2017/05/15

コラムニスト・深澤真紀が語る「今じゃ毎日どこかの局で日本すごい!って外国人が言ってる番組が放送されてる」

今回は2017年3月14日放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」
「大竹紳士交遊録」深澤真紀さんの回を起こしたいと思います。


深澤
今回も森友学園問題の背景のひとつだなと思うことをお話したいなと思うんですが、それはここ数年ものすごく「日本がすごい」っていう礼賛番組増えていて。

愛さんも出てませんか?「ああ、日本すごいわあ」って、外国人が「本当だ!シャワーのトイレがすごい!」とか。

はるな
そういう番組、ありますね。

大竹
森友とどういう関係があるんですか?

深澤
それは何でか?っていうと日本がどういう国か?っていうことを国がどう考えているかっていうことが分かる背景があるんですけど。

例えばこういう番組って1980年代から2000年代にはほとんどなかったんです。「日本すごい!」っていう番組は、それどころか20年前は大竹さんも出てましたけど「ここがヘンだよ日本人」とか「日本は遅れている」「日本はヘンだ」って言って。

まあテリーさんがブレイクしたのもあれが原因でしたけど、まあそういう番組があって日本を批判する番組もそれなりに人気もありましたし・・

大竹
俺、出てたかな?

深澤
大竹さん、出てたはずですよ。でもまあありましたよね?たけしさん司会で。

大竹
出てたと、たぶん推測される(笑)

太田
でも記憶にはない!(笑)

深澤
あとは「世界まるごとHOWマッチ」とか「なるほど!ザ・ワールド」とか。これは世界を知りたいっていう番組だったんですね。

それがもう今じゃ毎日どこかの局で「日本すごい」って外国人が言ってますとか。「日本がこんなことやってます」っていう番組が放送されているわけですね。

一方で厚切りジェイソンさんが先日、日本人がすごいっていう番組で「アメリカにも四季がある」っていうとカットされちゃう。

「日本の四季がすごい」って言わないといけないっておっしゃっていて。四季は世界中にあるんです、当たり前ですけど温帯の地域にはだいたいあって。

紅葉だってもちろんあるし、なんなら桜のある国だってヨーロッパにもアジアにもアメリカにもあるんですね。それで「日本の四季はすごい」って言ってしまうのはちょっと恥ずかしい。

一方で「YOUは何しに日本へ?」ってテレ東の私も大好きな番組ですけど。ここのディレクターが自分の番組が日本礼賛番組ブームの元祖に言われるけど、自分たちは「日本すごい」って言いたいんじゃなくて、「日本のそんなヘンなところを発見するYOUがすごい」って。

つまりは日本がすごいって言ってるんじゃないんだ、YOUがわざわざ日本に来てヘンなところに行くわけじゃないですか?私たちも知らないようなところに、それがすごい。

あれが面白いんで自分は外国人が「日本をすごい!」って言わせる番組が嫌いだから、あの番組を作ったのであって自分が作りたいのは「日本すごい」っていう番組じゃないんだと。

「YOUがすごい」っていう番組なんだっておっしゃっていたんですけど。でも基本的にはやっぱり今、残念ながら「日本ってすごいね」「こんな国、日本しかないよ」っていう。

はるな
でも海外から帰ってきたら「やっぱり日本すごいな」って思うことが多いんですよ。「いやーキレイだな」とか「道もキレイ、トイレの便座温かいな」とか。

深澤
まあね、もちろんそうで。海外に行けば海外に行ったで日本とは違う良いところがいっぱいあるから私たちは海外に行くわけじゃないですか?

「タイはいいな」とか「パリはいいな」って思うから海外に行くわけで。それはなんでも良いと思わなければ外国行かないわけですからね。

実は経産省が2010年から「クールジャパン」っていう事業をずっとやっていて。日本の魅力が海外に発信しますということで安倍政権になってからは「クールジャパン戦略担当大臣」初代はいま話題の稲田さんがお務めになったんですけれども。

昨年からなんとこのクールジャパン事業を経産省自らが「世界が驚くニッポン研究会」・・国がですよ!これね「世界が驚くニッポン」っていうテレ東の新番組ならいいんですけど。通産省が自ら「世界が驚くニッポン研究会」っていうのを作ってしまって。

先日それをもとに「世界が驚くニッポン」っていうコンセプトブックを発売して、これPDFでもダウンロードできるのでぜひご覧いただきたいんですが。


デザインとかはすごく素敵なんですけど、でもね「あなたが日本がこんなにも注目されていることを知っていますか?」って自分で書いちゃって。

ちょっと恥ずかしいのは「流氷と珊瑚礁が両方見られる国は日本だけだ」って書いてあるんですけど、アメリカも見られるんですね。そりゃだってアラスカがあるし、サンゴのある海もある。アメリカあれだけ広いから、なんならもっと砂漠とか瀧も見られますけど(笑)

大竹
ハワイだってあるしね。

深澤
そうなんですよ!だからね、こんな小さい国なのにいろいろあるって言いたいんだろうけど。なんかそんな恥ずかしいことを自分で言ってしまって・・そもそも「クールジャパン」っていうのも国が言うのも恥ずかしくて。つまり自分で自分のことを「クール」っていう時点でもうクールじゃないじゃないですか!?

大竹
でもなんかあれでしょ?観光事業をちょっと柱にしようっていうような思惑もあるわけでしょ?それでオリンピックに向けて外国の人に旅館業界が儲からないところもあったし、外国から来て日本の「おもてなし」とかね。

俺ら普通に泊まってよっぽど高級じゃないと「おもてなし」なんか受けたないよね。「ここに集まってごはん食べてくださーい」なんて言われてさ。「お風呂はこっちですよ」なんて言って、言われて行ったらイモみたいになっててさ「何がおもてなしだよ!」って思うよね。金かけなくちゃダメなんだよ、あれ!(笑)

深澤
昔はひどかったですからね、女の人なんてもっとヒドいお風呂しかなかったですからね。

太田
おれは誰向けに作っているんですか?

深澤
日本人と外国の人と・・だから英語版もあるんですけど。

太田
じゃあ外国から日本に来る人に対して「日本こんなところがいいところいっぱいあるから、お金使ってください」っていうような?

深澤
あとは日本の人は自分のことをプレゼンするのに使って下さいっていうことなんですけど。もちろん日本を観光してもらうこともすごく大事。日本のものを買ってもらうのもすごく大事で、PRは大事なんですよ。

だけどそのPRに国が自ら「日本すごい!」「世界が驚く日本」って言われたらちょっと行きたくないでしょ?もし海外で「もう私たちほど、微笑んでいる国はありません!」って言ったらちょっと・・

私たちが「微笑みの国・タイ」だと思うから行くのであって「私たち微笑んでます!」って言われたら「いや自分で言うな!」ってなるじゃないですか!

だから国が言っちゃ・・せめて民間が言うのはいいけど、国みずから言うのはちょっとシラけるんですね。どうしてこういうことになってしまったか?っていうと確かに日本人はここ20年ぐらいで他の国民に比べて非常に優れているって考えている人がすごく増えているんです。

だけど一方では自分の国に誇りを感じている人は少ないんです。すごく矛盾がありますよね?「日本人は優れているんだけど、誇りがない」っていうのはやっぱり私たちは明治維新からこっち欧米人に対するコンプレックスとアジア人に対する優越感この間の中をずっとさまよって来ているわけなんです。

大竹
まさにそうだよね。ヨーロッパ行ったりアメリカ行ったりすると、ほんのちょっと萎縮するし。アジアに出かけて行くとほんの一回り大きくなっちゃうしね。もう俺なんか典型だよ、本当だよ!みっともないくらい(笑)

深澤
でも私たちってそうですよね。やっぱりヨーロッパに行くときは気が張るけど、アジアに行くと自由になれるみたいな。

大竹
「チップいくらにしたらいいんだよ、これ?」ってドキドキしながらさ(笑)

深澤
ちょっと冷たくされたら「あっ、差別されてる!」とかね。いろいろドキドキして。

大竹
カードで払ってそれ以外のチップってどこに置いておくのよねえ。

深澤
だからつまり私たちはずっと「日本は後れている」という自虐と「日本すごい」っていう間でずーっと揺れているわけですよ。で、とうとうアジアのトップの地位ももう危なくなってきているわけですよね。経済的にも文化的なインパクトからしてみても。

だからすごく自分に自信を失いつつも「だけど少なくとも他のアジアよりもマシなはずだ」っていう気持ちがあるので、結果白人に自分を褒めてもらう番組が増えている。

日本って9割ぐらいがアジアの方が来ているんだけど、日本すごいっていう番組で褒めている人はほとんど白人の人ですよね。

本当にそれを繰り返してきて、それは日本人みんなが思っていることですよね。やっぱりちょっと白人には気後れするけど、アジアには強く出られるっていう。

例えば編集者の早川タダノリさんの著書に『「日本スゴイ」のディストピア』っていう本があるんですね。これによると、戦前にも同じように「日本すごい」っていうブームが起こって。



「日本は特に優れた国だ!他の国よりも素晴らしいんだ!」って本が・・その前の時代はやっぱり明治維新の後なので日本はアメリカやヨーロッパより後れている・進んでいないっていう本がいっぱい出たそうなんですけど。

今度はだんだんロシアとか中国とかと戦争して勝ったりすると「日本すごい」っていう本をたくさん作って、今と同じような「日本すごい」ブームがやっぱり戦前にあったそうなんですね。

でね、もし100歩譲って今の日本がもし本当にすごいのなら、このままでいいじゃないですか?だけど今、さっきの稲田大臣が「道義国家目指す」とかね。森友だって「日本がダメになったから『教育勅語』が必要だ」って言ってるわけですよ。

それで安倍政権は「美しい日本を取り戻す」。つまり保守の人たちは「日本すごい」って言いながら、「日本はダメだから、道徳を増やせ!」って矛盾してますよね?おかしいわけ。

一方で確かに日本が自信を失った理由の中に私たちのような左派とかリベラルが日本を叩きすぎたのも、もちろんあると思っていて・・よくない。私はこんなことばっかり言ってるから「日本嫌い」と思われるんですけど、日本好きですよ!もちろん。

大竹
大好きだよね。

深澤
好きじゃなきゃ言わないしね。あと、誰しも産まれて育った国は言葉も通じるし気候も食べ物も合ってるから好きに決まってるわけ。だからこそ、よその人の愛国心も尊重するべきだと思うんですけど。

だから今リベラルの一部はね「日本はもうダメだから、貧しくなるのを受け入れろ」って言ってる人もいるわけ。でも私それもダメだと思っていて「日本すごい」でもないし「日本ひどい」でもなくて。

まさに今日のテーマの若者でいうとね、私は日本をメンテナンスして少しでもマシな日本を若者に渡したい。だから「日本すごいね」って言うのも疲れちゃうし「日本ダメだ」っていうのも疲れちゃうじゃないですか?

いいところもあるし、悪いところもあるし。私はこのコーナーはね、悪いところをなくしたい。少しでもマシにしたいと思ってやっているんですよ。そうしないと極端なものもできてしまうし。

安倍政権がバックアップしているところも「日本はむかし美しい時代があって、それを失ってしまった」っていう妄想があるわけですよね。どんな時代にも美しい部分もあったし、汚い部分もあったわけですから。

今から新しい美しさとかを探していけばいいので、やたら「日本すごい」って国が言うのはね、恥ずかしい。

はるな
でもタイに行ったら言ってました。リオのオリンピックのあのショーあったじゃないですか?引渡しのときの。「あのショーは日本人のスマートなところだ」ってみんなすごい感動してた。

太田
まああの原発のプラントとか防衛装備を移転して儲けるぐらいだったら、こっちで儲かるんだったら「クールジャパン」とか観光で儲けて欲しいなと思いますね。

深澤
そうなんですよ!だから自画自賛じゃなくて向こうに探してもらえばいいんですよ。だからまさに「YOUは何しに日本へ?」はそうで、それを勝手に探してくれればいいわけで。

はるな
YOUがすごいってことね。

深澤
私たちが自分で自分を褒めちゃダメで、来てくれる人が偉くてすごいんだから。そういうふうにしておくことが大事かなと思います。

(了)

2017/05/05

ANZEN漫才・みやぞんが語る「テニス部でキャプテンで足立区2位だったんです」

今回は2017年3月9日放送「大竹まことゴールデンラジオ!」
「大竹メインディッシュ」ANZEN漫才さんの回を
起こしたいと思います。


光浦
今日のメインディッシュはいま注目のこのコンビです、どうぞ。ANZEN漫才の「みやぞん」と「あらぽん」です。

みやぞん
よろしくお願いしますー、嬉しいですー。

大竹
2人とも31歳で人気が出てきて足立区出身で、どこから知り合い2人は?

みやぞん
保育園からです!

あらぽん
そうですね、1歳から一緒にいます。

光浦
1歳から!それはお近所だったの?

あらぽん
もうずっと家も近所で。

みやぞん
もうだから生きて眼が開いてちょっとしたらもう側にはあらぽんがいましたよ。

大竹
じゃあもうあれだね、どんな人よりも2人は一緒って、31年間。

光浦
ずーっと仲良しで?

みやぞん
昔はちょっと、小学校のときとかはケンカしたりとかは1度や2度はありましたけど。

光浦
少ねっ(笑)

あらぽん
基本的にはずっと遊んでいたり。

大竹
みやぞん、あらぽんの1番好きな食べ物はなあに?

みやぞん
あらぽんの1番好きな食べ物は茹でブロッコリーとかまぼこです。

大竹
あらぽん合ってますか?

あらぽん
正解です!すいません僕ヘルシーなの好きなんですよ。

大竹
あらぽん、みやぞんの女の好みは?

あらぽん
えーと、大人の人!

みやぞん
正解!すげー、合ってます!

あらぽん
天海祐希さんみたいなのがすごいね。

大竹
大人の女の人が好きなんだ。じゃあ逆にみやぞんはあらぽんの友だちは何人くらいいるの?

みやぞん
あらぽんの友だちは何人くらいかと言いますと、1、2、3・・います!3人。

大竹
正解ですか?

あらぽん
・・・2人ですね。

大竹
なんで1人多く数えたんだよ(笑)

みやぞん
じゃああれじゃなくなったんだ・・分かりました。

大竹
あらぽん、みやぞんのこの洋服のセンスはどう思います?

あらぽん
えーと、僕が選びました。

みやぞん
これ、あらぽんが買ってくれたんです!

光浦
あらぽんが買ってくれたの、変なエルメス風なシャツ。

大竹
仲良いねえ。ちょっとあらぽん帽子とってくれる?

あらぽん
坊主でちょっと太ってるんですけど。

光浦
生え際がさ、嘘だろ(笑)

大竹
失礼だけど君のさ、そのリアス式海岸みたいな生え際!ものすごい本当に珍しい生え際だよね。

あらぽん
あんまりないですか?僕、本当に全然自覚がなくて。

大竹
自覚がなくてって坊主はいつからなの?

あらぽん
坊主はもう小っちゃいときからですね。

光浦
じゃあ気づいているでしょ?

大竹
気づくだろうよ!いつから気づいて無いんだよ!

あらぽん
でもみんなが坊主じゃないから生え際が見れないじゃないですか?

光浦
みんな剃ったらガチャガチャだと思ってたんだ!

あらぽん
そうガチャガチャだと思ってたんですよ。それちょっと綺麗な生え際になっている人はハゲてきている人だと思っていて。

大竹
そういうふうに思っていたんだ。でもそんな生え際、俺はじめてだよ!

あらぽん
やべー、はじめて奪っちゃいましたね。

大竹
ギッザギザだよ、しかもあれだよね。右眉毛の真上あたりにキズがあるね。けっこう大きなキズだけどそれはなんで?

あらぽん
これちょっと小っちゃいときにネコを助けまして(笑)

光浦
可愛い!可愛い!

大竹
なんでネコを助けるの?ネコにやられたわけじゃないよね?

あらぽん
ネコにやられたんじゃなくて、小学校のときに上級生がネコをいじめてまして。それを「ダメだよ!いじめたら!」って走って行ったら公衆トイレの段差につまづいて水道場にドンッて頭をぶつけてパックリ行っちゃって

上級生がそれをパッと見たら血だらけの太った少年が立っててウワーッ!つってみんな逃げて行って、ネコも逃げて血だらけの僕だけ残るっていう、そのときのキズです。

光浦
ははは、名誉の負傷だ(笑)

大竹
それはネコは逃げたけど、ネコは助けたことになるの?

あらぽん
いやまあ一応いじめられいてのから解放された。でもネコにとっては血だらけの人間がいたっていうトラウマだけ残ったかもしれないです、逆に。

大竹
変なやつに助けられたなって。でもネコ好きだよね?飼ってるの?

あらぽん
ネコ好きです、飼ってます。そのネコもちょっといろいろありまして・・。

大竹
どんなことがあるの?

あらぽん
飼えなくなったっていう飼い主さんがいらっしゃって、ずっと一緒に飼い主さんを探していたんですけど結局いなくて僕の家に来て。だから10歳くらいから家に来て。

大竹
じゃあそんなに慣れてないかもしれない?なついてる?

あらぽん
いやもうめちゃくちゃなついてます。今も15歳くらいでもうおじいちゃんなんですけど。一緒に暮らしてますね。

みやぞん
可愛いんだよね。

光浦
あらぽん、ここに糸がついてんの(笑)

あらぽん
ありがとうございます!お優しい。

みやぞん
そういうところもそういうところで。

光浦
可愛いよねえ。坊主の頭に糸を引っかけちゃってんの(笑)

大竹
まあ今食えるようになってきたかもしれないけれども・・

光浦
コンビ組んで何年目くらいですか?

みやぞん
えーと、7年目とか・・

あらぽん
芸歴は7年でコンビ歴は12年ぐらい、18歳からはじめてフリーが長かったんですよ。

大竹
フリーって何?

あらぽん
事務所にも入らないでずーっとフリー。

大竹
入れてもらえなかったと。

光浦
じゃあここ最近突然急に売れ始めちゃったの?

あらぽん
まあ、そうですね。

大竹
2人とも足立区出身だよね?食うか食わないかギリギリで、じゃあバイトなんかも2人でやっていたの?何やっていたの?

みやぞん
あのー、自転車回収やっていました。

あらぽん
いらなくなった自転車を回収する廃品回収の自転車だけのやつを2人でやっていました。

みやぞん
そうです、軽トラで2人でそれに乗ってオーディション会場に行って、帰りにまた回収して帰るっていう。

あらぽん
行きで回収して、オーディション受けて帰りにまた回収して帰るっていう。

光浦
あれ、テープか何か流して?

みやぞん
テープがなかったんだよね。

あらぽん
壊れていたんで、僕が拡声器を持って横で言いながら運転するっていう。

大竹
何て言ってたの?

あらぽん
「壊れた、バイク、自転車、無料で、お引き取りします」ってずっと。

大竹
別にそれテープのように言うことないじゃん!だって本人が言っているんだから(笑)

あらぽん
いややっぱりテープのように言った方が取れるんじゃないかと思って僕もずっとそれで。

みやぞん
僕は運動神経の良い方なので、「これお願い」って言われたら僕が取りに行って積むと。あらぽんはずっと乗っていてそれをやってる感じ。

大竹
あらぽんの方が力ありそうじゃん、だって。

あらぽん
僕ダメです、腰が弱くて。腰と膝があんまりよくないんで。

光浦
それは太りすぎだからだよ、腰と膝が悲鳴を上げているんだよ。自分のサイズより太ったらそうなるんだよ、人は(笑)

あらぽん
分かりやすく悲鳴を上げています。

大竹
2人ともまだ結婚はしてないよね?

みやぞん
してないです、独身です。

光浦
みやぞんはさ、女の子と付き合ったことあるの?

みやぞん
あるっちゃありますよ。ありますあります、そりゃ。柔道部の女の子とはじめて付き合いました。

光浦
柔道部の女の子と・・、ちょっと聞いてもいいですか?

みやぞん
いいですよ、1回取り組みをしましてその子とたまたま。付き合う前ですよ、柔道部に行ったらその子が強かったので「ちょっと僕と一相手しないか?」ということでガッと掴んだときに「あっ、なんか気が合うな。この子はイケる。この子いいな」と思いまして。

大竹
君だって柔道したことあるの?

みやぞん
ないですないです!

大竹
なんで柔道やったことないのに「組もうか?」っていう話になったの?

みやぞん
柔道部の横に、僕が野球部だったんですけれども。バーベルとかあるんですね、同じところに。それをやっていたときに柔道部の強いって言ってる女の子がいたので「ちょっと僕とお手合わせどうかな?」っていうことでやって僕が勝ったんですよ。

それで組み合っているときに目と目が見つめ合いまして「あっ、この子いいな!」って。

大竹
ちょっと待って!目と目が見つめ合いまして・・?

みやぞん
目と目が見つめ合いまして、それで倒したときに「あっ、この子いいな!」と思ったんですよ。スジがいいと思って。

光浦
スジがいい・・・アハハハハ(笑)

あらぽん
柔道やったことないんだよね?

みやぞん
ないない、僕は。

光浦
何目線だよ!(笑)それで?

みやぞん
そしてその場はそれで終わったら何日か後にその子から告白されたんです。

光浦
えっ!みやぞんが告白をされるの?

みやぞん
はい、「柔道を教えて下さい」っていうことで。

光浦
えっ、監督として!?

あらぽん
みやぞん、すっごい運動神経がよくて昔から格闘技とかもやってたし。もうちょっとコツをつかむとすぐ上手くなっちゃうんですよ。

大竹
あっそう!君はあれだ、とっても直感が強くて。例えば誰かが何かやっていると、この塀飛び越えたりするのを見たら「あっ、俺これできる!」って思うの?

みやぞん
そうです、その通りです。

光浦
それじゃあ側転やらバック転とかもできちゃうの?

みやぞん
ええ、感覚でもう全部。「こんな感じだろうな」と思ったらこんな感じでやれちゃうんですよ。

光浦
すごーい、わーおっ!

大竹
頭はいいの?

みやぞん
ちょっと勉強の方は苦手な方でして・・。

光浦
やっぱそうだねえ。

大竹
勉強はどこまで行ったの?大学まで行ったの?行かなかったの?

みやぞん
いや、高校まで行ったんですけど全部スポーツ推薦で高校入りまして。

大竹
そんなに運動神経が良かったの!?

あらぽん
むちゃくちゃ良かったです。

光浦
じゃあ本当にプロ野球選手になる可能性もあったぐらい?

みやぞん
ありました、僕が中学校のときテニス部だったんです・・

大竹
お前ハキハキ答えるけど、本当かよお前の話は!?お前なんか信用できないな!ずっと素直に聞いてるけど・・お前は人を信用させない何かがあるな(笑)

まともに引き受けない何か・・・顔から受ける印象かな?どうしてだろ?

みやぞん
そうかもしれないですね。

大竹
俺、お前だったら騙されちゃうかもしれない。

みやぞん
あの・・ここだけの話ですよ。実はテニス部でキャプテンだったんです。で、足立区2位なんです。

光浦
すごいじゃん!区で2位って。

みやぞん
それで僕をスカウトしに来たんですね高校がテニスで。引き抜きにあったんですけど、そこがちょっとダメになっちゃったんですよ。

大竹
なんでダメになったの?

みやぞん
向こうの都合で。

大竹
じゃあ推薦じゃねえじゃねえか!

あらぽん
全然推薦されてない。

光浦
いろんな人に声をかけていたのかな?

大竹
お前が行く前の枠がいっぱいになっちゃったってこと?

みやぞん
一応うちの家系の金銭面の問題で。

光浦
私立とかだとそうか、高いからね学費が。

大竹
お金がなかったの?

みやぞん
うち、そうらしいんですよ・・アハハハハ(笑)

大竹
お前知ってるだろ!「そうらしいです」じゃなくて!子どものときからだからお金がないのは。

みやぞん
知ってます知ってます。ただあんまり貧乏って思われるのがちょっと嫌だなって思ったんです。ごめんなさい!ごめんなさい!すいません貧乏でした、ごめんなさい!

大竹
やっぱり正直に言わないと、そういうところは。兄弟は何人いるの?

みやぞん
兄弟は言いますか?お姉ちゃんが4人います。

大竹
お母さんはいるの?

みやぞん
お母さんはいます。

大竹
お父さんはいない?

みやぞん
ちょっと待って下さい!これ言えないですよ!

大竹
なんで?

みやぞん
ちょっといろいろ複雑なもんでして。

光浦
ただお母さんそっくりの顔。

みやぞん
そうなんですよ、こういった顔で。

光浦
こういった顔、本当オバさんの顔おるよね。こういうオバさんおるー!

みやぞん
それでその推薦がダメになっちゃったんですよ。どうしようと思ってテニスの練習をしてて「僕はもう勉強でも入れないしどうしよう?」と思ってたら、野球部がテニスコートの近くなんですよ、それで野球ボールが転がってきたんですね。

だから投げ返したんですよ。それがなんかレーザービームだったらしくてですね。野球部を引き抜きに来ていたコーチが僕に「野球部に入ってくれ」って言ってそれで高校に行ったんです、野球部で。

光浦
すごーーい!マンガみたい!

あらぽん
すごい肩がよくて60mくらい飛ばせるんですよ、座った状態で。

大竹
ええっ!

光浦
はじめて投げたボールがレーザービームだった!すげえ天才!

あらぽん
小学校のときは野球をずっとやっていたんですよ、いきなり中学3年間でテニス足立区2位まで行ってまた野球に戻ったんです。

大竹
それはもうあれだ、入れてくれるならその方がお金も安いもんね。

みやぞん
じゃあ野球でもいいですよ、っていうことで野球で入ったんですよ。

大竹
テニスの夢なんかはなかったんだ、足立区で2位になったってこの先やっていこうなんていう夢は?

みやぞん
実はオリンピックに出たかったっていう夢があったんです。ただソフトテニスだったんで。

光浦
やっぱり!(笑)私、失礼だけどさ。みやぞんがテニスってどっかで「軟式庭球だろ?」って思ったんだよね、口には出さなかったの。それはちょっと失礼かなと思って、見た目で判断しちゃいかんなと思って。

みやぞん
いやいや、お見通し通りで。

光浦
テニスはちょっと垢抜けたイメージがあるもんね。

みやぞん
それでそういったこともあって、僕を引き抜きしたコーチが秋吉亮っていうヤクルトのあの人を教えた人なんですよ。ヤクルトでNYCに出たっていう・・

光浦
NYCって何の競技

みやぞん
ごめんなさい、WBCです(笑)

あらぽん
WBCに出てたピッチャーです。

光浦
野球部だった本当に?WBC知らないって・・。

あらぽん
野球上手いんですけど、ルール知らないまま野球やってるんです。ずーっと。

光浦
ルール覚えれないの?

みやぞん
簡単なルールしかちょっと分かりませんで・・。

あらぽん
それでビッチャーで4番だったのに1番最初に打ちたいから言って1番のやつに「お前1番打てていいな、俺なんて4番だぜ」って言ってめちゃめちゃ嫌われるっていう事件とか平気で行われる・・

みやぞん
4番が打つ打者って言うのを知らなくて・・4番って番号があんまりかな?っていうので1番で良いと思ったので背番号も1番、打順も1番が野球でもいいと思ってて。そしたら、すごく怒られちゃってみんなに。

あらぽん
「結果出せば出すほど、抜けられねえよ」とか言ってて、そりゃそうだよ!4番だから。打っちゃったら固定されるだろって。

大竹
打てるの?やっぱり簡単に打っちゃうものなの?

みやぞん
僕、簡単に打てますね。

大竹
お前本当か?じゃあ何で野球をやらなかったの?

みやぞん
大学に行ったんですけれども、大学でも引き抜きがあったんですね。

あらぽん
高校のときに既にテレビにちょっと出てたんですよ。都立で弱い高校にすごいピッチャーがいるっていうことで、朝のニュース番組とか。

大竹
それで推薦で大学?

みやぞん
「僕なんか大学いけるのかな?」と思って・・それで練習に参加したんですけど、そこまで行くのに2時間くらいかかるんですよ。それでもう遠くて辞めたんです。電車に乗ってる最中に疲れちゃって。

大竹
大学に入ったんじゃなくて、練習に参加する段階で疲れたの?

みやぞん
一応トライアウトみたいなのがあって、もう入るのはある程度8割方OKなんですけど練習に参加してみてくださいっていうのがあるんですね。

大竹
その練習に参加するのが嫌だったんだ。でもだったらさ・・あらぽんさ、それを見ていてこいつがすごいセンスがあるって分かってたわけだろ?

あらぽん
そうですね、昔からそんな感じだったので。

大竹
それでも何か横でアドバイスしてあげなかったの?

あらぽん
「大学で野球をやりたい!」って言っていたんで僕は大学に行こうとしていたんですよ、普通に。「じゃあ俺も大学行こう」と思って。

で僕も内定みたいな感じでもらっていて、それでトライアウト後に電話がかかってきて「もうちょっと遠いから辞める」って言われたんで。僕も大学辞めてそのまま「お笑いやろう」って言ってそのまま始めたんですよ。2人とも大学辞めて。

光浦
えーなんだろう?友情があるようなないような・・。

あらぽん
野球がそんなに好きじゃなんじゃないかな?と思っていたんですよ、昔から見ていて。

光浦
好きではないの?

みやぞん
野球は好きなときもあるんですけど、嫌いなときもありまして。

光浦
なんで?どういうとき?

みやぞん
なんで奇数の人数でやるんだろう?っていう。

光浦
えーーっ、根本!!なんで9人はダメなの?

みやぞん
いや、キャッチボールするときに1人余るんですよ。それで「『和』だ、『和』だ」っていうのにどうして偶数じゃないんだ!っていうところで何か気に食わなくなってくるんですよ。そういう小っちゃなことが。僕はいっつも1人だったもんで、キャッチボールやっている人に「中入れて」って感じで。

光浦
みやぞんがいっつも1人になっちゃうんだ、奇数。

大竹
レーザービームなもんだから、ちょっと格が違うから。キャッチボールとかで9人だと1人余っちゃう。

光浦
マネージャーとか補欠は?

大竹
3人でやりゃいいじゃん。三角形になったらできるじゃん。

みやぞん
実はですねここだけの話、三角形にはなれないんですよ試合会場で。こんな三角形になれるスペースがないもんで。

大竹
ああ、1人対2人になるのね。

みやぞん
それしかできないんです、端っこの方で。

大竹
それだっていいじゃん!1人対2人だって。

みやぞん
そしたら1人の人が多く投げることになります。

あらぽん
2人を相手にするからね。

みやぞん
それで僕も「中に入れて」っていうのがちょっと恥ずかしいもんで、なんだか仲間はずれのような気がして(笑)だからもう1人いたら10人で偶数でいいのにな!なんて。

大竹
それで不愉快になっちゃったんだ。

みやぞん
ちょっとなんか嫌だなっていうのはありました。

大竹
サッカーだって11人じゃん。

みやぞん
そうなんですよね・・(笑)

大竹
「そうなんですよね」じゃなくって!!

光浦
えーっ、もう告知?この2人はすごいね、すくすくと素敵に育ったね。いい子に育ったね。足立区のいい大使だよ!こんな素直な子が育つ街って。

(了)

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