2014/12/31

ダイノジ・大谷ノブ彦が語る「道重さゆみから学ぶ、リーダーとは何か?人のために生きるとは何か? そしてアイドルとは何か?」

今回は2014年11月25日放送「大谷ノブ彦 キキマス!」
大谷レコメンドを起こしたいと思います。


大谷ノブ彦(以下、大谷)
今日はこの曲で行かせてもらいましょう。
モーニング娘。で「歩いてる」という歌でございます。

この曲は道重さゆみさん卒業スペシャル・NHKのミュージックジャパンでもですね
素晴らしい才能を持ったシンガーソングライター大森靖子さんが初登場して
道重さんに捧ぐと言ってワンフレーズ歌ったのが印象的でございましたけど

本当にこの曲を聴いていると僕は
道重さゆみという女性のことに生き様を思い出します。

道重さゆみさんは皆さんご存じかどうかあれですけど、
本当に歌がすごく下手です・・下手でした、昔。
踊りも大変下手でした、ご本人が言ってます。

ラジオに出たときもずっとその話ばっかりしてました。
つまりアイドルとしては落ちこぼれだったんですね。
じゃあなんでアイドルになりたかったのか?

それはモーニング娘。になりたかったんですよ。
あの人にとってモーニング娘。が全てなんです。

そういう状態の中で入っていて、
自分は落ちこぼれだアイドルとしてのスキルが無いっていうところから始まった
その少女が革命を起こすんですね、とんでもない革命なんです。

僕それで「ゴッドタン」でね、ものすごいハロプロファンの人に
ちょっとワーッて怒られちゃったんですけど。
いわゆる「プラチナ期」と言われる僕が大好きな期があるんですね。

音楽的にも非常にハイセンス、非常にエッジの高かった
そしてダンスも素晴らしかった。ライブパフォーマンスも素晴らしかった。

高橋愛さんっていう本当に代わりにない
本当に素晴らしい才能を持ったリーダーが居た時代があったんですけど。

ちょっと一時代風俗文化にまでなっていたモーニング娘。に比べると
少し勢いが落ちていた時期がありましたね。

モーニング娘。にとってみたらその時期っていうのが
ある種の潜伏期間じゃ無かったのかな?って僕は今も思います。
ただその時代が1番好きな自分でもあるんですけど。

その時代をこの道重さんはずっと見てるわけですよね。
その時代から道重さゆみさんの目標を「モーニング娘。をもう一回復権させる」
ことじゃないか?って思い始めました。

だけど彼女はすごく可愛いんですけど、何にも無いんです。
歌が下手なんです、踊りが下手なんです。何にも無いんです。
何をしたか?

彼女はですね、ハロープロジェクトの中ではいち早くブログを始めるんです。
会社に言ってですね自分で。つまり自分のキャラクター自分の伝えたいことを
伝えさせてくださいってお願いするわけです。

そして他局ですけどラジオを始めます。
ラジオを始めることによってですね、大御所素晴らしい方ですね明石家さんまさんと
絡むことによってお笑いのエッセンス、空気感みたいなのを学んでいくわけですね。

そして直接声を届けること、これまたラジオってところが嬉しいじゃ無いですか?
さっき距離が近いなんていうことを言ってくれましたが、その通りなんです。

ラジオっていうのは距離が近いからダイレクトに自分がどういうふうに思っているか?
そしてどういうふうに応援しているか?が直に分かっていくんです。

私は歌は下手だ、踊りも下手だ。だけどラジオに出たら初めて分かった。
こんなに支えてくれる人がいるんだ。彼女の中である種の決意が多分生まれたんでしょう。

それはですね、自分を可愛いと言い張ることで敵をすごく作りながらですね
目をモーニング娘。に向けさせるってことです。つまり役割を引き受けたんです。
それってとてつもなくストレスの溜まることかもしれません。

そうですよね?誰だって嫌われたくないから。皆置きに行きたいから好かれたいから。
好感度大事だから、でもそれじゃあ誰も見てくれないと思ったんです。

だから彼女はこう思ったんです。
「私可愛いです」って偽悪的な立場を取るようにしたんだと思います。
本人いくら聞いても「そんな、私は本当に可愛いですから」って言い張るんですけど。

そこはまた僕あの人の大好きなところなんですけど(笑)
それによって飛躍的にバラエティに進出するんですね、道重さん。
最初の方では女性が嫌いな女性タレント10位以内に必ずランクインされてました。

世の女性にとって綺麗な子が「自分は可愛いです」って言うことほど
ムカつくことはありません。それをあえてやったんです。

結果どうなったか?出るところいっぱいになったんですよ。
そんなこと言うアイドルいませんから。
どんどん目が向けられて行ったんです。

その間に道重さんはリーダーに選ばれるんですね。
僕は最初不思議でした「何故道重さゆみさんがリーダーなんだろう?」って

その時で言ったら田中れいなさんという素晴らしい可愛いらしい女性が
同期で入ってきて、この子もまた素晴らしいリーダーシップを持ってる子だったんですけど
その子がリーダーでなく何で道重さんなんだ?

欠点を自覚しているのにそうなんだ!と思ったんですけど、違ってたんですね。
この道重さゆみさん、最初も言いましたよ。何でこの世界に入ってきたか?
モーニング娘。になりたかったんです、モーニング娘。のために生きたかったんです。

モーニング娘。の復権さえ出来れば目的が終わるっていう人なんです。
自分自身が売れたいんじゃないんですよ。モーニング娘。が売れたい人なんです。
だからリーダーなんですよ、だから自分を殺せたんです。

自分はいくら悪口を言われてもいい、モーニング娘。に目さえ向ければ
同時にモーニング娘。はその当時いち早く日本のポップスの中でEDMに
アプローチしましてダンスのスキルが上げて技術の高いアイドルに。

アイドルと言ったら欠点を楽しむものなのに、技術の高いところで勝負した
これは素晴らしいバクチでしたね。ものすごく復権しましたよ。
だって格好良いんだもん、はっきり言って。

まあそれは当時アイドルをたくさん見ている人たちにとって
「何だやっぱりすげーじゃん!モーニング娘。」っていう見方になったんですね。

そしてモーニング娘。の歴史の史上最高記録としてオリコンの1位連続記録を
作ったところで1番の夢だった復権がどうやったら成し遂げられるか?
おそらくこれは紅白歌合戦にもう1回出ることだと思うんですね。

おそらく今年だと思うんです、その紅白歌合戦に出るっていう前に
自分が卒業するって決めるんですね。それは何故か?おそらくこうだと思います。

このまま紅白歌合戦に出たところで道重さんにマイクが回るだけなんです。
ミュージックステーションに出た時も彼女は今までの私可愛いキャラではなく
後輩が如何にすごいか?っていうプレゼンしかしないんです。

「私たちの後輩ってこんなにすごいんですよ」「こんなすごいんですよ」
って言ってるんです。つまり自分という立場に絶対マイクは来るけど

自分がおいしいところを貰うんじゃなくて
これからのモーニング娘。のことをもう考えてるんですね。
だからこのタイミングでの卒業なんです。

何故ならこれで紅白歌合戦に出てしまったら、自分の物語になっちゃうから。
それは自分の望んでいたモーニング娘。じゃないんですよ。
残った後輩が注目されるってことになるんです。

つまり道重さんが卒業したことによって必然的に紅白にもし出た場合ですよ。
まだ分かりません、これは明日か明後日が発表って言われているところが
またグッと来てるんですけど私は!

そのときにマイクを向けられるのは道重さんの卒業後残された
若いモーニング娘。に向けてです。これからどういうふうなグループにしていきたい
っていうのをおそらくテレビで・・・

私は初めてずーっと自分がやっている本当にマイナーなラジオ番組があって
そこにずーっと来てくれていたの道重さんが、去年カウントダウンのイベント
ハロプロがやったときに「でも出たかったね、紅白」って僕が振った時に道重さんがこう言いました

「でも良かったです、毎年山口の実家に帰って親と見てたんで、
 今年は何かやってたから」そうかこの子はモーニング娘。が紅白に出れなかった
その現場を家で家族と一緒に見てたんだと。

その思ってた子がやっと紅白に出れるタイミングになったときに
卒業するってどういうことか?僕は噛みしめたいと思う。

リーダーとは何か?人のために生きるとは何か?
そしてアイドルとは何か?っていうのは道重さゆみの生き方を見てれば
ほとんど分かります。

こんな子が産まれてきてくれて、こんな子がモーニング娘。入ってくれて
本当に素晴らしいことだなと思います。
最大級の感謝を込めて明日横浜アリーナ行ってきますけど、

目撃してきますけど、現場で噛みしめてこようかなと思っております。
道重さゆみ卒業コンサート一部でかなりちょっと値段も高額化している
チケットもすごく高くなってるって言いますけど。

これが最後のモーニング娘。として道重さゆみさんでございます。
今日初めてこういうのをちょっと知った人は是非興味を持って見てください。
素晴らしいです彼女!学ぶことがたくさんあります。

芸歴20年の漫才師がたくさん学ぶことがあります。
人のために生きるって素晴らしいですね、胸を張って歩いて行ったこの何年間だと思います。
道重さゆみに拍手を送ると共にこの曲を捧げたいと思います。

モーニング娘。で「歩いてる」


大谷
いや「♪遅いなんて決めつけなど 耳を貸さずに」なんて
こんな歌詞あっちゃうともうダメね、ダメ(笑)

脊山麻理子
もう泣きそうです、大谷さん(笑)

大谷
こんなの言われちゃったら・・
「泥水すすってる」なんてこんな泥水すすった人いないんだよね。
だけど覚悟と勇気で要はさ、アイドルって元来選ばれた人じゃん?

選ばれた人なんだけど、でもいっぱいいろんな人がデビューしているけど
ダメになっている人がたくさんあってさ、やっぱりそれには適性もあると思うのよ。

だけど何だろう?努力すれば人って変われるんだみたいなことを
この人体現化しているわけ。それがたまんないわけ、アイドルっていう仕事でね。
出来るんだって「君にも出来るんだ」って言われているような気がして

それって結局今のやっぱりスターなんだよ、僕の中でずっと言ってる
レディー・ガガがそうのような「Same DNA」って言っちゃう
レディー・ガガと一緒で君でも大丈夫だよって言ってくれてるような気がするんだよね・
だからグッと来ちゃうのかな?

(了)

(表現上、表記を「モーニング娘。」に統一させて頂きました)

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