2017/01/31

解散詐欺芸人・スパローズが語る「ウドさんがすごい神様に途中から見えてきた」

今回は2016年3月24日放送「大竹まことゴールデンラジオ!」
「大竹メインディッシュ」スパローズさんの回
起こしたいと思います。


光浦
今日のメインディッシュは、ゴールデンラジオ!には3年ぶりの登場となる。なんと!解散詐欺でおなじみのこのコンビです。

森田
申し訳ありません!スパローズ森田です。

大和
大和です。

光浦
どうゆうことよ!?

森田
いや本当に結局解散の話をするために今回入れていただいたんですよ。

大竹
でしょ?聞いていたよ、そういうふうに。一応、最後解散の話をちゃんとして帰りたいって言ってて。

森田
3月いっぱいで解散、3月3日に発表する予定だったんですけれども・・

大竹
解散したらどっちかが残るつもりだったの?

大和
僕が落語家になろうかと思っていまして・・

大竹
で、森田くんの方はどうしようと?

森田
僕は僕で芸人を続けようと思ってたんです。

光浦
あ、ピンで?

大和
どっちも続ける予定だったんです。

森田
だから基本的には大和の方が「ひとりでやりたい」って言ってきて。僕はコンビでやりたいけど「仕方ないね」っていう話で落ち着いてたんですけど。

大竹
だけど高校の同級生だよな?今いくつになったんだっけ?

森田
39歳です。

大竹
約20年ぐらい?やってきて、それで解散してひとり立ちしてやっていこうと。

森田
そうですね、それを1月末に言われまして。もう僕は解散するんだろうと思っていて、いろいろ大和さんが挨拶回りもしに行く予定で。

大和
100人くらいの大人に。

森田
ギリギリでやめたっていう・・(笑)

大和
いやいや、そこまで大変だったんです。ちょっと僕の話も・・お笑い界ってイカれているんですよ。

もう20年売れてなくて、そんな金をもらえないこの世界って昔の売れてないとレベルが違うんですよね。

「辞める」って言わない方がおかしい状態だ!って僕は今でも思ってるんですけど。

大竹
こんな食えないのに!っていうふうに。

光浦
なんでだろう?って・・

大竹
だけど、ひとりになったら落語家になるんだろう?この世界が食えないでやっててもしょうがないって言っているのに、ひとりになったら落語家になるって?

大和
なんか噂でですね・・落語家さんは師匠の着物を畳んだら3万円もらえるっていう噂を・・

光浦
出た出た出たーー!!(笑)

大和
すいません。本当「落語ナメてる」って怒られたりもしたんですよ。

光浦
まあね。

大竹
3万円はもらえないけど、なんか1日付いていったらけっこういい金になるって。

光浦
末高斗夢(現・三遊亭とむ)が言ってたんだもん。

大和
そうです、末高斗夢に聞いたんです(笑)

大竹
あいつ食うのに全然困らないって言ってたよ。仕事なくても。

大和
なんか1年目に貯金ができたって言うから・・それを5年前くらいに聞いて、なんかフラッシュバックのように時折思い出していたんですよ。「落語家さんだったらな・・」って、落語のことも知らないのに。で、1年半くらい前に1度解散しようって言って。

大竹
やればいいじゃん!落語家。だって食えるらしいよ。

森田
推進派がいたよ(笑)

大竹
誰のところに弟子入りしようとしているの?

大和
全然本当知らなくて「笑点」の人たちの方がお金持ってる可能性があるんじゃないかなって・・

光浦
もう本当、ゲスいなあ!!ゲスいなあ、発想が!

大和
ゲスいというか、分からないので本当に落語家さんの1ページ目だけで判断しているような・・それなのに20年を捨てて全然知らない世界に本気で行こうとして。

大竹
末高斗夢は最初、出囃子の太鼓が叩けなくてどうしようか?ってずーっと言ってたよ。いろんな太鼓があるんだろ?あいつにここでやらせたら、上手くできなかったんだもん、だって。

大和
やっぱり難しいことはいっぱいあるなと思っていました。

光浦
でも末高斗夢よりは能力はあると思う。

大竹
俺もそう思う!

光浦
だから末高斗夢にできないことは、だいたいできるよ!

大竹
俺もそう思う!

大和
でもここは解散するって言っちゃいけないコンビだったんです。実は去年の8月に20周年ライブっていうのをやらせていただいて・・

それで企画の中で売れている先輩に「20周年なんでご祝儀下さい」って回るクソみたいな企画をやって、148万円もいただいていたんですよね。

森田
いろんな先輩方に。

大竹
お前、本当の詐欺師じゃねえか!

森田
でもそのお金を、その夜にオールナイトでトークライブをやってドンペリでシャンパンタワー作ってお客さんに振る舞って。

大和
飲み食い代も全部無料にして。で、お金が計算できないくらいゴチャゴチャにしといて実はもらえたっていう・・「ちゃんとおごったりはしてんだな」っていう見せかけはやったんです、一応。

大竹
見せかけと言うことは、当然差額はあるよな?

大和
利益は出ました。

大竹
全部使ったわけじゃないよな?

光浦
後半はドンペリにビンだけもらってきて、甘いやつと入れ替え(笑)

大和
確かに、味が分かるようなファンはあまりいないので(笑)

光浦
バカにすんな!バカにすんじゃないよ!(笑)

大和
失礼しました。だからそれで「言えないな」と思っていたんで、年明けに言おうってまず思ってたんですよね。

相方もボリビア行っているし。出発までの2ヶ月間と行っている間の3ヶ月間の5ヶ月間もひとりになるんですよ。その前まで解散しようって言っていた男が「何のために続けてるんだろう・・」って思うじゃないですか?

それで20周年ライブに向かって頑張ろうと思って、それでお金ももらっちゃったからまた辞めづらくなっちゃたなと思って。年明けだったらまあ最低限・・

大竹
みんな収まって。

大和
収まるかな?と思って年明けに言おうと思って、相方に何て言おう?って思って公園でいつもネタ合わせしているんですけど。待ってたときに1時間くらい先に入って相方に伝え方を考えたんですよね。

何て解散って切りだそう?と思ってたら、そうしたら相方が遠くから新聞を振りながら「SMAP解散だってよ!」ってなんか笑顔で走ってきたので。タイミングがそのタイミングだった。

光浦
ゴシップ好きねえ。

大和
そのニュースが出た日だったんですよ。「こりゃ言えねえな」って。こんなニュースで笑顔の相方に。別にSMAPさんを嫌いなわけじゃないけど、ニュースに興奮する男なので・・

森田
僕のその笑顔を見たときに「このタイミングでヘコませるわけにはいかないな」と思って・・

大和
それで止めたんですよ。そしたら華丸・大吉さんが25周年ライブをやるということで福岡に僕ら売れてないのに呼んでくれたんですよ。

森田
他は中川家さんとかチュートリアルさんとか。

大和
タカアンドトシとかすごいメンバーの中に「スパローズ」ってなってて。それが終わるまで言うの失礼だなと思って、華丸・大吉さんに。

光浦
そうだよね。

大和
またちょっと伸びたんですよね。

大竹
でも選ぶ方から言うと、これだけ良いメンバーがいて、もう1組欲しいな・・ってお金かからないやつって誰かな?っていうような選び方もあるからね。

大和
まあ言わなければ気づかないと思うので。

光浦
でも同じ九州ってことで・・

森田
お世話になっていたので。

大和
そのあとに「言おうかな?」と思っていたら、今度は相方がゴールデン番組でプロポーズするっていう企画をやるとか言われて。

光浦
あらららら、それ何の番組?

森田
「プロボーズ大作戦」っていう番組で舞台上から漫才の途中にプロポーズして、それで奥さんと結婚することになったんですけど。

大竹
それ末高斗夢がやったようなやつと違ったっけ?

森田
まあ似たような。で、その話が出たのでまた解散を言いづらくなって。

大和
告白の前に言ったら、告白のテンションも下がっちゃうんじゃないかなと思って。

光浦
うわっ、そうだね。

大和
後に言ったら、なんか失礼な男になる・・

大竹
前に言うのも後に言うのも失礼だね。

光浦
言えないね。

大和
それで告白を見ていたら、告白の言葉が「一番近くでスパローズの売れるところを見てください」って。

光浦
あいたたたたたっ。

大和
はじめて相方が涙流しているのを見ながら、でも逆に僕はその涙を見てハッキリさせた方がいいなと思って。

光浦
あっ、そっちに行った!?

大和
結婚が2日後に「解散しよう」って言ったんですよね。

大竹
さっきの言葉なんだっけ?

森田
「スパローズの売れるところを一番近くで見てください」つって、その2日後に解散ってきたからそれを見せたら奥さんが「結婚詐欺じゃねえかよ!」つって。

大竹
解散詐欺の結婚詐欺じゃねえか!

光浦
詐欺だらけだ!!わああ、ごちゃごちゃしてきた(笑)

森田
詐欺がもう1個乗っかっちゃって。

大和
でももう止めれなくて、ここ半年くらい「辞めたい」っていう気持ちがその方向でしか考えられなくなっちゃって。

光浦
脳みそがクローズアップしちゃうよね。

大和
それで決定して、事務所のお偉いさんに2人で言いに行って2月の頭に。それで3月に発表だったんですよね。

大竹
さっきから話を聞いていると水を得た魚みたいなしゃべり方してるだろ?ネタだろ!?

大和
いや、違います!違います!相当謝ったんですから!ネタじゃないです。もう本当に悩んで。

光浦
それで「辞めます」つって、何で辞めるのを止めたふうに振り切れる?

大和
そっから1ヶ月くらいいろんな方に「辞めます、お世話になりました」って言ってて言いづらい人だけ残してたんですね。

華丸・大吉さんだとか、めっちゃおごってもらっているキャイ~ンさんだとか。竹山さんだとか、先輩は「止められるんじゃないか?」っていう可能性があったから。

光浦
確かに情の厚い人たちだでね、その3組は。

大和
悲しい顔も見たくないし、ちょっと薄めの関係の人から行って。

大竹
薄めの関係で止めそうもないのは誰なんだ?

大和
えーと、言いづらいですね。なんか・・ネット番組のギャラが安いお金しか払わないスタッフだとか・・・・(笑)

光浦
止めなさいっ!!それが生命線だったのに!!

大竹
芸人で言ったら誰だよ?

光浦
そりゃ大竹さんでしょ(笑)

大竹
俺は知らねえよ、お前らなんて(笑)

大和
なんかそうやって笑ってくれる人も「もうちょっとやめろよ!」って言う人もいるんですけど。言いづらい人は残してたんですね。

3月3日のライブで発表することになって、そこに新聞社さんとか来てくれたり雑誌とかも来てくれたりとかの報告が進んでて。そこのギリギリ前の3月1日ぐらいから連続で関根さん小堺さんとかに挨拶に行くっていう・・

大竹
浅井企画だからかあ、同じ事務所のね。キャイ~ンもみんな先輩だからね。

大和
まとめて一気に売れている人、1日に何人かずつ会っていったときに大吉さんがその発表の前に「話をさせてもらえるか」って電話が掛かってきまして。



「来たよ・・」と思って2人で飲みに行きまして、けっこう説得・・「華丸・大吉さんのように僕らには芸がない」と。

「お前らは売れていないのに続けていることが芸だし、これから増してくるから続けて行くべきだ」みたいな説得を。

光浦
ああ、なるほどね。

大和
でももう僕はそのとき完璧にゼロだったんですよね。

森田
解散しようって100パーセント思っていたってことだよね。

大和
でも説得が終わらないし「大吉さん最近番組とか遅刻されているんで帰ったほうがいいんじゃないですか?」って言ったら怒られて。「お前らの解散のほうが大切だ」とか言って。

「お前が撤回するまで帰らない」とか言ってくれて。それで50パーセントくらいまで持っていかれたんですよね。

光浦
うわあ、熱い人だなあ。いい人だ。

大和
だけど、ちょっと1日大吉さんの話をすべて受け止めて。

光浦
うんうん、1回冷静にね。

大和
それで次の日にまた「ここまで来て撤回できないな」と思って大吉さんに「やっぱり解散することにします」って言って。次の日、小堺さんに挨拶に行かないといけなくてフジテレビの「ごきげんよう」の楽屋に。

そこに事務所の専務とか、ここ言っちゃったら確実に決定です。そしたら竹山さんから旅に行かねえか?っていうのが来て。小堺さんとか挨拶行ったあとの2時から旅に行く約束をしたんですね。

そしたら深夜にウド(鈴木)さんが連絡をくれて「大和、明日何時が空いてる?」って言って。旅と小堺さんがあるから、朝の9時しか空いてなかったんですよね。



「朝9時しか空いてないです」って言ったら、ウドさんが「おっ、おうっ!」って驚いたんですよね。「だから別日にしましょうか?」って。「いや、明日会ってくれ」って言って僕の家まで朝9時に来るってウドさんが言うんですよ。

光浦
うわーっ、優しいなー。

大和
「いや、僕が行かせてください」って言って、「じゃあ歌舞伎座の前に集合して9時30分集合で」って。僕20分に着いたんですけど、ウドさんが5分前ぐらいにすごい遠くから走ってきたんすよ!

「うわっ、この人の説得に耐えれるかな?」って不安になったんですよね。

大竹
それはもう「解散するな」っていう説得だって分かってたのね。

大和
キャイ~ンさんと会う日はその先に決まっていたのに、その前に来たので。それで「ここいつも行く神社なんだ」とか言ってけっこう長めにお祈りしているんですよ、ウドさんが。

「これ僕らのことをお祈りしてないよな?」とか思いながら不安な気持ちはあったんですけど。それで近所のルノアール(喫茶店)に行って、なかなか僕の解散のことを切り出さないから・・

僕から「すいません、ちょっと実は解散することになりまして・・」って言ったら、ホント悲しい眼をして僕の理由を全部聞いてくれたんですよ。

その中でウドさんが「俺の目に狂いはない!」って突然言い出して。「お前らは辞めるべきでない!」とか言って

「お笑いってな、ネタ作るのも大事だと思うけど笑える環境を作っていくことも大事なんじゃないか?」みたいな。すごい神様に途中から見えてきて、光がウドさんに差し込んでいたんですよ。

光浦
うん、分かる。

大和
そしたら急になんか頭が熱くなって会話が聞こえなくなってきて「あれ?こっから戻るっていう・・?」

大竹
まあ、それは金がなくなって死んじゃいたいと思ったときと同じ状態・・借金で首が回らなくて、テーブルの上でケータイがプルプルプルプル動いて落っこちたときに「ああ、死んじゃいたい」って思ったんだろ?

(参考)
漫才師・スパローズが語る「貧乏のレベルが違うので、あいつだけ目が違うって言われた」

漫才師・スパローズが語る「お金借りる瞬間が一番人間が成長する」

大和
あっ、似た感覚ですね。(笑)そのときはお金のことしか考えられなかったけど、今度はコンビのことしか考えられなくなって。

光浦
頭パンパンになっちゃって。

大和
相方はもうフジテレビに向かう電車に乗ってるんですよ。

森田
専務と小堺さんのところに。

大和
それで、ウドさんがずっといたときに「あれ?撤回したら誰に謝ればいいのかな?」とか考え出して。ウドさんがずっと話し続けているけれども何も聞いてなくて。

「ウドさんちょっと待ってください!」って言ったんですよ。でもうその先の言葉が全然出なくて。「撤回していいですか?」って言っちゃったら、また全てが元に戻るわけだからけっこうずーっと沈黙の時間が流れて・・

「あの・・相方がいいんだったら撤回とかできますかね?」って言っちゃったんですよ、それで。

そしたらウドさんがなんか「ありがとう!!」とか言って、「お前な、何より自分に感謝しな」みたいなことを「この判断を下した自分に感謝しろ」みたいなことを。

森田
めっちゃいい人や。

光浦
神様だー!私も20代のときにはじめて会ったとき「この人、生き神様だ!」と思ったの思い出してきちゃった!!

大竹
うん、いい話だなあ。

大和
そっからフジテレビに向かう途中にウドさんがいつもタクシー代くれるから、失礼な話なんですけど「今日はたぶんタクシー代くれるでしょうけどいらないですから!」って言って。

「じゃあ分かった分かった!送らせてくれ!」って言ってタクシーを止めてくれて。まず、相方にタクシー代っていう謎の1万円をくれたんですよね。

森田
「渡しといてくれ」っていう。

光浦
でたーっ・・。

大和
相方がもらったら俺もらわないと損な気持ちだったから受け取っちゃったんですよね。で、タクシー止めてタクシーの運転手さんにも1万円くれたんですよ。

光浦
なぜ!?

大和
「送ってあげてくれ、確実に!」と。

大竹
夜に女を送るときなんか、そうだよね。

光浦
ちょっと、黙って!!いま、いい話だからさ!ちょいちょい水差さないで!!

大竹
だって、そうだもん・・。そういうときにタクシーの運転手に・・

光浦
私はいまこの話で感動して泣きたいんだっ!!

大和
大竹さん売れてるだけで心はクソですね(笑)

森田
いや、失礼だ。

大和
あっ、すいません。

大竹
おまえ・・?

光浦
もういいから!まだオチまで聞かせてよ!撤回まで。

森田
そこで電話が掛かってきて、僕が向かっている途中。

大和
「すいません、まず電話させてもらっていいですか?」って言って「撤回してコンビでやりたいんですけど」って言ったら「いや、俺最初からコンビでやるってつってるよ!!」ってブチキレられて。

森田
僕からしたらもう解散する気はなかったので。

光浦
それも青春。

大和
「とにかく小堺さんところに向かおう」って言って。

森田
時間を取ってもらっているから、小堺さんのところに挨拶には行かなきゃいけないんで。それで「ごきげんよう」の楽屋に挨拶に行って説明してね。

大和
「実は今日は解散の報告で伺ったんですが、20分前にウドさんに説得されまして続けることになりました」って言ったら、小堺さん何にも知らないから「じゃあなんで来たの?」って(笑)

光浦
解散のフリも知らなかったんだ(笑)

大和
それで隣にいたディレクターが「面白えな」って。

大竹
俺のところに来たら「意志の弱いやつだな」って思うけどな。

大和
本当に悩んだんですよ。そっから100人くらい謝りの電話をして「すいませんでした。すいませんでした」って言ったら充電が切れてしまって。竹山さんの「旅行くぞ」っていうのを忘れてて。



電話もないから、とにかく竹山さんの家まで行ったんですよね。ドアがガチャって開いた瞬間土下座して「すいません、撤回することになりました」って旅に向かう竹山さんに対して。

そしたらハンドル握りながら竹山さんが「じゃあ帰れよ!お前よ。俺な、中島の墓に連れて行く予定だったんだぞ!」とか行って掴みかかって来て。それで「どうすんだよ、今から旅館取ってるしさ」とか言って。

「ただの旅行になるんですが、行きたいです」って言っちゃったんですよ。それで熱海の旅行に連れて行ってもらって。

光浦
いい先輩方だよ、良かったね。いい先輩に恵まれて。

大竹
で、お前いま借金いくらあるんだ?

大和
人に借りているのと・・。

光浦
業者さんと?

大和
業者さんはもうちょっと借りれない・・破産してしまいまして・・。

光浦
よかったよかった。

大和
よくなかったんですけど、僕が。破産する行為に対しては。

光浦
まあ、そうね・・。

大和
今はなんとか・・でも貸してもらえるんだったら、貸して・・

大竹
誰が貸すんだよ!!!

大和
すいません(笑)

光浦
すごいねえ、キャラクターというか根は変わらないんだね。いや素晴らしい、いいと思います。

森田
この文化放送のスタッフさんにも全部報告していたんで、今日入れていただいた・・。

大竹
だったら出るんじゃねえよ!!

光浦
本当ですよ。

大竹
解散しないんだったら、出るんじゃねえぞ。竹山と同じ心境だ、こっちとしては。

光浦
やべっ私、涙ぐんでたけど・・あっ、これ天才的詐欺だ!!いま感動して泣いてて、ちょっと涙出ちゃってさ。

森田
芸人仲間には「大阪の閉店セール」って呼ばれています。

大竹
俺は今からなんとか解散するように説得するよ。

大和
やめてください(笑)

光浦
詐欺師ってそうだよね!そうだよ!

大竹
20年もやってて売れねえやつが、そう簡単に売れるわけねえだろ!

大和
本当、何より僕は相方に迷惑を掛けちゃっていろいろ。ピンネタを考えさせたりとか。

光浦
私もう話が入ってこないからね!うわーやべえやべえ、泣いちゃった。やばい!本当の詐欺だ。

大和
詐欺じゃないです、もう本当に相方に申しわけないんで。相方のために、相方だけでもいいんで番組のレギュラーとかにできたらいいなと(笑)

森田
「ゴールデンラジオ!」のスタッフさんはしっかりしてて、「解散なくなりました」って言ったら「じゃあその話してください、そのかわり今後出禁です」って言われて(笑)ラストチャンスとしていただいている。

大和
そういうところもネタにしてくれる懐の深いスタッフさんなので。

光浦
みんな騙されちゃダメだぞ!!騙されちゃダメだぞ、1回ホメるからなこいつら!

大竹
お前、女とか整理したかったんじゃねえのか?「これまで付き合ってきたけど解散することになったから全部なしにしよう」とか?

大和
10年付き合った彼女ともモメてまして・・彼女に言われたんですよ。「私たちも解散しよっか?」って言われて。

光浦
しろ!しろ!

大竹
しろよ。

大和
今度また話し合いがありますので。

光浦
だって彼女は正直、付き合う利点は何よ?

大和
えーと、ワクワクするんじゃないですかね?

森田
非日常的ないろんなことがあって(笑)

大和
すいません・・。

大竹
落語家にはならないだろ?落語業界は全部敵でいいんだな?

大和
とんでもないです。落語家さんってすごいなって、僕観たことないけど観に行ったり。

光浦
観たことないのかよ!(笑)アホか!

大和
僕つながりがなかったので、この番組の元プロデューサーさん、坪内さんが落語家に詳しいって聞いたので会ってもらって紹介してもらおうって言って会議があったんですよ。

「どこの師匠につくか?」とか考えてくれるっていって。「『赤めだか』って知ってる?」って言ったときに僕「知らない」って言っちゃったんですよね。

光浦
「赤めだか」知らないじゃちょっと怖いですね。

大竹
何にも知らないじゃねえかよ!お前、落語界ナメてる。

大和
ナメてないです!ナメてないです!

光浦
「着物畳んで3万円もらえるんでしょ?」って言った時点でもう落語界、敵ですよ。絶対入れないって(笑)

大竹
落語界と文化放送、これは敵にしたよな完璧に。

森田
家でそばすする練習やってたって。

光浦
形から入るんじゃない!もう本当に!

大竹
俺はお前の敵になってる。

大和
いやいやいや、お願いします!

光浦
ちょっとちなみに、そばだけ見せてもらえる?自主トレしたそば。

大和
ススッ・・ちょっとまだ師匠についてないので(笑)我流なのでアレですけど・・。

森田
最終的にそれを自慢げに言ってくるんですよ。「俺の本気度を見せてやる」つって「扇子買ったんだぞ!」つって(笑)

大竹
お前バカだな、ただの(笑)

大和
真剣に一生懸命生きているだけなんですよ。

光浦
考えすぎると、1回バカになっちゃうんだね。面白い。

大和
マジメなんですかね?

森田
一番キツかったセリフが「落語家さんになったら、もしかしたら人間国宝になれるかもしれない」って言い出したんですよ。

大竹
どこまでだよ!

大和
熱くなった夜はありましたよね。

光浦
よかったね、ウドさんが言ったことが叶ったね。もう笑える状況ができたね。だってもう「詐欺です」って出れるもん(笑)

大竹
じゃあもうこれから2人でやっていくの?

大和森田
よろしくお願いします。

大竹
奥さんは心配してないの?

森田
奥さんはうちの相方のことを大っ嫌いになった(笑)

大竹
そうだよね?大っ嫌いだよね?奥さんレースクイーンやったりね?

森田
もともと「恋のから騒ぎ」に出てて。

大竹
格闘技のラウンドガールやってる・・ここに写真があるけど。

光浦
けっこうね、セクシー系の衣装着てね。

森田
そうですね、だからありがたいことにニュースに出してもらったんですけど。ちょうど加藤紗里さんのピンポイントのときだったので、そこに乗っかって「森田もGカップ美女と」っていう出され方して、ありがたいです(笑)

光浦
あー面白い。今度やってよ、詐欺ライブ!騙して客がお金を取ったあと・・

大和
毎回でもそんな感じなのをやってるんですけど。

光浦
っていうか、泣かすライブをやって。今まんまと泣きそうになっちゃった。くやしい!!ウドさんから竹山さんのくだりで泣いちゃったよ。悔しいわ。もう帰って下さい。

大竹
なんて無駄な時間なんだ!

(了)

2017/01/22

コラムニスト・深澤真紀が語る「わずか30年前まで日本の国籍法は父親の国籍しか子どもの国籍に影響を与えることができなかった」

今回は2016年9月13日放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」
「大竹紳士交遊録」深澤真紀さんの回を起こしたいと思います。


深澤真紀(以下、深澤)
まさに今日もニュースになっていましたが、蓮舫議員の二重国籍問題。当初は本人は本当にたぶん違うと思っていたので否定していたんですけれども。調べて見ると父親の出身地である台湾・中華民国籍が残っていたことが判明して謝罪しました。

倉田真由美(以下、倉田)
今ごろ判明したんですね。

深澤
まあね、これ難しい問題なんですね。もちろんご本人の当初のメディア対応にも問題があったのは事実なんですが、ただ日本では国会議員や閣僚になるのに日本国籍はもちろん必要なんですけど、多重国籍ではダメだという法律はないんですね。

太田英明アナ(以下、太田)
法的根拠はない。

倉田
じゃあ別に今までも違法ではないっていうことなんですね。

深澤
ただ倫理的な問題はあるかもしれませんが。で、唯一あるのが外交官です。外交官は他国の利益を優先する可能性があるので人事院の規則で多重国籍者は任用されません。日本の法律で多重国籍の人がなれないのは、外交官のみということですね。

日本の国籍法は、一応国籍を選択して下さいという努力義務はあるんですけれど強制はできないということなんですね。というまず大前提があるんですけれども。

じゃあ国籍ってそもそもどういうものか?っていうと、国によって2つの考え方があってですね。1つは私たち日本のように親の国籍で決める、これが「血統主義」って言われているんですね。

それで皆さんもご存知のようにアメリカは産まれた場所で国籍を与える、これを「生地主義」っていうんですけど。だからよく日本人とか最近は中国の方なんかもハワイに行って子どもを産むっていうのが流行ってますよね?

倉田
ああ、聞きますね。お金持ちがね。

深澤
そうするととりあえず子どもが日本の国籍や中国の国籍とアメリカの国籍を持つことができるっていうことで。宇多田ヒカルさんなんかもアメリカで産まれたので当初は2つ国籍を持っていた。

今回のニュースで問題だったのは、二重国籍を批判するっていうこととそれ以外の問題を一緒にして批判していることが多かったんですね。

というのは、例えば何か?っていうと・・「蓮舫さんは途中で日本人になったのに首相を目指すのはおかしい」っていう方が多かったんですよ。

ところがね、蓮舫さんは確かに父親は台湾の人なんですけど母親は日本人。本人は日本生まれ日本育ち、ご本人は台湾語も中国語も話せない。日本語しか話せなかった。

大学時代に北京に留学してるので、それで中国語はできるようになったんですけれども。じゃあどうして蓮舫さんは日本国籍で産まれることができなかったのか?というと・・

当時の日本の国籍法は父親の国籍しか子どもの国籍に影響を与えることができなかったんですね。

倉田
えええーーっ!!

深澤
そう!知らないでしょ?でもね、これね極々わずか30年前です。1985年に国連が「女子差別撤廃条約」に基づいて日本はとにかく女性差別がいっぱいあったので「男女雇用機会均等法」とか一緒に国籍法も変えなさいって言われて。

それで85年にはじめて、父母のいずれかが日本人であれば日本国籍を取得できるようになったんです。

例えばもし、くらたまが当時の人だったが外国の人と結婚していたら、たとえ福岡に住んでいたとしても子どもが産まれたら日本国籍は子どもには与えられなかった。ほんの30年前のことなんですね。

で、この国籍法が改正されたことによって経過措置として20歳未満の子は特別に届出をすれば日本国籍を取得出来るようになったと。なので当時17歳だった蓮舫氏はこの届出によって日本国籍を取得した。帰化ではなく取得したんですね。

倉田
いま私の周りにママ友で国際結婚している人が何人かいますけど。じゃあ当時だったら日本国籍もらえてないんですか?

深澤
そうなんですよ。つまりこの蓮舫さんの問題は二重国籍以外の問題があるとしたら、昔は日本人の親がいて日本で生まれて日本で育って日本語がしゃべれても父親が外国人だったら日本国籍を取れないっていう・・

倉田
逆だったらいいんだ、日本人のお父さんと外国人のお母さんだったら日本国籍が取れてたと?

深澤
ところがさ、日本人のお父さんと外国人のお母さんでも婚姻をしていないことが多いじゃない?

倉田
まあ確かに周りを見回すと日本人のお母さんと外国人のお父さんっていう組み合わせに国際結婚の方が多いです。

深澤
よくこれ一番問題になっているのは沖縄ですね「アメラジアン」って言われていて米兵と日本の方が付き合って子どもが産まれるけど、米兵はアメリカに帰っちゃうから。だけどお母さんは子どもの国籍を取れないんですよ。

そういういろいろな大前提として実はほんの30年前まで日本人はそういう差別をしていた。これ有名なのは王貞治さんで、皆さんなんとなく王貞治さんって台湾?とかって思っていらっしゃると思うんですけど。

王貞治さんは母親が日本人で、やっぱり日本生まれ日本育ちなんですけど。お父さんが中華民国時代の中国人。台湾で産まれたんじゃなくって、中華民国時代の中国本土で産まれた人なんで中華民国籍だったんです。

お母さんしか日本人じゃなかったので。だから高校時代は国体に出られなかったし、今もその国籍を維持している。

倉田
ああ、そうなのー!?

深澤
それはやっぱりご本人にどういう思いがあるか分かりませんが、これが多重国籍が認められたらお持ちになったかもしれません。

で、国民栄誉賞を取るときに実はちょっと問題になるときもあったんですけど「国民が栄誉を与える人」だから「栄誉を受ける国民」という意味ではないので王貞治さんは取った。

太田
じゃあ今も中華民国籍?

深澤
そうですよ。意外とご存知じゃない方が多いんですよ。

太田
じゃあお嬢さんとか・・?

深澤
お嬢さんとかは日本人の方と結婚していらっしゃるので、日本の国籍を持っていらっしゃると思います。もちろんでも選ぶことはできたと思いますけどね。

あともうひとつは、とにかく戦後の日本は台湾・中華民国としか国交がなかった。中華人民共和国とは国交がなかったじゃないですか?72年に「日中国交正常化」によって台湾との国交がなくなったんですよ。

だから台湾の方も中華人民共和国の人間として扱われるようになったので、この中華民国の国籍を持っていることがそもそも日本の法律ではどういう扱いなのか?っていうのも実はすごいグレーゾーンっていう・・

非常に日本の差別だったり、戦後の混乱だったりというものの被害者のひとつでもあるってことなんですね。

更にもうひとつの蓮舫さんを否定する人の中に「なぜ『蓮舫』という中国風の名前を残すのか?」と。彼女は日本人と結婚して戸籍名は「村田蓮舫」なのにSNSでは父親の苗字である「@renho_sha」を使っている。


「おかしい!日本人の自覚が足りない!」とか言う人がいるんだけど。保守の議員で夫婦別姓に反対している人たちであっても、戸籍名を使ってない人がたくさんいるわけですよ。

もともとの名前を使ったり、芸名のままは男性でも女性でもいて。これは名前は議員にとって重要なものなのでね。蓮舫さんは『蓮舫』って名前で私たちは知っていたわけだから。

それが中国語風なのか、日本風なのかとかいうことはどちらでもよくて。もちろん「そのまんま東」さんにね、さすがに「そのまんま東」で知事になるのはどうかな?って(笑)

でも横山ノックさんは「横山ノック」のまま知事になってますからね。だから名前っていうのはあくまで政治家の自分の判断なので、っていうこの2つが蓮舫さんはちょっとむやみに否定され続けていると思うんですね。

あと私たちってもうひとつ問題があって、すごく日本人を自分の都合のいいように考える傾向がある。これどういうことか?っていうと最近ミスコンの日本代表で父親か母親が外国人の方が選ばれるケースがいくつかありましたよね?

倉田
ああ、ありましたね。

深澤
そうするとルックスが私たちの思う日本人風ではないので、そうすると「日本代表とはいえない」とかいう人たちが出てくるわけ。なんかやっぱり日本女性にはこうあってほしい!みたいな、ちょっと色が黒いのはどうなのか?とかね。

「日本人じゃん」っていう話なんですけど。ミスコンでは文句を言うくせに。今回のリオ五輪、父親か母親が外国人の日本人選手めちゃくちゃ活躍しましたよね?

倉田
活躍しましたねー。

深澤
そのときに日本人は何を言うか?私もうこれ大っ嫌いな言葉なんですけど・・「あいつは日本人以上に日本人だ」とか言うでしょ!?ものすごい失礼な話でしょ!!

その人のお父さんやお母さんにアフリカだったりアメリカだったり他のアジアのアイデンティティがある人たちに褒めてやってるつもりなんですよ!「あいつは日本人以上に日本人だなあ、○○選手」とかって言って。

だけどミスコンの代表の人は嫌なの、なんか他の国の血が入っていたら嫌なの。もう非常におかしいし・・

太田
まあ、ご都合主義(笑)

深澤
ご都合主義なんですよ。お相撲の世界とかでも親方は日本の国籍がなくちゃいけないから、白鵬関はモンゴル籍にものすごく愛情がある。あれだけの横綱なんだけどやはり日本の国籍がないと年寄名跡を取ることが今のところできないとかね。

もっと日本人が図々しいなって思うのは、ノーベル賞を日本の方がたくさん取っていらっしゃるんですけど。南部陽一郎さんと中村修二さん、この方はですねもうアメリカ国籍をお持ちなんですね。

なんだけど「日本人が3人取った!」とか日本人が何人取ったとか言って、じゃああなたたちがそんなに言うのなら、あの人たちは日系アメリカ人であると。

日系アメリカ人なんだけど「日本人が3人取りました」今までで十何人日本人は取ってますって、そのうち2人は日系アメリカ人だからっていう、もう本当にご都合主義で。

私たちの都合のいい日本人を期待しているわけですよね。だから蓮舫さんだって「蓮子」とかって名前にしたら「日本の心が分かってる」「日本人の心を・・」村田蓮子とかだったら私たちは喜ぶわけですよ。

おかしな話で、グローバルとか言っているんだから。で岡田(克也)さんがすごくいいことを言ってね「台湾にルーツがあって女性が代表戦に出ることは、民進党の多様性を表すことなのだ」っておっしゃったんです。

蓮舫さんに「つまらない男」と言われながらも、岡田さんはいいことを言って全然つまらなくない。いいこと言ったなと思ったんですけれども。

今回このことがあったので日本維新の会とかがですね、「多重国籍者は国会議員にするなという法律を出す」とかって言って、超イキイキしているんですけど。

そもそも世界の流れは多重国籍を認める流れです。アメリカ・ロシア・イギリス・フランス・イタリア・カナダ。いわゆる「G8」の国ってほとんど多重国籍を認めているんですね。

更に国籍条約っていう条約は、国際結婚で産まれた子どもは二重国籍を認めなければいけないって逆に言っているの。つまりはお父さんのルーツとお母さんのルーツのどっちかを選べというのはおかしいじゃないですか?

っていうようなことに世界は変わってきているんだけれども。なんか私たちはいきいきとですね・・やっぱり蓮舫さんが気に入らなかった人たちも多いというのはあると思うんですよね。

ただ今までは台湾は親日国だからっていって、ちょっと見逃していたのをちょっとイキイキして国籍によって叩き始めてきたんですけれども。結局ノーベル賞のときはアメリカ人でも日本人っていうとかね(笑)

オリンピックに出てくれたら「日本人より日本人らしい」って言うとか。そういうふうに恣意的にするのであれば、日本にルーツを持つ人たちは日本人なんだっていうふうにきちんと多重国籍を認める流れにしていく方がいいと思うんですよ。

倉田
まあ本人の自由意思で決めればいい話ですよね。

深澤
やっぱり多くの人はどっちか選ぶのはものすごい苦しいの。お父さんを否定することになるとか、お母さんを否定することに・・・だから「離婚するときにどっちについていく?」みたいなことじゃないですか?」

なので少なくとも両親の国籍をどちらかに選ばせるっていうのは、世界の流れの中ではかなり逆行しているということですね。

太田
これでも整理していかなきゃいけない問題ではありますよね。例えば国のトップが二重国籍だったときにその国と揉めたときに「おいっ!」っていうふうに避難する向きもあるでしょうし。

倉田
あとやっぱり自国の利益だけを本当に考えてくれるのか?っていう懐疑的な見方をする人たちの気持ちも分からなくはないですから。

深澤
でもあえて二重国籍を持っている人がわざわざそんなことをしたら、よっぽど叩かれるわけですよ。本当によその国に利益を持つようなスパイ的なマインドの人は関係がないようにするのがだいたいスパイの人たちなので。

どちらかというと、だからこそきちんと付き合おうというふうになりがち・・まあアメリカなんかはまたちょっと閉鎖的になっているので多重国籍者を大統領にするなとか、オバマなんかはいろんなカルチャーがあったのでそれで叩かれたりしたのもあるんですけど。

ただ世界の流れとしては少なくとも父と母の国籍を両方持ち続けることを否定するのはやめよう!というふうにはなっています。

(了)

2017/01/16

大森靖子が語る「このハロプロがすごい’16」

今回は2016年3月22日放送「荻上チキ Session-22」
ミッドナイトセッション・大森靖子さんの回
起こしたいと思います。



南部
今夜のゲストはシンガーソングライターの大森靖子さんです、よろしくお願いします。

大森
よろしくお願いします。

荻上
よろしくお願いします。というわけでですね、先月大森靖子さんにお越しいただいてそのときニューシングルの話をうかがったんですけれども。

(前回分)
大森靖子が語る「自分もファンのファンみたいな気持ちなので『あの人に会いたいなー』みたいな」


そのときにですね、大森さんがハロプロが好きだと。ハロープロジェクト(Hello! Project)が好きだというのは以前から知っていたんですけれども。

是非ともラジオで曲と共にプレゼンをしてくれないか?という話をしたら「喜んで!」という反応だったので。

大森
緊張してます。

荻上
普段自分の話をするより緊張される?

大森
はい、自分の話はいいんですけど。

荻上
やっぱり公共の電波で愛の告白するもんですからね。

大森
そうですね、魅力をちゃんと伝えていかないと!という。

荻上
というわけで、アイドル好きでその中でもハロープロジェクトが大好きなハロヲタとして知られる大森さんに今おすすめのハロプロのアイドルを紹介していただきたいと思います。

まず「ハロプロって何?」という方も中にはいらっしゃると思いますので南部さん簡単な説明をお願いします。

南部
ハロプロ(ハロープロジェクト)は主にシャ乱Qつんく♂さんが総合プロデュースを務めてきた女性アイドルたちの総称でテレビ番組「ASAYAN」のオーディションで選ばれた平家みちよさんとモーニング娘。のファンクラブとして1998年に発足したのははじまりです。

モーニング娘。を筆頭に松浦亜弥、Berryz工房、カントリー娘。など90年代末から2000年代前半の日本の音楽シーンをけん引。

その後、AKB48やももいろクローバーをはじめとするアイドル戦国時代をつくるきっかけとなり、現在も新陳代謝をしながら新たなファンを獲得し続けている。

荻上
ももクロは今は「Z」、それから48グループもいろいろと出て来ていますけれども。そうした中でハロープロジェクト(ハロプロ)どうですか?発足18年目の勢いというのは?

大森
やはり歴史のあるグループなので、このグループの先輩に憧れているこの子がまた育っていって、その子を見たまたこの子が育っていってとか。そういう面白さもありますし。

やっぱり楽曲がもう本当にたくさんあるので、今までの楽曲がね。モーニング娘。だけでも何百曲とあるので、その中からその子のイメージに合った曲をまたコンサートで歌ってもらえたりとか。

今度はこの年齢になったからこの曲歌えるかな?とかそういう楽しみ方もありますし。

荻上
ある意味、継承していく受け継いでいくっていう面と・・

大森
野球みたいな感じですかね?

荻上
背番号を・・みたいな。

大森
それを見ている感覚と一緒ですね、たぶん。

荻上
今回いろいろと選曲もハロープロジェクトの中でしていただきますけれども、今でも新しいユニットが出て来ているということなんですか?

大森
去年からBerryz工房が活動停止したこととか、けっこうたくさん卒業されて。そこから新人の新しいグループがどんどんどんどん結成されていったんですね。

そこと、つんく♂さんがちょうどガンの手術をされてことでちょっとお休みしていて。プロデューサーからは退かれたというのがありまして。

新しい作家さんもいっぱい入ってまして、その新陳代謝が良い現象をまた起こしている。最近の面白さがあります。

荻上
今、つんく♂さんはどういった立場でハロプロに関わっているんですか?

大森
主にモーニング娘。の作詞作曲に関わったりとか。あともうほぼ外部の仕事なんかもされてますね。

荻上
プロデューサーという立場は変化したんですね。でも、モー娘。などの部分的に関わりながら、でもつんく♂さんの魂は受け継がれていくという格好になるんですね。

大森
そのまた新しい作家さんがつんく♂さんの良いところ、キャッチーなフレーズだとかあとはダンスミュージックのノリを出すとか。そういうのを活かしながら作曲をしていたりだとか、そういうことがけっこうおもしろいですね。

荻上
モーニング娘。の中でも同じ楽曲を代を越えて歌い続けているんで、例えばモーニング娘。’14とかになると、ちょっとダンサブルなアレンジが変わったりとか。アレンジが代によって変わっていくのも見どころだったりしますね。

大森
はい、ダンスとか変わったりして。

荻上
他にもアイドルはいろいろいると思うんですけど、ハロプロの魅力って大森さんにとってはなんですか?

大森
なんですかねえ・・?やっぱりそのキャッチーさだと思いますね。つんく♂さんがずっとおっしゃっていたのは「ちょっとダサいのが一番カッコいいんだ!」っていうのをずっとおっしゃっていて。

やっぱりステージの衣装って、ちょっとキラキラしているので街で見かけたらちょっと「ウッ!」って思うような衣装も多かったりとか。あとダンスもちょっと変な振り付けが入っていたりとか。

荻上
そうですね、なんか「抜け感」というか・・

大森
「抜け感」ありますよね?で、みんなの知っている曲だったら「Yeah!めっちゃホリデイ」とか「セクシービーム」とかちょっと「ん!?」って思うような単語をすっごいキラキラした顔でやってくれるところ、そこですね!そこがもう格好良い!やりきっている!

荻上
ネタを本気でしっかりとやることによって、それにメロメロになってしまうという。

大森
あとステージもちゃんとしていますし、やっぱり。

荻上
MCにも物語がありますよね?

大森
ありますね。

荻上
昔、モーニング娘。の警備員をしたことがあるんですけど。バイトでね(笑)

南部
コンサートの?

荻上
1度だけモー娘。を守ったことがあります。そのときもライブを見たし、それから’14のころもライブを見させてもらったりして。

やっぱりMCでちゃんとファンの方をすごく大事にされますよね?ハロプロの方々は。で、妹分となるユニットをモー娘。のライブで次々と紹介して。

大森
オープニングアクトで。

荻上
そういう何か連帯感っていうのがいいですよね。とりあえず今日はおすすめのハロプロアイドルをいくつか紹介をしていただこうということで。まず大森さん、最初に紹介していただけるユニットはどなたですか?

大森
「こぶしファクトリー」というユニットです。もうユニット名からけっこうキャッチーということで。

「こぶし」は辛夷(こぶし)という花と「握りこぶし」の意味もあると思うんですけれども。Berryz工房さんが活動停止を発表されたあとに、そのスピリットを引き継いでいこうということで

研修生とTNXってつんく♂さんのところでちょっと見ていたアイドルから結成されたアイドルグループで。ユニットの名の通りちょっとこぶしを効かせる歌い方だとか。

荻上
ちょっと和な感じを強調していますよね。これはあの・・Berryz工房のもともとの特長というものはどういった特長だったんですか?

大森
そうですね、Berryz工房さんは結成されたときが小学生のころだったので大きくなってからすごく個性ももともと豊かだったんですけど。身長もバラバラだしキャラクターもバラバラだし。

「なんでこの子たちが一緒にいるの!?」っていう、それが楽しくてしょうがないグループだったんですね。それでネタも本気でやるっていうのが、一番強い特性だったグループだったように思うし。

でも歌唱力もすごくあったしっていう、そういうグループで。それを「またイチからやるのかな?」と思ったんですよ。イチからバラバラになっていくのかな?と思ったんですけど。

そのBerryz工房のたどり着いたところからやっているんだと思いますね、こぶしファクトリーは。

荻上
その場所で培った魂みたいものを受け継いでいると。

大森
だから「あの子のキャラはこの子かな?」とか、そういうのも見えてきたりとか。

南部
そこもちゃんと。

荻上
でも惜しまれつつの活動停止っていうことにBerryz工房はなると思うんですけど。この「こぶしファクトリー」は今聞いていただいたようにこぶしを効かせる歌い方。曲調としてはどうですか?

大森
曲調は、「元気」と「強め」ですかね?あとヒャダインさんも今回も参加されていて、シングルで。

で、ヒャダインさんがやっぱりハロプロの形式みたいなものを守って『チョット愚直に!猪突猛進』という曲で。「♪チョット!チョット!チョット!チョット!猪突猛進!!!!」っていうその「チョッ」っていう。



たぶんその「チョッ!」とか「カッ!」でリズムをとることが多いんですけどハロプロが。そういうのとを踏んでいろいろ考えて考えて作っているんだと思います。その曲も相当良いですし。

あとシャ乱Qさんのカバーなんかもされていたりとかして。(「ラーメン大好き小泉さんの歌」)



荻上
その「おっとっと」とか小さい「っ」を大事にしてリズムをとりながら、歌舞伎の見得を切るときの移動みたいな格好で客席に対して煽るみたいなそういった曲調は確かに多いですよね。

では、その「こぶしファクトリー」の曲を聞いていただきましょうか?では、曲紹介も。

大森
これはKANさんのカバーになるんですけれども。KANさんが桜の曲ってこの季節たくさんあると思うんですけど。桜の木の気持ちになって書いたという斬新な視点の曲で。80年代ディスコ調のアレンジ。

これ新しい桜の曲だと思うので聞いて下さい。こぶしファクトリーで「桜ナイトフィーバー」



荻上
うん、キラキラしていますね。これでヲタ芸すると気持ちよさそうですね。

南部
これ、ライブはすごい盛り上がるでしょう?

大森
盛り上がりますね。

荻上
ちなみに「こぶしファクトリー」の中で推している方というのはいらっしゃるんですか?

大森
広瀬彩海(あやか)ちゃんっていうリーダーの方で。もう頭が良いんですよね。すぐコメントを言えるっていう。「こぶしファクトリー」っていう名前を聞いただけでそれは「握り拳のように強い心を持って・・」みたいなコメントをすぐに言えたんですよ!


いやー、この子はすごい!と思って・・私できないですからね、なんか難しいですよね(笑)

荻上
瞬発力っていうのはアイドルに求められてきますからね。やはりファン対応で握手会とかいろいろな場面で瞬発力命ですから。

最初に「こぶしファクトリー」を紹介いただきましたけれども、続いて紹介していただけるアイドルユニットはどなたでしょうか?

大森
「カントリーガールズ」っていう・・まあ昔から「カントリー娘。」っていう里田まいさんが。その里田まいさんがスーパーバイザーというのに就任されまして。何をやっていらっしゃっているのかはちょっと分からないですけど(笑)

それが「カントリーガールズ」っていう新しいユニットを作りまして。新しいっていうか継続かな?Berryz工房にいらっしゃった嗣永桃子さんが。

南部
ももちさんですね。

大森
ももちさんがプレイングマネージャーっていうんですかね?

南部
これはどういう役割なんだろうか?

大森
だから育てていきながら、監督をしながらプレイもするんですね、踊る。それですごいですよ!嗣永さん以外の6人若い子がいるんですけど、全然浮いてないというか全然年を感じさせない動きを嗣永さんがしてて。

嗣永さんがアドバイスをしているので、ももちの世界観ですよね「かわいい」「女の子らしい」。

荻上
はーなるほど。じゃあももちさんリーダー的な仕方でちょっと引っ張っていきながらっていう格好になるんですね。

大森
ちょっと位置も後ろにいて背後から見守るみたいな位置ですね。すごく格好良いですよ。

荻上
カントリー娘。はもともとちょっとその田舎っぽさというか、そうした感じを出そうとしていたユニットですよね?

大森
そうですね。北海道出身のメンバーもいますし。

荻上
一方でそのももちさんのキャラクターの個性がそこに加わってミックスされたような?

大森
そんな感じだと思いますね。で、去年すごく期待されながら急に辞めてしまった子がいるんですけど、そして新しいメンバーが2人。

こんな子が研修生から!この2人をカントリーガールズに入れて下さるんですか!みたいなすごい期待の2人。梁川奈々美という子と船木結ちゃんという子が入りましてですね。かわいいの強度が今MAXになっております。

荻上
わお!新鮮なとれたてということになるというわけですね。

大森
やっぱりね、このグループがいかにして面白くなっていくか、ももちをいかにイジれるか?っていう。行けないじゃないですか?やっぱり大先輩に。そこにどうやって行っていけるか?というところを、ガンガンいける後輩が入ってきているので。頼もしい感じになっております。

荻上
確かに鍛えられますよね。ももちさんだってこういった「ひな壇トーク」とかでもどんどん前に出ていく方じゃないですか?アイドルにやっぱりトーク力問われますもんね。

大森
トーク力もありますし、やっぱりアイドルとしての世界観の出し方がダンスにしても歌にしてもピカイチなんですね。なんでそこのところも。

で、ダンスがすごい上手い子も入っているんですよ。稲葉愛香ちゃん(現在は卒業)っていうとってもダンスが上手なんですけど。

荻上
その中でも推しの方はどなたですか?

大森
もうその稲葉愛香ちゃんが大好きで、その後輩が2人入ったことによってこの子の「あざとい」というキャラクターが盗られそうになったところで「ブラックまなかん」という新しいキャラクターを身に付けまして。

肌が真っ白でぷにぷになのに、ちょっとヤサグレたことを言うっていうキャラクターで(笑)

南部
それはちょっとたまらない!

大森
たまらんですよね!

荻上
やっぱりキャラクターがグループの中でどう変わっていくのか?っていうのも・・

大森
変わっていくんですね、化学反応を起こして。

荻上
見どころですよね。道重さんもそうやってキャラクターを獲得していってからのブレイクというのがすごかったですからね。では、曲紹介をお願いしていいですか?

大森
はい、カントリーガールズで「恋はマグネット」



南部
めちゃくちゃ良い曲ですね、カントリーガールズで「恋はマグネット」。80年代のアイドルソングだなーって思う、アルバムの中に入ってるめちゃくちゃ良い曲みたいな。

荻上
ひとりずつがスッと集団の中から出てきてマイクをとって歌っていく見たいな姿が浮かびますわね。

南部
こういうイメージなんですか?

大森
他の曲も、かわいいかわいいですけど。基本80年代を踏襲していると思います。

荻上
そのあたりの継承感・踏襲感っていうものを楽しんでいくというのも聞き応えのあるポイントになるわけですね?

では、続いてのアイドルはどちらでしょうか?

大森
「モーニング娘。’16」(当時)ですね。

荻上
これ年代が変わっていくんですよね。

大森
はい「’14」から付くようになっていきましたね。

荻上
こういうふうに年代が付くようになったのは、どうしてなんですか?

大森
つんく♂さんが言い出しただけですけど(笑)

もうなんか付けたくなりますよね?やっぱり、私も「大森靖子’14」「大森靖子’16」ってサインに書いちゃうようになりましたもん(笑)

でもこれはつんく♂さんが「道重さんがいたのが’14」でみたいなのが分かりやすくなるようにって言って付けて下さったのですね。

荻上
今の「モーニング娘。’16」の特長というのはいかがですか?

大森
特長は、「’14」はやっぱり道重さんがとりまとめていたっていう。「’15」はそのあとに鞘師さんがダンスでエースを張って卒業までされてダンスを作ってきたと。

で、「’16」はもうこれからどうなっていくかな?っていう楽しみなところですね、ちょうど。

荻上
ここからどう育っていくのか?という、今から注目しても遅くないという格好なんですね。注目している方とか注目している動きというのはありますか?

大森
佐藤さん、小田(さくら)さんあたりですね。佐藤優樹(まさき)ちゃんがやっぱり今までのハロープロジェクトになかった行動をしているんですよ。



それが、すっごい天然な子なんですよ。まずドラムと英語と乗馬が特技。ブログとかの発言とかでもちょっと天然っぽくて面白いっていうのもあるんですけど。

今までのなかった一番すごいところっていうのが、自分で家とかで曲を作ったりしちゃってるっていう。音楽のソフトを使って練習のときにリズムとかを強く出したりとかして。

ダンスのときとかってそういうリズムの方がいっぱい聞きたかったり、クリック聞きたかったりするじゃないですか?そういうのを大きめに出したデータを作って後輩にあげたりとか。そういうことをしているメンバーで。

荻上
じゃあけっこう積極的に、創作そのものにコミットするというか・・?

大森
その流れが新しいなと思って、それを誰に言われるわけでもなく自分でやり始めたんですね。それでこの子は田中れいなちゃんがすごい好きだったので、その子に憧れていたんですけれども。

卒業されてから「私はちゃんとしないと!」っていうことで、いろいろ何をやろう?何をやろう?っていうので、それで後輩も入ってきてそういう活動をしていき始めて。その流れが今までに無かったなっていう。

何かソフトを使ってだとか・・みんなオリジナルな練習法はいろいろやっていると思いますけれど。そんなことをしていた人はいなかったので、これは面白いことになるぞ!っていうのは佐藤さんにはすごい希望を持っています。

荻上
「モーニング娘。」の中でどう輝くか?だけじゃなくて、「モーニング娘。」にどう貢献できるのか?っていうね。じゃあその中からまた1曲選曲していただきました。お願いします。

大森
モーニング娘。で、この曲は「’15」のときに発売されています。「冷たい風と片想い」



荻上
ユニゾン感がやっぱりモーニング娘。ならではの感じというのが出ていますね。さて、ハロプロのユニットを3つ紹介していただきましたけれども。改めてどうでした?ハロプロらしさとかハロプロの愛の根源はここにあるというのは?

大森
大丈夫かな?語られたか大丈夫かな?という感じです。

荻上
いかがですか?どこにあるとお感じになりますか?

大森
どこだろう?・・「個性」ですね。個性を大事にしてくれるところですね。それでメンバーを見て歌詞を買いたりだとかしてくれるので。

荻上
じゃあこれからも追い続けていきつつ、大森さんの曲の中でもまた愛が語られることが出てくるかもしれませんね。

大森
勝手に書くので、曲を書いても使用料とか取られないので「曲を書く自由」っていう(笑)

荻上
恋文をしたためるようなね。


(了)


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