2013/04/16

大竹まことが語る「奇跡の村と体罰禁止の暴力団」

今回は、2013年3月4日放送「大竹まことゴールデンラジオ」
オープニングの一部を起こしたいと思います。


大竹まこと(以下、大竹)
さて、巷では・・どうでもいい話なんだけどさ
あのー・・これいいのかな?

今日届いた話の中に、「暴力団が体罰禁止」っていうね
話があってさ・・(笑)

(参考リンク)スポーツだけじゃない…極道の世界にも“体罰ゼロ”の風潮-livedoor NEWS


阿川佐和子(以下、阿川)
笑っていいの・・ですか?

大竹
あのね、だから新しく入って来るでしょ新入生が暴力団もね。
10人中8人、引っぱたくと辞めちゃうんだってさ。

阿川
えーーーっ!!(笑)
そっか新人が居なくなっちゃうと困るんで?

大竹
引っぱたくと辞めちゃうから、どうしよう?っていう
なんかこう兄貴衆の間で会議になってるらしいんで・・

阿川
切ない悩みですね・・へぇーどうすんですか?

大竹
親御さんが出てきて「叩かないで下さい」みたいな
話になっちゃうらしいんだ。

阿川
親御さん(笑)、親御さんですか?
親御さん公認の・・。

太田英明アナ(以下、太田)
その前に「暴力団入るの辞めなさい」っていうのが
親御さんの役割のような気がするんですけどね。

大竹
暴力団の人たちは
「まぁ必要最低限のマナーは教えなくちゃいけないからな」って
言ってるんだけど・・(笑)


阿川
そうですね・・。



大竹
是非、次の小説の題材に使って頂きたいんですけど。

阿川
本当ですね!民主化が進んでいるのね。

大竹
である組はですね、体罰をすると辞めちゃうんで
いろいろ兄貴衆、親分衆が考えて
「じゃあ罰金制はどうだ?」という話になってるみたいですね。

まぁだから、体罰を否定するヤクザたち
ということになるわけだね。

太田
暴力団から暴力取っちゃうと、「団」になっちゃいますよね。


大竹
分かんないだけどね、意味分かんなくなっちゃったけどね。

阿川
でもそれで教育制度が上手く成立したら
全国各地で組長さんに「我々はこのように体罰を克服した」っていう
講演会旅行をしてもらうと・・

大竹
いやだって講演会のタイトルはもう違うんだよ!
「下の人間に暴力を振るう時代じゃない」っていうタイトルなの(笑)

笑い話してるけどこれは「週刊FLASH」からの記事なんですけど
面白いなぁというのがあって、

それからもう一つちょっとだけですね。
作家の方が僕に言ってくれた話なんですけど、
「奇跡の村」を阿川さんは御存知ですか?

阿川
ちらっと読んだんですけど、これ前も取り上げられて・・
あまりにも子どもがいなくなるわ、過疎化が進むのでっていうので
いやちょっと大竹さんご説明下さい。

大竹
いえいえ、これは太田さんにお話しして・・
これ下條村っていうところなんですけどもね。

(参考リンク)役人が猛烈に働き住民が幸せを謳歌する下條村-livedoor NEWS

阿川
長野県ですよね?

大竹
「奇跡の村」と呼ばれるように
国から言われることは全部もうやらないで
オリジナルな自分たちの村のことだけを考えて
いろんな方の反対に遭いながら、
いま子どもがたくさん出来て、どの市町村も赤字なのに
この村はもう56億円も貯金があるそうです、太田さん!

太田
これあの東京新聞のウェブサイトのニュースなんですけども。
14歳以下の人口比率が16.4%と長野県でトップと
子どもさんの数が非常に多いんですね。

東京23区のどの区の割合よりも上回っている
「奇跡の村」と呼ばてるんですけども。

むかしは養蚕で栄えていた村なんですが、
戦後衰える一方で若者もどんどん出て行っちゃう
1945年に6千人を超えていた人口が
もう90年には3千9百人を切ってしまったと。
半分近くになっちゃった。

「これはやばい!」ということで、
伊藤喜平さんという村長さんが初当選したんですけども
この方、建設関係の仕事をしていたんですね。

となると普通は公共工事で地元のお金を落とそうと
考えるかと思いきや、そうは全くしなかったと。

つまり公共事業でお金のかかるようなことは、
知恵と工夫で出来る限りお金を使わないように
多少村民の方の知恵と工夫と不便に頼るところもあったんですけども。

お金を使わずに、そのお金を何に使ったか?というと
例えば、村営集合住宅を10棟整備して家賃半額程度に抑えるとか
子どもの医療費は中学卒業まで無料、保育料も値下げ。
若い夫婦をどんどん呼び込むと。

で、人口は若い夫婦もやって来るので増加に転じて
2006年に4千2百人を突破!
この10年間で小学校は2クラス増えて
中学校は1クラス増えて、現在さきほど大竹さんもおっしゃいました
村の貯金およそ56億円でこの貯金は年間予算の倍以上あると。

大竹
あの90年代のバブルが崩壊して、国は赤字国債を積み上げてるわけだよね。
それにどうしようか?と思ってもう公共事業で浮揚をはかって
それには全国の市町村みんな乗ったわけだよね?

まぁ国負担が何割か、県負担が何割・・その自治体が負担をという
取り決めがあって国も地方も県も赤字にまみれていくわけだよ、この後。
でここの村長さんは78歳なんだよね。

太田
もう20年間村長されているそうです。

阿川
そうですよね、これ前テレビで取り上げられてたのを
見たことがあってそれでその公共工事でそんなに難しくないものならば
村民がみんなでやろう!というので
村民が道路作ってたり橋作ってたり(笑)

大竹
これでも最初は村民が大反対だったんだよ。
「行政に仕事だろ!」って、
「何でわしらが作んなくちゃいかんのだ!」っていうね・・。

阿川
ここは村の人が道路を作りますよ!みたいなのをやってて
ちょっと笑っちゃったら、そしたら3,4階建てくらいの新しいアパートを作って
「ここは子供がいてもOKですよ」っていうんで
呼び込んだら隣とか周りのところから赤ちゃん、お腹大きい人とかね、

それから保育園も作りますよ!ということで
とても心地がいいところになって、その子どもたちが
だんだん大きくなってきたということなんですよね。

大竹
まぁそうだね、この間収録した(TV)タックルで放送するんですけど
それは私が気仙沼に行って来て、短い時間で本当に申し訳ないんだけどね。
短い時間の中で取材したことを申し上げてるんだけど。

やっぱり気仙沼では県も市も行政が動かないから
「とにかく自分で始めよう」って言った人が
なんか土地をどけたり家を建てたりするんだけど、
これを後で行政から規制が入って「そこはダメだ」とか
いろんなことに先に動いた人がこうなんかねぇ・・。

特に気仙沼の港から600メートルのところに大きな船が泊まってる。
阿川さんも行った鹿折地区っていうところなんだけどね。
そこは火の海になったとこだね。

阿川
石油タンクが炎上しちゃったからね・・。

大竹
そういうのと比べるとやっぱし村長でも市長でも
その情勢っていうはやっぱし結構大事なのよね。

阿川
その収録した(TV)タックルの中に
東松島市は比較的上手くいっていると、仙台よりもうちょっと北だけれども。
そこはやっぱり行政のお役人さんがもう余計な縛りからはずれて
特別な・・ちっちゃな復興庁みたいなものをちゃんと作って
そこでやったからリーダーシップっていうものが上手くいったって言ってましたけど。

この番組でも前に取り上げた落ち葉をみんなで集めて・・
昔はミカンが名産だったんだけども、過疎化しちゃったもんだから
落ち葉を全国の商品にしようと思ったっていうのも
その村役場の人かなんかでしょ?
「人生いろどり」っていう・・


太田
あの四国の・・

阿川
四国の!四国の!
だから結局そういう小さい単位の行政がリーダーシップを執ると
なんか上手くいくことも有り得るんだなって。

大竹
まぁでもどっかで今までのことじゃない。
ケンカしなくちゃね、上ともそうだし
自分が「こうだ!」と思ったことがあって、信念があったりすると
あっちこっちでケンカしていかないと、戦っていかないと
まぁいろんなものって勝ち取って行けないんじゃないかな?って。

この民主主義の国の中でね、僕の言ってることはちょっと変なことなんだけど
「これみんなで話し合って上手くやればいいじゃないか?」っていうのが
普通の論理なんだけど。

阿川
そうですよね本当に。
みんなの意見を全部取り入れているだけだとやっぱり上手くいかないし。
だからと言って、ワンマンに動くだけでは失敗する危険もあるだろうし。

大竹
大元にある「なんでだろう?」「こういうふうにした方がいいんじゃないか?」っていう
小さな信念みたいなものがあってそれを元に動くと
やっぱりあっちこっちと言い争いだとかいろんなことは起きてくる・・ねぇ。
そういう感じがするね。

(了)

関連コンテンツ

スポンサードリンク