2017/08/30

活弁士・坂本頼光が語る「小5で水木しげるの弟子志望だったんです」

今回は、2017年5月28日配信「真夜中のハーリー&レイス」
「5.28坂本頼光(延長戦)」の回を起こしたいと思います。


清野
それでは活動弁士の坂本頼光さんとの延長戦でございます。よろしくお願いします。

坂本
よろしくお願いします。

清野
どうでした、放送の方は?

坂本
いやーもうだって全然足りないし、私の前説だけの気分でしたからね(笑)「もうあっという間だな、光陰矢のごとしだな」と思いましたよ。

清野
いやいや、まあ楽しい時間てことですよ。

坂本
ありがとうございます。

清野
僕も放送の中では言わなかったんですけどね、4月にはじめて観に行って。活動写真っていうのをはじめて観に行きまして。この歳まで1度も経験がなくて。

坂本
そりゃそうでしょ?普通はそうですよ。

清野
「いや、こういうものか!」と。やっぱりおっしゃってましたけど割と近いっちゃ近いんですよね。主役が映画というか映像でそこに音を付ける、声を付ける、しゃべりを付けるっていう。

だから自分は目立っちゃいけないんだけども、やっぱり個性は必要みたいなね。

坂本
そうなんですよね、しゃべり過ぎてもいけないし。かと言ってしゃべらないわけにもいかないんで。

清野
つまらないしゃべりだと、やっぱりダメだし。個性もいるじゃないですか?「あっ、坂本だからこうだ!」みたいなものも必要じゃないですか?

坂本
そうです、だから同じ作品でも私がやるのと別の弁士がやるのでは本当テイストが変わってくるんですよね。良い悪いは別としてですよ。ギャグとか「いれごと」って言うんですけど、ちょっとくすぐりみたいなのね。昔はよく失敗しましたよね。

清野
と言いますと?

坂本
例えばね、「グーッ!!!」みたいなの流行ったりしたじゃないですか?エドはるみさん。あういうのとかがブレイクしたときにちょっとそういうギャグとかをね入れたりしてもウケない。

「ワイルドだろぉ?」とかね、あういうのとかを入れてもウケない。それは私じゃなくてある弁士がやってドンズベりしていたのを私が見ていて「やっぱりやらんで良かった・・」とか思って。

清野
それはだからお客さんはそういうのを求めてないってことですよね?

坂本
そうですね、まあもしかしたらあとは怖々言ったからじゃないかとかね(笑)

清野
思い切ってガーンと行けば!

坂本
もっとぶっち切ってやっちゃったらね「ワイルドだろぉぉぉ!!!!」とかそれくらいやったら「お前全然元ネタとも違うじゃねえか!」みたいな。逆にそこで笑いが起こるかもしれない。そのあまりにも乱暴な使い方でね・・とかいろいろ思いますよね?

だから当意即妙にその場の情景をピシャッと上手くやれたらこんな良いことはないですね。

清野
これだから当然映画のストーリーを言うわけだから、あらかじめ台本があるわけですよね?

坂本
台本は自分で書くんですね。

清野
自分で書くんですか!?

坂本
原作があるものは原作を読んで、でも原作通りになってないですから映画ってね。やっぱり所々変わってますでしょ?だから例えば「国定忠治」とかあういうのもので「赤城の山も今宵を限り・・」とか有名なセリフとかはそのまんま映画でも使われてますけど。

ちょっと細かいストーリーが違っていたりしますから、そこは自分で考えなきゃいけない。「これはどういう感じなのかな?」とかね、やりとりとか上手くなんかしなきゃいけないっていうね。そこは苦労しますよね。

清野
うわーっ、そうなんですね。また坂本さんが面白いのはけっこうそのもともとある話だけじゃなくてご自身で新作を作ったりもあるんですね。

坂本
そっちは僕は一応B面のつもりなんですけど「いやいや、坂本くんはそっちがA面だよ」って・・すごい複雑で。

清野
ハハハハハ!そういうの言われると言われた本人はけっこう複雑ですよね(笑)

坂本
コナン・ドイルって作家がいるじゃないですか?あの人だって本当はあの人SF小説とかね、神秘小説とかの方が好きなわけですよ。だけどあの人は「本当はこっちの方が詳しいんだ」「本当はこっちが好きなんだ」って言ったって、みんな探偵小説の第一人者って思うでしょ?コナン・ドイルと同じにすると悪いけど・・

清野
いやでもそういうもんですよね。

坂本
みんなそんなもんですわね。

清野
でもオリジナルで作るって大変じゃないですか?だって道なき道っていうか・・型がないじゃないですか?

坂本
そうですね、でもそこは「この道を行けば・・」って(笑)

清野
あっ、猪木!

坂本
道はないんだけど、でもとにかく「この先を行けば!」ですよ。

清野
「迷わず行けよ」で。

坂本
迷ってますけど・・はい。でも迷いながらも行っている感じです。

清野
どうですか?でもその新作というのをやる人が他にいないから、やっぱり注目されるんじゃないですかそこで?個性が出るというか。

坂本
そうですね、自分で絵を描くということがないですからね、他の弁士はね。

清野
そうだ!だってもともと漫画家志望ですもんね。

坂本
そうです、漫画家志望というよりは水木しげるの弟子志望だったんです。水木しげる先生の弟子になりたいっていうことだったんですよね。

ですからね、もう小学校5年生ぐらいのときに水木先生のところに行ったんですよ。あのころはいいですねえ。講談社とかに電話すると家の住所教えてくれたんですから。

清野
えー!個人情報保護法がまだない時代ですからね。

坂本
それで行きました、アポイントメントも取らず。

清野
えっ、小学生のとき?

坂本
ええ、5年生のとき10歳かな?

清野
小5でアポ取らずにその住所に訪ねていった?

坂本
手紙を2回出したんですけどね、返事がなかったんですよ。「もう2回出したから行ってもいいだろう?」と思って、それで行ったんですよ。こどもの日でしたね(笑)

1990年5月5日、こどもの日であります。それで「こどもの日だからきっとアポイントメントを取らずでも会ってくれるのではないか?」という、あざとい子どもなりの悪知恵でございまして。それで行ってみたんですよ。

そしたらね、出て来たいきなり本人が!

清野
呼び鈴を押すんですか?

坂本
チャイムを押して、それで「開いてます」とか言って。それで入ったら先生がのそーって来て「あんたは何者ですか?」って言って(笑)

清野
怖くないですか?単純に大人ですよ、だって小5でしょ?小学校5年生からみて水木先生は怖いと思います。

坂本
いやーそんなことないですよ。いやでもそれは僕が好きな人ですから。全然威圧感も何もない方でしたからね。4歳からですから僕が水木先生を好きになったのは。そのころでももう既に5年越しですから。

清野
それで向こうは「あんた誰?」って感じで。

坂本
「あんたは何者ですか?」って(笑)

清野
何て返したんですか?

坂本
「いや、僕は手紙出した坂本頼光なんですけど」って言って「お返事がなかったんで来ました」って言って。

そしたら「まあじゃあ上がったらええですよ」って言って、それで応接室に通されたんですよ。応接室行ったらね、お母様がいらっしゃって琴江さんってお名前。水木先生のお母様ですよ。

清野
まだそのときはご健在で。

坂本
もう90歳ぐらいですよ。先生が確か68、9歳ですから。もうびっくりしちゃいましてね。最初「『のんのんばあ』ってこの人なのかな?」って思っちゃって「そんなわけないだろ!」とか思ったりとか(笑)

それでね「ちょっとあっち行っとれ」みたいなことを水木先生が言ってて(笑)

清野
それじゃあ1対1になるわけですか、応接で?

坂本
そう、それで水木先生はなんとなく背もたれにワーッてなってね、別にそれは睥睨(へいげい)するとか上から睨みつけるわけじゃないんですよ。普通に僕を観察していらっしゃって。

「あんたは何をしに来たんですか?」って、それで僕が「お弟子にして下さい」って言ったら「弟子っつったって、あなたはまだ少年ですからね」って言って(笑)

清野
でも、ごもっともですよね。それは漫画のアシスタントっていう解釈だったんですかね?

坂本
もちろんそうですよ、僕は絵も持って行ったんですから!つたないなりに。

清野
それはオリジナルの作品を?

坂本
いやもう先生の絵の模写ですけど。そしたら「点描が下手ですね」って。

清野
ちゃんと真似ができていないと。

坂本
そう!「キャラクターはよく描けてますけど、でもこれあなたサインペンですね」って言って「うちはGペンが使えないとダメですから」言って。非常に具体的でしょ?


清野
それもまた小学校5年生に言う感じでもないですよね?

坂本
でもうとにかく先生は点描なんですよ、水木先生の妖怪のキャラクターとかっていうのは割とシンプルな造形だったりしますけれども。背景がびっちり書き込まれている。あれはもう大変な点描をもうずっと延々と点描だけをやる人もいるわけですから。

清野
だからそういうアシスタントは欲しいけど、それができないんだったらやっぱり必要ない。

坂本
そういうことですよね。まあでも「また来たらええですよ」みたいなね。まだ子どもですからね。私も図々しいからその後はしょっちゅう行ってましたね。

清野
あっ、しょっちゅう行っていいんですか?

坂本
だからなんとなくお許しいただいた感じなんですよ。ただもう困った子だと思われたと思いますよ。

清野
それでやがてどうなったんですか?

坂本
でもさっきに戻りますけど、中学校2年のときに僕は活弁というのに出会って「面白いな」と思って1回水木熱がちょっと下がっちゃった。

清野
じゃあ水木熱に変わる熱がそこで生まれたってことですよね?

坂本
そうなんですよ、でも長いブーメランで数年前から水木先生の漫画を活弁しているんですよね。この間、見ていただいた通りですね「テレビくん」あれと同じですよ。あういうシリーズがいくつかあるんですが。


水木先生の短編を僕が説明するっていう。それは何かものすごい形が変わってますけど。なんとなく一緒に仕事ができたようなね。

清野
遠回りだけどアシスタントをしているような。

坂本
アシスタントでも何でもないんだけど、何かとにかく先生と公式に何かできたっていうのが嬉しい。

清野
きっと喜んでらっしゃいますよ。

坂本
もうちょっとというときに亡くなられちゃったんで、生で観ていただいてはいないんですよね。でも奥様の布枝さんが観て下さって。「水木が生きてたら喜んでましたわ」とか言って下さって。

清野
いやもう最高じゃないですか。やっぱりそういう子どものときの初期衝動というかね・・つながったというのはやっぱりいいですよね、年月経ってね。

坂本
そう、なんかその初期衝動のままで生きてますよね。

清野
なんか気持ち僕も分かりますよ。

坂本
好きなものが増えないんですよ。何かもうとにかく原点、しゃべること・描くこと・水木しげるとかそういういくつかの好きなものであとは全然変わりませんね。

清野
僕も割とそっち側のタイプの人間なんですよ。気持ち分かるな、増えないんですよ意外と!

坂本
だって清野さんは僕より6つくらい上でいらっしゃいますけど、清野さんの周りだってそんなにプロレスが好きな子どもがたくさんいたわけじゃないでしょ?

清野
うーん、まあ僕の時代はけっこうゴールデンタイムの時代だったんで小学校のときはいっぱいいたんですよね。それでだんだん減っていったって感じ。中学でガサッと減って高校でガサッと減って。

坂本
あとは深夜になると本当に。

清野
また減っていってって感じですね。

坂本
やっぱり芸人になると多いですからプロレス好きな人が。

清野
なんか芸人の方は多いですよね。やっぱり寄席とか行くと感じます?

坂本
感じますね、だからプロレスと麻雀だけは覚えときゃよかったと思いますね。うちは時代劇とかは観てましたけどプロレスは見せてくれなかったんでね・・。

清野
チャンネル権が・・おじいさんがあまりお好きじゃなかったと。

坂本
みたいです。

清野
まあまあプロレスは知らなくても大丈夫ですよ。知っててもいいけど知らなくてもいいっていう。

坂本
それは活弁も一緒ですけどね(笑)本当に。知っている人はよーく知っている、知らない人は知らない人は全く知らない、知らなくてもいい。そういうこと。

清野
ハハハハハ、似てますねじゃあ僕らやってること(笑)

坂本
似てますよ。

清野
今後こういうことをやってみたいっていうのはあります、ご自身の表現で?

坂本
ちょっと領域侵犯になっちゃうかもしれないですけど、僕はやっぱりニュースとかやってみたいなと。活弁としてですよ。普通のストレイトナレーションとかもう全然できませんしね。

やっぱり弁士的なしゃべりで世の中のことを説明できたら、新作としてこれはこれで面白いかなと自分で作るアニメとは別でね。それは面白いかな?と。

そうすると伝えにくいものも・・要するにエンタメとか娯楽で伝えにくいことが多いじゃないですか、最近?つまりシャレにならないことが多いでしょ?

だけどニュース映画的な体で私のしゃべりでやったら何か伝えられるんじゃないかと、面白く。でも不謹慎だとかって怒られるかもしれませんけれども。

でもその不謹慎で怒られたってことも活弁でやっちゃうとかね。どんどんどんどん重ねていっちゃう感じですね。

清野
だからプロレスですよね「リングの上でやっちゃえばいいんだ」っていうね。

坂本
だからそういうのをやってみたいかな?って。

清野
だからライブはやっぱり面白いですよね。本当に考えてもないことが起きるでしょ?

坂本
起きますね、この間も映写が途中でフリーズというか映んなくってね。

清野
あれでもすごいなと思ったのが、とっさにフォローされてたじゃないですか?

坂本
あっそうそう、あういうことはあんまりあって欲しくないけど。あのときに上手く乗り切ったらそこで拍手があったりすると「やっぱり面白いな」と思いましたよね。

「永遠の闇が続くのか?」みたいなね、だんだん最初はね「今日ご覧いただきますのは伊丹十三のお父さん伊丹万作監督の代表作『国士無双』であります」ってちょっと様式的にしゃべっていたわけですよ。

だんだんトラブルになってくるから「はあ、いったいどういうことでございましょうかね?しばしお時間を頂戴いたします」

「いやいやいや、おおこれは一体どうなっているのか?さあこのまんま映らないで一体どうなってしまうのか?」「この400人のお客さんを相手に・・」とかだんだん口調が変わって来てんの(笑)

清野
あれは面白かったですね。

坂本
「本当に・・本当でしょうか、皆さん!」とかね(笑)

清野
だから観てて僕が思ったのはあういう予定外のことが起こると観てる側はすっごく楽しいんですね。やってる側はけっこう焦りますけど。「ああ、やっぱりこれだな。観るのも観せるのもこれだよな」って思いましたね。

坂本
全部頭からしまいまでカッチリ上手くきまったものっていうのと別で本当に突発的なことがあるときに何か地肩が出るというかね。あういうのはありますわね。

清野
でも本当いろいろとライブでやっていく中であると思いますけれども期待しておりますので。

坂本
ありがとうございます、今度ぜひゲストで何かやっていただきたいと思います。

清野
何かできそうな気がするんですよね、僕も。

坂本
清野活弁っていうのは絶対あるし、ちょっと怖いけど仲間としてやっていただきたいなと。たまに(笑)

清野
いいですね、僕もぜひちょっと。僕も観てて「これはちょっと実況と重なる部分があるなと思いましたんですね」僕がやろうとしていることに近いような気がします。

坂本
ありがとうございます。

清野
そんな感じでそろそろお時間でございます。

(了)

2017/08/03

里咲りさが語る「モノを売るときに脳内物質がドバッと出る」・白川花凜が語る「元気に非正規で奨学金返してます」・凪原亜季が語る「ヤンキー時代は踏むことが得意だった」

今回は2017年7月26日放送「大竹まことゴールデンラジオ!」
「大竹まことの知りたくない世界」
起こしたいと思います。



さあ続いては「大竹メインディッシュ」です。今日は水曜日の月イチ企画として「大竹まことの知りたくない世界」と題してお届けしています。このコーナーでは大竹さんが知らないであろう世界で頑張っている人たちをお迎えしていますが。

今日はいろいろワケありなんだけど、アイドルをやっているもしくはアイドルをやっていた3人の女の子?でいいですか(笑)・・女の子をお迎えしました。

それではそれぞれお名前と年齢を教えていただけますか?

里咲
はい、アイドルシンガーソングライターの里咲りさです、24歳です。よろしくお願いします。

里咲りさ twitter 

白川
はい、3月にグラビアアイドルを卒業しました白川花凜です、23歳です。よろしくお願いします。

白川花凜 twitter 

凪原
はい、えーと2回目の24歳を迎えました(笑)明日アイドルユニット卒業の凪原亜季です。よろしくお願いします。

凪原亜季 twitter

大竹
意味が分からないんだけど(笑)


48ってことですか?(笑)

凪原
違います、今年で2回目の24歳の誕生日を迎えました。

大竹
ああ、去年も24歳の誕生日を迎えた?

凪原
そうです、今年も24歳。来年も24歳(笑)

大竹
そこで止まるわけだ。

凪原
止まってます。

里咲
24歳から止めるんだ(笑)


もうちょっと早くから止めても・・アイドルなら。

大竹
でもな、見た目がな。もっと前では止められない気がする(笑)

凪原
ごまかせない(笑)24歳だったらギリ・・「ちょっと大人っぽい24歳かな?」で済むから24歳で!


大竹さん、この3人の中でひとり大竹さんが確実に見たことがあるという方がいるんですけれども・・覚えてますか?

大竹
はい、いいや。どこで・・番組なんかのこと?それ以外は知らないからね。応援に行ったことがないからねえ。


そうですよね、大竹さんが応援していたらびっくりですよね(笑)

里咲
私なんです!


「TVタックル」の「地下アイドルの儲かるカラクリ」というので紹介されて。

大竹
あのとき、何か仮面アイドルとかな。

里咲
そうですね、吉田豪さんとかが出演されてて。そこでアイドルを3組か4組紹介するみたいなところで「ぼったくりアイドル」として出演させてもらって・・覚えていらっしゃいましたか?

大竹
ぼったくりアイドルって何だっけ?どんなことするんだっけ?

里咲
100円で買ってきたタオルにサインしてそれを1,000円で売るっていう。もう普通のタオルを作ると全く売れなくって、直筆なので一応その方が飛ぶように売れるみたいな感じで儲けているアイドルとして紹介いただいて・・。

大竹
そのグループはどうなったの?

里咲
そうですね・・その当時やっていたアイドルグループ(少女閣下のインターナショナル)に白川花凜さん一緒にやって下さったんですけど、去年終わってしまったんですよね。

大竹
終わっちゃったの?


残念な・・(笑)

大竹
もうぼったくれなくなってきた?

里咲
そうなんですよ、元々あれはソロでぼったくりをやっていて。そのアイドルグループの方では健全なグッズを超おしゃれなのを売っていたんですよ。

でも、おしゃれなのを作っても原価かかりすぎて全く儲からなくって、他にもいろいろ問題があって・・。

大竹
原価かかりすぎって何を作ったの?

白川
売れないiPhoneケースとか。

里咲
iPhone7が出たばっかりなのに、そのケースを。


でもiPhoneケースってお金かかっちゃいますよね?

里咲
もう本当に高くって、しかもほとんどandroidの方とか、もっと小さなタイプの人が多かったので全く本当に売れなくって身内に配って終わちゃって大赤字とか。

大竹
失敗したね。

里咲
失敗しました、もうぼったくっておけば良かったなと(笑)


とてもアイドルとは思えない・・「ぼったくり」をこんなに連呼するアイドルっていうのもすごい(笑)

で、一筋縄ではいかないプロフィールを、どんなわけがあるのかをちょっと簡単に紹介させていただきます。

まずは里咲さん、ぼったくりアイドルですね。

早稲田大学に入学するもお金がもったいないからという理由で中退。アイドルグループに入ったものの平日は家電量販店で働いて週末はアイドルというコンセプトのグループ(店ガール9:50)だったため、とにかく毎日忙しくて、それでいてあまりお金がもらえなかったので独立して事務所と音楽レーベルを設立。
事務所の社長としてアイドルユニットを結成するもそのユニットは活動休止に。現在はソロアイドル・シンガーソングライター、そして事務所社長として活躍中の24歳ということで。

里咲
ありがとうございます!

大竹
常に何をやったらぼったくれるかを、今でも考えてるの?

里咲
そうなんですよ!

大竹
でもなかなか財布のヒモは固いね。

里咲
本当にもう私は音楽が大好きで、自分で小学校のときから作詞作曲しているので音楽を売りたいというのはもちろんなんですけれども。

音楽はゼロ円でいいんですよ。とにかくモノを売るのが好きで、家電量販店で働いていたせいで・・

大竹
家電量販店で働いていて、なんで売るのが好きになるの?

里咲
なんかモノを売る快感みたいな、脳内物質が出るんですね。契約取れたときの「うわーっ、やったー!」っていう。

大竹
何を売ったとき、例えば?

里咲
私、プロバイダを売る担当だったんですけど。契約のプランとか何個かあるんですよ。


プロバイダはまた分かりにくいから、だまされちゃうんですよ。

里咲
それで何かこう、どうしても最安値ではなくって・・もうちょっといろいろ便利になるオプションついているものっていうのを売らなきゃいけなくって。だからそれでもっと高いプランもあるんですけど、それをおすすめして。

大竹
でも売れちゃったらドーパミンとかがドバッと出るんだ?

里咲
もうドバッと出るんですよ!私、口が上手いのか分かんないんですけど・・

大竹
いや十分上手そうだよ!お前ひとりでしゃべってるぞ!全部ひとりで、お前の番組みたいだよ!(笑)

里咲
ありがとうございます!!


じゃあ他の方も紹介しましょうか?続いては白川花凜さんのプロフィールをご紹介します。

14歳でインターネットで知ったイベントでアイドルとしてデビュー。高校生になって一度アイドルを辞めましたが、20歳になってまだやり残したことがあるとRIZAPに通って身体を絞ってグラビアアイドルとして再デビュー。 
21歳で家賃6万2千円のアパートでひとり暮らしを始めたものの、あまりにお金がなく半年で実家に戻ることに。大学を卒業した今年3月、同時にタレント活動も卒業ということで。 
24歳になった現在ウェブメディアで非正規雇用として働いて、大学進学のために借りた奨学金を返済しながらアイドルのアドバイザーなどをしているということで。

アイドルをもう1度、2度辞めちゃったと。

白川
でも1回目辞めたときと2回目辞めるときは全然気持ちが違って、2回目はこの間の3月に引退したんですけど。そのときはもう全部やりきったなと思えたので、辞めました。

大竹
えっ、RIZAP?

白川
あっ、RIZAP行きました。モニターみたいなのではなく普通にお金を払って、ウン十万(笑)

大竹
そんなにかかるんだ。今日はそれは絞った形ってこと?

白川
でも絞って一回戻っちゃって(笑)今は割と安定した体型で。

大竹
それでアイドルを辞めて、今度は身体を絞ってグラビアアイドルって?グラビアアイドルって何をするの?

白川
グラビアアイドルは水着になりますね(笑)水着になって撮影会とか出たり、あとDVDも3本ほど出していただいたり、いろいろしました。


でも稼げなかった?

白川
稼げませんでした!!

里咲
最初のやつグループのやつでDVDにバラまいてましたもんね。

大竹
バラまくってどういうこと?


売るんじゃなくて、バラまく?

白川
バラまいてました・・もう。言っていいのかな?最初にいくらってギャラがいただけて、そこから何本売ろうが関係なくなっちゃうので・・ウワァーッ!みたいな。


最初にギャラが・・。

里咲
自分が持ってた分はまいちゃったんですよね。

白川
家にあった在庫を。

大竹
バラまいちゃった?儲けなんかなくなっちゃうみたいな感じだよね。

白川
そうですね・・もうけ・・もうけ・・分からない。

大竹
でも奨学金返してるんだろ?

白川
そうなんです、奨学金がんばって返してます!


しかも非正規雇用。

大竹
そしたら就職したりしてから何年計画か何か立てて「こうやって返せば10年で返せるな」とかっていうんじゃないの?

白川
3月に大学卒業と一緒にタレント辞めるのが自分の中でバシッと決まったので、就職活動を全然してこなかったんですね。

大竹
でも借りた奨学金を返済をしてるんだろ?


かなりの額ですよね?

白川
返済してます!奨学金を返すだけでこんなに褒められるの?

大竹
いや褒めるさ、そりゃ!だって大学出たこと何の役にも立ってないんだもんな。それで奨学金返してるんだろ、だって。今だって非正規だろ?

白川
非正規ですね、元気に(笑)

里咲
「元気に非正規」パワーワードだ!


ゴロがいいですね!「元気に非正規」っていう。

大竹
ちょっと感動するような言葉だな。しかも家賃6万2千円のアパート、これはもうやめたの?続かなかった?

白川
これはそうですね、全然続きませんでした。里咲の運営したグループに所属していたときに。

大竹
払えると思っていたんだ?

白川
払えると思っていましたね、なんか背水の陣に自分を追い込まなきゃいけないと思っていて。そしたら水に飲まれてしまいました。

大竹
背水の陣の水に飲まれた?

白川
飲まれましたね(笑)

大竹
面白い言い方だ。

里咲
一番しんどそうでしたよね、そのときが。

大竹
しんどいっていうのは金がないの?

白川
お金がなくて食べるものも全然なくて。

大竹
何を食ってたの?

白川
えーと、一番言われるのが塩パスタ生活をしていて・・。パスタにかけるソースはないけどパスタはめっちゃあるみたいな。ファンの方からカップラーメンとか麺類をよくいただいていたので。

大竹
塩パスタって何だよ?

白川
塩しか調味料が家になくなってしまって。

大竹
パスタ茹でて塩かけて、美味かった?

白川
あのー、塩と小麦粉の味ですね。素材の味が。

大竹
それでも茹で方工夫すればちょっとは美味いんじゃないの?

白川
そうですね、アルデンテな感じでいい感じでした。


アイドルも簡単にもいかない。そしてじゃあもうお一方最後に、凪原亜季さん。

幼少期にお父さんが保証人になっていきなり多額の借金を負うと、かなりの貧乏生活に精神的にやられたお母さんに八つ当たりされたこともあって高校時代はヤンキーと呼ばれお祭りや海に行くたびにケンカをする日々。

大竹
すごいな(笑)


しかしある日、両親から「自分たちが貧しい思いをさせたから」とたくさん謝ってもらい、それから真面目になろうと決意。お母さんがアイドルを好きなこともあって20歳で夢を追ってアイドルになりましたと。
現在「WiLL」というアイドルグループで活動されているんですが、なんと明日このグループを卒業します。

大竹
おいおいおい、ワケありすぎだろ?

凪原
自分で読み直して「濃いなあ」と思って(笑)

大竹
でも元ヤンキーには全然見えないね。

凪原
そうなんです、画像があったら見せたい(笑)

大竹
ヤンキーってどんな服着てるの?

凪原
服ですか?基本的に戦いやすいものを(笑)


でもスカート延ばすとかそういうのじゃなくて?

大竹
ちょっと待って、戦いやすいってどんな服よ?

凪原
だからジャージですね。基本的にケンカスタイルはジャージ、全部髪の毛ひっつめてお団子にして髪の毛引っ張られないようにして。爪を全部切って、殴るときに爪刺さるんで(笑)

大竹
本当かよ、お前!今は顔が穏やかにして、あんまりそんな暴れてた感じしないじゃん?
やっぱり強い?強いの?

凪原
いやいやいや(笑)

大竹
やっぱり強いんだろ?

凪原
何がですか?(笑)


とぼけて・・(笑)

大竹
パンチの出し方とかなんか、ナックルとか今ひねって入っていたもんね。


さまになってました!

凪原
でも私、踏むことが得意だったので(笑)

大竹
踏むってどういうこと?

凪原
ラジオだと伝えられないんですけど。相手をつかんで、ひざにゴンッ!って当てて倒してから乗っかってみたいな(笑)


髪の毛つかんで、ひざに顔を当てて、下に倒して乗るっていう。

凪原
そうです!そっからマウント取ったら勝ち!みたいな感じで(笑)


アイドルで「マウント取ったら勝ち」っていう・・

大竹
お前K-1みたいなアイドルだな、格闘技に行きゃよかったのに。

凪原
後輩、女子プロなんですけど。1回問題になったんですけど、ヒール役だったんですけど殴りすぎて1回引退させられて最近復帰してきたんですよ。やりすぎちゃってボコボコにしすぎちゃって・・。

大竹
見た目じゃ分からないね。


だって全然人を殴りそうなねえ・・穏やかな。

凪原
いやもう怖いですよ、そういう人たちがいたら逃げます。

大竹
彼氏とかも殴っちゃったりした?

凪原
彼氏ですか?いや、男の服従禁止みたいな(笑)


ヤンキー時代は?

凪原
そうですね、「逆に男に負けたくねえから」みたいな感じだったから「自分より強いこと自体認めねえから」みたいな。

大竹
自分より強い男はいなかったの?

凪原
男のときはモノを使って良いみたいなシステム(笑)


自分の中のルールで、男性には武器を使っていいと(笑)

里咲
相手は使っちゃダメなんですか?

凪原
当たり前じゃないですか!そこで男が使ってきたら、もう「キャー!!」って言って警察呼びます!!


タチの悪いヤンキー・・(笑)

大竹
すごいなあ・・みんな。もうみんなそれぞれアイドルとはいえ映画作れよ、1人ずつ!すごいねえ・・里咲さんは、金いくらか貯まったの?金貯めるの夢みたいなものだろ?


事務所も経営されていてね。

里咲
はい、でも私がちょっとバカなところがあって稼げたら稼げただけ楽曲制作とMVに使っちゃうんですよ。

大竹
入ってきた金を?

里咲
そうなんです、全部自分でそこに使っちゃったせいで貯金が本当になくなっちゃって・・お洋服とか買えなくなっちゃって。

いつも同じシワシワのTシャツでライブに出ていたらファンの人たちが「お願いだから、これで服を買ってくれ」って言って物販をいつもより多めに買って下さって。

それも音楽に使っちゃったら、繰り返しライブの度にグッズ販売のときにファンの人がそういう・・

大竹
お前、途中から「このTシャツいけるな」と思っただろ?


シワ多めにしたりして。

大竹
「まだそれ着てんのか?」ってちょっと手を使っただろ?

里咲
途中からアイロンかけるの止めました(笑)

大竹
止めましたじゃないよ!!(笑)

里咲
でも本当にちょっと反省して、最近。

大竹
今日ちょっと綺麗な格好しているじゃない?

里咲
はい、買いまして。ファンの人が喜んでくれたのでお洋服にも使いたいです。

大竹
でも今度は何か企みはあるの?この先は?だって組んでいたグループもあれでしょ?そしたら次は何やるの?

里咲
今はソロでシンガーソングライターでもともとずっとそっちも並行してやっていたんですけどCD-Rが一番売れるんですよ、私の場合は。

大竹
CD-Rっていうのは?

里咲
曲を売るときにプレスしたCDを普通は売るじゃないですか?それを出しちゃうとあんまり売れなくなっちゃって。自分の家で2台のパソコンで焼き続けたCDが1千枚とか2千枚とか売れてオリコンに入ったんですよ!

大竹
じゃあ家に帰って自分でCD焼いてるの?

里咲
そうです。


頼むんじゃなくて、業者に?

大竹
工場、お前んち?

里咲
そうです。だからパソコン2台あって、内蔵のドライブで焼いてて・・デュプリケーターっていう一気に焼ける機械があるんですよ。ライブハウスとかで10枚とか一気に。あれは邪道なので、もう家でずーっと手焼きせんべいみたいに焼き続けて・・


でもいっぺんにやっても音質は同じ?

里咲
そうですね。


まあ手間をかけてるという。

里咲
・・みたいなことをやっているので、それでもうひと儲けしたいと思います。

大竹
じゃあ自分の家は工場なわけだ。

里咲
はい、CD-Rばっかりあります。ダンボールとグッズとお洋服はないんですけど・・グッズとCD-Rはある。


大変ですね、アイドルも。

大竹
失礼なんだけど、もうちょっと脱いだりケツ出したりしたら売れんじゃねえの?みたいなのはねえの?

里咲
そうなんですよ、親があまり嫌がるっぽくってですね・・小さい頃から「それは25歳を過ぎてどうしても芽が出なかったらやりなさい」って言われてまして(笑)

大竹
今、24歳で。

里咲
あと1年なんです。

大竹
これでもうどうしようもなかったら、ケツでも出すかみたいなこと?

里咲
はい、そうですね。なので今年は頑張りたいと思ってます!

白川
お待ちしております・・。

大竹
でもグラビアをやって白川さんなんかはあれじゃない?ケツ出してたってことだろ?

白川
ケツ出してましたね。でも全然お金儲からなくて。この服とか6年くらい着てるんです。


白いカーディガン、レースのカーディガンを着てるんですけど。

大竹
見たら「なんか古臭いな」と思ったんだよ。

里咲
なんかちょっと色が黄みがかっている(笑)

大竹
そういうのは誰か服を買ってくれる人を待っているわけ?

白川
いや普通にずっと着ているので。


いま大変ですもんね、奨学金返していくから。

白川
非正規だし、もう全然こんなに綺麗なお洋服買えない。


もうなんかちょっと悲しくなってきたんですけど、今後の活動を皆さんあるそうなので。

大竹
今後を聞きたいよ!


里咲りささんは9月22日にZeppDivercityTokyoにてワンマンライブを開催するそうです。こちらのチケットはイープラスで発売中。

里咲りさ空前絶後の1st全国ワンマンツアー2017特設ページ

そして凪原亜季さんは、明日卒業記念WiLLワンマンライブを開催されます。

大竹
お前荒れるなよ、卒業だからって言って。

凪原
そうですね、運営を3発くらい殴ってから辞めようと思います(笑)

大竹
白川は?


白川さんは、ブログですね。「アイドルのハッピーエンドの作り方。」というのを書いているということなんで、そちらの方をご覧いただければというふうに思います。


大竹
じゃあみんなもう卒業じゃん。

凪原
でも私まだ活動するんで。

大竹
だって明日で卒業したら、どうすんだよ?

凪原
地下の大人が信じられなくなっただけなんで、自分でやります!これから。
(2017/08/20にセルフユニット「ふたりオポジット」を結成)


というわけで「大竹まことの知りたくない世界」今日のゲストはワケありアイドルということで里咲りささん、白川花凜さん、凪原亜季さんの3人のお越しいただきました。

大竹
知りたくなかったなあ(笑)

(関連リンク)

里咲りさオフィシャルサイト



白川花凜ブログ「アイドルのハッピーエンドの作り方。」

凪原亜季セルフユニット「ふたりオポジット」

(了)

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