今回は2013年7月19日放送「小林悠たまむすび」
「たいしたたま・その筋の話」萩本欽一さんの回を
起こしたいと思います。
小林
さっそくご紹介しましょう、萩本欽一さんです。
萩本
はい、こんにちは。
こんなに賑やかに迎えてくれるって嬉しいね。
小林
今日は「欽ちゃんさん」ってお呼びしていいですか?
萩本
そうですよ、欽ちゃんですよ。
「欽ちゃん」以外なんて言うのよ!
小林
なんかいろいろ迷っちゃいますよね。
よろしくお願いします。
玉袋
俺も「欽ちゃん」って呼んでいいのかなぁ?
俺は、萩本さん・・いや「大将」・・大先輩・・はい。
小林
ではその欽ちゃんの・・なんか緊張しますが・・
あらすじとその筋をご紹介いたします。
1941年東京都台東区のご出身、現在72歳です。
高校卒業後、浅草でコメディアンとしてデビュー
1966年坂上二郎さんと「コント55号」を結成
一躍人気者になりますと、テレビの世界では
常識の枠に収まらない新しい笑いを追い求め
視聴率30%越えの人気番組を連発、お茶の間を席巻
コントにバラエティに日本を湧かせて54年
「大将」「欽ちゃん」の愛称とともに
今も日本中で愛され続けております。
そして当番組「たまむすび」調べによりますと
萩本欽一さんのその筋は・・
その1 修業時代先輩のカンパに助けられた筋
その2 ボケとツッコミを入れ替えて大ウケ!コント55号の筋
その3 坂上二郎さんとは一緒に食事をしなかったという筋
その4 チャップリンに会うためスイスに行った筋
その5 チャリティ番組を始めて競馬にいけなくなった筋
萩本
えらいことまで知ってるね!
小林
その6 「視聴率100%男」の筋
その7 スターに「ロン!」って言うな!の筋
その8 40歳を過ぎるまでパンを食べなかった筋
その9 最後の作品は自分の死後に放送したいの筋
と9本張っております。
玉袋
9つも!調べさせてもらいました、すみません。
萩本
けっこう細かいことをね。
スターに「ロン!」言うな!なんてね、本当身内しか知らないよ!
そんな玉ちゃん初めてだよ!挨拶してなかったよ、初めまして。
玉袋
いや僕、萩本さん1回会いましたよ!
昔、10年前。もうはじまってますね。
小林
いつ以来ですか?
玉袋
10年前、雑誌の対談で会わせて頂いて・・。
萩本
それ忘れてたんだな。・・ああ、そう!
ずいぶんいろんなことが出てくるね。
玉袋
興味津々なんですよね、大将の筋っていうのは。
萩本
大した話じゃ無いよ、どれもこれも。
玉袋
いやでもね、コント55号でコンビを組んでいた
坂上二郎さんとは一緒に食事をしなかった筋
これをちょっと聞きたいんですけど。
萩本
なるほど、このねコンビを組むときってね
もう先輩たちから「コンビは仲が悪い」ってのを聞いてたので
「仲が悪くならないのに一番いいのは相手が分からないことだ。
だからお茶飲まない、食事しない、会話しない、夢語らない。これどうだろう?」
って言ったら二郎さんが「最高だね」ってそれからね(笑)
だから二郎さんがどうしてたのか知らなかったの。
だから一度も55号ってケンカしたことない。
50の時に「二郎さん1回だけ飯食う?」っていうので僕誘ったの。
家帰って奥さんに「今日は楽しかった」ってずっと言ってたっての。
二郎さんが亡くなるちょっと手前に奥さんから
「欽ちゃんと一度だけ食べた楽しい食事、それをずーっと語ってた」
「だからまた一緒にご飯食べて、二郎さん元気になるかもしれないから」って
で、僕が行って「二郎さん、飯食いに行こう!」って言ったら
「お、行くよ!」って言って立ち上がろうとしたね。
その後、1カ月後に亡くなったけど。
だからあれよ、よく仲がいいからって「飯食いに行こうよ」って言うんだろ?
仲が悪くなるから飯食いにいくなよ!
玉袋
そういう物の考えがあるんですね!
萩本
本当に好きなやつってね、どういう奴だろう?って
思いながらね、付き合うとドキドキする。
だから55歳で会ったときに二郎さんに久しぶりに会ったら
「久しぶりだね」「欽ちゃんがいなくなって俺よ、笑いやってねえんだ」
「なんだか今日会っただけでおかしいことが出来そうだぜ」って
「坂上二郎!この野郎俺を泣かすな!この野郎」って
「もうちょっと誰も見てなかったら泣くぞ!」なんてね。
こんな感じ。
玉袋
うわーっ!コンビ物語最高ですよ!
萩本
だから奥さんと飯なんか一緒に食ってんの?
玉袋
いや、行きません!
萩本
ああ、それだったらね。
奥さん寝てから1人で食べなきゃ!そうでしょ!
玉袋
奥さんと行かない方がいい!ああ、これよかった!
小林
それは奥さんにも当てはまるんですか?
コンピだけじゃなくて?
萩本
そうそうそう!だから奥さんもしゃべったりするとね
なんか言葉の衝突するのよね。だからもうほとんどしゃべらないで。
しゃべるときはだから「久しぶりね」って言うの。
小林
ハハハ(笑)
夫婦ですよね?
萩本
そうすると・・たくさん話をしてないと
奥さん腹の立つことを言おうとすることを
ずっと会ってないとそのことを言わないのよ。
何人か会わないで会うと一番いいことだけで
話を会話するの。だからケンカもしない。
小林
たしかに、ムカッ!ってしたときにすぐそこでパッと言っちゃうと
ケンカになりますからね、もうね。
萩本
あの将棋の米長さんっていうね、名人になった方に
「お弟子さんに怒ったりしないんですか?」って言ったらさ
「すぐ怒ると余計なことを言う。俺は腹立ったら弟子にね・・」
「『俺は腹立ったから3日後に来い!』って言うんだ」って。
で、3日後に来るとね、大して怒りたくないもんだから
「あれだけは気をつけろ」って一言で済むっての。
なるほどな!と思った、いいだろ?
玉袋
この距離感ですね!
萩本
だから皆もう最近はね上司とかなんとかその場で
「お前、何やってんだ!」って怒るけどね。
ロクなやつじゃないね。
「腹立ってるからお前3日後に来い!」とかさ(笑)
小林
それ使える!
玉袋
これでもね、大将お子さんいらっしゃるじゃないですか?
お子さんとの距離ってどういうふうに取ってらっしゃるんですか?
萩本
子どもたちも随分遠くにいるの。
だから時々手紙くれるの。
「拝啓 お元気ですか」っていうんで。
「先日お会いして大変いいお話をありがとうございます」って
俺あのね、息子が親しそうなの嫌なの!
だから一応息子に言ってんの「有名人との差をね、あまり近寄らないでくれ」と。
玉袋
いや僕やっぱなんかいいお父さんのイメージが勝手に出来ちゃってて
息子さんとキャッチボールしてるんじゃないか?とか
萩本
あ、そんなのしない!
ずっと会わない、で時々必要な時だけ声かけてって言うの。
だから高校時代はね、ひとつも声かからなかったから話してない。
だから要らないんじゃないの?高校時代とかって学生のころに親父って。
胡散臭いと思ってんじゃない?
玉袋
まぁそうでしたね、自分もそうでしたから。
やっぱそうです、「いらねぇ」つって離れちゃって。
じゃあ大将、お弟子さんとの距離っつーのはどういうふうに?
萩本
弟子はだから、「スターに『ロン!』言うな」って
麻雀やってるときに「ロン!」って言うと
「お前スターに『ロン!』は失礼だろ!」
「それでも当たるのか?」っていうと「いやいや全然当たりません」って
「当たり前だろ!」ってずっーとやってうちに
スターってそういう位置なんだよって教えてるうちに
スターってそんなに大したことねーだろっていうのに気づくのに
1年くらいで気づくんですよ。
そのうちに「スターに『ロン!』するな」って言ったら
「ああ、そうなの」「だからスターだから・・」
「早くロンだから12000よこせ」って言うようになって芸能界入りだよね。
玉袋
うわーーーっ(拍手)
そういうことなんですね。
萩本
そうそう、だからスターって別に特別なこと無いんだよな。
そういうとこない?なんかドキドキしちゃうとか有名人に会うと。
玉袋
僕は今そうですもん。
今もドキドキしてます。
このブースの中の空気の僕の緊張感。
小林
一緒に並んでますからね。
玉袋
ないですよ、欽ちゃん玉ちゃんでもう本当に。
二郎さんの話もいいですし。
小林
今こうやってお話を聞いていると実は今日のメッセージテーマがちょうど
「私のソロ活動」っていうことで一人でいろんなところ行っちゃうよっていう
話をしてるんですが。
欽ちゃんはそういう方なのかな?ってちょっと思いました。
何でも1人でパパッとやって1人で行っちゃうのかな?って。
萩本
僕は食事も1人で食べてるのが好きなんですよ。
みんなで食べてるとしゃべってて味が分からないの。
本当に美味しいものはね「誰も寄ってくるな」っつーんで。
1人でパッとね「お前、肉じゃねーか!この野郎!久しぶりだな」なんとかって
玉袋
肉に向かって!
萩本
人前にいると美味しくないんだもん。
玉袋
そうやって愛でながら食べるわけですね。
萩本
よく言うけどさ「みんなで食べてて美味しいね」って言う人がいるけど
あの人のあの気持ちが分からん!
玉袋
じゃあグルメ番組とかどうなんですか?
見ててこうやってレポーターが食べて「美味しい」とか言っちゃってるの。
萩本
あれみんなで食べてて美味しいわけ無い!
やっぱり1人で食べてないと、食べ物とお話ししないもん。
小林
そっかちょっと向き合わないと。
萩本
そうでしょ?人がいると話をしながら・・
お肉もね、言ってみりゃ付き添いみたいな感じになるの。
人がいないと必ず肉にしゃべるから。
「この野郎、だいぶ焼けてきやがってこの野郎!」
「今日は最高な色してんな!やっぱり上手いじゃねえか」って。
小林
ちょっと真似するのは高度な技ですけどね。
玉袋
誰かに見られたら変な人だと思われちゃう(笑)
小林
恥ずかしくなっちゃいますね。
玉袋
見られないところに1人でいくという。
小林
他にもいっぱい筋張ってますよ。
玉袋
うーん、この「チャリティ番組を始めて競馬に行けなくなった筋」っていうのをですね・・。
萩本
俺だってさ競馬場行ってたのよ。
ところがさチャリティで・・それで競馬行こう!って行ったときにさ
「あれ?」って俺が馬券勝ってるときに皆ジロっと見るのよ。
これチャリティで集めた金使ってるんじゃねえかと思われると思ってさ。
俺それから・・これは失礼だと思って、それからやめたの。
玉袋
大好きな競馬をですよ!
萩本
「2-4!2-4!」つったら皆がジロっと見てんだよ!
「あれ昨日集めた金で使ってない!」っていちいち言いながら・・
それから「あ、失礼だ」っつーんで、行かなくなった・・。
小林
でも大好きなんですよね?
萩本
大好きなの!だから競馬がやめられたのは・・
だから皆チャリティやれば競馬やめられるぞ!
玉袋
ハハハハハ(笑)そっかそっか!
そういう手がある!
小林
ハマってしょうがない人はね・・そういう逃げ道が。
なんかそれで海外での豪遊も・・
豪遊というかおでかけも控えるようにちょっと控えるようになったと。
萩本
海外出ても外は出ません。
海外出るとさ、なんか気持ちがパッとおおらかになるじゃない?
だからちょっと無茶するじゃない。
そういう時になんか危ないことにぶち当たるんだね。
玉袋
だから部屋から出ない!
じゃあ最初から海外行かなきゃいいじゃない(笑)
萩本
そうなんだよな!
玉袋
人間って不思議なもんで・・。
萩本
それはね3回くらい行って気がついた。
「俺なんで海外来てんだろ?」
ハワイ来て海も別に見ずにホテルで1週間いて
それで帰ってきたんですよ。
小林
何しに行ったんですか?
萩本
何しにってハワイのホテルに住みにいったんじゃない。
玉袋
何もしないってのもいいな(笑)
逆に贅沢、それが!
すぐ向こうにいってオプショナルツアーだとかやっちゃって
あれみっともないもんね。
小林
やっちゃう!逆に疲れちゃってね。
玉袋
逆に疲れちゃいますね。
萩本
嘘だろ!金が無いんだろ!
いろんなところ行けないんだろ。
玉袋
あ、すいません・・。
バレました、バレました。
さあさあまだまだ筋たくさんございますが、
このねやっぱ「チャップリンに会うためにスイスに行った筋」
ってのはね、これ・・
小林
これ、聞きたかったんです。
萩本
ドゴールとピカソ亡き後、チャップリンは人に会わないって言葉あるくらいだって
その言葉聞いてさ「そんなわけ無いだろ、あんなにいい映画作ってる人がな」と思ってさ。
「あういう人こそ会うんだよ、皆が行かないって行ってるから会うんだよ」
と思って行ったんだよ。
そしたらね「会わせないよ」って。
うるさいのがいるんだよ!玄関に。
玉袋
セキュリティが厳しいんですね。
萩本
そうそうそう、玄関にうるさいのがいて
マネージャーがやっぱり言うの「そんなの来たってしょうがないよ」って
「お土産あるんだけど」「そんなものは知らないよ」って言うの。
だからあの「バカヤロー!」つったの。
小林
えっ、誰にですか?
萩本
チャップリンの家で。
その大きな声が3階にいたチャップリンに聞こえたの。
だけど意味はわかんなかったんだけど、チャップリンは
「あ、日本語だ!」っていうんで飛び降りてきたの。
玉袋
あ、日本にも来たことありますもんね。
萩本
それでパッと玄関を開けて
「何だ!君はどっから来たんだ?」っていうので
「いや、日本から」って。
「寒いだろ?入んな入んな」って入っちゃったの。
だからでっかい声で叫んだのが良かったの。
あの意味をチャップリンが知ってたら開けてない。
「うるせえ!お前の方がバカヤローだ!」言われたよな。
だけど意味がわかんなかったから「あ、日本人だ」って分かって降りてきてくれたの。
小林
もともと日本人へのいい印象があったんですかね?
萩本
そうそう言ってました。
日本に住もうと思って日本に土地探しに行ったんだって。
そしたら何百人も記者の人がぞろそろついてきたんで日本を止めて
このスイスにいるんだよって。
小林
あ、親日家だったんですね。
萩本
でもおしゃれだよ、俺「写真撮っていいですか?」って言えないからさ
カメラぶら下げてたの。そしたらね10分後ぐらいしたらさ、
「君は無駄なカメラぶら下げてるね」って、おしゃれだろ?
「えっ、ということは?」って言ったらさ、
「そうだろ、それ撮らないと無駄だよ」って言うんでそれで撮ったの。
玉袋
クーーーーーッ!
小林
なんていい人!
萩本
かっこいいね。
俺言うもんそこにいる人「おい、カメラ持ってる人早く撮れよ」
全然かっこよくねえな(笑)
玉袋
いい話ですね。
小林
でもあれですね今は携帯で写真撮るのが当たり前ですけど
携帯でまた撮るのと、カメラを首から提げてるのと
またニュアンスが違うんでしょうね。
玉袋
やっぱ1枚のシャッターの切る重みが違いますよ。
だって撮り直し効かないじゃないですか?
萩本
街歩いていると「あ、欽ちゃん欽ちゃんちょっと待って!」
シャシーン、シャシーン!って(笑)
「ちょっと待って」って言われるとポーズしちゃうんだよな。
小林
うそっ!止まってあげるんですか?
萩本
止まりますよ。
小林
本当ですか!嫌じゃ無いですか?
けっこうそういうの「ちょっとね・・」って方いらっしゃるじゃないですか。
萩本
それは無いですね。
玉袋
イメージ商売ですから!
萩本
そうです、もともと外へ出るときには
そういう皆さんとお付き合いしてるっていうことだから
一回外出たらそれも仕事ですから。
小林
すごいですねー。
「たまむすび」も撮影OKにしましょうか?
玉袋
OKにしたいですよ、俺なんか別に。
萩本
あ、ここ撮っちゃいけないの?
玉袋
ここ建前はいけないつってんですけど、
まぁちょっとウロウロってしてるところは構わないんじゃないですかね・・。
小林
まぁ常識の範囲内ってことでね・・。
玉袋
そしてこのね、「最後の作品は自分の死後に放送したいの筋」っていうのに
僕すごい興味があるんですけど。
萩本
あの・・亡くなった時に「これがやりたかったんだ」ってのを
それを制作してるわけ。
玉袋
あ、もう!じゃあもう「終活」ですね、ある意味。
小林
「終わりの活動」?
えっ、もう撮り終わったんですか?
萩本
撮り終えてる?いやいや撮り終えてないですよ。
でもちゃんときちんと本も出来て、これを撮るという。
今、元気だからね。
もうちょっと「危ねえな」と思ったら
撮り出せばいいの。
そんなに大作じゃないからさ、1日あれば十分だから。
玉袋
それぐらいの作品なんですか?
それを自分の死後に発表したい?
萩本
そうそうそう、亡くなったら。
「折角こんなにおかしいから、見たいな」ったらもう見られないって
「悔しいだろ、この野郎!」って言いながら死んでくってのはどうだろ?
玉袋
くーーーっ、この何とも言えない、この死生観というかね・・。
小林
それドラマですか?
萩本
ドラマじゃないですよ、ドラマじゃない。
玉袋
映画!映画!
萩本
映画も無い、なんかね可愛い物語っていう・・。
あの・・内容聞かないで!ついしゃべって、なぁ。
玉袋
でもその作品はあるぞ!っていうことですもんね。
萩本
「あ、なるほど!こういうのやりたかったんだ!」っていうさ。
だからその質問ハイおしまい!次行こう!
玉袋
ハハハハハ(笑)
まぁ映画もね、昔から撮ってますし。
萩本
映画はだって、たけしに敵わないだろ、なぁ?
だって外国行ってでっかい賞取ってくんだよ!
玉袋
こっちはもう「欽ドン賞」ですからね、何つっても。
「欽ドン賞決定!」ですから。
萩本
ハハハハハ(笑)
決められるな、嬉しい決めだな!
玉袋
もうでも浅草の大先輩ですからね。
萩本
あれ、浅草なの?
玉袋
僕、浅草の「フランス座」で修行してました。
萩本
なんだ!じゃあ大後輩じゃないの!
俺ね、後輩とか先輩とかね仲良くずっとしていたいの。
だって浅草の仲間っていいでしょ?古い歴史の。
浅草の一番後ろだよ!
玉袋
一番最後の方ですね、僕らたぶん。
小林
浅草キッド、初対面かなって印象でしたけど・・
萩本
あ、だからか!「浅草キッド」だよな!
俺なんで「浅草キッド」って付けてるのかな?と思ったら
浅草だからか!
玉袋
浅草です、はい・・うちの師匠が・・。
小林
どういう印象を持たれてましたか?玉さんに。
萩本
玉さん?玉さんだって他のテレビで
「放送禁止用語解禁」とかなんとか叫んでたのを
「この野郎、乱暴なこと言ってるな」と思って。
玉袋
ハハハハハ(笑)・・すみません、本当に。
萩本
けっこう何だろう?
コメディアンっていうよりも、どっか違うとこで
なんかシャレをやってんじゃないか?と思ったの。
名前からしてさ、非常に照れくさがり屋が
とことんシャレまくるっていうのがあるじゃない?人生でいうと。
あの気分の人かな?と思って。
だからこの人に真面目なことをやらせると、
あるとき非常に真面目なことをするんじゃないか?と
だからそういうことを見せたくないという・・
小林
すごい分析力!
萩本
だから非常に誰かこの人に真面目なことを
させてくれないかな?というさ(笑)
小林
玉さん!こんなこと言われたら。
玉袋
もう、たけし軍団引退します!
欽ちゃんファミリーに、ええ・・トレードということで(笑)
小林
もう熱湯風呂とか出来ないですね。
玉袋
あんなもんロクなもんじゃねえ!バカヤロー!
熱湯風呂なんて、ガンバルマンなんてロクなもんじゃねえっすよ(笑)
「欽ちゃんバンド」入っちゃおう。
萩本
相当だな!なんか照れ屋なんじゃねえかい?
玉袋
そうなんですかねぇ・・。
萩本
だと思うよ、俺。
玉袋
ズバリ言われちゃって、何も言えません。
萩本
よくお笑いやってる人でそういう人いますよ。
多いんだよ、そういう人が。
小林
楽屋でもね、無口な方とかけっこういらっしゃるイメージありますけどね。
あれ、どういうことなんでしょう?
萩本
だからあの・・何だろうね?逆なんだろうね、笑いだとか。
それで笑いって相当馬鹿馬鹿しいことやるじゃないの?
だから馬鹿馬鹿しいことするだけじゃなくて、
馬鹿馬鹿しい生活もし出すんだよね。
そのことで自分で相当疲れたりなんかして。
俺だから若いときにさ、有名になったときに
朝まで帰ってこないくらい相当はしゃいでましたもん。
だからそういう真面目にやってるコメディアンって思われちゃ行けないと思って
玉袋
はいはい、そこでバランスを取ろうとする。
萩本
そうそう、必死に夜中はしゃいでさ
朝までドンチャンドンチャン「ワーイ!バンザーイ!」なんてやってたけど
そのことに疲れてやめたんですよ(笑)
小林
やっぱり、やりたくてやってたわけじゃないんですね。
萩本
そうなんですよ、実を言うと好きでやってんじゃなくて
玉袋
そうですよ、俺だって好きで「玉袋筋太郎」なんかやってないもん!
小林
玉さん、毎晩飲んでるじゃ無いですか!
玉袋
好きでスナック行ってるわけじゃねえんだ!俺だって!
毎晩飲んでんだってね、自分を否定する・・もう照れ!
萩本
そうだよな、だからよく酒飲んで酔っ払ってる人をさ
奥さんに「もうあんたいい加減にしなさいよ」って
分かってんだけどさ、そういう駄目をやってる自分が好きなのよ!みたいのあるんじゃないの?
玉袋
そうなのよ!そこを分かってちょうだいよ、みなさん!
何でそーなるのっ!
(了)
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