのオールナイトニッポンって、放送されている放送局を全部言うんですね。

清野
ネット局を?

やきそば
「この番組はSTVラジオ、青森放送・・」って全部言っていくんですよ。これは地方に住んでいる人間にとってめっちゃ嬉しいんですね。


清野
嬉しい、嬉しい。

やきそば
今だと「中島みゆきのオールナイトニッポン月イチ」っていう番組があるんですけど、そこは早朝3時から5時までの番組なので4時を回ると天気予報を言うんですよ。

そのときに放送局の所在地ごとに言うんですね。「今日のお天気です、STVラジオのある札幌のお天気は・・」「RCCラジオのある広島のお天気は・・」とかって。これが好評で地方で聞いている人間からすると「ああ、ちゃんと自分たちのことを分かってくれている」っていう。

清野
そうですよね、いやーキー局の鑑ですね。

やきそば
それをちゃんと言うっていうのが良いですよね。だからもっと渋いことを言うと、長崎だとNBCラジオってあるんですけど。佐賀局もあるんですよ。これは長崎放送の佐賀支局みたいなものなんですよ、言ってみれば。

だから単体のAM局はないんですよ。そこは「NBCラジオ佐賀」っていうんですけど、この「NBCラジオ佐賀」まで言ってくれると佐賀県の人は大喜びするわけですよ。


「あーっ、『佐賀』言ってくれた!」って。そこまでやると良いかな?って思うんですよ、だからそういうのをちゃんとやっていくみたいなのがいいかもしれないですね。

清野
あーっ、手間かけてやるのがやっぱりラジオですね。手間かけよう!この番組も手間をかけましょう。ちょっともう話が尽きませんけども、今度また。非常の今日は楽しい時間でございました。早速いろいろ取り入れて、またこの続きを我々の負けを上手く転がしていって再チャレンジに行きたいところですね。

やきそば
ちょっと上手く活かしたいですよね。

清野
だからまたギャラクシー賞もう1回出すか?もしくは、やきそばさんの作る「ラジオ大賞」に出品するか?

やきそば
そうですね、ちょっと大賞は難しいかもしれないけれど(笑)

清野
そんなわけでお時間でございます、ありがとうございました。

(了)

真夜中のハーリー&レイス 公式facebook



2017/06/20

コラムニスト・深澤真紀が語る「森友問題から見る公文書とファーストレディー」

今回は、2017年4月4日放送「大竹まことゴールデンラジオ!」
「大竹紳士交遊録」深澤真紀さんの回
起こしたいと思います。


深澤
まだというか、またというか森友問題。どうしてこの問題がずるずる続くか?改めて整理し直すそうと思っているんですが。

そもそもは2月17日に衆議院の予算委員会で民進党からこのことを質問されたときに安倍首相が皆さんも覚えていらっしゃる「私も妻も一切この認可にも関係ない。私や妻が関係したからということになれば、私は国会議員や総理大臣も辞めると申し上げておきたい」と言ってしまったことから始まったわけですね。

今となってみたら「どうして安倍総理はこんなに重大な発言をしたんだろう?」って思うじゃないですか?実はこの2月17日の段階はもともと2月9日に朝日新聞のスクープがあったんですけど、そこから2月17日までの間あまり新聞やテレビは取り上げてなかったんです。

だからあんまり話題になってなかったからこそ予算委員会でのほんの1コマだった。私もここではじめてこの「紳士交遊録」で森友をやったのは2月21日なんですね。でもそのときにも私の締めは「メディアが全然取り上げないんですよ」って言って終わったぐらい。

ところがその翌日、翌々日ぐらいから急にワーッてなって急に騒動になった。つまり2月17日にあんなに重要な発言をしたっていうことはまあナメていたというか・・こんなことになるとは思ってらっしゃらなかった。それで引くに引けなくなっちゃった。

はるな
安倍総理が?

深澤
そう、だってねこの発言はどういうことか?というと。土地売買と学校認可に自分や妻が関係したら総理や議員も辞めざるを得ないほど重大な問題だってことを最初にご本人が宣言しちゃってる。つまり総理ならまだしも議員も辞めるほどの重大な問題だってことを最初におっしゃっちゃったわけですよね。

っていうことは、それが最初に逆にスタートにあるもんだから自民党も財務省も昭恵夫人も首相を守んなくちゃいけないと。議員を辞められたら困ると思ってるわけですから。「首相も夫人も関係ない、記録もない。悪いのは森友学園と籠池氏だけである」って繰り返す。

で大阪府は「よい忖度もあります」って言っちゃって(笑)あるかもしれないですけど・・つまり問題が全然解決していないからこそ、この2月9日のスクープから2ヶ月経ってもこの最初の問題も国有地の問題も認可の問題もなにひとつ関係してなくて他のいろんな100万円がとか・・

はるな
そう!いろんな人の名前も出てきたし。

深澤
でも本筋が解決してないのに、みんながいろんなテーマを出し過ぎちゃってるわけですよね。

今回の問題について更にもう1つ問題だったのが、やっぱり「教育勅語」とかを使った戦前教育に戻っちゃってるっていうことが問題だったじゃないですか?

実はあまりニュースになってないですけど、森友学園は塚本幼稚園というのを運営していて、そこでのビデオが皆さん衝撃だったわけですよね?「教育勅語」だったり選手宣誓だったり。

この塚本幼稚園が籠池氏は理事長をお辞めになったので、長女が新しく就任されて3月30日に「新理事長より皆様へ」って塚本幼稚園の公式サイトに声明を発表しました。


これかなり読む価値のある文章なので、ぜひ読んでいただきたいんですが。何が書いてあるか?というとまずは最初今回の問題について社会・園児・保護者皆さんにまず謝りたいということ。

さらには幼稚園で「教育勅語」を暗唱させていたこととか自衛隊の行事に参加させていたことが自分たちは愛国教育・国粋主義と批判されたと。これはどうして父がこういうふうにやってきたか?というと第1次安倍内閣が2006年に教育基本法を改正したんですね。

これ非常に問題のある改正だったのですが、このときにわが国と郷土を愛する態度を養うという愛国心を教育基本法に入れたと。だから父は愛国心を養いたいためにこの教育勅語とか自衛隊の行事に参加とかしてしまったのだというふうに言っているわけですね。

だけどこうなったら自分たちはこの教育理念と指導法は批判しますと、間違ってましたと。で、教育基本法っていうはそもそも戦後1947年に制定されているんですけど。本当最初は「教育の憲法」っていうぐらいで素晴らしい内容だったんですが・・

昭和22年教育基本法制定時の条文

ここには「 われらは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない」だから平和を目指そうとか個性のある子たちを育てようという・・

太田
まず個人の尊厳を重んじということなんですね。

深澤
そうなんですよ、でこれ改正のときには消されちゃってるんですね。改正教育基本法はこれはなくなっているんですけど。やっぱりこれが正しいので、私たちは内容やカリキュラムを見直ししますと宣言された。

さらに塚本は中国や韓国に対するヘイトスピーチがあることも明らかになりましたから、これもとにかく反省しますと。でも根絶しますっていうふうに宣言して外部で検証委員会も作りますと。もう全面的に反省したんですね。

もちろんまだいろんな問題があるし、幼稚園にも保育園にも問題があるし、小学校の認可にも問題があるからそれはこれから刑事罰もあるかもしれません。いろんなことはきちんと対処しなきゃいけないんですけど。

こんなにきちんと反省を表明したっていうことを・・誰もいままで反省した人がいないんですよ。この問題について。誰も謝らないでしょ?安倍さんの愛国教育を指示していた父がそこから決別しますっていうふうに娘が宣言したっていうことがけっこうこの問題で大きな局面を迎えたのかな?と思うんですけど。

まあこの番組でも何度もやってますけど、結局内閣は「教育勅語」を歴史資料じゃなくて道徳としても使っていいって閣議決定しちゃって。じゃあ結局、何が起こったか?っていうと今回の問題は森友学園だけを悪者を森友学園の教育の中枢である「教育勅語」だけは正当化する、おかしいですよね?

森友学園を否定するんだったら、認可も土地も「教育勅語」も否定しなきゃいけないのに森友は認可と土地については悪者でした。でも教育内容に「教育勅語」は間違ってないからこれは閣議決定しますよっていうふうに言ってるというのが現代の状況なので・・もうね、ろくなもんじゃないねっていう感じなんですよね。

だからね、首相が確かに言い出したことなんだけど野党も首相を辞めさせるっていうふうに政局の問題にしない方がいいですよね。ゴールを「首相を辞めさせる」にしちゃうと結局同じ土俵に下がることになっちゃうでしょ?「やめるよ」「じゃあやめろよ」っていう小学生の口ゲンカみたいな・・

はるな
私もだから始め昭恵夫人に出て来た方がいいかな?と、出てきてちゃんと言った方がいいんかな?とも思っていたけれども。でもやっぱりここで出てきてあの問題を・・「もう受け取ってません」「100万円寄付していません」っていうこともやったり言わなかったりで。

またそれもなんか考え方が変わってきて・・いろいろニュースを見てね。この籠池さんところのご家族のまあインパクトのある表現があるじゃないですか?

でもこの娘さんがニュースに出てきたときにこの人はいろいろと何か物わかりというか・・何か考えている方なのかな?って一瞬ちょっと思ったんですよね。

太田
この森友学園の問題って本当は重視しなければいけない問題になる点が意外と見過ごされていたり、実は100万円寄付するって別に違法行為でもなんでもないのに、やった・やらないっていうことがあったり。寄付すること自体は別に何の問題もないことだったりする。

問題じゃないところが問題になったり、問題にすべきことがあんまり語られてなかったりっていうことが実はすごく問題ですよね。

深澤
そうなの、だから野党が大事なことはもちろんこの問題は追及しなきゃいけないんですけど。一番大事なことは何でこういう「忖度」みたいなことの状況になったかというと2つ問題があって。

1つは皆さんご存じの通り「文章はありません、記録は捨てました」って言い張る。これね非常に問題があって・・というのは福田康夫さんが総理のときに法制化を指示して2011年に日本には「公文書管理法」ってできているんですね。

でも逆にいうと、そこまで実は日本は公文書を管理する法律がなかったんですけれども。ただ2011年のものなのでデジタル時代に合ってない。つまり本当ならみんなデータがあるし、メールがあったりgoogleカレンダーにアップしていたりとか。

それをどういうふうにするか?っていうことでちゃんと見直してきちんと運用しないといけなくて。この資料をなくしたら公務員法に違反するということをきちんと厳しくしておかないと。あんなに「ないない」って言われてね(笑)

だけど森友学園が悪いことしたときにガサ入れはものすごいイキイキとガサ入れに行くわけじゃないですか?財務省にも同じくらいの熱量でガサ入れして欲しいんですけど。

まあ日本も北の丸公園に「国立公文書館」ってあるんですけど、あんまり知る人はいないんですけど。これ今度もうすぐ日本国憲法の原本が公開されたりして非常に面白いので見に行くといいんですけど。

もう1つは、首相夫人という立場の問題ですよね。だから首相夫人が仕事を持っていたらどうするのか?とかね。「昭恵夫人はいい人だからいいじゃないか!」「あの人が悪い人だったらどうするんだ?」とかね。

そもそも女性首相になったら男性はどうするのか?とかいろいろ問題があって、実は欧米ではファーストレディー不要論も出てきていて。メルケルにしてもメイにしても女性じゃないですか?だから男性たちはけっこう困っちゃってるわけ。

太田
ひょっとしたらルペンさんもね。

深澤
そうしたらG8のうち半分近くが女性になって、そのときにいちいちね何か今までは夫人を接待していたけど・・

はるな
そういうときはご主人がいたらご主人がファーストレディーみたいな立場なんですか?

深澤
だからG8のときはメルケルさんのご主人さんはいらしてましたけど、すごく居心地悪そうでしたよ。だって夫人用のカリキュラムが何かを一緒に作ったりとかさせられたりとか「踊りなさい」とか言われて、ちょっとおばさんっぽいイベントになっちゃったけど(笑)

今度3人とかになっちゃったら、ファーストレディーがそもそもいらないんじゃないの?っていうことも。

太田
往々にしてこういう問題って政局になりがちですけど、極端にいうと・・こんなこと言うと怒られるかもしれませんが安倍さんが総理が辞めなくても議員辞めなくてもいいから本当のことだけ知りたいっていうことですよね?

深澤
そうです、そうそう!だから「2月17日の発言は言い過ぎました」って1回やめて、この問題については財務省・・っていうのはけっこう自民党のOBも自民党のいろんな人たちも隠しているに決まっているし、安倍さんを守るために国会が運営されているってもう言い出しているので。

すべてはこの2月17日の発言があるので、ここだけせめて「すいません、言い過ぎました」と。

大竹
原因とかそういうのが明らかになってないのに、森友学園に賠償請求しているわけだよね?ことの経緯が明らかになってないのに学校は自分から認可を取り下げて、でも17億円かけて建てちゃったわけでしょ?

それを賠償請求しているわけなんだけど「内容が何にも分からないんだけど賠償請求はするんだ!?」みたいな・・。

深澤
そう、だって誰が認可して誰が売ったの?売ったのはお国と大阪府・・。

太田
大阪府が認可して国が売ったのに、悪いのは全部森友学園っていうのはちょっとおかしいですよね。

大竹
「だから更地にして返せ」って、それは森友だっていろんなことがあるだろうけど・・返す金なんか・・。

深澤
そもそもOKされなかったら、そんなことしないんだからね。

(了)

2017/06/04

歌手・高橋洋子が語る「2000年に1回芸能界辞めたんですよ」

今回は2017年3月24日放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」
「大竹メインディッシュ」高橋洋子さんの回を
起こしたいと思います。


室井佑月(以下、室井)
本日のお客さまは東京都でお生まれになりました。アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニングテーマ「残酷な天使のテーゼ」などが大ヒット。歌手として今年がデビュー26年目となります。

現在シングル「Welcome to the stage!」そしてベストアルバム「YOKO Sings Forever」が発売中、高橋洋子さんです。いらっしゃいませ。



高橋洋子(以下、高橋)
よろしくお願いいたします、はじめまして。よろしくお願いします。

大竹まこと(以下、大竹)
ようこそいらっしゃいました。えーやっぱし「新世紀エヴァンゲリオン」の「残酷な天使のテーゼ」、これが・・日本だけじゃないですよね?

高橋
そうなんですよ!世界でもいろんな国に行っても主題歌は皆さん日本語で歌ってくださるんです。でも1番だけ、2番になるとシーンってなって(笑)たぶんだからテレビのその主題歌を映像付きでご覧になって・・まあYouTubeとか?そういう感じで・・。

大竹
高橋さん自身は外国で歌ったことはあるんですか?やっぱりすごいの?

高橋
あります!もう自分の声が聞こえないほど。

大竹
そんな歓声があるの!?

高橋
ブラジルとかでは、もうすっごいんですよ!

大竹
ブラジルで!

高橋
はい・・あとアメリカもそうでしたけれども。皆さん日本語で歌われるんですよ。

室井
これでもアニメで始まったときにカラオケ屋さん行って歌いに行ったら、どこの部屋でもみんなこれ歌ってたんですよ。

大竹
お前、歌えるの?

室井
歌えるよ!♪ざ、ん、こ、くな天使のテーゼ~

大竹
ハハハハハハ(笑)

高橋
合ってます、OKです!(笑)

室井
何、笑ってんの!?

大竹
ハイハイハイハイ・・えーと、これ失礼ですけれども。こうなっちゃったらここからの稼ぎはけっこうドーンと?

高橋
いやそれがね、皆さんそういうふうにおっしゃってるんですけど作詞も作曲も私はしてないんですよ。歌唱印税って作詞とかのたぶん12分の1とかだと思います。

室井
私がカラオケで歌ったりするとチャリンチャリンって少し入らないんですか?

高橋
だってカラオケは歌が抜けているから・・1円も。

室井
ああ!!そうなんだ!

大竹
カラオケは歌入ってないんだ!でもあそこに詞が出てくるじゃん?あれは関係ないの?

高橋
作詞家の方に行きます。

室井
じゃあ歌手の人を応援したくて歌うとかじゃないんですね。

高橋
そうですね、皆さんすごい「YouTubeで見たよ!」っておっしゃっていただくんですけれども。それも別に1円も課金はないので・・これから歌手として生きていくために何か手段を考えないと!みたいな感じです。

でもやっぱり歌っていただくのはすごく嬉しいし、もう21年前になるんですよ!

大竹
じゃあもうあれだ!営業しか手はないね!

高橋
そうですね、よろしくお願いします!大竹さん、室井さん!

室井
私も一緒に行きたいくらいだよ、営業!

大竹
でも高橋さんはそれまでは久保田利伸さんとか松任谷由実さんとかのステージに立って、バックコーラスでずっと参加していたわけじゃないですか?

それがある日を機に表舞台っていうか・・バックコーラスっていえばちょっと裏方めいたものがスポットライトのど真ん中に来るわけですよね?

それで今ブラジルのお話もあったけど、ものすごい脚光を浴びると。どんなお気持ちになるんです、それは?

高橋
あのーたぶん私の顔と名前が一致しない方がすごく多いと思うんですよ。ちょっとスーパー行っても全くバレないですし(笑)でも名前というか曲が独り歩きしているところがあって。

で、そもそもあんまり人前が得意じゃなくって。バックコーラスは・・音楽は好きなんですよ、歌うのも大好きなんですよ。皆さんでハーモニーとかも大好きなんでやらせていただいていたんですけれども。

どちらかというとCMソングとかレコーディングコーラスとか、そういうのをメインにしていたのでまさかデビューすることになるとは思ってなかったんですね。

それでデビュー曲はこのエヴァンゲリオンよりもっと前で、そのころは中山美穂さんと大鶴義丹さんの「会いたいときにあなたはいない」っていうドラマがあったんです、すごくヒットした。その中で流れているピアノのインストの曲に歌詞を付けて歌う。

それが急遽決まりまして、月9のドラマで主題歌でデビューってなったらこれは大変だ!ってことになって、レコード会社の人が急遽詞を付けるって言ってレコーディングも譜面を見ながら詞も直しながら・・

室井
なんていう曲?

高橋
「P.S.I miss you」っていう曲なんですけれども。

大竹
なんかタイトルだけは、なんとなく聞いたことがあるんだけれども・・。

高橋
それで出すってことになって顔写真も間に合わないので時計の絵でプレス工場に出したんですけど、そしたら「やっぱりフランス語が良かった」っていうことでかからなくなったのがデビューなんですよ。最初のデビューが。

大竹
かからなくなった?フランス語がいいってどういう意味?

高橋
日本語で歌ったので「やっぱり劇中で流すのはフランス語がいい」っていうことになりまして。

大竹
別のフランス語の人がいたってこと?

高橋
いやいや、そうじゃなくて。日本語はもうとにかく流さないっていうことになってしまった。だからピアノのインストの曲だけは流れて、もうでもプレスしてしまったのでじゃあデビューっていうことで出したんだけれども全然売れなくて。

でもたぶん有線のお姉さんが私は遠距離恋愛をしていたんだと思うんですよ。そのドラマが遠距離恋愛のお話で、その曲は一緒なんですよ。メロディーは。それでいっぱいかけて下さって、上半期の有線大賞新人賞にノミネートされてその年のレコード大賞新人賞に入ったんですよ!

大竹
それはあなたの想像では有線のお姉さんが不倫してたから?

高橋
いやいや、不倫かどうかはちょっと調べはついてないんですけれども(笑)

大竹
遠距離恋愛していたと、絶対そうなんじゃないか?って思っているわけね。

高橋
それでかけて下さったことで曲はなじみがありますので、それですごい良い曲なのでかけて下さったのかな?と。

でもその後も売れることもそうなくて、だからそれまでまたスタジオの仕事に戻って。というかデビューはしていますからシングルも出したりするんですけれども、ちょっと日陰な感じ。

このエヴァンゲリオンはその中でたまたま主題歌を歌わせていただくきっかけがね、本当はエンディングの曲を歌うっていう話があって「レコード会社が違うけどどうする?」ってご相談をいただいて

レコード会社に聞いたら「もうどこから出してもいいよ」なんて話になり、そしたら「じゃあついでに主題歌も歌えば?」って言われたのがエヴァンゲリオンだったんですね。

大竹
お話をうかがっていると、あれだよね?歌手とかの人たちはさ「明日のスターを目指して行くぞ!」みたいな下積みがあってみたいな感じだけど。高橋さんの場合は気がついたら「あれちょっと待てよ?ここステージの真ん中だぞ!?」っていうそういうことになっちゃうよね?

高橋
はい、ちょっとそういうことに・・

大竹
戸惑いはありましたか?そういうときには?

高橋
いやもうなんか・・未だに緊張が本当に取れないというか・・もうひどいんですよ!手足も震えて。緊張すると何の得もないって分かるんですけど、でもこのお仕事やらせていただいているっていうことはそういう宿命というか天命というか何かそういうチャンスをいただいたのかな?って。

大竹
あっ、やっぱちょっとそれは感じるわけだ。「自分がなぜここにいるんだろう?」って思うときには自分だけの意思だけじゃない何かみたいな?

室井
あれじゃん!いま流行りの「風が吹いた」っていうやつ?

大竹
お前な、何でも籠池の娘なんか・・高梁さんの頭に籠池なんて入ってないだろうな?

高梁
いやOKです。

大竹
でもそうなってくると1回出たからには次もやっぱりこのスポットライトの下にちょっと居たいなっていうか?

高橋
スポットライトというよりも、やっぱり音楽が好きだし、デビューも今年で26年目になるんですけれども。下積みの方があったのを足したらもっと長いんですよね、この業界に入って。

大竹
どのくらいになるわけ、下積み足すと?下積みはいくつくらいに入ったんですか?

高橋
えーと、19歳からこの世界に入ってきて、今年20歳なんで・・・計算が合わないですけど(笑)なんで、まあ31年。

室井
でも本当に話をお聞きしていると、芸能界っていうより本当に歌が上手な職人さんみたいですね。

大竹
そうだね、そういう感じもちょっとするよね。

高橋
いろんなジャンルのものをやっぱりスタジオだと歌いますので。これもあれもそれもこんな声出してとか。

大竹
それは声を変えるの?変えないの?

高橋
変えます。基本的に主題歌は同じ人格で歌ってますけど「頭の出だしは17歳にして」とか。「はい!?」って一応言いますけど(笑)ちょっとこう若めの声にしたりとか、それはやります。

大竹
じゃあ逆にそれがヒットしちゃったら、エラいことになっちゃうわけだ。17歳の設定がある歌がヒットしちゃったりしたら、来て下さいなんてことになっちゃったら「私です」ってことだよね?

高橋
そうなんで、なるべく出ないようにみたいな・・。

室井
CMなんかどんな感じに?

高橋
CMもイメージがありますよね?私あのいろいろそういう会社のロゴを言ったりとか、なんていうのもいろいろやっているので。

室井
イメージ「子持ちみたいに」とか?

高橋
そうですね、「もっとお母さんみたいに」とかね(笑)

室井
すごい!歌の世界って深いね。私たち音程合わすところでどうするか言ってる場合じゃないね。

大竹
だからお前、なろうとするなって言ってるだろ!!

室井
歌手になりたかった・・!

大竹
女優が来れば「女優になりたい」って。

高橋
いいですよねえ!やりたいことを!

大竹
さあここで、それじゃあその1曲を聴かせていただきたいんですけれども。このアルバムはどんな話なんですか?

高橋
これはエヴァンゲリオンの作品っていうのはもう21年前になるんですけれども。そのときに歌わせていただいたものっていうのは皆さんに聞いていただいているんですが。

実はエヴァンゲリオンの劇中のインストの曲ってけっこうニュース見てても後ろでかかっていたりとか、ちょっと何か未確認物体が出てきたときの不思議音楽で使われてたりとかすごくこういっぱいあるんですよ。

だからタイトルを知らないけれども、もう絶対知っているであろうっていう曲がエヴァンゲリオンの中に1曲あるんですよね。そういうものに歌詞を付けて今回歌ってしまおうということで、昨年25周年ということで制作をはじめて今年26年目に発売にはなったんですが。

その記念の作品としてやらせていただきました。

室井
エヴァンゲリオンってすごいものだったんですね。あのアニメ自体はじめて見るストーリーだったし。

高橋
ですよね。だからやっぱりそれがアニメの世界を本当にまた変えたんじゃないかっていうふうに言われている作品でもあると。

大竹
曲のタイトルは何ですか?

高橋
「TENSIONS -welcome to the stage」です。



室井
これは歌えない!難しい!ね!

大竹
歌えって言ってないから、お前にね。誰も言ってないからね、すぐ自分に置き換えてね「私には無理だ」とか言わなくていいからね。

でも高橋さんそうやって活躍しているわりには私生活の方はちょっと秘密めいてますね。

高橋
あのー・・そうですね。秘密にしているつもりはないんですけど(笑)

室井
ご結婚されてるんですか?

高橋
えっと、今はひとりにまたなったんですけど。

大竹
今はいろいろあってひとりに?

高橋
ええ、あえてひとりになりました!

室井
あっ、一緒です!一緒です!すごい変なこと言っていいですか?私の本名と1文字違いです。高橋洋子さんでしょ?ねえ!

大竹
ねえ!じゃねえよ。

室井
1文字違うと、こんなに歌声が違うのか!

大竹
私生活までそんな競争みたいなことやめてくれない?私が勝った負けたみたいな話じゃないからね。で、今おひとりなの?いろいろあっては1度あったんですか?2度あったんですか?

高橋
1度ですね。

大竹
1度ですか!1度いろいろあって、それで今はおひとりで。そうなってくるとこれから先のことなんかも全部ひとりで考えていらっしゃるってことですか?

高橋
いやでもちょっと・・ひとりよりも2人の方がいいパターン・・。

室井
高橋さん、何言っているんですか!棺桶も骨壺も1人用ですよ!えっ、これからいい人が現れたらとかって思います?

高橋
いや分かんないですけれども、これはご縁のものだなと思っていて。前はね、人生に抗う感じのタイプっていうか、どこか目的地に行くなら急な坂と平坦でも遠いんだったら絶対急な坂を選ぶタイプだったんですよ。

そのデビューしていろいろあってエヴァンゲリオンもやらせていただいて、そのあとまた停滞する時期があったりしたときに。

なんかこの芸能界にいるっていうことが上げ底にしていただいて少しでも綺麗に見えるように、いい人に見えるように、頭が良くみえるようにってしていただくことで皆さんによくしていただければ、そういうになればなるほど「私は人間としてダメになるんじゃないか?」って急に思って

2000年に1回芸能界辞めたんですよ、実は。それで介護の世界でヘルパーの仕事を5年くらいやって、それでその間にでもオファーをいただくんですよね、ときどき。

でも働いている賃金なんて、もう月とスッポンなわけですよ金額が。こんなに労力がかかるお仕事が薄給で、こんなに1回ポンッと行っただけでこの額をもらえるって、また何だろう?って考えたりとか。

すごく目的意識とか問題意識を持った立派な方々がいっぱいいらっしゃって、もちろん業界にもどこにもいらっしゃるんですけどね。そういう現場を見てすごく勉強になって・・

介護施設とかで高齢者の方とかが生きたようにあの世に行かれる姿をたくさん見せていただいたことで・・

室井
どういう感じなんですか?だってさ、子どもって育てているとどんどん大きくなっていくじゃないですか?介護施設とかって働いててさ、例えば「あっこれで充実した!」みたいな感じたりするのってすごい難しいだろうなって。

高橋
ただね、子どももそうだけど学ぶことがすごく多いじゃないですか?先輩方なんてもっと多くて、その彼ら彼女らが生きたように死んでいく姿っていうのはもうすごいんですよ!ちょっと今ここで一言で言うっていうのはすごい難しいんですけど。

室井
生きたように死んでいく?「じゃあまたね!」って感じで?

高橋
じゃなくて、本当に亡くなる1週間前とかに不思議なんですけど身寄りが全く・・もう60年なかった人の身寄りがポッと現れたりとか。やっぱりこう最後まで学びのチャンスがあるという言い方はちょっとおこがましいかもしれないんですけど。

トラブル・トラブル・トラブル!で来てもうゴタゴタゴタゴタ家族がしていたのに本当に最後に和解をしたあとにパッと眠るように亡くなったりとか。もういろんな姿を見せていただいて、なんかねもう感慨深いですよ。

大竹
じゃあもうそこには死ぬ間際になると、けっこうその現場では奇跡が起こっている?

高橋
はい。たぶんだからいろいろそういうのを見られていると思いますよ、その現場の方は。だから私も音楽療法というのをやらせていただいて、究極のライブなんですよ!ピアノ弾きながら「ふるさと」とか童謡唱歌を歌うわけですよ。

そうすると、もういろんなことを忘れてしまった人がその歌詞は綺麗に完璧に歌われて。でも私は誰だか分からないと。そこでは歌手だとかは言ってないですから。そこで皆さんが一緒に歌って盛り上がるか?それとも盛り下がるか?は私の腕にかかってるわけですよね。

そういうのをやって、すごく皆さんの目がキラキラする姿とか・・

大竹
いやーなんか、高橋さんのおっしゃった生きたように死んでいくっていうのはやっぱり現場に居なくちゃわけらないね。そんな言葉なんてね。

室井
なんか説得力がある。

大竹
すごいよね、それはやっぱりそういう現場に携わって奇跡を目の当たりにしてお感じになったこと・・

高橋
だからそういうのもあって結局それでも私に歌を歌うというチャンスをいただけるということはこれは私は受けて立つというか、感謝しかないっていうことにまあ遅いんですけど気づいて。それでもう一度歌おうって決めて復帰して。

室井
でもそっちの方がなんか本物っていう感じがするよね。

大竹
その5年間の現場はとっても良かったかもしれないですね。そういうところにいらっしゃれたのはね。

高橋
その間も「やっぱりどうしても・・」って言っていただいて、まあご縁があった方の前ではっていうのはやってきたんですけど。でもそれでそれをまたクリアして今もその仲間とも仲が良いし、業界の大御所のミュージシャンの先輩方にもたくさん可愛がっていただいてますし。

室井
高橋さん、もう1曲紹介していただいて。

大竹
今度は何ですか?

高橋
去年25周年とお伝えしたんですが、今年またその「Yoko Sings Forever」というアルバムを今のエヴァンゲリオンとは別で出しまして、これはもう自分の今までの25年間の軌跡が詰まったアルバムなんですが。

福島中央テレビさんの方が一昨年の暮れに・・12月ですね。コンサートをやらせていただいたときにその日だけ歌うという曲を作ったんですけれども。皆さんがぜひCDにということで入れさせていただいた復興応援ソング「魂と呼ぶもの」を聞いて下さい。



室井
きれいだね、これね。

大竹
はい。短い時間でしたけど、何か言い残したことは?

高橋
いやいや、もうお二人と会えてとても嬉しい時間でした。

大竹
いやいやこちらこそ、ありがとうございました。これからもご活躍下さい。

(了)



2017/05/15

コラムニスト・深澤真紀が語る「今じゃ毎日どこかの局で日本すごい!って外国人が言ってる番組が放送されてる」

今回は2017年3月14日放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」
「大竹紳士交遊録」深澤真紀さんの回を起こしたいと思います。


深澤
今回も森友学園問題の背景のひとつだなと思うことをお話したいなと思うんですが、それはここ数年ものすごく「日本がすごい」っていう礼賛番組増えていて。

愛さんも出てませんか?「ああ、日本すごいわあ」って、外国人が「本当だ!シャワーのトイレがすごい!」とか。

はるな
そういう番組、ありますね。

大竹
森友とどういう関係があるんですか?

深澤
それは何でか?っていうと日本がどういう国か?っていうことを国がどう考えているかっていうことが分かる背景があるんですけど。

例えばこういう番組って1980年代から2000年代にはほとんどなかったんです。「日本すごい!」っていう番組は、それどころか20年前は大竹さんも出てましたけど「ここがヘンだよ日本人」とか「日本は遅れている」「日本はヘンだ」って言って。

まあテリーさんがブレイクしたのもあれが原因でしたけど、まあそういう番組があって日本を批判する番組もそれなりに人気もありましたし・・

大竹
俺、出てたかな?

深澤
大竹さん、出てたはずですよ。でもまあありましたよね?たけしさん司会で。

大竹
出てたと、たぶん推測される(笑)

太田
でも記憶にはない!(笑)

深澤
あとは「世界まるごとHOWマッチ」とか「なるほど!ザ・ワールド」とか。これは世界を知りたいっていう番組だったんですね。

それがもう今じゃ毎日どこかの局で「日本すごい」って外国人が言ってますとか。「日本がこんなことやってます」っていう番組が放送されているわけですね。

一方で厚切りジェイソンさんが先日、日本人がすごいっていう番組で「アメリカにも四季がある」っていうとカットされちゃう。

「日本の四季がすごい」って言わないといけないっておっしゃっていて。四季は世界中にあるんです、当たり前ですけど温帯の地域にはだいたいあって。

紅葉だってもちろんあるし、なんなら桜のある国だってヨーロッパにもアジアにもアメリカにもあるんですね。それで「日本の四季はすごい」って言ってしまうのはちょっと恥ずかしい。

一方で「YOUは何しに日本へ?」ってテレ東の私も大好きな番組ですけど。ここのディレクターが自分の番組が日本礼賛番組ブームの元祖に言われるけど、自分たちは「日本すごい」って言いたいんじゃなくて、「日本のそんなヘンなところを発見するYOUがすごい」って。

つまりは日本がすごいって言ってるんじゃないんだ、YOUがわざわざ日本に来てヘンなところに行くわけじゃないですか?私たちも知らないようなところに、それがすごい。

あれが面白いんで自分は外国人が「日本をすごい!」って言わせる番組が嫌いだから、あの番組を作ったのであって自分が作りたいのは「日本すごい」っていう番組じゃないんだと。

「YOUがすごい」っていう番組なんだっておっしゃっていたんですけど。でも基本的にはやっぱり今、残念ながら「日本ってすごいね」「こんな国、日本しかないよ」っていう。

はるな
でも海外から帰ってきたら「やっぱり日本すごいな」って思うことが多いんですよ。「いやーキレイだな」とか「道もキレイ、トイレの便座温かいな」とか。

深澤
まあね、もちろんそうで。海外に行けば海外に行ったで日本とは違う良いところがいっぱいあるから私たちは海外に行くわけじゃないですか?

「タイはいいな」とか「パリはいいな」って思うから海外に行くわけで。それはなんでも良いと思わなければ外国行かないわけですからね。

実は経産省が2010年から「クールジャパン」っていう事業をずっとやっていて。日本の魅力が海外に発信しますということで安倍政権になってからは「クールジャパン戦略担当大臣」初代はいま話題の稲田さんがお務めになったんですけれども。

昨年からなんとこのクールジャパン事業を経産省自らが「世界が驚くニッポン研究会」・・国がですよ!これね「世界が驚くニッポン」っていうテレ東の新番組ならいいんですけど。通産省が自ら「世界が驚くニッポン研究会」っていうのを作ってしまって。

先日それをもとに「世界が驚くニッポン」っていうコンセプトブックを発売して、これPDFでもダウンロードできるのでぜひご覧いただきたいんですが。


デザインとかはすごく素敵なんですけど、でもね「あなたが日本がこんなにも注目されていることを知っていますか?」って自分で書いちゃって。

ちょっと恥ずかしいのは「流氷と珊瑚礁が両方見られる国は日本だけだ」って書いてあるんですけど、アメリカも見られるんですね。そりゃだってアラスカがあるし、サンゴのある海もある。アメリカあれだけ広いから、なんならもっと砂漠とか瀧も見られますけど(笑)

大竹
ハワイだってあるしね。

深澤
そうなんですよ!だからね、こんな小さい国なのにいろいろあるって言いたいんだろうけど。なんかそんな恥ずかしいことを自分で言ってしまって・・そもそも「クールジャパン」っていうのも国が言うのも恥ずかしくて。つまり自分で自分のことを「クール」っていう時点でもうクールじゃないじゃないですか!?

大竹
でもなんかあれでしょ?観光事業をちょっと柱にしようっていうような思惑もあるわけでしょ?それでオリンピックに向けて外国の人に旅館業界が儲からないところもあったし、外国から来て日本の「おもてなし」とかね。

俺ら普通に泊まってよっぽど高級じゃないと「おもてなし」なんか受けたないよね。「ここに集まってごはん食べてくださーい」なんて言われてさ。「お風呂はこっちですよ」なんて言って、言われて行ったらイモみたいになっててさ「何がおもてなしだよ!」って思うよね。金かけなくちゃダメなんだよ、あれ!(笑)

深澤
昔はひどかったですからね、女の人なんてもっとヒドいお風呂しかなかったですからね。

太田
おれは誰向けに作っているんですか?

深澤
日本人と外国の人と・・だから英語版もあるんですけど。

太田
じゃあ外国から日本に来る人に対して「日本こんなところがいいところいっぱいあるから、お金使ってください」っていうような?

深澤
あとは日本の人は自分のことをプレゼンするのに使って下さいっていうことなんですけど。もちろん日本を観光してもらうこともすごく大事。日本のものを買ってもらうのもすごく大事で、PRは大事なんですよ。

だけどそのPRに国が自ら「日本すごい!」「世界が驚く日本」って言われたらちょっと行きたくないでしょ?もし海外で「もう私たちほど、微笑んでいる国はありません!」って言ったらちょっと・・

私たちが「微笑みの国・タイ」だと思うから行くのであって「私たち微笑んでます!」って言われたら「いや自分で言うな!」ってなるじゃないですか!

だから国が言っちゃ・・せめて民間が言うのはいいけど、国みずから言うのはちょっとシラけるんですね。どうしてこういうことになってしまったか?っていうと確かに日本人はここ20年ぐらいで他の国民に比べて非常に優れているって考えている人がすごく増えているんです。

だけど一方では自分の国に誇りを感じている人は少ないんです。すごく矛盾がありますよね?「日本人は優れているんだけど、誇りがない」っていうのはやっぱり私たちは明治維新からこっち欧米人に対するコンプレックスとアジア人に対する優越感この間の中をずっとさまよって来ているわけなんです。

大竹
まさにそうだよね。ヨーロッパ行ったりアメリカ行ったりすると、ほんのちょっと萎縮するし。アジアに出かけて行くとほんの一回り大きくなっちゃうしね。もう俺なんか典型だよ、本当だよ!みっともないくらい(笑)

深澤
でも私たちってそうですよね。やっぱりヨーロッパに行くときは気が張るけど、アジアに行くと自由になれるみたいな。

大竹
「チップいくらにしたらいいんだよ、これ?」ってドキドキしながらさ(笑)

深澤
ちょっと冷たくされたら「あっ、差別されてる!」とかね。いろいろドキドキして。

大竹
カードで払ってそれ以外のチップってどこに置いておくのよねえ。

深澤
だからつまり私たちはずっと「日本は後れている」という自虐と「日本すごい」っていう間でずーっと揺れているわけですよ。で、とうとうアジアのトップの地位ももう危なくなってきているわけですよね。経済的にも文化的なインパクトからしてみても。

だからすごく自分に自信を失いつつも「だけど少なくとも他のアジアよりもマシなはずだ」っていう気持ちがあるので、結果白人に自分を褒めてもらう番組が増えている。

日本って9割ぐらいがアジアの方が来ているんだけど、日本すごいっていう番組で褒めている人はほとんど白人の人ですよね。

本当にそれを繰り返してきて、それは日本人みんなが思っていることですよね。やっぱりちょっと白人には気後れするけど、アジアには強く出られるっていう。

例えば編集者の早川タダノリさんの著書に『「日本スゴイ」のディストピア』っていう本があるんですね。これによると、戦前にも同じように「日本すごい」っていうブームが起こって。



「日本は特に優れた国だ!他の国よりも素晴らしいんだ!」って本が・・その前の時代はやっぱり明治維新の後なので日本はアメリカやヨーロッパより後れている・進んでいないっていう本がいっぱい出たそうなんですけど。

今度はだんだんロシアとか中国とかと戦争して勝ったりすると「日本すごい」っていう本をたくさん作って、今と同じような「日本すごい」ブームがやっぱり戦前にあったそうなんですね。

でね、もし100歩譲って今の日本がもし本当にすごいのなら、このままでいいじゃないですか?だけど今、さっきの稲田大臣が「道義国家目指す」とかね。森友だって「日本がダメになったから『教育勅語』が必要だ」って言ってるわけですよ。

それで安倍政権は「美しい日本を取り戻す」。つまり保守の人たちは「日本すごい」って言いながら、「日本はダメだから、道徳を増やせ!」って矛盾してますよね?おかしいわけ。

一方で確かに日本が自信を失った理由の中に私たちのような左派とかリベラルが日本を叩きすぎたのも、もちろんあると思っていて・・よくない。私はこんなことばっかり言ってるから「日本嫌い」と思われるんですけど、日本好きですよ!もちろん。

大竹
大好きだよね。

深澤
好きじゃなきゃ言わないしね。あと、誰しも産まれて育った国は言葉も通じるし気候も食べ物も合ってるから好きに決まってるわけ。だからこそ、よその人の愛国心も尊重するべきだと思うんですけど。

だから今リベラルの一部はね「日本はもうダメだから、貧しくなるのを受け入れろ」って言ってる人もいるわけ。でも私それもダメだと思っていて「日本すごい」でもないし「日本ひどい」でもなくて。

まさに今日のテーマの若者でいうとね、私は日本をメンテナンスして少しでもマシな日本を若者に渡したい。だから「日本すごいね」って言うのも疲れちゃうし「日本ダメだ」っていうのも疲れちゃうじゃないですか?

いいところもあるし、悪いところもあるし。私はこのコーナーはね、悪いところをなくしたい。少しでもマシにしたいと思ってやっているんですよ。そうしないと極端なものもできてしまうし。

安倍政権がバックアップしているところも「日本はむかし美しい時代があって、それを失ってしまった」っていう妄想があるわけですよね。どんな時代にも美しい部分もあったし、汚い部分もあったわけですから。

今から新しい美しさとかを探していけばいいので、やたら「日本すごい」って国が言うのはね、恥ずかしい。

はるな
でもタイに行ったら言ってました。リオのオリンピックのあのショーあったじゃないですか?引渡しのときの。「あのショーは日本人のスマートなところだ」ってみんなすごい感動してた。

太田
まああの原発のプラントとか防衛装備を移転して儲けるぐらいだったら、こっちで儲かるんだったら「クールジャパン」とか観光で儲けて欲しいなと思いますね。

深澤
そうなんですよ!だから自画自賛じゃなくて向こうに探してもらえばいいんですよ。だからまさに「YOUは何しに日本へ?」はそうで、それを勝手に探してくれればいいわけで。

はるな
YOUがすごいってことね。

深澤
私たちが自分で自分を褒めちゃダメで、来てくれる人が偉くてすごいんだから。そういうふうにしておくことが大事かなと思います。

(了)

2017/05/05

ANZEN漫才・みやぞんが語る「テニス部でキャプテンで足立区2位だったんです」

今回は2017年3月9日放送「大竹まことゴールデンラジオ!」
「大竹メインディッシュ」ANZEN漫才さんの回を
起こしたいと思います。


光浦
今日のメインディッシュはいま注目のこのコンビです、どうぞ。ANZEN漫才の「みやぞん」と「あらぽん」です。

みやぞん
よろしくお願いしますー、嬉しいですー。

大竹
2人とも31歳で人気が出てきて足立区出身で、どこから知り合い2人は?

みやぞん
保育園からです!

あらぽん
そうですね、1歳から一緒にいます。

光浦
1歳から!それはお近所だったの?

あらぽん
もうずっと家も近所で。

みやぞん
もうだから生きて眼が開いてちょっとしたらもう側にはあらぽんがいましたよ。

大竹
じゃあもうあれだね、どんな人よりも2人は一緒って、31年間。

光浦
ずーっと仲良しで?

みやぞん
昔はちょっと、小学校のときとかはケンカしたりとかは1度や2度はありましたけど。

光浦
少ねっ(笑)

あらぽん
基本的にはずっと遊んでいたり。

大竹
みやぞん、あらぽんの1番好きな食べ物はなあに?

みやぞん
あらぽんの1番好きな食べ物は茹でブロッコリーとかまぼこです。

大竹
あらぽん合ってますか?

あらぽん
正解です!すいません僕ヘルシーなの好きなんですよ。

大竹
あらぽん、みやぞんの女の好みは?

あらぽん
えーと、大人の人!

みやぞん
正解!すげー、合ってます!

あらぽん
天海祐希さんみたいなのがすごいね。

大竹
大人の女の人が好きなんだ。じゃあ逆にみやぞんはあらぽんの友だちは何人くらいいるの?

みやぞん
あらぽんの友だちは何人くらいかと言いますと、1、2、3・・います!3人。

大竹
正解ですか?

あらぽん
・・・2人ですね。

大竹
なんで1人多く数えたんだよ(笑)

みやぞん
じゃああれじゃなくなったんだ・・分かりました。

大竹
あらぽん、みやぞんのこの洋服のセンスはどう思います?

あらぽん
えーと、僕が選びました。

みやぞん
これ、あらぽんが買ってくれたんです!

光浦
あらぽんが買ってくれたの、変なエルメス風なシャツ。

大竹
仲良いねえ。ちょっとあらぽん帽子とってくれる?

あらぽん
坊主でちょっと太ってるんですけど。

光浦
生え際がさ、嘘だろ(笑)

大竹
失礼だけど君のさ、そのリアス式海岸みたいな生え際!ものすごい本当に珍しい生え際だよね。

あらぽん
あんまりないですか?僕、本当に全然自覚がなくて。

大竹
自覚がなくてって坊主はいつからなの?

あらぽん
坊主はもう小っちゃいときからですね。

光浦
じゃあ気づいているでしょ?

大竹
気づくだろうよ!いつから気づいて無いんだよ!

あらぽん
でもみんなが坊主じゃないから生え際が見れないじゃないですか?

光浦
みんな剃ったらガチャガチャだと思ってたんだ!

あらぽん
そうガチャガチャだと思ってたんですよ。それちょっと綺麗な生え際になっている人はハゲてきている人だと思っていて。

大竹
そういうふうに思っていたんだ。でもそんな生え際、俺はじめてだよ!

あらぽん
やべー、はじめて奪っちゃいましたね。

大竹
ギッザギザだよ、しかもあれだよね。右眉毛の真上あたりにキズがあるね。けっこう大きなキズだけどそれはなんで?

あらぽん
これちょっと小っちゃいときにネコを助けまして(笑)

光浦
可愛い!可愛い!

大竹
なんでネコを助けるの?ネコにやられたわけじゃないよね?

あらぽん
ネコにやられたんじゃなくて、小学校のときに上級生がネコをいじめてまして。それを「ダメだよ!いじめたら!」って走って行ったら公衆トイレの段差につまづいて水道場にドンッて頭をぶつけてパックリ行っちゃって

上級生がそれをパッと見たら血だらけの太った少年が立っててウワーッ!つってみんな逃げて行って、ネコも逃げて血だらけの僕だけ残るっていう、そのときのキズです。

光浦
ははは、名誉の負傷だ(笑)

大竹
それはネコは逃げたけど、ネコは助けたことになるの?

あらぽん
いやまあ一応いじめられいてのから解放された。でもネコにとっては血だらけの人間がいたっていうトラウマだけ残ったかもしれないです、逆に。

大竹
変なやつに助けられたなって。でもネコ好きだよね?飼ってるの?

あらぽん
ネコ好きです、飼ってます。そのネコもちょっといろいろありまして・・。

大竹
どんなことがあるの?

あらぽん
飼えなくなったっていう飼い主さんがいらっしゃって、ずっと一緒に飼い主さんを探していたんですけど結局いなくて僕の家に来て。だから10歳くらいから家に来て。

大竹
じゃあそんなに慣れてないかもしれない?なついてる?

あらぽん
いやもうめちゃくちゃなついてます。今も15歳くらいでもうおじいちゃんなんですけど。一緒に暮らしてますね。

みやぞん
可愛いんだよね。

光浦
あらぽん、ここに糸がついてんの(笑)

あらぽん
ありがとうございます!お優しい。

みやぞん
そういうところもそういうところで。

光浦
可愛いよねえ。坊主の頭に糸を引っかけちゃってんの(笑)

大竹
まあ今食えるようになってきたかもしれないけれども・・

光浦
コンビ組んで何年目くらいですか?

みやぞん
えーと、7年目とか・・

あらぽん
芸歴は7年でコンビ歴は12年ぐらい、18歳からはじめてフリーが長かったんですよ。

大竹
フリーって何?

あらぽん
事務所にも入らないでずーっとフリー。

大竹
入れてもらえなかったと。

光浦
じゃあここ最近突然急に売れ始めちゃったの?

あらぽん
まあ、そうですね。

大竹
2人とも足立区出身だよね?食うか食わないかギリギリで、じゃあバイトなんかも2人でやっていたの?何やっていたの?

みやぞん
あのー、自転車回収やっていました。

あらぽん
いらなくなった自転車を回収する廃品回収の自転車だけのやつを2人でやっていました。

みやぞん
そうです、軽トラで2人でそれに乗ってオーディション会場に行って、帰りにまた回収して帰るっていう。

あらぽん
行きで回収して、オーディション受けて帰りにまた回収して帰るっていう。

光浦
あれ、テープか何か流して?

みやぞん
テープがなかったんだよね。

あらぽん
壊れていたんで、僕が拡声器を持って横で言いながら運転するっていう。

大竹
何て言ってたの?

あらぽん
「壊れた、バイク、自転車、無料で、お引き取りします」ってずっと。

大竹
別にそれテープのように言うことないじゃん!だって本人が言っているんだから(笑)

あらぽん
いややっぱりテープのように言った方が取れるんじゃないかと思って僕もずっとそれで。

みやぞん
僕は運動神経の良い方なので、「これお願い」って言われたら僕が取りに行って積むと。あらぽんはずっと乗っていてそれをやってる感じ。

大竹
あらぽんの方が力ありそうじゃん、だって。

あらぽん
僕ダメです、腰が弱くて。腰と膝があんまりよくないんで。

光浦
それは太りすぎだからだよ、腰と膝が悲鳴を上げているんだよ。自分のサイズより太ったらそうなるんだよ、人は(笑)

あらぽん
分かりやすく悲鳴を上げています。

大竹
2人ともまだ結婚はしてないよね?

みやぞん
してないです、独身です。

光浦
みやぞんはさ、女の子と付き合ったことあるの?

みやぞん
あるっちゃありますよ。ありますあります、そりゃ。柔道部の女の子とはじめて付き合いました。

光浦
柔道部の女の子と・・、ちょっと聞いてもいいですか?

みやぞん
いいですよ、1回取り組みをしましてその子とたまたま。付き合う前ですよ、柔道部に行ったらその子が強かったので「ちょっと僕と一相手しないか?」ということでガッと掴んだときに「あっ、なんか気が合うな。この子はイケる。この子いいな」と思いまして。

大竹
君だって柔道したことあるの?

みやぞん
ないですないです!

大竹
なんで柔道やったことないのに「組もうか?」っていう話になったの?

みやぞん
柔道部の横に、僕が野球部だったんですけれども。バーベルとかあるんですね、同じところに。それをやっていたときに柔道部の強いって言ってる女の子がいたので「ちょっと僕とお手合わせどうかな?」っていうことでやって僕が勝ったんですよ。

それで組み合っているときに目と目が見つめ合いまして「あっ、この子いいな!」って。

大竹
ちょっと待って!目と目が見つめ合いまして・・?

みやぞん
目と目が見つめ合いまして、それで倒したときに「あっ、この子いいな!」と思ったんですよ。スジがいいと思って。

光浦
スジがいい・・・アハハハハ(笑)

あらぽん
柔道やったことないんだよね?

みやぞん
ないない、僕は。

光浦
何目線だよ!(笑)それで?

みやぞん
そしてその場はそれで終わったら何日か後にその子から告白されたんです。

光浦
えっ!みやぞんが告白をされるの?

みやぞん
はい、「柔道を教えて下さい」っていうことで。

光浦
えっ、監督として!?

あらぽん
みやぞん、すっごい運動神経がよくて昔から格闘技とかもやってたし。もうちょっとコツをつかむとすぐ上手くなっちゃうんですよ。

大竹
あっそう!君はあれだ、とっても直感が強くて。例えば誰かが何かやっていると、この塀飛び越えたりするのを見たら「あっ、俺これできる!」って思うの?

みやぞん
そうです、その通りです。

光浦
それじゃあ側転やらバック転とかもできちゃうの?

みやぞん
ええ、感覚でもう全部。「こんな感じだろうな」と思ったらこんな感じでやれちゃうんですよ。

光浦
すごーい、わーおっ!

大竹
頭はいいの?

みやぞん
ちょっと勉強の方は苦手な方でして・・。

光浦
やっぱそうだねえ。

大竹
勉強はどこまで行ったの?大学まで行ったの?行かなかったの?

みやぞん
いや、高校まで行ったんですけど全部スポーツ推薦で高校入りまして。

大竹
そんなに運動神経が良かったの!?

あらぽん
むちゃくちゃ良かったです。

光浦
じゃあ本当にプロ野球選手になる可能性もあったぐらい?

みやぞん
ありました、僕が中学校のときテニス部だったんです・・

大竹
お前ハキハキ答えるけど、本当かよお前の話は!?お前なんか信用できないな!ずっと素直に聞いてるけど・・お前は人を信用させない何かがあるな(笑)

まともに引き受けない何か・・・顔から受ける印象かな?どうしてだろ?

みやぞん
そうかもしれないですね。

大竹
俺、お前だったら騙されちゃうかもしれない。

みやぞん
あの・・ここだけの話ですよ。実はテニス部でキャプテンだったんです。で、足立区2位なんです。

光浦
すごいじゃん!区で2位って。

みやぞん
それで僕をスカウトしに来たんですね高校がテニスで。引き抜きにあったんですけど、そこがちょっとダメになっちゃったんですよ。

大竹
なんでダメになったの?

みやぞん
向こうの都合で。

大竹
じゃあ推薦じゃねえじゃねえか!

あらぽん
全然推薦されてない。

光浦
いろんな人に声をかけていたのかな?

大竹
お前が行く前の枠がいっぱいになっちゃったってこと?

みやぞん
一応うちの家系の金銭面の問題で。

光浦
私立とかだとそうか、高いからね学費が。

大竹
お金がなかったの?

みやぞん
うち、そうらしいんですよ・・アハハハハ(笑)

大竹
お前知ってるだろ!「そうらしいです」じゃなくて!子どものときからだからお金がないのは。

みやぞん
知ってます知ってます。ただあんまり貧乏って思われるのがちょっと嫌だなって思ったんです。ごめんなさい!ごめんなさい!すいません貧乏でした、ごめんなさい!

大竹
やっぱり正直に言わないと、そういうところは。兄弟は何人いるの?

みやぞん
兄弟は言いますか?お姉ちゃんが4人います。

大竹
お母さんはいるの?

みやぞん
お母さんはいます。

大竹
お父さんはいない?

みやぞん
ちょっと待って下さい!これ言えないですよ!

大竹
なんで?

みやぞん
ちょっといろいろ複雑なもんでして。

光浦
ただお母さんそっくりの顔。

みやぞん
そうなんですよ、こういった顔で。

光浦
こういった顔、本当オバさんの顔おるよね。こういうオバさんおるー!

みやぞん
それでその推薦がダメになっちゃったんですよ。どうしようと思ってテニスの練習をしてて「僕はもう勉強でも入れないしどうしよう?」と思ってたら、野球部がテニスコートの近くなんですよ、それで野球ボールが転がってきたんですね。

だから投げ返したんですよ。それがなんかレーザービームだったらしくてですね。野球部を引き抜きに来ていたコーチが僕に「野球部に入ってくれ」って言ってそれで高校に行ったんです、野球部で。

光浦
すごーーい!マンガみたい!

あらぽん
すごい肩がよくて60mくらい飛ばせるんですよ、座った状態で。

大竹
ええっ!

光浦
はじめて投げたボールがレーザービームだった!すげえ天才!

あらぽん
小学校のときは野球をずっとやっていたんですよ、いきなり中学3年間でテニス足立区2位まで行ってまた野球に戻ったんです。

大竹
それはもうあれだ、入れてくれるならその方がお金も安いもんね。

みやぞん
じゃあ野球でもいいですよ、っていうことで野球で入ったんですよ。

大竹
テニスの夢なんかはなかったんだ、足立区で2位になったってこの先やっていこうなんていう夢は?

みやぞん
実はオリンピックに出たかったっていう夢があったんです。ただソフトテニスだったんで。

光浦
やっぱり!(笑)私、失礼だけどさ。みやぞんがテニスってどっかで「軟式庭球だろ?」って思ったんだよね、口には出さなかったの。それはちょっと失礼かなと思って、見た目で判断しちゃいかんなと思って。

みやぞん
いやいや、お見通し通りで。

光浦
テニスはちょっと垢抜けたイメージがあるもんね。

みやぞん
それでそういったこともあって、僕を引き抜きしたコーチが秋吉亮っていうヤクルトのあの人を教えた人なんですよ。ヤクルトでNYCに出たっていう・・

光浦
NYCって何の競技

みやぞん
ごめんなさい、WBCです(笑)

あらぽん
WBCに出てたピッチャーです。

光浦
野球部だった本当に?WBC知らないって・・。

あらぽん
野球上手いんですけど、ルール知らないまま野球やってるんです。ずーっと。

光浦
ルール覚えれないの?

みやぞん
簡単なルールしかちょっと分かりませんで・・。

あらぽん
それでビッチャーで4番だったのに1番最初に打ちたいから言って1番のやつに「お前1番打てていいな、俺なんて4番だぜ」って言ってめちゃめちゃ嫌われるっていう事件とか平気で行われる・・

みやぞん
4番が打つ打者って言うのを知らなくて・・4番って番号があんまりかな?っていうので1番で良いと思ったので背番号も1番、打順も1番が野球でもいいと思ってて。そしたら、すごく怒られちゃってみんなに。

あらぽん
「結果出せば出すほど、抜けられねえよ」とか言ってて、そりゃそうだよ!4番だから。打っちゃったら固定されるだろって。

大竹
打てるの?やっぱり簡単に打っちゃうものなの?

みやぞん
僕、簡単に打てますね。

大竹
お前本当か?じゃあ何で野球をやらなかったの?

みやぞん
大学に行ったんですけれども、大学でも引き抜きがあったんですね。

あらぽん
高校のときに既にテレビにちょっと出てたんですよ。都立で弱い高校にすごいピッチャーがいるっていうことで、朝のニュース番組とか。

大竹
それで推薦で大学?

みやぞん
「僕なんか大学いけるのかな?」と思って・・それで練習に参加したんですけど、そこまで行くのに2時間くらいかかるんですよ。それでもう遠くて辞めたんです。電車に乗ってる最中に疲れちゃって。

大竹
大学に入ったんじゃなくて、練習に参加する段階で疲れたの?

みやぞん
一応トライアウトみたいなのがあって、もう入るのはある程度8割方OKなんですけど練習に参加してみてくださいっていうのがあるんですね。

大竹
その練習に参加するのが嫌だったんだ。でもだったらさ・・あらぽんさ、それを見ていてこいつがすごいセンスがあるって分かってたわけだろ?

あらぽん
そうですね、昔からそんな感じだったので。

大竹
それでも何か横でアドバイスしてあげなかったの?

あらぽん
「大学で野球をやりたい!」って言っていたんで僕は大学に行こうとしていたんですよ、普通に。「じゃあ俺も大学行こう」と思って。

で僕も内定みたいな感じでもらっていて、それでトライアウト後に電話がかかってきて「もうちょっと遠いから辞める」って言われたんで。僕も大学辞めてそのまま「お笑いやろう」って言ってそのまま始めたんですよ。2人とも大学辞めて。

光浦
えーなんだろう?友情があるようなないような・・。

あらぽん
野球がそんなに好きじゃなんじゃないかな?と思っていたんですよ、昔から見ていて。

光浦
好きではないの?

みやぞん
野球は好きなときもあるんですけど、嫌いなときもありまして。

光浦
なんで?どういうとき?

みやぞん
なんで奇数の人数でやるんだろう?っていう。

光浦
えーーっ、根本!!なんで9人はダメなの?

みやぞん
いや、キャッチボールするときに1人余るんですよ。それで「『和』だ、『和』だ」っていうのにどうして偶数じゃないんだ!っていうところで何か気に食わなくなってくるんですよ。そういう小っちゃなことが。僕はいっつも1人だったもんで、キャッチボールやっている人に「中入れて」って感じで。

光浦
みやぞんがいっつも1人になっちゃうんだ、奇数。

大竹
レーザービームなもんだから、ちょっと格が違うから。キャッチボールとかで9人だと1人余っちゃう。

光浦
マネージャーとか補欠は?

大竹
3人でやりゃいいじゃん。三角形になったらできるじゃん。

みやぞん
実はですねここだけの話、三角形にはなれないんですよ試合会場で。こんな三角形になれるスペースがないもんで。

大竹
ああ、1人対2人になるのね。

みやぞん
それしかできないんです、端っこの方で。

大竹
それだっていいじゃん!1人対2人だって。

みやぞん
そしたら1人の人が多く投げることになります。

あらぽん
2人を相手にするからね。

みやぞん
それで僕も「中に入れて」っていうのがちょっと恥ずかしいもんで、なんだか仲間はずれのような気がして(笑)だからもう1人いたら10人で偶数でいいのにな!なんて。

大竹
それで不愉快になっちゃったんだ。

みやぞん
ちょっとなんか嫌だなっていうのはありました。

大竹
サッカーだって11人じゃん。

みやぞん
そうなんですよね・・(笑)

大竹
「そうなんですよね」じゃなくって!!

光浦
えーっ、もう告知?この2人はすごいね、すくすくと素敵に育ったね。いい子に育ったね。足立区のいい大使だよ!こんな素直な子が育つ街って。

(了)

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