2012/10/12

カンニング竹山が語る「放送禁止2013は既に始まっています」

今回は、2012年9月3日放送・ニュース探求ラジオDig
「カンニング竹山の黒ぶちメガネ」を起こしたいと思います。

音声は配信期限が過ぎたため、ありません。

竹山
さぁというわけで、「黒ぶちメガネ」ですけど。
今かかってる曲が今年の僕が昨日までやっていた
『放送禁止2012』のテーマソングなんですけど。

この曲は何か?と言いますと。
これは昔、僕がカンニングというコンビを組んでいる時に、
左とん平さんの『ヘイユウブルース』という曲があるんですよ。
それも最高の曲なの!


当時、ラップじゃないけど語りというのかな?
左とん平さんがラップみたいな感じで語るんだけど。
当時の日本のジャズマンの大御所たちが裏で演奏しているというのを
昔、本か何かで聞きまして。

で、『ヘイユウブルース』やりてぇな」ってずっと思ってて
色々権利持っている方とかいるから、その方にお願いしたり何かして・・。
ミッキー・カーチスさんとかが絡んでて・・で、お願いしたら
「やれ!やれ!」ということで「やっていいよ」って許可もらったりとか。
とん平さんに許可もらったりとかしまして、
『カンニングのヘイユウブルース』というのを出したんですよ。

その代わり・・『ヘイユウブルース』の話が少し長くなりますけど・・
もうほとんど歌ってないわけ。
「何がヘイユウブルースや!!」ってただ俺が言ってるだけなの。
で、「ヘイユウ!ヘイユウ!」ってサビのところだけ中島が歌ってるところ。



その時さ、芸人たちがガチでCD出したりとかそういうのすぐ誘われたわけ。
だから、「そういうのは嫌だ」と。「面白くないから嫌です」って言ってて。
「じゃあ、わかりましたよ。」と出しますとその代わりいっさい歌は歌わないと。
「メチャクチャにしてやる」みたいなコンセプトでいいですか?って言われて。
「いいですよ」って言われてそれを出した。



その『ヘイユウブルース』の3曲目にカラオケバージョンって入ってるわけ。
これ聞いてもらっているのは歌詞も何も入ってない。
これは、『ヘイユウブルース』をコピーする時に音を作らないといけないでしょ?
音を「バンバンバザール」っていう方たちがいて、同じ事務所なんですけど。

「バンバンバザール」が作ってくれるってことになって、
1週間くらいかけて、この音を作ったの。
とにかく、音をカッコイイようにしようと。
何でか?って言ったら、「カンニングさんが入って来て結局ぶち壊すわけだから」
「分かる人には分かるようにしておこう」みたいな。
で、その代わりやっぱり音がいいからカラオケバージョンを
最後入れましょうってことになったわけ。

「そりゃバンバンさんが作ったんだから、入れましょうよ!」って。
その時は何も考えてなかったんだけど、あれからだから何年かな?
出してからもう10年・・8年くらい経つのかな?
ぶりに、今年ものすごくこの曲が重みを持つ曲になったんです。

それは何でか?っていうと、昨日までやってた『放送禁止2012』のテーマが
なかなかライブする前だから、告知する前でも隠してましたけど。
テーマは、僕の死んだ相方・カンニング中島。

外山さんはライブ来てくれたんで内容知ってると思いますけど。
もうDVDが多分でないんで、僕のライブは。
おそらくもしかしたら出るかもしれないけど、出ない方向になると思うんで
別に話しても大丈夫なんですけど。

『放送禁止』というライブをやろうと言われたときに、
はじめ鈴木おさむさんに「ライブやれば?」と、「協力するからライブやろうよ」と言われて。
俺は「嫌です」って言って(笑)

それからしばらく経っておさむさんに
「いや自分で考えて、おさむさんやっぱりやりたい!」と、
「協力して下さい!」ということになって
『放送禁止』というライブが5年前に始まったわけです、2008年から。


その時におさむさんと決めたわけですよ。
「中島くんの話をするのは止めましょう、今は」と。
1年目、2年目は多分お客も「相方が死んで・・」みたいなそういう話から来ると思いますと。
それにそれを出すと一人で戦ってないような気がすると。
「じゃあいつか出しましょう」って事で。

それで計算してみると5年後に7回忌だってことに気づくの。
じゃあ7回忌の時の『放送禁止2012』で僕の相方をテーマにしたライブをやろうと。
それも中島が死んだことを全編面白エピソードでつなごうと。
で、泣きそうになるんだけど絶対に笑かすという・・
このつくりを5年後にやりましょう!というのが5年前から決まってたんです。
決まってんのはそこまでだったんです。

とうとう今年が来るわけですよ。
で、今年の頭くらいからね、おさむさんとも打ち合わせするし。
俺もネタ書き出したのが、それこそ5月の終わりか6月くらいから。
まぁ一回、家のパソコンでカチャカチャカチャカチャやりながら、
エピソード思い出しながらとかさ、いろいろやってさ・・やってたわけですよ。

それで昨日、3日間やらせてやらせて頂いて。
まぁ僕、毎年『放送禁止』っていうライブ自分がやってて好きなんですけど。
今年はね、自分で言うのも何ですけど絶賛ぶりがすごいんです!!
怖くなるくらいに!!

「良かった!良かった!」と、非常に有り難い話なんですけど。
水道橋博士とかも言って頂けるし、他の芸人さんとかもみんな言って頂けるし。
ただね、本音を言えばね、もうわかんなくなってるのよ。

何でわからなくなってるか?って言うと。
6月くらいから毎日そのこと考えているから。
そのネタ作り始めるでしょ?
8月1日からサンミュージックの稽古場で稽古してるんですよ。
もう2、3日経った段階から何が面白くて何が面白くないのか?
わかんなくなってくんのよ、稽古場なんか誰も笑わないし。

で、覚えることはいっぱいありますよ。
今回の台本、全44ページありますから。
もうね全然わかんないの!
人が死んだことを笑おうとしてるわけだから。
笑おうとしてるというか、笑いに変えようとしてるわけだから。
「これ引くでしょー」っていう気持ちがどんどん強くなるわけ。
僕も、運転手の中田もずーっと稽古してくれましたけど、
「これ面白いか?」ってなるわけ。

結構削ったりもだいぶしてますし、また足したり「ここ生かそう」とかしてますし。
で、構成と演出してくれた鈴木おさむさんもこんな事したこと無いだろうからね。
人の死で笑いを取っていくなんて。


鈴木おさむさんも実は、1週間じゃないかな?1週間前の火曜日あたり・・。
Dig終わっての稽古のあたりに、全体リハをやったわけですよ。
Dig終わってからだから丁度1週間前だ!
Dig終わって急いで稽古場に行ってスタッフさん全員入れた全体リハがあったんですよ。
それ終わってそれが4時くらいに終わったんだけど。

朝5時くらいの1回帰った鈴木おさむさんから電話がかかってくるの。
「竹山くん、相談があります」と。
「僕が考えた流れの構成なんですけど、構成変えましょうか?」と。

外山
ええっ!1週間前なのに!
っていうか、もうその週じゃないですか!!

竹山
もうそれで作ってるからね・・。
「あそことあそことあそこ入れ替えた方がいいんじゃないんでしょうか?」って
この構成はエラい変わるのよ!!
で、確かに俺も考えたらそうなのよ、「その構成の方がいい!」と。

悩みに悩みまして、結局・・
「やっぱり僕、おさむさん悩んだんですけど。
 僕はおさむさんが作った元の構成の方が良いと思います」と。

で、おさむさんも
「うん、それならそれで行こう」と。
「俺もわかんない!どっちが正解かわかんないからずっと悩んでた」と。
「最終的に竹山がそれでいくんなら、それが正解だと思う」と。
で、外山さんが見たあの構成になるんです。

だから本当にみんながバタバタしてたっていう・・。
笑うのか?笑わないのか?ただ泣かれるだけなのか?
泣かれることもないのか?っていう・・。
それをね、ものすごいやってましたね。

外山
いや、笑った!!笑いました!

竹山
だからそうなってくれると、
このライブを作ろう!と思った時の目的を達成してるから
「あ、良かったんだ!やっぱり!」ってなるんです。
ただ本人たち全然わかんなくなってるから、途中。

だって「相方死んだんだぜ」ってことをさ・・
まぁ内容は言ったら笑える話になるんだけど、
それ言ったところで笑うかどうかじゃん?客が。
だから堪んなかったですね。

だからけっこう皆さんに、
「竹山くんはよく泣かずにあれ全部やれたね」って言って頂くんですよ。
最後の拍手とかもうすごいんですよ!長時間の拍手で。
初日、驚いたぐらいだからね、みんな!

本音を言うと、感情ももちろんありますよ。
舞台立ちながら一人でどぅわーって相方のことしゃべって、
ワァーって笑いも取るし色んな事もやりますが、
でもそれよりも分かんなくなってるのよ。
どっか冷静な自分がいるというか・・。
「うわっ!こんなにウケるこの話!」とか、
「あれっ?稽古場で全然ウケなかったのに!!」とか。

で、「次はあのネタやんなきゃいけない!次はあれだ!」って
なんせ44ページありますから台詞の量も半端じゃないですから。
だからもうそれで一生懸命に突っ走った3日間でしたね。
それで結局、きょう点滴行くんですけど。

久々に疲れましたね。
いつもの2008年から2011年前までの『放送禁止』は、
見た方は分かると思いますけど、ネタとネタの間にちょっとね
僕らが「枠」と呼んでいるコーナーがあるんですよ、コント。

役者の方と喫茶店の設定で、もう1回その喫茶店に帰ってきたりとか。
去年で言うとひぐちくんがバーを開いていて、
そのひぐちくんのバーに行くところから始まって。
一人でネタやって、ネタ終わったらまたバーに帰ってきて
ひぐちくんと何かがあって、そこにゲストが出てきて・・。


そこは「枠」っていうコーナーで、実は台詞もめちゃくちゃあるけども
あそこが休憩なのよ!そこの台詞はただ覚えて言えばいいだけだから。
1個の脳みそとは別に動いてるんですよ。

外山
そうなんですか!へぇー!

竹山
でも今年の『放送禁止2012』は全編、俺出るでしょ?
「枠」の部分が無いから!
はじめステージ出てきたら、もうずーっと喋るでしょ!基本的に。
だから頭の休憩が2時間出来ないんです。
だからすごい「ハァ、ハァー!」ってなりましたよ、大変でしたねー。

でこの『放送禁止2012』はもう1回終わったんで、
来年も続きますよね?『放送禁止2013』ってのが続くんですよ!
あるんですよ!

我々、制作者とすれば僕もそうですし演出・鈴木おさむさんもそうですし。
今年を抜かなきゃ行けないんですよね!更に我々は!
抜かなきゃ行けないんですよね・・・もう始まってます、実は!

外山
そうなんですか?

竹山
あとは来年見に来て下さい!来年分かります。
もう始まってます。
『放送禁止2012』が全て終了した直後から始まってます。

外山
そうか・・。
私はまだ余韻に浸ってる感があって・・。
すごい終わって、そこですごく笑ったんですよ。
でね目の端の方にハンカチ出してる女の人がいたの!
隣の人も泣いてたし・・私その時は大丈夫だったんですよ。

それで帰り、駅まで歩いてて大通りの時は平気だったんだけど、
曲がった時になんか思い出して、悲しくないんだけどなんかグッと来ちゃってね。
すごく印象に残りましたね、未だに結構考えると・・
だから竹山さんの話をちょっと中途半端に聞いてたかも(笑)
思い出しちゃって・・。

竹山
昨日、楽日が終わって「ありがとうございました!」って
僕が言って舞台下りた瞬間から『放送禁止2013』が始まりました。
だから来年、たぶん秋だと思いますけど来年に期待して下さい!

あと、もう1個だけ、ちょっと・・。
これ実は裏仕掛けがいっぱい『放送禁止』はしてあるんですよ。
もちろんネタの中はいろんな伏線が張ってあって後につながるとか、
そうか例えば、ぶっちゃあさんのネタとか・・。

外山
もう、会いたくなっちゃった!ぶっちゃあさん(笑)

竹山
うちの中田のネタが振ってあって、
中田が1回いらん事ばっかり言い出すとかも振ってあって
いろんな伏線が張ってあるんだけど。

実は、ライブで使ってる音にも全て伏線が張ってあるんです。
それは誰も気づいてくれないからいいんですけど・・
「気づく人だけ気づけばいい、ライブの音楽は」ってことで
実は音楽は毎年そうやって選んでるんですよ。

それは僕が若い時から「ライブの音楽はそうやって選ぶんだぜ」って
放送作家の中野さんとかに教えられて、音楽にはずっとこだわってやってるんです。

今年まず外山さんたちが客席に入って来た時に、
かかってる曲はJABBERLOOPってバンドがいて、ああいうなんていうのかな?楽団がいて
若いバンドが、twitterで知り合ってファンになって、入れたら返してくれてって
そのJABBERLOOPのアルバムが7月の頭に出たんですよ。
そのアルバムのタイトルは『5』なんですよ。


『5』ということは、『放送禁止2012』はネタの中でも言ってますけど、
5年目を迎えるわけですよ。だからJABBERLOOPの『5』がかかってるんです。
っていうところから始まってます。

ずっとかかってるこれが、『カンニングのヘイユウブルース』っていう
昔からカンニングを知ってる人は「あっ!」と思う曲です。
それのカラオケバージョンが全面にかかるというのがありまして。

外山さん、これは気づいていた?
一番最後、僕が「どうもありがとうございました!」で帰りますよね?
そしたら変な歌流れませんでした?

外山
えー?

竹山
知らない?『田舎の娘』ってこの『カンニングのヘイユウブルース』の
2曲目に入ってる中島が歌ってる歌です。
そこで初めて中島の肉声が聞けるんです!というつくりです。


外山
声がね!
ああ、あれ中島さんなんだ!
だって1回も声は出てこなかったですもんね。

竹山
そうなんです、そこで最後は中島の歌で終わると。
もう一個言えばあいつが死ぬ時、出棺で霊柩車でブーってかかったのが
あの曲です。だから全部こう色々仕掛けがしてあったんだけど、
イマイチ音の仕掛けを誰も言ってくれなかったです・・。
まぁライブの音はそれでいいんですけどね。

でも本当に皆さんありがとうございました。
関係者のみなさんありがとうございました。
あと、お客さんも皆さんのおかげで良いライブが出来て、
チケットも当日券とかも・・当日券も出さなきゃいけないっていうのもありまして。

実はもう今話しますけど、当日券ちょっと持ってたんです。
でもそれが無くなるくらいに問い合わせとか、当日券出してもすぐ売れちゃったりとか。
でも本当にありがとうございました。

入れなかった皆さんがたくさん居たらしいんですけども、
本当に申し訳ありませんでした。
また来年期待して下さい。

(了)

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