2012/07/08

カンニング竹山が語る「INAC神戸はこうやって作られた」

今回は、2012年6月4日放送ニュース探求ラジオDig
「カンニング竹山の黒ぶちメガネ」を起こしたいと思います。

音声は配信期限を過ぎたため、ありません。


カンニング竹山(以下、竹山)
はい、どっから話そうかな・・?
昨日ね、神戸に行ってたわけです。

実は、これ余計な事なんですけど、金曜日の昼間から
昨日の神戸から東京に帰ってくるまで、
すごいメチャクチャなスケジュール組まれてて。
「寝れねえじゃねぇかよ!」って行ったら、
「新幹線で寝て下さい」って言われるようなスケジュールやってたわけ(笑)
でやっと昨日、東京に夜帰ってきたんだけど。

土曜日から行ってまして、何で行ったか?っていうと。
他局になりますけどBS FUJIってところで
安めぐみちゃんとDAIGOともう9年くらいやってる番組があって、
もう1個BS FUJIで「なでしこTV」っていうのをやってるわけですよ。
なでしこを応援する、INACを応援する、「INAC TV」か!


別番組でBS FUJIでやってるけども、
ちょっとそこともコラボというか協力という感じで
僕らの番組もなでしこの方に行ってみますみたいなことで、
行ったわけです。みんなで泊まりで。

で、それで結局昨日INAC神戸の試合を見ながら、
お手伝いもするみたいな。
で、ちょっとINAC神戸も僕らの番組に紹介もさせてもらいます、
その代わり僕らもお手伝いさせてもらいます、BS FUJIも紹介させてもらいます
みたいなことを1日やってきたわけですよ。

それを実現させてくれたのが、INAC神戸のGMの酒井さんって方で、
この方が年ははっきり聞いてないんだけど結構若い方でしょう、
30代後半くらいでしょう。

この方がすごく僕に良くしてくれて、何故か?って言うと、
TBSラジオでやってた「生はダメラジオ」のリスナーだったわけですよ。
当時ちょっとサッカー関連のお仕事でこの方トルコの方にいらっしゃって、
海外とかでほとんどサッカーの仕事をずっとしてたんですけど選手じゃなくてね。
トルコからTBSラジオをPodcastとかで聞いて、メールくれたりとかしてて。


その関係があったんで、竹山が今回別の局のことで来るという時も、
「絶対、竹山に会いたい!」と、
「じゃあ竹山さんにこれやらせましょ、あれやらせましょ!」
ってやってくれてたわけ、俺知らないところで。

で、昨日会いまして1日INAC神戸の試合を見てたんですけども。
まずね、INAC神戸って正直言うと一番有名なところなんですね。
澤さんとか川澄さんとかみんないるようなところなんですよ。
場所はね、神戸にスタジアムがありまして開閉式のスタジアムなんです、天井が!

外山恵理アナ(以下、外山)
すごい!じゃあ雨の時でも晴れの時でも・・

竹山
ヴィッセル神戸のホームでもあるわけ。
だいたい3万、4万人入るのかな?ってところだったんですけど。




女子のワールドカップ終わりぐらいはもっといっぱい入ったんだけど、
昨日はね、6千人くらい入ってた言ってましたね。
6千人入ってるけど、だいたい男子のJ2くらいの規模でやってると。
イベントとかサッカー始まる前のデモンストレーションとかそういうさぁ事とかは、
だいたいサッカーのJ2ぐらいの規模と同じくらいなんですよと言ってまして。

それで面白いのは草サッカーとかフットサルをやってたりする人、
リスナーでもいっぱいいると思うんですよ。
それとか学生、中学生とか高校生とかのサッカー部入ってやってますと
いう子たちいっぱいいるでしょ?

その子たちは、GMとかがみんな言うにはね、
「INAC神戸とかなでしこ見ると良い」と。
INAC神戸一番強いから、なでしこリーグの中で。
「そこの試合を見ると一番良い」と。

何故ならね、例えばヨーロッパのサッカーそりゃ華麗ですよ!
すごいじゃないですか!選手たちとか。
でもそれ見たところで出来ないと。

外山
カッコイイ!って思うくらいですね。

竹山
日本のA代表見てもそうですよ。
「すげーな!上手ぇな!」って思うけど、実際自分では出来ないと。
でも、なでしこリーグのそれを見てると、
「なるほど!」と、「あ、そっか!こういう時にこういうふうに動けばいいんだ!」とか、
「これ練習したら出来るぞ!」というようなことになります!と。女子サッカーだから。

「だから、男子も学生でサッカー一生懸命やってる子とか、 
草サッカーやってるオジさん、フットサルやってるオジさん・兄ちゃんたちは、
これ見てくれるとすごく参考になると思う」と。
で、実際そういう声もいっぱいありますとっていうことで、それを聞いたわけですよ。


実際見てみると、ものすごく盛り上がってまして。
まず屋台とかもけっこうスタジアムの外に出てて、
キックオフの3時間前くらいから来てるわけ。
グッズ売り場があったり、ファンのちょっとツアーが出来る
応募するところがあったりとか。
色んな食べ物屋とかが出てたりして。
スタジアムの外も盛り上がってるわけですよ。

で、お客さんはどういう層が多いかっていうと、
不思議とねおじいちゃんおばあちゃんとかまでは言ってはいけないかもしんないけど、
年配のおじさんおばさんが多いのよ!
で、若い女の子。孫なんだろうね、おじいさんおばあさんの。
でも50代くらいよ、あんまりおじいさん、おばあさん言っても悪いんだけど。
その人たちが連れてくる孫、小学生とか。
その辺の子たちが多いの。

確かに僕ぐらいの年代の人もいます、いっぱい。
だからね老若男女全員いるわけ、ファンが。
普通のJリーグではおばさんがいっぱいいるとかあんまり無いって言ってた。
男性がもうちょっと多かったりするんだけど、だからその層が全員来てて。
「これがちょっと男子と違うところです」って言ってたよ。

モギリとかもいろいろやってたんだけど、イベントで。
そしたらね色んな人がいるわけですよ。
僕もそんなサッカー詳しくないんだけど、
僕が知ってるサッカーのスタジアムに行った時の人種じゃないような、
「こんな人たちでもサッカー来るんだ!」っていうような人たちが
まずいっぱい来るんですよね。

で、ファンサービスが徹底してて。
色んな事がねあるわけよ。

外山
それいい!
子供がだから喜ぶんじゃないですか?

竹山
子供も喜びますし、試合が始まる前から・・
まぁJ2とかではいっぱいそういう事を当たり前のようにやってるとは思いますけど
試合が始まる前から色んな応援練習が始まったりとか、
スタジアムのチアリーディングが出てやったりとか、
他いろいろDJの人がいろいろやってたりとかするわけですよね。

もちろん手作り感もあって。
チアリーディングの人とか、ボールガールとか
その辺は地元の大学生たちがやってたりもしますし。

外山
いいですね、なんか暖かい感じ手作り感があって。

竹山
暖かいんですよ!
でもやっぱり、澤さんとかスターとかもいるわけじゃないですか。
お客もそこそこ入ってて、みんなお揃いのTシャツとか
ファンの人もみんな着てて、一生懸命応援してるわけです。

成立してるんですけども、なでしこリーグが全部それじゃない。
INAC神戸が今一番人気があるからそれだけど、
なかなかみんなキツいチームもあって、ほとんどの選手たちは他に仕事をしてるわけよ。

サッカーだけ食うって難しいわけです。
でも、なでしこリーグを盛り上げるために
INAC神戸の酒井さんってGMは何をするか?っていうと
アウェイでINAC神戸が戦う時に写真を貸し出したりとかするわけ
「そっちがポスター作るんでしょ?ホームだから」ってなって。
「澤さんの写真を貸してくれ」「川澄さんの写真を貸してくれ」って言ったら
「わかりました、貸しますよ」「そっちで作りなさい」と。
そしたら、「あのINAC神戸と対決!」みたいな
向こうが作って宣伝効果になるからそっちのホームの時も盛り上がるでしょ?
みたいなことをやって全体的に盛り上げたいっていうことをやってるわけですよ。


そういうふうに頑張っている人がいまして、
あと裏方で色々聞いたんですけどドクターいるじゃないですか?
サッカーの試合でジッーと見てるドクターいますよね?
ドクターがいたんで話を聞いてみたんです。

「これ男子との違いは何なんですか?先生として」と。
そしたら、
「最近はまたちょっと違くなったんですけど、
ほぼ激しいあたりがないから打撲みたいなのが無い」と。
「でも、最近はちょっと女子でも出てきた。昔はほぼ無かった」と。

男子のサッカー見てるとさ、倒れ込んだりするじゃん?
ファウルで当たったりとか。それが昔はあまりなかったんだけど
最近はちょこちょこ出てきて最近の女子はバンバン当たるようになってきたと。
だからちょこっと怪我は出るけど全体的に男子よりは怪我は少ない。
ドクターとしては男子より試合は見られるみたいな感じで言ってましたね。
そういう違いもあるし。

あと、応援団のところに行ったんですよ。
そしたら応援団もね、千葉の人なんだけど来たのが応援団長みたいな人なのよ。
その人が言ったんだけど、はじめは5人だったらしいのよINAC神戸の応援団って。
それが昨日ゴール裏だけでも何人いるんだろう?熱狂的な人は200人くらいいるわけ。

外山
じゃあその人たちしかいなかったのに、
そんだけ広まった事ですよね?すごーい!

竹山
徐々に手作り感の応援で徐々にやってって
それでどんどんどんどん増えてって。
で、熱狂的な人が「竹山さん後ろこれ全部熱狂的な人ですけど・・」みたいな
「こうやってみんな応援してたけど、はじめは5人で始まったんですよ」って。
それは、ワールドカップ前からよ、全然有名じゃない時から。
INAC神戸の選手も食えてない時からやってたらしいですよ。

外山
ありがたいエピソードね、チームとしてね。

竹山
何よりもすごいのはね、
昨日、浦和レッドダイヤモンドレディースってところと、
要は浦和レッズの女性版のチームですよね。


外山
赤いの?

竹山
昨日はアウェイだから白でやってましたけど。
そこのねサポーターっていうの?おそらく浦和から来たんでしょう。
そんなに人数いないのよ、パッと見だけど20人くらいしかいないんじゃねぇかな?
昨日アウェイだからさ、浦和からアウェイに来てるの。

外山
えーー!まぁそうですね。
でも、それだけの人が来てくれると言ったらあれなのかもしれない・・。

竹山
でもね不思議なのは、めちゃくちゃ迫力があるの!
声がめちゃくちゃでかいの!試合中全部!

外山
何なんだろう?浦和レッズってそういうイメージあるじゃないですか!
だからなのかな?

竹山
わかんない、すごいのよ!
だから正直言うとブーイングも僕に対してかなり出てたんだけど(笑)
だってそりゃそうさ!INAC神戸応援してんだもの、俺が。
「INAC頑張れ!」って言ったら、「うるせぇ!この野郎!」ってなるよ。
ブーイングも実はあったけども、
感激したのはあの人数であの応援をずーっとするレッズのチーム
これはね「レッズ愛」がすげーなって敵チームながら思うっていう。
これは素晴らしい!っていうのもありましたし。

そういう裏方のことが分かってきて、
一個一個作ってったんだなって思ったんですよね。
それで最終的にオーナーの話を聞いたわけ、会長さんと。
「何でこれ女子チームやろうと思ったんですか?」って。
最初全然関係無い!サッカーチームなんか持ってない。

で、サッカーのクラブチームを持とうみたいな話があって、
はじめ男子チームから持つか!みたいになって、
で、新聞で広告をかけたわけ。そしたら5人しか来なかったんだって。
これじゃ出来ない!ということになって。

そしたら、「女子をやりませんか?」って聞いて
女子なんか知らなかったんだって会長さんは。
「女子ってあんのそういうの?」って。
「まぁやりたい子がいるみたいですから、ちょっと広告出して作りませんか?」って言ったら
三十何人集まったの。

外山
そんなにやりたい子がいたんだ!

竹山
そう、それで集まって三十何人で練習して
高校のグラウンド借りて練習していろいろ練習し出したら、
第3部リーグから始まったんだけど、3部リーグで戦ってる時に
サッカーなのに9対0くらいで勝っちゃうわけ。

で次、2部リーグに上がるのよ。
2部リーグで戦ったらまた9対0とか8対0とか
サッカーなのにそんな点数で勝つんだって。

外山
え、でも始めたばっかりなのに?

竹山
うんでもやっぱりやりたい子が全国から来てたから。
2部リーグで勝った時に「あれ?これはちゃんとしなきゃいけない!」と
オーナーは思うんだって。

ほんで、色々遠くから来てたからさ、
奈良とかあたりから来てる子とかには「神戸引っ越しておいで」と。
でも仕事を辞めなきゃ行けない。「じゃあその仕事辞めて、引っ越しておいで」と。
飲食店とかいっぱいやられてるんだけど、「僕の系列店でバイトしなさい」と。
「融通効かせてやるから、飯も食わせてやるから、サッカーに集中しなさい」と。

外山
そうかそうか。
そこのサッカー部みたいな感じにしてくれたんだ。

竹山
そこのサッカー部というか、オーナーが持ってる会社のいくつかの
飲食店でバイトをさせたのよ。生活はそのバイトで補いながら
「君のためにサポートするから、君はサッカーをやりなさい」と。
「生活費はバイトでシフト組んでやりなさい」と、でやって育てるわけですよ。

外山
へー、良い環境!!
へー、いい人!良いチームですね。

竹山
INAC神戸ってそうやって出来てるの。
それで澤さんとか出来てくるわけですよ、サッカー中心で。
「あれ上手くいってきたぞ」という時にまたオーナーは考えるわけ。


「これ世界的に強くして行かなきゃいけない!」と。
韓国とか中国にも女子サッカーがあるらしいと。
「よしそしたら、そこをまとめてナンバーワン決めようぜ!」みたいな
大会を開こう!ということで大会を開くわけですよ。

外山
会長、すごい!

竹山
どんどんどんどん国際化していくわけですよ。
そこも一個一個一個一個作っていくわけですよ。
はじめはグラウンドもないし、スタジアムも借りられないしというところから始まって・・。

外山
そしたら、女子サッカーの功労者じゃないですか!

竹山
功労者なんですよ!
まぁ他のところもいっぱいあるでしょうけどね。
だからね、スポーツイベントっていうのが楽しいのは、
Jリーグとかうちの番組でやったときもそうでしたけど、J2でも。
地元感っていうかさ、地元をやっぱ一番大切にしながら地元のファンと作って
なおかつ、INACの酒井さんみたいにあまり驕らずキチッと「有名な人がいても関係無い」と。
「地元に密着していかなきゃいけないんだ!」と。
「ファンを大切にしていかなきゃいけないんだ!」と。
「だから、こういうサッカーを詳しくない人も楽しめるような
イベントもやっていかなきゃいけないんだ!」って
事でやってる企業・団体・チームっていうのはやっぱり伸びていくんだなぁと。
なかなか難しいとは思いましたけど。
例えばワールドカップで優勝したとかは有ると思いますよ。
それのテレビの影響力っていうのも有ると思うんだけども・・。

外山
でもそれでも調子に乗ったりしないっていうのはすごい!
ずーっとそうやってきたからね。

竹山
野球も結局そうじゃない。
ソフトバンクだってファイターズもそうですし、野球チームも地元密着で頑張ってますけど。
それで一番伸びてくるわけですから。

だから、地元密着で「我が町のチームを育てるんだ!」っていう感じのところが
一番良いんじゃないか?と思いましたね。
取材とかも終わって、そんなにオファー取ってないのに
澤さんとかみんなやってくれるし、すごいみんな人いいしね。

外山
そうですかー。いい話だ!

竹山
だから皆さん地元のチームを応援して下さい。
僕いけないんだよな、地元のチーム応援してない。
あんま東京のチーム応援してないから(笑)

外山
へぇ、INAC神戸ちょっと応援したくなってきちゃった。

竹山
ちょっとなでしこ面白いかもしれないですよ。
地元の近くにあると言って見ると面白いかも・・
色々クラブって上下ありますけど、差はね。

(了)

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