2012/01/08

大竹まことが語る「原発について知らなかった3つのこと」

今回は、大竹まこと ゴールデンラジオ
2011年11月24日放送分オープニングトークを起こします。
原発関連で知らなかった3つのことについて語っています。

音声は、ファイルが削除されているみたいで今回もありません。



大竹まこと(以下、大竹)
さて、太田さん。
えーとですね。今日はちょっと変わったところからお話を始めるんですけども。
これは朝日の論壇時評っていうのかね、老人の主張。
高橋源一郎さんの回ですね、今回は。



前回の高橋源一郎さんの主張はジブリのね、宮崎駿さんの・・。
3人がね、犬連れてデモしてるという、デモなのか散歩なのか分からないっていう
柔らかい主張の中に反原発を撮っても柔らかい・・。
まぁ「笑っちゃうなぁ」と言いつつ、
その高橋源一郎さんっていう方は知の巨人の一角を担う方だよね。

その方が本当にね、今日本の知識階級の人たちはその知識とかねそういうものを
世の中にどう伝えようとしてるのかな?って俺時々疑問に思うことがあるのね。
やっぱし、文学界だとかそういう知の雑誌はあるわけじゃない?
だけど、そこでやってたって所詮はそのムラから出られないわけよ。

やっぱし売って出てこないとマスコミとか、twitterとかももちろんやってるんだろうけども、
なんかこうある意味打って出てこないとね、
何のためにそこに居るか?っていう存在が問われると思うんだよね。
その中から高橋源一郎さんっていうのは、
僕たちに分かりやすい言葉で伝えてくださる人だと思ってんのね。
他の人は、一生懸命何回も読んでも
やっと「こういうことかなぁ?」とかいうぐらいしか理解出来ないのね。

光浦靖子(以下、光浦)
わかります。変換前みたいな・・。

大竹
そうなんだよ。それがなんか、ちょっと言葉を変えれば官僚たちに言わせれば、
霞が関文学みたいなあっちの方ではそういう方便に使われててねぇ・・。
よく日本人でありながら、日本語が理解できない。
そういう国でそういう政治が行われている、
その中で言葉を分かりやすく伝えるっていうのは大事な事じゃないかと思うねぇ。

太田英明アナ(以下、太田)
はい、今回の論壇時評で高橋源一郎さんが取り上げてるのが、
この秋最も充実した論壇誌、論壇に関する雑誌は、「通販生活 秋冬号」
カタログハウスから出ている通販の雑誌だというふうに仰っているんですね。



通販専門のカタログ雑誌がなぜ論壇なのか?ということなんですが、
最新号の表紙を見て頂くとわかるんですけども。
日本地図の上を原発のマークがひしめく表紙で、
そこに重ねられた大きな赤い文字で、
「1日も早く『原発国民投票を!』」ちょっとカタログ雑誌とは思えないような表紙なんですね。

で表紙をめくると、いきなり22年前の通販生活が取り上げた特集記事が
再び掲載されておりまして、それはどういう記事かというと・・。
菅直人さんを相手に女性たちが原発を次の選挙の争点にして下さいと
申し込んでいることが書いてある特集記事。

更には内容も、『原発国民投票』のための勉強という欄では、
飯田哲也さん、自然エネルギーを開発しようと一生懸命らっしゃるお方、
そして自民党でずっと反原発活動をしている河野太郎さん。
更には、原子炉設計者の後藤昌さん。
でその一方で、震災報道の影で忘れかけていた6つの問題ということで、
普天間問題や秋葉原の無差別殺傷事件までを論じていると。

大竹
太田さん、どうですか!この表紙。
通販雑誌ですよね・・。

太田
そうです、カタログ雑誌です。通販の。

大竹
この雑誌が論壇っていうか、知識の階級というか知識的な人が
集まっているところよりももっと大きくこの問題を取り上げている。

太田
しかも高橋さん曰く、一番充実していると。

大竹
でもこれ通販ですよね。
で、昨日はこの番組でこの通販生活のコマーシャルが
テレビでオンエアを拒否されたって話をしたんですよ。
で、この「通販生活」どうなのかな?と思って、
慌てて買いに行ってみたら、通販なんですよ。
だけどもね、どんな通販かっていうとね。
ガスで炊くかまどご飯・・。



太田
電気を使わないかまどご飯ですね。
省エネにつながると。

大竹
脱原発時代の暖かい暮らしで推薦されているのは、
カーテン内部で空気を溜めて窓から逃げる熱を遮断する
「エアーサンドカーテン」
しかも、その次にはメイドイン東北、東北の美味しいものだよね。
だからこれは気の毒だから買ってあげようとかそういうのじゃなくて、
品質にこだわって掲載してるわけよ。美味しいものを。

光浦
これ買おう。買ってゆっくり読もう。
すごいですね、本当に原発のこういう記事の横に靴下をね・・。

大竹
体温熱を逃がさない(笑)
まぁそれでこれ別冊付録付きで180円だよね?

光浦
すごい読み応えありますよね。

大竹
読み応えある。
これまぁ、高橋さんも言ってるけど論壇誌よりか読み応えのある通販誌

光浦
なんだろう?テレビでCMが出来なかったり、
やっぱりなんか色々、絡みというかスポンサーとかあると、
ズバッと出来ないんですかしらねぇ、なんかねぇ・・。

大竹
まぁ今TPPでさぁ、すごい事になってるじゃない?
あれもさぁ、随分アメリカの力が強いん事だなぁとは思ってるけれども、
にしてもだよ!日本の自分たちの国の事をもう自分たちでは変えられないと
外圧を使わないと変えられないんじゃないか?っていう動きも、これに相乗りしてるだよね。

まぁ医療問題にしろ、農業問題にしろ自分たちでは作って来た文化だよね。
だけどもそれをもう自分たちの力では動かせなくなって来てるって、
日本にはあちこちに、どうしようも無くなっちゃったっていう事が、
「じゃあお前らどうすんだ?」って言われても問題を先送りにして国会もそうだけど・・。

光浦
なんか、キュウキュウキュウキュウしてますね・・。
みんなが「おかしい、おかしい!」って言ってるのに。

大竹
2050年を目処にとかね・・。
もうそんな福田さんの言っていた40年先に先送りしたのが、
もう当たり前のようになって来ちゃってるんだ、今。

あの福田さんが「2050年までに・・。」って
「お前、何年先の事言ってんだ!この馬鹿たれ!」って
問題の先送りをした時に言われたんだけど、
今もう2050年までには、これ不確かだけどリニアモーターカーだって
2050年くらいを目安にできるんでしょ?

光浦
走るんですか?

大竹
走るよ!東京ー大阪だよ。

光浦
小学校の時からリニアモーターカー走るって言われてましたよね、うちら。
「小学◯年生」とかに載ってましたよね、「リニア走る!」って。



大竹
いやでもあれだってうろ覚えで申し訳ないけど、
リニアが出来て第2東名が出来て、東名が出来て、
新幹線があって、在来線があって、飛行機があるって。
線路6本くらい並んで走ってるみたいな話になってないか?
ど、どうだろそれ?そういうことだろ?分からんないけど。
よくわからん・・。

まぁね、昨日の天野(祐吉)さんも「よくわからんが・・。」ってオブラートを強くしながら、
問題を提起してましたけど、さてもう一つ二つ太田さん・・。

太田
はい、どっちにいきましょうかね?

大竹
ちょっとやっぱしこれが一番・・。

太田
はい。これあの今日の朝日新聞に載っていた記事なんですけども、
『プロメテウスの罠』という連載記事に載っていたものなんですが、
これ前あの東京新聞でも特集したことがあったんですけど。


放射能は一体誰のものか?というそういう裁判がこの夏行われたという記事なんですね。
今年の8月に福島第1原発から45km離れた二本松市というところにある
サンフィールド二本松ゴルフ倶楽部、これは地元では名門のコースらしいんですけど、


ここがそのやっぱりセシウムとかが降りてきちゃって営業が出来なくなっちゃったんで、
東京電力に汚染の除去、除染してくださいよ!と仮処分を東京地方裁判所に
申し立てたんです。まぁ当然ですよね?
セシウムが降ってきてお客さんが来なくなっちゃったわけですから。

ところが東京電力の主張が、
「原発から飛び散った放射性物質は東京電力の所有物ではありません。
従って東京電力、除染に責任を持ちません。
元々無主物(主の無いもの)であったと考えるのが、実態に即しています」と。
反論したわけです。

まぁ無主物というのは、霧とか海で泳ぐ魚とか、
つまりは誰のものでもないですよと放射性物質は。
だから放射性物質は自分たちのものじゃないから責任者はうちにはいませんと。
で、飛び散ってしまった放射性物質がもう他人の土地、
ゴルフ場の土地にくっついちゃってるんで、私達のものじゃありませーんという・・。

大竹
すごいよ、この文章すごいよ!
「既にその放射性物質はゴルフ場の土地に付合しているはずである。
つまり東電が放射性物質を所有しているわけではない」って。

はいっ?
これ裁判でやってたの?

太田
しかも裁判所は東京電力の主張を認めてゴルフ場の訴えを退けてるんです。

大竹
このゴルフ場の訴えを却下してるの?
開いた口がふさがらないというか・・。

光浦
そんならもうおしっこしに行こう。
おしっこしてうんこして帰ってこよう。

大竹
まぁね、どこに?

光浦
私のものじゃないもん!!

大竹
間違ってゴルフ場行くなよ!!

光浦
東電行っておしっこジャーってして、うんこブリーってして。
「えーだってそうじゃん!」って!
そうだなゴルフ場の方がちょっと気持ちいいなぁって思ったけど(笑)
バカモン!バカバカバカ!話が違う!!

大竹
こらこらこら!!
いやーでもね、俺知らなかったよ!!
こんな事ね、どういうことー?
日本の裁判所の裁判官がこういうふうに下したわけだよね?
あーた、どっかちょっと何それ!!

いやいやいや、ちょっとな何かでも・・。
だから俺から言わせればね、こう今まで色んなものが
この国の中でダメになっていってるわけじゃない?
既得権益を守って行ってるわけじゃない?
裁判所もさぁ(笑)、この判決じゃあダメだよね、多分。

光浦
えーそうしたら、もしもの話で、
すごい毒物を製造するじゃないですか?そういう会社が出来てるとして、
でもフタしてるから大丈夫ですつって、飛び散ったじゃん。それでも無罪って事?

大竹
これが判例になったらね。
これが一つの判例になったらそうなるよ。
いやーもうあの・・。どうすんだろうね?
もう一つだけ知らないことがありました。

太田
簡単にご説明しますけれども、
毎日新聞のおそらくスクープだと思うんですけども。
なかなか原発から出てくる使用済み核燃料、処分の仕方が日本でも未だに
どうしたらいいか分からなくて困ってるんですが。

実は2002年にロシアの方で日本の原発の使用済み核燃料を
一時的に預かったり、燃料として再処理してあげますよっていう
正式な申し入れがあったそうなんですね。

当時日本は六ヶ所村再処理工場ということで、出てきた使用済み核燃料を
もう一回再処理する計画が進んでいてちょっとどうするか?って揉めてた時なんです、日本が。
この核燃料サイクル政策が揉めてて、その六ヶ所村再処理工場で水漏れ事故などが
結構頻繁に起こってたんで、「ちょっとこれ止めた方がいいんじゃないかな?」っていう議論が
出てきた時に、ロシアからそういう申し出があったんでそれを公にしちゃうと
日本の国内で進んでいる再処理工場の計画がおじゃんになっちゃうので、
内閣府と資源エネルギー庁のあるレベルの幹部クラスでこの情報をもみ消して
ひねり潰しちゃっていうことが分かったと。
そういう記事が毎日のスクープだと思うんですけど出てるんですね。

大竹
えー元々、俺のつたない知識で言うと、
六ヶ所村に行く核燃料が使用済みを集めました、
で六ヶ所村の再処理工場があります。ここで再処理します。
だけどこの再処理工場っていうのはあっちこっちの不具合があって、
ちゃんと動いてないんだよね?

太田
トラブル多発で18回操業が延期されてるそうです。

大竹
はい、動いてない。
でこれで「もんじゅ」にこの再処理工場で再処理したものがなんで必要か?って言ったら
「もんじゅ」で燃やすために必要だった。

で、「もんじゅ」はもう今動かなくなって、20年のうち250日しか稼働してないんだけど、
「もんじゅ」が動かなくなってると。
「もんじゅ」が動かなくなって使えないんなら、再処理工場も「もんじゅ」のために
あるんだからいらないはずなんだよ!

でもこの再処理工場も壊れて、今動かなくなってる。
動かなくなった再処理工場と動かなくなった「もんじゅ」があって、
ここにずっとお金はいってるんだけど・・。

しかもこのあっちこっちから六ヶ所村に使用済み核燃料が
集まってるんだけど、もう満杯近い・・。

太田
容量の95%までいっちゃってパンパンだと。



大竹
ただね。一つだけ言えることはね、
こういうことが新聞で分かってきたこと、
それと「通販生活」みたいな雑誌が平気で売れてること
これが考えてみれば唯一の救いかもしれないね。

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