2015/09/29

ピーター・バラカンと伊集院光が語る「ラジオはクセがあっていいじゃないですか」

今回は2015年8月21日放送
「伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう」
を起こしたいと思います。



伊集院光(以下、伊集院)
本日のゲストはピーター・バラカンさん、よろしくお願いたします。

ピーター・バラカン(以下、バラカン)
よろしくお願いします。

伊集院
あのー、FM局の偉い人の・・なんていうんですか、役職?

バラカン
一応、執行役員っていう・・名ばかりですよね。

伊集院
でもそういう局の方針とか、この局はこうやって行きましょうみたいな意見を言えるところをもともと喋り手のバラカンさんがやるって聞いて「すげーなちょっと憧れちゃうな」と思って。

バラカン
僕もすごく期待してましたね。なんか本当に素晴らしいことができるんじゃないかな?と思って。まあリスナーはすごく喜んでくれたんですよ、僕が考えた編成ね。ただねそれが利益を生むのにはね、やっぱり時間がかかるもんでそこまで支えてもらえなかっていうところですよね。

伊集院
難しいですよね。局はこの不況の中、少しでも儲かるやつ。しかも明日儲かるやつってなるじゃないですか?で、喋り手は喋り手で・・そらね、僕らだって給料をもらうわけだから儲からなくていいとは思わないけど、この部分に関してはお金に換えちゃダメなんですっていうところがちょっとあるじゃないですか?

バラカン
そうなんですよ。それがなかなか・・まあ僕も甘かったっていう部分はきっとあったと思うんです。

伊集院
バラカンさんがそこ自由ならこういうラジオ局をやりたい、ラジオこうあるべきってありますか?具体的な。

バラカン
まあ僕の場合は音楽ですからね、だから喋り手のひとりひとりが自分が本当に良いと思っている曲を選んで自分の言葉で自由に紹介する。そういうラジオをやりたいんです。これはでも世界どこ行っても今はないんですよ、そういうラジオ。

伊集院
あっ、世界中にない。

バラカン
個別の番組で多少はありますけど、局全体がそういうポリシーでやっているところは70年代半ばぐらいでもう終わっちゃってるかもしれませんね。

伊集院
僕思うんですけど、ラジオっていま数字1%だったら「すごいな」とか2%なんか「夢のようだ」っていう要はクラスの1人いればいいんです。そいつの選曲が好きだっていうやつが。

テレビだともっとマスなものだから「20%欲しい、30%欲しい」ってなってくとそれは嫌いな人は1人もいないような曲だったりとか、なんとなく聞き流せる曲がいいじゃないって分かるんですけど。

ラジオはクセがあっていいじゃないですか。あの「俺だけかもしんないけどピーターが好きなんだよ」っていうやつがいたら、「あいつがかける曲だったら聴いてみようか」っていうの、まあ時間かかりますよ。

同級生とわかり合うのに1年、2年かかるんだから。でも僕思うんです。そことんがってないとラジオである意味があんまりない気がするんですよね。

バラカン
僕も本当にそう思いますよ。そもそもラジオ離れが徳にFMに関しては凄く進んでるからね。その離れてしまった人たちをどうやって取り返すか?これがまずね難しいですよね。

どんなに内容に良い番組をやっても、分かってる人は聴いてくれるけれども。分かってない人は聞いてもらえない。どうやってメッセージを届けるか?ってそういうこともやらなきゃいけないんだから広報活動も大変だし。

伊集院
僕、だけど・・むしろチャンスだと思ってるのは、いま世の中にいっぱい音楽が溢れててインターネットでもいっぱいアクセスできて自分が好きなジャンルで自分が知っているものにたどり着くの早いじゃないですか?

すごい早いけど、知らなかったものを聴くっていうことって、あんまりないんです。そうすると、だいたいの好みが俺と合っているピーター・バラカンのラジオで俺の知らない曲がかかったってことはとても楽しみなことで、

僕この「TSUTAYAに行ってこれ借りよう」っていうラジオ番組を映画好きな人にも聴いて欲しいけど、全然興味ない人にも聴いて欲しいんですね。

他人のチョイスの映画を見るっていう幸せが絶対あるはずだって僕思うんです。自分が知っているものの中からこれだけレンタルDVD屋さんがあれば、知っているものだけ刈り続けることもできるけど。

「俺その映画1回も聞いたことないけど、なんかあの番組は言ってる映画ちゃんと見てから聞いた方が面白いんだろ?」っていうだけで付き合ってもらったらまあ面白いってことはあるはずで。

ここからプレッシャーかけますけど、ピーター・バラカンさんの責任においてね(笑)あの人が薦めたっていうだけで観た映画が面白いってすごいことじゃないですか!

バラカン
これはもう何よりも嬉しいですね。

伊集院
その出会いはやっぱりラジオで。

バラカン
それはもうラジオの醍醐味なんですよね。

伊集院
だから俺らチャンスのはずですよね、そう考えたら。

(了)

2015/09/25

ダイノジ・大谷ノブ彦が語る「あのトッド・ラングレンがきゃりーぱみゅぱみゅさんに今ハマってるらしくてですね」

今回は2015年7月27日放送「大谷ノブ彦 キキマス!」
「3時台大谷ノブ彦みかん汁のこだわり」を起こしたいと思います。


大谷ノブ彦(以下、大谷)
さあ「大谷レコメンドミュージック」でございます。毎日1曲グッドソングを僕が選んでお送りしますけど、今日は本当にオススメ!トッド・ラングレンっていうアーティスト皆さまご存じでございましょうか?

今日かける曲は1972年、私が生まれた年の・・だからずいぶんキャリアの長い方でございますね。私はトッド・ラングレンというアーティストをはじめて知ったのは日本のバンドでレピッシュ(LA-PPISCH)という大好きなロックバンド、あとは高野寛さんこの方のプロデュースをやってたんですね。

でこのトッド・ラングレンさんっていうのがポップの魔術師、ポップロックの「ポップスとは何か?」っていうことを極めた人だっていうことでまあすごく顔のすごく長い人ですし特徴ありますから。

調べてみるとですね、イギリスのビートルズの再来と言われたXTCというロックバンド、これ「ひねくれポップス」と言われているバンドですけれども。このXTCのアルバムもプロデュースしていて。いろんなプロデュース業もやっている。

そしてお金が貯まったらトッド・ラングレンを買っては家で聴いて「うわー、すごいなこんなポップの魔術師がいるんだ」っていうことで高校時代・大学生のとき大好きだったんですけど。

このトッド・ラングレンさんがですね、フジロック2015出演したんですけど。今までのはキーボードでの弾き語りとかロックバンドを従えてやっていてあのトッド・ラングレンがですね。きゃりーぱみゅぱみゅさんに今ハマってるらしくてですね(笑)

コスプレをした女性2人を従えてタンクトップで出て来て衝撃を与えたっていうニュースがですね、twitter上で大問題に今なっているんです。

「フジロック’15に出演したトッド・ラングレンが最低に最高?だった件」というのでまとめサイトもできてましてですね。リアルタイムで開始早々黒人のDJが1人で出て来てステージで熱唱をはじめた。


これは苗場のホワイトステージですよ、フジロックフェスティバルの。1人黒人のR&Bシンガーが歌い出す、そこにですねもうバンドじゃないです。DJのセットだけ!そこにトッド・ラングレンが2人のダンサー、、コスプレしている髪の毛紫のダンサーを従えて出て来てですね。

もうtwitterでは「絶対に笑ってはいけないトッド・ラングレンはじまりました」とかですね(笑)「トッド・ラングレンどうなってしまったの?」とか、「始まったけど本当にトッド・ラングレンのステージかどうかタイムテーブルを確かめている人が続出してる」とかですね(笑)



「トッド・ラングレンどこへ行くんだ」とか、この後出て来た椎名林檎さんのこの日の唯一のMCが「トッド・ラングレンご覧になりました?」っていうので大爆笑!

本当に振り付けで踊ってものすごいおじさんなんでお腹も出ているのにこんなことをやっているっていう。だから人っていうのはね、いろいろ経てこういう表現方法に行き着くんだなっていうことで今日はあえて今やっている曲知らないですよ。有名な曲一切やらなかったらしいので(笑)

僕が・・僕はたぶん今のを見ても好きだと思うんですけど(笑)たぶんフジロック行かれた方で失望の果ての人もいると思うんでその方のためにね、たぶんこの曲聴きたかったんだろうなっていう意味で1972年の曲を紹介しようと思います。

この人が今きゃりーぱみゅぱみゅさんみたいなステージやって踊ってる志茂田景樹さんみたいな格好で踊っていることを想像して聴いて下さい。トッド・ラングレンで1972年のリリースでございます。大好きな曲「I Saw the Light」




大谷
いやーもうtwitterのリアクションがすごくてね「アンコールをしなくても再登場してくれるトッド・ラングレンが面白すぎる」とかですね。「トッド・ラングレン、なんか見てはいけないものを見てしまったような・・」とか「これはこれで楽しい」とかあと「プチョヘンザじゃねえよ!」って(笑)

言ってたんだろね「Put your hands up!」って今の曲をやっていた人がですよ。苗場の自然の中で今の曲聴きたいでしょ?そう思ったオールドファンたちの失望分かります、衣里ちゃん?

東島衣里アナ
今ので報われたでしょうか?(笑)

(了)

2015/09/21

ダチョウ倶楽部・寺門ジモンが語る「途中で気付いたんですよ、もう俺は焼肉の天竺に着いていた」

今回は2015年7月27日放送「大谷ノブ彦 キキマス!」
「2時台寺門ジモンさんが語る肉のこだわり」を起こしたいと思います。


前回の
ダチョウ倶楽部・寺門ジモンが語る「ずーっと食べ歩きをやってこのウザい男は完成しました」
からの続きになります。

東島衣里アナ(以下、東島)
今日はゲストに芸能界で1番お肉を愛する男ということで寺門ジモンさんをお招きしています。

寺門ジモン(以下、ジモン)
ロースは一日にしてならず。ローマだった、ローマだった。間違えた!いやーいろいろと楽しみですよね、本当に今日は。さっきの話で豚肉出たじゃない?お肉食べるときに夏バテのことで関係すると、自分の身体より大きいか大きくないかを大事にするといいんですよ。

大谷ノブ彦(以下、大谷)
自分の身体より大きいか?

ジモン
牛は自分の身体より大きいじゃないですか?で、しんどいんです食べると、やっぱり。で、豚もちょっと小っちゃいじゃないですか?鶏は小っちゃいじゃないですか?だからいくら食べても楽だっていうのがあるから。

そういう大きさもあるんですよっていう話もちょっと。だから逆に大きいのはよく噛めってよく言う。豚は特に消化が良くて皮膚が人間に近いから本当に楽です。

大谷
それは自分に似ているっていうか・・

ジモン
なんかいろんな意味があって、でもやっぱり大きさって関係あるもしれないなっていう話。しんどいっていう意味ではね。魚の小魚とかもそうでしょ?

大谷
牛・豚・鶏、その他のお肉でいうとどれが1番好きなんですか?

ジモン
羊も好きです、俺は。最後は羊になっちゃうの、知ってます?肉好きは。鶏から入って、豚から入ってって牛行って、「やっぱり羊かな?」になっちゃうんだよね。これまた不思議な世界。世界だよ!これ地球ラインでは。

大谷
鶏から入って最後は羊!

ジモン
羊になっちゃうんだね、肉のなんか臭いがあってちょっと「肉は臭くないと」みたいな感じになっていったりするところがあるの。牛は最後の方なの。

大谷
唐揚げとかも食べるんですか?

ジモン
唐揚げ大好きよ!・・唐揚げ好きよ!唐揚げはもう俺の本当におやつっていうか毎日食べても良いよ!吸収の唐揚げとか美味しいね。

大谷
僕、大分県出身なんです。

ジモン
大分行ったよ!唐揚げは車で回りながら食べたことあるよ、マジで。路上でからあげ売ってる店がけっこう多いので。

大谷
唐揚げ屋さん多いんですよ。

ジモン
多いよね?あれビックリした、俺。

大谷
唐揚げ屋さん、専門店があるので・・さあ今日はいろんなお肉の話を聞いていきたいですけど、やっぱりこれ行きましょう衣里ちゃん!焼肉の話を聞きたいんですよ。

ジモン
出た!出たねー。

2015/09/15

ダチョウ倶楽部・寺門ジモンが語る「ずーっと食べ歩きをやってこのウザい男は完成しました」

今回は、2015年7月27日放送「大谷ノブ彦 キキマス!」
1時台「寺門ジモンさんが語る肉のこだわり」を起こしたいと思います。


大谷ノブ彦(ダイノジ・以下、大谷)
スペシャルゲストこの方でございます。芸能界で最も肉を愛する男、肉の神様・寺門ジモンさんでございます。

寺門ジモン(ダチョウ倶楽部・以下、ジモン)
人間に大切なのは、「衣・食・牛ーーー!モオーウ」っていうね、寺門ジモンでございます。

大谷
そんな挨拶ありましたっけ?

ジモン
なんでもいいんですよ、俺挨拶は。

大谷
今思いついたから言ってるんですか?(笑)

ジモン
えっ、いや「スパイス足りてます?シナモン・カルダモン・寺門ジモン」とかあるんですよ。けっこうあるんですよ、俺。

大谷
グルメ挨拶みたいなのがあるんですか?

ジモン
けっこうあります、あります。

大谷
さすが絶好調でございます。

ジモン
あのー、お笑いでは中途半端ですけど、肉は本当ブレないです。言っときますよ!

大谷
いやいや、お笑い別に中途半端じゃないですよ!

ジモン
なん、なんですか?いやいや、なんかフジテレビで大失敗した話、頭にしてたじゃん?

大谷
やかましいわ!ハハハハハ(笑)

東島衣里アナ(以下、東島)
ジモンさん大活躍でしたよ!朝からね。

ジモン
あれは毎年呼ばれてるんですよ。「熱湯レジェンド」として(笑)いやなんかあったらお風呂で呼ばれるっていう、何だろうね俺の仕事はね。

大谷
今日はお笑い芸人の側面ではなく、食のね。

ジモン
話を切り換えて切り換えて!いいね、MCって。話を切り換えたよ。

大谷
解説はやめなさい(笑)ミートソルジャー黙ってなさい!

ジモン
今日は大変だよ、時間が。

大谷
けっこうしゃべるって聞いてますよ。急ぎましょう!プロフィール行きましょう。

東島
1962年兵庫県川西市生まれの現在52歳です。1985年にお笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」を結成。今年で30年のアニバーサリーイヤーを迎えていらっしゃいます。

ご本人は芸能界随一の食通として知られていて、特にお肉に関しての知識と愛情は他の追随を許しません。食に関する著作物も多く「寺門ジモンの取材拒否の店」「寺門ジモン降臨!肉の神様(自称) 疑う前に食べなさい」など軒並みベストセラーに。


ジモン
マンガもあります「ネイチャージモン」っていう。


東島
そして昨年は「常連めし 奇跡の裏メニュー」を出版、美味しい話を語らせたら日本一。それが今日のゲスト、寺門ジモンさんです。


ジモン
ありがとうございます。

大谷
はい、ジモンさんよろしくお願いいたします。

ジモン
丁寧にこんな説明していただいて嬉しいです。

大谷
プロフィール読んでるときにこんだけしゃべる人は初めてです(笑)プロフィール中にこんなにしゃべる人いません!

ジモン
あっ本当?やっぱり雑音、これ?今日はウザいよーー!楽しんでね、みんな!

2015/09/10

コラムニスト・深澤真紀が語る「東京五輪のエンブレムは他の問題が実はあるなと思っていて」

今回は2015年8月18日放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」
「大竹紳士交遊録」深澤真紀さんの回を起こしたいと思います。


眞鍋
火曜日の担当はコラムニストの深澤真紀さんです、よろしくお願いします。

深澤
よろしくおねがいします。まあ今、世間を騒がせてると言ったら何と言っても佐野研二郎さんのパクリと言われているエンブレムです。これはねどういうものかというと、ベルギーのデザイナーが制作したテアトル・ド・リエージュというロゴマークと似ているということで自分のfacebookにアップしてニュースになった。

他にもスペインのデザイン事務所が東日本大震災の復興支援のために制作したデザインとも色が似ているといって話題になりました。ちなみにね、エンブレムとロゴっていうふうに言い分けているんですけど、東京五輪の方はエンブレムです。

エンブレムってどういうことかって「紋章」ですね。ドイツ語だと「ワッペン」です。なんとか王室とかよく胸にブレザーにつけますよね?あれがエンブレム、紋章です。つまり自分の所属する組織を表す象徴ですね。

ロゴは何か?というと「ロゴタイプ」ということで名前をデザインしたものですね。つまりエンブレムっていうのは文字でなくてもいいってことですけど。ロゴは文字である。ですから今回東京五輪はエンブレムと言って、テアトル・ド・リエージュについてはロゴマークというふうに言っています。

まあスペインの方は問題ないって言ってるんですけれども、ベルギー側はベルギーの裁判所に使用差し止めを提訴している。でまあ、今回大きい問題だったのはベルギー側はこのロゴを商標登録してなかったんですね。

五輪のエンブレムってやっぱりものすごく大きいものなので、IOCも全世界の商標をチェックしているんです。全世界の商標をチェックするって言うのは簡単なんだけど、ものすごく時間をお金がかかっていることなので。つまりそれでは引っ掛からなかったので問題がないというのがIOCの立場。

大竹
なるほどね、商標登録をこれはしてなかったんだ。

2015/09/07

作家・川端裕人が語る「ここがヘンだよ、PTA」

今回は2015年7月21日放送「木村草太 Session-22」
「セッション袋とじ」川端裕人さんの回を起こしたいと思います。


南部広美(以下、南部)
今夜のゲストは作家の川端裕人さんです、よろしくお願いします。

川端裕人(以下、川端)
よろしくお願いします。

木村草太(以下、木村)
よろしくお願いします。

南部
では川端さん初登場ということでプロフィールからご紹介したいと思います。川端裕人さんは1964年兵庫県のご出身です。大学卒業後、日本テレビに入社し当時の科学技術庁や気象庁の担当記者として宇宙開発・海洋科学・自然災害などの報道に関わります。

1995年に「クジラを捕って、考えた」でノンフィクション作家としてデビュー、97年には日本テレビを退社し98年には「夏のロケット」で作家としても活動を開始なさいます。


以降、数々の小説・ノンフィクションを執筆なさってノンフィクションではPTAが直面する問題や課題をまとめた新書「PTA再活用論-悩ましき現実を超えて」など幅広いテーマを取材なさってます。そして今月2012年の出版された小説「雲の王」が文庫化されました。


木村
本当にいろんな作品を残していらっしゃいまして、今日私も「川の名前」という作品を読みながら出張に行ったんですけど、これは夏休みの子どもたちが川にいるある現象をめぐっていろいろ冒険をするというお話で本当にあのこの時期に是非読んでほしい作品ですね。


あともう1つ実は娘が「12月の夏休み」を読みまして、ニュージーランドが舞台でそれをまさに12月が夏休みなんですよね。


川端
そうですね、季節が反対なんで。

木村
娘はちょっと変な感じなのは、「巨大昆布のところがとても楽しかった」って言っていましたけどね(笑)巨大昆布が「見つけてもらってよかったね」とかって言ってましたし。あと「アザラシが豚骨ラーメンの臭いがする」っていうところも印象に残ったって言ってましたね。

川端
あれね、娘と一緒に旅をしたときに娘が・・

南部
実際のエピソード?

川端
うん、それちょっと使わせてもらいました。

木村
もう夏休みネタ満載で「12月の夏休み」「川の名前」その他たくさん作品があるので是非読んでほしいなと思いますね。で、えーと私と川端さんはPTA問題をきっかけにお話をさせてもらいいただいたんですけどね。

南部
そうなんですよね、その対談がきっかけでお2人は出会われたんですか?

川端
うーん、いやたぶんその前に木村さんが・・あれ朝日新聞ですか?

木村
そうですね、朝日新聞の「PTA強制加入は違法だ」という記事を書いたんですけれども。そのときに私が参考にしたのがこの「PTA再活用論」だったんですね。


南部
ああ、川端さんのご著書だったと。

川端
僕にしてみても初めて法律家の人がはっきり言い切った。それまで弁護士さんにいろいろ話を聞いても逆に「それ知らないんで、PTAについて教えてください」って逆レクチャーしなきゃいけないような状況だったので。

はじめて法律の専門家が「これ違法ちゃうの?」ってはっきり言ったっていうのが木村さんだったんじゃないかな?と思うんですよね。

木村
どうもそうだったみたいで、そこから「違法PTA」という言葉もできましたし、強制加入にはいろんな問題があるということが分かりまして、まあ「シノドス」という媒体で対談をさせていただいたんですよね。

そこでいろいろお話をさせていただいて、今日はこれからいろいろ出てくると思うんですけれども。PTAを強制加入していくってことが本当に根本的な問題であるということで

私はそれについて「結社の自由の侵害」であるとか「そもそも個人情報の流通を第三者提供で違法である」とかいろいろお話ししているのでそのあたりも含めて今日はお話ができたらなと思いますね。

南部
強制加入なんだっていうこと自体を私は存じあげなかったので。

木村
知らない人も多いですよね。いやあの子育ての経験とか学校にあんまり関わらずに子育ての時期を過ぎちゃうと知らない問題なんですよね。

南部
そうなんですよ、身近にただそういえば友人がボヤいていたなとかっていうことは川端さん本を読んで「ああ!このことを言っていたのね!」っていうことで納得したんですけど。

川端
でもまあ、いざ当事者になってみるともう自分の意識の中が例えば4月の役決めのころなんて頭の中がPTA1色になっちゃうくらい重たい問題になりうるんですよね。

木村
これは是非、このあと聞いていくとして川端さんの人物紹介をうかがって行きたいんですけど、科学技術庁や気象庁など担当記者ということだったんですね?これはやっぱり作品の中で非常に自然科学の知識を活かした描写が多いなというふうに思うんですけど。これはどういうわけでこちらの部署に?

川端
当時まだテレビ局の報道も余裕があったというのか野心があったっていうか、科学部みたいな・・新聞だと科学部あるじゃないですか?テレビ局にはないんですよ、NHK以外は。

民放でもせめて科学担当みたいなものを作ろうよっていうふうなことを、気運があったギリギリの時期だったんですよね。その要員みたいに思われていて、割とそっち方面の取材をやらせてもらってましたね。

木村
そして自然と人間を背景にした小説・ノンフィクションをその後数多く執筆と言うことですが、作家はいつごろ志したんですか?

川端
それがですね、大学生時代から書いていましていずれ少なくとも文章を書いて飯を食おうとは思ってたんです。

南部
それがなんでテレビ局に?

川端
それってなんかちょっと当時としては生意気な言い草ですけど、新聞とか雑誌社に入ったら自分の好きじゃないものも書かなきゃいけなくなる。類似分野、似ている分野で経験を積めるところはどこか?と思ったらテレビ局だったっていう・・。

南部
ああ、書きたかったがゆえにの選択だったという?

川端
そうですね。まあ好きなものを書きたいっていうんですかね。テレビ局ってもちろん原稿を書きますけど、新聞とか雑誌みたいに長い文章を書かないので。

木村
作家を志すのはそのころに時期だったっていうことなんですが、そのころから今書かれているようなテーマでっていうふうに考えていらっしゃったんですか?

川端
ああ、そうですね。割と僕SF読みだったのでサイエンス系が好きだったんですよ。ただまあ今から言いますと大学時代なんて村上春樹風の青春小説を書いていた恥ずかしい自分がいますけどね。

南部
ええっ!その作品っていうのはいまだに残ってるんですか?

川端
たぶんどっかにあるんじゃないですかね?

南部
読んでみたい!(笑)

木村
それも楽しみ・・ええーそうなんですか?今月には「雲の王」という小説が文庫化されたということですがこの小説はどういう作品になっているのか教え願えますか?

川端
えーと、気象ネタですね。今やっぱり温暖化だとかなんだとかで極端な気象が増えてるって言われるじゃないですか?出てくるのはプチ超能力を持っているような一族がいて、例えば空気中の水蒸気が見えちゃったらどうしよう?とかね。

空見ると温度分布が分かってどのへんに雲ができそうになっているか?とか見えちゃったらその人たちは昔はすっごく重宝されただろうと。「これから戦だ!」というときにそういう人にこれから雨になるかどうか知ってるかどうかで戦法変わって来るじゃないですか?

南部
確かにそうですね。

川端
で、土木工事なんかでも天気ってすごく大事なので昔はすっごく重宝されて利用されただろうけど今は役立たずになってる。気象庁の普通のアメダスとかありますし。でもそういう人たちが今生きてたとしてどんなことをやっているのかな?というふうな物語ですね。だから小さな超能力ものですね。

南部
なるほど、これはやっぱりあれですか?記者時代に気象庁の担当記者になっていたこととかそういう今まで取材の経験値っていうのが作品に生きてる?

川端
あの親しみの湧くテーマだったっていうことはすごくあるんですよ。気象庁の担当記者って当時は台風が来ると夜通し気象庁に泊まり込んで黒板に自分で台風の位置をペタペタって貼って「台風がここまで来ました!」とかって実況してたんですよ。

南部
ええっ、そうなんですか!?

川端
うん、アナウンサーが来てくれるような時間帯っていうのは日中ですんで夜12時から明け方の6時ぐらいまでディレクターと2人で。まあ余談です、余談です。

南部
そういう経験も踏まえての。

木村
なるほど、あとSF読みということですがSFマガジンでも連載を持たれてますよね?

川端
あっ、SFじゃないんですけどね。「ニアSF」SF好きの人は絶対楽しんでもらえるようなロケットの話っていうかな?今「コマーシャルスペース」って言って商業的な宇宙利用っていうのがすごく盛んになりつつあるんですけど。

日本でもホリエモンの「夏のロケット団」とかいろんな企業が立ち上がりつつあるんですね。じゃあちょっとその先、10年後ぐらいを描いてみようじゃないか!というのをやってます。

まあ商業的にロケットを上げるっていうかな?民間企業が宇宙へ進出していくっていうふうなイメージ。

木村
連載の行く先も楽しみですが。

南部
今夜の袋とじでは「Why JAPANESE PTA!ここがヘンだよ日本のPTA」と題して川端さんとともにお送りします。

(中略)

関連コンテンツ

スポンサードリンク