2016/12/03

大森靖子が語る「自分もファンのファンみたいな気持ちなので『あの人に会いたいなー』みたいな」

今回は2016年2月16日放送「荻上チキ Session-22」
「ミッドナイトセッション」大森靖子さんの回
起こしたいと思います。


前回の
大森靖子が語る「自分は風俗資料になりたいと思っているので自分と一緒に歌詞も古くなっていけばいい」
の続きになります。



南部
「荻上チキが惹かれるシンガーソングライター・大森靖子の世界に迫る!」

荻上
もう迫ってます。ずっと迫り続けていて一方的に告白をしているんですけれども。リスナーの方は台上ですか?普段と違う僕の姿にドン引いていないかどうか・・(笑)

今日を限りにラジオとさよならにならないか?どうか心配ですけれども。

南部
そこも含めて荻上チキなんで!

荻上
リスナーの方からも「こう迫りたい!」という質問いろいろ来ているので次々と紹介しましょう。

メール
大森さんはアイドルっぽい曲やラップっぽい曲やロックっぽい曲など様々な種類の曲がありますが、個人的には大森さんを本質的にフォークシンガーだと思っているんですが、本人としてはどのジャンルの影響が大きいと思っていますか?

大森
私はカラオケ世代なので自分で歌って気持ち良ければなんでも良かったんですね。だから本当にメロディと歌詞しか聴いてなかったんで。あんまり分かってないんですね、その辺のところが。

でもたぶん中島みゆきさんは一番聴いたっていうところは大きいのかな?そのフォークっていう・・。

あと最初にやっていたライブのスタイルがアコースティックギターとボーカルっていうスタイルでずーっと長年やっていたのでそれが一番定着しているのかなと思いますね。

荻上
フォークの特徴って個人的には、もちろん歌詞が重要だっていうのはあるんですけど。生活を肯定するところから出発するところがあるじゃないですか?

大森
そうですね、生活に寄り添う音楽っていうのがあって。

荻上
大森さんの歌詞もそうですよね?

大森
そうでありたいですね。

荻上
なんかキラキラした固有名詞が散りばめられているようなんだけど、そういう風景を共有している人たちの何か生活を肯定するために歌声があるみたいな?

大森
そうですね、寄り添っていきたいですね。

荻上
歌を作るときは自分の情念を歌うというよりはけっこう人の生活を歌うっていうことを意識されているんですか?

大森
それが多いです。人の生活の方が多いですね。自分の情念みたいなのはどう書いても入るので基本的に人の書いた方が綺麗に書けます、自分の情念も。

南部
人のことを書くって観察がいりますよね?どういうふうに「この人書こう!」と思ったときにその人を観察してチェックしているっていうか・・?

大森
もうインターネットの世代なので、ブログを読み漁るのが大好きでした。

南部
ブログ!その人が言葉にしたものを見てインスパイアされて・・

大森
それも多いし、やっぱりアイドルのライブとか1番行きますね。もう大事な時間をそこに費やしてくれているのでね、青春をね。それを見逃せないんですよね!

荻上
MCとかもそうですし。

大森
もうエネルギーを。学校に行って自分の青春みたいなものをやる時間を割いてやってくれているので。もう全て見逃せないですね。指先の動きから何まで。

荻上
一挙手一投足全てを見逃すまいと。特にアイドルの方が好きなんですよね?だからそのブログの話で言うと「ミッドナイト清純異性交遊」は道重さゆみさんのブログなどを見ながら、そこのラブコールを込めて歌詞を編まれたということですよね?

大森
はい、あのー、道重さゆみさんはハロープロジェクトというところに所属されていらしたんですけど。そこで1番最初にブログというものを始めた方なんですね。

私はハロプロをずっと好きだったんですけど。素人の女の子のブログを見るのがずっと中高生のときに好きであって。

南部
中高生の時に?

大森
はい、「魔法のiらんど」とかそういう。

荻上
もうガラケーの時代にポチポチとみんなが・・

大森
もう手作りでみんなでHTMLとか打ち込まずにできるサイトを作るのが流行ったんですよ。いろんな色で音楽が鳴ったりとかもするんですけど、そういうのを見るのが好きで。

ブログを読むのが好きであって、ブログを始めたのがグラビアアイドルさんが早かったんですよ。やっぱりアイドルさんはけっこう遅くて、いろいろ書いてはいけないこととかもあると思われいたから。

荻上
確かに最初に始めた「ブログの女王」と呼ばれたのは眞鍋かをりさんでしたね。「ココログ」でした。

大森
愛媛県出身の(笑)で、そういうのが好きだったのでもう本当に情報を開示して欲しかったんですね。クラスの女の子も好きだったんですけど。その手紙とかも盗んで読んだりとかもしてたんですよ。

南部
うそっ!えっ、それはどうして手紙を?知りたいから?

大森
知りたいですね。何を考えているのかも知りたいし、その子がどんな文字を使うのかとか。

南部
字!

大森
字ですね。

荻上
丸文字とかギャル文字とかね。

大森
「(笑)」を使うのか、「笑。」を使うのか?

荻上
最近だったら「w」とか「わら」なのか?

大森
そうそうそう!そういうのを知りたいんですよ。そういうのの使い方とか。この子はどういう絵文字を使って・・

荻上
息づかいみたいなもの?

大森
そうですね、どういう人に対して敬語を使うのか?とか。

荻上
他人の生活に昔から興味があったんですね。特に女子の。

大森
まあ自分とどう違うのか?っていうことも女子に対しての方がやっぱり・・身の回りに男子の方が多かったので兄弟とかも。女の子の方が「どういうものなんだろう?」っていう興味が深かったんですよね。

荻上
それは自分との比較というよりは、生命体としての女子なるものに。

大森
そうですね。で、「なんか綺麗だな」っていうのがあって。手紙とかも読んでたし。でもやっぱり怒られるじゃないですか?身の回りの人に。最初は本当にトイレのぞいたりとか(笑)

南部
それは怒られる!(笑)

荻上
それはちょっとプライバシーが。

大森
小学生のときですけどね。怒られるようになって・・いけないって分かってなかったんで。「いけないんだ・・」って怒られて初めて知って。でもネットは怒られなかったんですよね。

荻上
まあ、のぞいてもいいものですからね。

大森
情報を開示してくれているので。それでアイドルの方がどんどんどんどんブログを始めていって。しかも「愛して下さい」って言っているんですよ。情報を開示をしてくれている上に!

「この情報を持って私のことを愛して下さい」って言ってる存在がいる。私が求めていた存在が!ここにいるぞ!と思って好きになっていったんですよ。どんどんハマって。

荻上
最近はもうブログだけじゃなくてインスタグラムに写真を上げて「すっぴん画像だお」とか言って「ちげーだろ!」っていうツッコミもあるんだけど(笑)

大森
どんどんどんどんブログというのも違くなっていっているんですけど。求めているものと。

荻上
そうしたものを普段歌詞を作る際にもインスパイアされるところが?

大森
それはされます。

荻上
それは道重さんだけじゃなくて、他の歌手でもそうなんですか?

大森
そうですね。

荻上
本の中で読んで驚いたんですけど、普段ライブに来てくれているファンの方とかのツイッターをリストで作ってその人たちの日常生活なんかを見ることで、まあライブにどんな姿勢で来るのかな?ということもそうですけど、これは歌詞にもやっぱり影響するもんですか?

大森
そうですね、自分のライブの感想とかもツイートして下さるんですけど、それよりも帰って何をしたかとか自分のライブに来たことによってどういうふうに気持ちが変わったのか?とか。

それによって次の日仕事を頑張れたのか?それとも別に頑張れなかったのか?次の日の学校はまた同じように過ごしたのか?ちょっと変わったのか?とかそういうのを見るのが好きですね。

荻上
そういうエゴサーチしている人ってなかなかいないと思いますけどね。普通は自分の本の感想だけつぶやいているとか。

CDの感想をつぶやいているところだけを見て、よっぽど罵声を書いているやつだったら「こいつどんな奴か?嫌いになる情報を探してやれ!」っていうことでタイムラインを追うみたいなことを僕はしますけど。それとは違いますよね?(笑)

大森
嫌いでも気にしますけど(笑)

南部
効果を見たいということですか?

大森
効果も見たいし、その人の生活が見たいです、日常を。どんな人が来ているんだろう?とか。

南部
特にさゆみんに惹かれたというか、どうしてハロヲタになっていたのかっていう・・

大森
ああ、道重さんは生き様ですね。ハロプロが好きというのもあるけども道重さんが特にやっぱり。彼女はたぶんロックミュージシャンだったら27歳で死んでるタイプなんですよ。・・の心持ちでアイドルやっていたんですね。

(参考)
ダイノジ・大谷ノブ彦が語る「道重さゆみから学ぶ、リーダーとは何か?人のために生きるとは何か? そしてアイドルとは何か?」

書評家・大森望が語る「モーニング娘。道重さゆみの素晴らしさ」


南部
本気!その役割に完全になりきって。

大森
そこに自分をはめ込んでいったタイプで、かと思えばそこにはめ込めなかった自分みたいな。人間としての弱さもラジオとか巧いところで出してくれるっていうか、そこもまた可愛い(笑)

荻上
そういったその自分が好きだという感情そのものは曲に込めながらも、歌詞そのものはいろんな人の言葉から?

大森
そうですね、あんまり感情は入れたくないですね。「お前の話なんかどうでもいいよ!」ってけっこう思っちゃうタイプなんで、自分も聴いていて。

荻上
一方で「絶対彼女」とかはそうした中では割と感情をそのまま鼻歌のように歌って作られたというように。



大森
「絶対彼女」は珍しいタイプで。加護亜依さんが好きだったんですけど、自分と同じ歳だったんですね。加護さんに子どもが産まれたときにけっこう思うところがやっぱりありまして・・スーパーの帰りとかにそれもネットで情報を見て「うわーっ、子ども産まれたんだ!自分と同じ歳・・」まあ辻ちゃんにも思ったんですけど。

っていうときに、自分に子どもが産まれるんだったら・・まあ男のだったんですけど。そのときは「女の子がいいな」と思って「絶対女の子がいいな」っていう歌詞を鼻歌で作ったんですけど。

それもでもライブでやっているうちにこういうふうに『「女の子がいいな」って思っていいんだって思いました』っていうのを感想でいただいて。「自分でも女の子をしていいんだ!」って思いましたっていうそういう解釈で聴いて下さった方がいて。だったら「そういう曲でいいや」って思って、そういうふうな曲に作り替えて。

南部
聴いた人の解釈で。そうすると曲の在り方がたくさんあるっていうことになってくる。

荻上
解釈はいろいろ広がっていくじゃないですか?作者の意図っていうものはどんどん離れていきますよね?そういったのを見るのってむしろ好きな方ですか?

大森
楽しいですね、たまんないですね。

荻上
最初に「絶対彼女」って聴いたときは「なんて自己肯定する曲だ!」って最初は思ったんですよ。「絶対女の子いいな」って生まれ変わるとしたらみたいな仕方で最初はとらえて・・「そんなに女であることが楽しいのか!マジうらやましい!」っていうふうに聴きながら最初思いましたね。

大森
そういうふうに思えれば良かったですけどね(笑)

南部
思えなかったんですか?

大森
自分はけっこう・・今ピンクが大好きでけっこうジャケットとかもピンクいっぱい使ってるし、本も文字までピンクとかにしているんですけどれども。

南部
髪の毛の色も。

大森
絶対に自分が使ってはいけない色だと思ってましたね、ピンクっていうのも。もう真っ黒、全身真っ黒。

南部
いつまでそう思っていたんですか?

大森
22,23まで・・クアトロでライブしたんですけど。そのへんまでは。

荻上
昔のPVでも黒が基調なものがけっこう目立ったりしまして。

南部
それはピンクが女の子の色みたいな象徴だから・・

大森
ああ・・女の子の色っていうよりは自然界にあまり少ない色。だから手が届かないっていう印象があって。花とかもすごい頑張って1年とかかけてピンク色咲かせるわけじゃないですか?そんなものを自分が持っちゃいけないだろう?みたいな意識があったんですけど。

荻上
それは自尊心が低かったってことですか?

大森
そうですね、それはありますね。でもなんか自分の内側の肉とかもピンク色じゃないですか?鶏肉の生肉のスーパーの色とかも、あのパッキングされている。あの色はすごい好きなんですよ!っていうのに気づいて。

「すごい!内側の色でもあるんだ!だからなかなか人には見せられない色なんだ」っていうことにすごい気づいたときにすごい好きになりました、ピンク色って。

荻上
ハートもピンクだけど、恥ずかしいですもんね。人に見せてやるのは。

大森
だからあんなに綺麗で惹かれるんだなっていうのは。

荻上
アイドルは人にハートを振りまく仕事ですよね?だからこう見ていて飽きないっていうところがあるんですかね?

大森
もうピンク色をメンバーカラーな人ばっかり好きになっちゃうんですよ。

荻上
7色のグループとか5色のグループとかいろいろあるけれども?

大森
いっつもピンク色好きになっちゃうんですよね。

メール
影響を受けた人は誰ですか?また同年代のライバルあるいは同士的に感じている存在はありますか?

荻上
他のアーティストをどう意識しているのか?

大森
同年代のアーティスト自体がメジャーに出て来ている人がそんなに・・あんまり会ってないだけかもしれないですけど、少ないんですよ。

たぶんちょうど自分の世代は全て失われた世代だと思っていて、自分の上の世代がいろいろ作って来た世代で自分の下の世代はもう作られてきものを元に勉強できた世代なんですごい上手いんですよ、音楽をするにも何をするにも器用でデータもあったしYouTubeとかもあったし。

コード譜とかも全部起こされていたものがネットに落ちていたので、すごい上手いんですよ。いろんなものが安価で自分の家に持ち込めてみたいな。自分ちょうど間の世代なので・・

荻上
MD世代ですもんね。だからスコアを買わなきゃいけないときで。愛媛でスコアって手に入りました?

大森
入んないんですよ!ちょうど何もなくて、でも全部あったっていう最悪の世代だと思っていて。でもこの世代だからこそできることっていうのもあると思っている。だから自分が風俗資料になりたいっていうのは自分以外のデータが圧倒的に少ないってすごい思っていて。

荻上
じゃああまり意識しないで?「haytochiri」という歌詞の中には「世界の終わり」が出て来ますけれども。あれは同世代感を出しているような感じ?

大森
・・はないですね。

荻上
一つの単語として。あれも知っていた東京にしかアンダーグラウンドはないんだよっていう、それは愛媛で実感したフレーズではありますか?

大森
でも東京に来てからかもしれないですね。本当に「自分みたいなサブカルは」って言ってる人がどのくらいすごいか?っていうのをまざまざと見るわけじゃないですか?「こんなとこには行けてない歌だ、自分は」みたいな。

ちょうど震災があったときぐらいの後ぐらいに書いて。自粛ムードみたいなのがあったんですね。でも自粛したところで自分がライブをやったところで聴いてくれているところで2,3人しかいないわけなんですよ。なのに自粛って思って。

荻上
でも確かに地方で「この町では私『サブカルナンバーワン』だな」みたいなことを思っていたとしても、東京に来ると「うわっ、仲間!」って「うわっ、秋葉原!」ってみたいな世界の広さを知るみたいなところもありますよね?東京の第一印象ってどうですか?

大森
意外にそんな面白い人はいないんだなと思った。

南部
もっと期待があったんですか?東京に対して。

大森
ありましたね。やっぱり美術大学に行ったので、でも美術大学ってすごい面白い人がいっぱいいるんだろうなと思ってたら「美術してる俺、カッコいい」的な人が美術大学を歩いてることが多かったんですね。

荻上
ワナビー感のある人。

大森
要は美術にちゃんと没頭している人は外に出て来ないので。歩いて見せびらかせてるというか・・そういうふうに見えていただけかもしれないですけれども。

なんでけっこうアトリエとかに行ってもショックでしたね。他のことをやっていたりとか。思っていたよりチャラいなっていう印象が。

南部
もっと没頭していることを求めていた?

大森
はい、そうなんですよ。

荻上
でも大学生のころってちょっとでも目立っている人とか成功している人がいると、ものすごい焦るじゃないですか?「まだ何者でもない自分はひるがってどうなのか?」みたいな。

大森
ああー・・・・・はなかったですね、すごい自信があったので(笑)

荻上
ほう、自分はもう何かになる!みたいな。

南部
自信のもとみたいなもの?

大森
ないんですよ、もとがないんですよ。

南部
もとはないけど自信はあった?

大森
そうなんですよ(笑)

荻上
音楽はもう決まっていたんですか?

大森
音楽は東京に来た最初は決めていなかったんですけど。絵をやり始めて展覧会みたいなのをし始めて。その展示会をやって、いろいろやっていっているうちに「これは絵は遅いぞ」っていうのに気づいて。

荻上
完成して見せて感想聞いてみたいな。

南部
ああ、伝えるのに?ノロいと。

大森
伝えるのにも遅いし、売れるのにも遅いだろうっていう。要は作家の写真ってあまり絵って出て来ないじゃないですか?

特に女性は出て来ないのってけっこう成功するのに30歳くらいまでかかるから、30歳になってからの顔じゃないと出せないんですよね。とかいうのも考えて「遅くなるなぁ、これは」っていうのを考えて。

荻上
早く出たかった?

大森
早く売れたかった。私は今を見て欲しかったから。で、やっぱり描いているときの何とも言えないどんどんどんどん閉じていく感じっていうのがすごくて。

荻上
確かに内省的な行為ですよね。絵を描くとか字を書くとかっていうのは。

大森
その描いている瞬間の自分のモチベーションみたいなのも見せたいというのもありましたね。

荻上
そうした表現の方にもともとずっと惹かれていて、それがライブっていうものを中心とする活動につながっていったわけですか?そして今はCDなんかもいろいろ出して、CDを出すのもまた別の表現の仕方ですよね?

大森
全然違いますね。

荻上
作り込んでいくのもまた楽しい感じにはなっているんですか?

大森
なってますね。危ないですけどね。

荻上
危ない?

大森
ハマっちゃったらだって絶対音源やる方が楽しくなっちゃって、ライブなんかもう全然やんないってなっちゃう可能性もあるじゃないですか?

荻上
でも「第1期大森靖子」はそうだけどみたいな感じで変わっていく姿もまたファンも楽しみなんじゃないですかね?第2期は音源だったり、第3期でまた原点に返ったなみたいな。

大森
でもやっぱり自分もファンに会いたいっていう。

南部
だってtwitterでずっと追いかけてっていうぐらいだから。

大森
自分もファンのファンみたいな気持ちなので。「あの人に会いたいなー」みたいな。

南部
その掴まれるポイントって、その人にね。こういう傾向の人が好きみたいなのはあるんですか?

大森
えー、キョドる人?(笑)

荻上
それ言ったら次のライブからみんなでわざとキョドるような(笑)

大森
用意してきたことがあって、用意してきた通りにできない人が好きです。

荻上
それは高度ですね、演じるには。

南部
最後になりますけど大森さんの曲をかけたいと思います。
ではお聞き頂きたいと思います。
大森靖子で「劇的JOY!ビフォーアフター」



南部
この曲と先ほどお送りした「愛してる.com」は両A面シングルとしてリリースしたばかりですので是非チェックを。



それから大森さんのこれまでの半生が書かれた1冊です。「かけがえのないマグマ 大森靖子激白」こちらは毎日新聞出版より発売中となっています。



更に3月23日にニューアルバム「TOKYO BLACK HOLE」の発売が決定ということでこのアルバムはどういうアルバムになりそうですか?



大森
このアルバム、ブラックホールってすごいタイムリーになってくれた・・嬉しい(笑)

荻上
重力波を観測できるようになったわけですから(笑)

大森
大好きで、あういう話!重力波の音、聴きました?



あの音、お腹の中の子どもの心音にそっくりで。死んだものがぶつかって新しいものが生まれたら、新しいものが産まれる音がするんだ!みたいな。すごい感動したんですよ!

荻上
類似性で頭の中でどんどん連想していくわけですね。そのブラックホールというタイトルがついたアルバム。

大森
だからもうブラックホールって付けたらなんでもありになっているんですけど(笑)「ZERO SENSE」っていうコンセプトで作っていて「第0感」とかそういう明日何がなくなるかも分からないじゃないですか?もうこの状況で。

何がなくなっても、なくならない人間の真の部分っていうものを、まあ音楽作れると思っているんで。そういう部分に働きかけれるようなものが出来たらいいなと思って作ってるアルバムです。

南部
ありがとうございました、またお待ちしております。

大森
ありがとうございます!



(了)

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